Alfa Romeo 164
トラブル&メンテナンスレポート(No.20)


2000年 1月

マフラーに穴があいたわけじゃないが猛烈(死語?)に交換したくなりエンドマフラーを交換する事になる。ターゲット先のメーカーはスーパースプリント(SS)とANSAの2社。評判は双方互角。エンドの形状であるがSSは男らしい「ぶっとぃ」1本だし(笑)。対してANSAがエレガント?に2本出し。噂によると耐久性はSSに軍配が上がるそうだが、ミーハー(ANSA使いの皆様ゴメンナサイ)路線からすればANSAが鼻の差でリードといったところか。結局ミーハー路線のANSAを採用したが、後で聞いた話によるとSSは現在製造しておらず希少価値があるという。在庫が有ったから買っとけば良かったかな!(笑)>希少価値に弱い日本国小市民代表弁。
さて購入先は以前ボディーカバーでお世話になった京都のホリイ・トレーディングさん。
価格 39,800円  (安いよね〜)
164オーナーズクラブのメンバーさんによると、マフラーは車の年式により形状が微妙に異なり、未だすんなり取り付いたとい言う事例は無いとの噂である。真偽を恐る恐るオーダー先の社長に聞いたところ「あっ!つけられへんかったら、着払いで返品しとくなはれ!」といかにもラテンだ(爆)。

今回オーダーしたマフラーは錆にもっぱら強い(爆)ANSA製。
エンドの形状はエレガントな2本出しであるが、最近の164用は出口がオーバルらしい。これは初期型なのだろうか???
カッター部はメッキ加工にANSAの刻印が施されている。できればメッキよりステンレスのカッターが欲しいところである。あのステンの焼けた感触がいかにもレーシーだと思うのは小生だけであろうか。
さて脱着作業は以下の通りである。
純正のエンドマフラーを外す作業から始まるわけであるが、ジャッキアップしリジットをかませ外そうかというところで座礁しそうになる。センターマフラーとエンドマフラーのジョイント部分のボルトがさび付いて回らずはずれない。13ミリのボックスで回したらいとも簡単に山が無くなった。ウォーターポンププライヤーで両方の頭を挟んで回してもびくともしない。
最終的にはタガネで叩きボルトの頭をねじ切るといういたって頭を使わない方法で外す事になった。今回の作業はたまたま工業団地の一角でおこなった為近所には迷惑をかけずにすんだが、自宅での作業では到底不可能ある。○藤さん。その節は大変お世話になりました。
さて外れた事は良かったがそれ以上に大問題が発生した。ガンガン叩いた為に今までの錆びた部分に穴があいてしまった。今回交換となるエンドマフラーならば別段問題はなかったがセンターマフラーに穴があいてしまった。場所はリアーマフラーとセンターマフラーのジョイント部分に近いパイプも部分。
リアーマフラーは新しくなったものの、とりあえず穴のあいたセンターマフラーを装着しディーラーへ純正の部品をオーダーした。いっそオリジナルのセンターマフラー(ステンレス)を奢ってやろうかとも考えたが純正部品の価格を聞いたとたん即座に発注してしまった(笑)。
品名 センターパイプ 
価格 25,500円
ディーラー曰く、該当する部品は国内にストックが無く本国より輸入との事。こりゃ1ヶ月は「ボボボ」マフラーで我慢しなきゃと考えていたが1週間も経たないうちに入荷の連絡が入る。ところがである。
右上図は新旧のマフラーをならべた写真である。タイコの形状が違う。
ディーラーによると品番は間違いなく、現在はこれに変わっているという。心なしかパイプの径も細くなっている。まあ〜、ディーラーが間違いないというので間違いないかと交換作業に入る。
今回も予想通りセンターマフラーとフロントパイプのジョイント部のボルトは錆び付いており、レンチがまったく利かない。ただし今回は両パイプの鍔の部分が密着していない為、隙間に鉄鋸を入れボルトを切断する事にした(右上図)。タガネ作業に比べ切断はいたって簡単。錆部分に穴をあける事も無い。左図は外れた写真である。実はこの状態でどんな音がするのか聞きたくなり、エンジンをかけた(笑)。アイドリングは「バッバッバッ」という音。音量はびっくりする程じゃない。ところが回転数を上げたらワハハである。レーシーな響きなのである。ざらついた荒っぽい音であるがサーキットで耳にするオールドアルファな響きそのものであった。血統は息衝いているという事か・・・。(ご近所さまゴメンナサイ/反省)
さて新しいセンターマフラーの装着作業。
ん?んん?おかしい・・・。ボルトが差し込めない!
もしかして穴位置が違うかもと新旧のボルト位置を測定してみた。なんとかなり違う。左図は今までのボルト穴位置。ネジ穴間は約60mm。対し新しいパイプのネジ穴間は約55mm。これじゃ〜ボルト止めできないよね。ディーラーに再確認したところオーダーした品番の間違いは無いという。パイプの径といいタイコの形状といい工作上での誤差とは考えにくい。いずれにしても今のパイプに合うマフラーが見つかるまで待つしかない。
取あえずオーダーしたパイプは返品し従来のマフラーを使う事にする。幸い穴のあいた部分は1個所、それも繋ぎ目じゃなくパイプの部分であった為ヤスリで磨きパテを盛り、金属製のテープを巻きその上からネジ式のクランプで締め付けた。当分はこれで大丈夫そうである。
下図は新旧比較。パイプがかなり突き出した感じになった。今までのなんちゃってオーバル(良くみると細いパイプにオーバルのカッターを巻いただけ・・)に比べ2本出しはエレガントである(笑)。
ただし今までのカッター部はハッタリでもステンレス製。いい感じに焼けた色がいかにもレーシーであったが今度はメッキである。どうあがいてもあの独特な色に変わることは無い。
さて気になる音であるが、車内で聞く限りにおいては純正とほとんど変わらない。出口から直接聞く音に関しては多少低音が強調されているかという感じである。エンジンのレスポンスは幾分ふけあがりが良くなったかな。その他として何故か発信時のシフトショックが和らいだ感じがする。一説によるとマフラーは慣らしが終われば音質も変わると聞くがこれからの変化に期待したい。

毎日通勤に使う為か今まで以上にエンジンは絶好調!
やっぱりアルファは楽しい!
1月末現在走行距離  73,200キロ
まだまだキビキビはしる。ボディーのヤレもほとんど進まず、軋みもほとんど聞こえない。
購入時から5年以上経っているが不思議と飽きがこない。
当分続きそうである。アルファな生活が・・・


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