HOME BACK

Kaname /Kageki /Diary /link


2000’8.2〜8.28

8月28日「60セカンズ」
ニコラス・ケイジとアンジェリーナ・ジョリーのかっこいいぃ〜映画です。(アンジェリーナはまあ、 そんなに重要じゃなかったりするけど、魅力的ですよぉ〜〜)
以前、車泥棒だったメンフィスだが、既に引退して違う町にいた。しかし、彼の弟が(これまた車泥棒でして・・) 仕事に失敗して期限までに50台の車を流さないと殺されてしまうという情報をもってくる。
弟を助けるべく、実質一晩で50台の車を盗み出すことになる。

話はストレートなんですが、車の好きなひとにはたまらないんじゃないでしょうか。 私は全然わかりませんが(笑)、有名な高級車がこれぞとばかりに出てきます。
60秒で車を盗むことができる・・パシッパシッって何やってるか意味不明なんですが、こんな簡単に 盗めるものなのかぁ〜と鍵の存在がかわいそうになってしまう(ーー;)。
その仕事ぶりもなかなかかっこいいのです。
そして、ラスト近くのカーチェイス。すごいスピードで街中を駆け巡る。映像的にみていると自分もそれに乗っている ような感じがしてスリル満点でした(わたしゃスピードにゃ弱いんでね)。お見事!!としかいいようがない メンフィスの技術ですわ。
文句なくかっこいいんですよ、でも、ところどころ間が抜けてて。。(笑)かわいいのぉ〜。全体的にも 緊迫感よりもほのぼのとしてたりするのは、ニコラス・ケイジの持ち味なんでしょうかねぇ。

警察との攻防も・・なかなかルパンと銭形さんみたいで・・^^;。味のあるものになってました。 しかし、街の中ぐちゃぐちゃだよぉ〜あれどーやって始末するんだろ・・・映画の中じゃなきゃおおごとだっ(笑)。

8月17日「ホワイトアウト」
日本最大の奥遠和ダムが武装グループによってダム職員を人質に占拠された。 彼らが、政府に出した要求は、24時間以内に50億を用意すること、 要求が呑まれない場合は、ダムを爆破すると・・・。
ダムが破壊されると、周辺の20万世帯が水につかることになる。季節は厳冬、 町とをつなぐ唯一のパイプラインであるトンネルは爆破され、通行不可能。要求を呑むしかないのか・・
そんな状況の中、人質から逃れた富樫は、独りでダムを守るべくと戦っていた。

「ダイハード」を思い起こさせるという・・・私は見ていない映画たけれど、 よかったのだろうなと反対に想像してしまう。
はじまって10分も立たないうちに、まっしろな世界に突入してしまう。結果的に富樫の今回の行動の 支えとなった遭難事件・・・親友と遭難者を助けにでて、二次遭難、そして親友は死んでしまう。
ダムを守る・・今度はちゃんと助ける・・そして、偶然にも人質の中にはいってしまった、 親友の婚約者を助ける。強い思いが痛々しい。
スーパーマンのように決してかっこをつけたヒーローではない。雪の中、限界を超えたヨレヨレの戦い。 だけど極限に挑む姿に惹き付けられる。時間との戦いにやきもきして、手に汗握ってた。
そして、富樫と婚約者に死なれてしまった女性のわだかまりが溶ける時・・・涙する。 この辺りの演出もちょいと憎いよぉ〜(笑)。中村嘉葎雄さんの優しい一言がなんともいえない。思い出しても うるっと来るよぉ〜(;^_^A
アクションシーンの緊迫感はものすごかった。。ずっとすごく体に力いれてみすぎて肩コリました^^; 自然の大きさと、怖さも同時に痛感しました。そして、最先端の頭脳を使った犯罪・・マネすんなよぉ〜(笑)

主演の織田さん・・このロケについてあっちこっちで語ってはりますが、そりゃ語ることはやまほどあるだろぉ〜 って感じです。ほとんどが雪の中で一人ぼっち・・想像を絶するものがあります。
この人の他の出演作品はあまり知りませんが、はまり役じゃないか・・そんな気がします。
雪山を、ダムを知り尽して戦う男・・かっこよかったっす(∩.∩)。
親友の婚約者は松島奈々子さん。あまり台詞はないのですが、意志の強そうな瞳と人質になってもどこか 開き直った強さみたいな雰囲気が素敵でした。じぃって見るんですよねぇ〜。 ラストの顔好きだなぁ〜。
はまってるっていえば・・・このダムを占拠するグループの面々がぁ〜〜果てしなく・・・こい!!(笑)。 ボスの佐藤浩市、頭脳派の吹越満、きれた橋本さとし(コワスギ・・・^^;みたないよぉ〜(笑)) 、こっちを主にして物語書いてもいいんじゅないだろうかぁ〜って思っちゃう。
対する警察や政府側もね、いろいろな立場がからんでえらいこっちゃ(笑)。 ぶんなぐりたくなる人もやっぱしいて・・・^^;。
とにかく豪華で贅沢な布陣で、スケールの大きな映画になっていると私は、思う。

8月15日「月光の夏」
真夜中にやっていた映画です。はじめから見たわけではないのですが、いい映画でした。
戦争中九州のある小学校のグランドピアノを弾きに現れたふたりの兵士・・・ピアニストを目指していた という青年は、「月光」を弾きいっしょにいた青年は「海ゆかば」を弾いて去って行った。
ふたりは特攻兵で、その日に敵艦に向っていくことが決まっていた。
半世紀の後、そのグランドピアノが古くなって処分されることが決まった。当時も教員でそのふたりのぴあのを聞いた 女性はこういうことがあった、ピアノだから残して欲しいと・・そして、 戦争を知らない生徒たちに戦争を伝えようと、ふたりの兵士のことを話す。
それが話題になり、その兵士達はその後どうなったか・・というのをラジオ局の人達が調べ出す。 該当する人物がまだ生きているという情報で、電話をいれてみるが、「当時のことは忘れました」と・・
神風特攻隊として、出発して生き残っている兵士達に何があったのか・・・

静かに語られる映画でした。たぶんあまり派手に宣伝されていない映画なのでしょう。 93年制作でしたが、やっていたという記憶はありません。(出演者は豪華でしたが)
死ぬ覚悟で出発した兵士達。途中でエンジン故障や天候不良にあい、犬死にはいけない、もう1度 でなおす覚悟で戻ってきた・・・
しかし、待っていたものは卑怯者、非国民と、あたまからおよび腰になって逃げてきたという決めつけ・・・ そして、ただ次の司令をなにもしないで待つだけの日々・・・
特攻兵の話は、よく語られます。帰りの燃料を持たないで、敵に突っ込む。しかし、現実には犬死にとなった兵士 の方が多かったのかもしれません。
そこから生き延びてきた人達は・・・生き残ったことに多かれ少なかれの罪悪感をもって生きなければならない・・・ 今の私たちの考え方だと、生き延びて良かったということになるのでしょうが・・・
戦争の苦しさの別の一面をみたような気がしました。知らないことはまだまだあるのでしょうね。
しかし、こんな真夜中ではなく、もう少し人がみる時間にやったらいいのに・・
戦争をやっていたことも知らないというとんでもない子供が増えているという (小学校で習うはずなんだけどなぁ〜)から・・私なんかがえらそうなことを言えたもんじゃないけれど、 やはりそういう事実が、あって今の日本があるということを忘れてはいけないと思うから・・・

8月13日「三たびの海峡」
帚木蓬生さんの小説。「閉鎖病棟」につづいて2冊目です。前回もけっこ衝撃を受け考えさせられるような ものでしたが、今回もまた・・・どう表現してもなんか軽くなってしまうような、 普段読んでいる本とは違う重みのある1冊でした。
彼は、3回目の海峡を渡り、日本に行こうとしていた。
一度目は、 戦争中朝鮮から九州の炭鉱に送られた時、二度目は終戦で、 解放され日本人の妻と一緒に祖国に帰る時だった。
地獄のような労働環境で働かせられ炭鉱での生活。日本語を封印し戦後を生きぬいてきた 彼だったが、当時、彼らが掘った土でつくられた「ぼた山」が当時の、指揮者であった人物によって なくされようとしていることを知った時、日本に行くことを決意したのだった。

日本が朝鮮を植民地として、その人民を無条件で支配していた時の話です。 この帚木さんは、実は朝鮮の人で実話なのではないかと思うぐらい、リアルな表現でした。
読んでいて怖かった・・もちろん日本人が戦時中に他の民族に対して行ってきたむごい行為 について知らないわけでもないが、朝鮮の人に対して日本で現実に行われていたであろう 炭鉱の話は、かなり衝撃的でした。
ドイツのヒットラーの虐殺がとりただされる中、こういう話は、 あまりにもさらっとしか語られていないような気がします。
戦後50年以上も経って、在日朝鮮人の方々などが戦争中のことについて賠償をもとめたり 訴訟を起こしたりしているのを新聞で見ると、今更・・とどこかでおもわずにはいらなれかったのですが、 これを読むと、日本はいままで、何もしてこなかったのかと怒りを覚えたりもします。
強制労働で連れてこられたそして、終戦になった・・・その時、解放するのではなく、ちゃんと 朝鮮まで送り届けるのが筋ではないかという言葉がでてきますが、その通りだと・・・
この本の主人公は、その「ぼた山」を残すことで、その事実を残そうとし、そして、 彼らをいたぶってきた指揮官が、何食わぬ顔で戦後を生き、市長になろうとしている男に、 復讐を果たす。
彼もできることなら封印してしまいたかったのかもしれない・・しかし、事情が許さなかったのだろう。 最終的には思いを遂げるが・・・やるせない気持ちが残る
丁度、終戦記念日まであと2日・・・別にだからこの本を選んだわけではないが、 忘れてはいけないことのひとつを、教えてもらったような気がした。

8月8日「青山バレエフェスティバル・イン大阪2000」
地元でのおっきな花火大会で、家ではバーベキューしてて、早く帰ろうか見ようかと迷った挙句、 ドラマシティ−見に行っちゃいましたっ。
もうね、関西ではめったと見れない方々が出演してらして・・ほんま行ってよかったよぉ(T_T)。
当日券で座った席が、中央通路に設置された補助椅子のど真ん中。よーみえたし、3時間半という 長丁場(途中10分休憩2回)にもかかわらず、お尻いたくなかったんだわ。 もしかして、補助椅子の方が私のお尻に合っているのか^_^;
後がどーやらビップ席だったらしく、どえらい先生方が挨拶しまくって、香水の匂いが充満していたことをのぞけば最高 だった。

トップは大屋政子バレエ団の方々の「眠りの森の美女」のワルツから・・なんかとてつもなく スタイルのよい人がおどってて。しょつぱなからすごいぞぉ〜〜って(笑)。 でもなぁ〜はじまって1分ぐらいにいきなりフェッテまわれらても・・付いていけへんぞぉ〜と、 どーも、振付が気に入らないとえらそうなこと思いながら見始める。
この公演、いろんなところで受賞したことのあるバレリーナと、 関西のバレエ団との競演って感じなんだろうか・・
そして、今年のローザンヌコンクール受賞者がそれぞれのバリエーション。音がピアノ曲だったりして、 なんかテレビでみていた風景の再現って感じ。たぶんコンクール会場の大きさも さほど違わないんじゃないかなァ〜
今年のローザンヌってことはみんな若いだろうに・・なんか大人だなァ〜。 「ラ・シルフィード」を踊った清水健太くんの爪先と、ゴムまりのよな跳躍に見ほれた・・
グラン・パ・ド・ドゥの間に創作やバリエーションが入る3部構成。隣りに座ってらした方は、 どうやら創作があまり好きじゃないらしく、ため息が聞こえる。まあ、確かにいくつかは ちょっとテンポが悪いのもあったかなぁ〜
私も以前はあまり好きではなかったのだが、大人になったのか、芝居をみるようになったせいか、 クラッシックよりもどちらかといえばそうでないものの方が興味をもってしまう。
クラッシックでも今回踊られた「マノン」とか「ロミオとジュリエット」なんかの方がいいなぁと思う。 もちろん技を見せるタイプのもすごいなァと思うが・・・
ここまでの方々が集まると、何が目をひくってやっぱり表現力とか、華やかさなんだろうなと痛感する。 綺麗におどっていて上手くても、なーんかおもしろくない人もいるもんだし、 笑顔がわざとらしくって好きになれない人もいる。しかし、みんな トウシューズがなんか足の一部になっていて滑らかで美しいわ(^^ゞ
2部のラストはスペシャルゲストのタン・ヤン・タン。この人肩関節どーなってんだろうか・・・ってぐらい やわらかい。ちょっと新体操っぽい動きをなさる・・・。
たぶんそれを最大限にいかした振り付けなのだろう。南国の鳥をイメージするような衣装で、 足がくちばしのように鋭い・・・圧巻だった。
踊っている最中は、ライトの加減であまり顔がみれなかったが、コールの時の笑顔をみると まだあどけなかった。

3部になると、もうこれぞプロって感じだ。第1線でずっと活躍されている方が殆どで、 まだ久しぶりに生の舞台みれて嬉しかった。
宮内真理子さんの創作は、舞台のまんなかにスクリーンで彼女や小さな女の子が野原で踊っている 風景が映し出されたり消えたり・・・
真理子さんといえば、タンクトップにショートパンツにはだしという、家の中でなにやら 体操してそなかっこ。ダンベルあげたりして・・そのようすからダイエットしてるのか、 失恋したのか・・といった踊りだった。
プログラムみてもそういう振りの意図的なことは全然のっていないのがちょっと不満。 他の人のもそうだが、どういうコンセプトでこれにしたのかというのがほんの少しわかれば 見やすくなるのに・・・
バレエを見ているという感覚とはちょっとちがったけれど、私はすごく好きな演目でした。
そして、一番興奮したのが、中村かおりさんの「エスラルダ」。まだ10代だった頃にみてはいるが、 もぉ表現力の幅が全然違うんだっ!!。日本人離れした顔立ちも一層華やかになってる。
もちろん演目的に派手だし盛上がるのは必須なんだが華やかさがふつうぢゃない。
色っぽくてやんちゃで・・・パートナーの方とは所属するバレエ団でずっと一緒に踊っ ている方なのだろう(もしかして旦那さん?なんて思ったりもしたが・・・)。ふたりの呼吸っていうか、 ふたりで1つの作品を踊っているっていうのがみえてもぉたまらんの(笑)。
色気あってやんちゃんゃな雰囲気、なによりも舞台からでるパワーに魅せられた
もうね、興奮して手叩きすぎて。。疲れた(笑)。
コーダーは調子悪かったのか、振りをちょっと変えていたような雰囲気もあったけど、 最後までエネルギッシュでした。

ラストは草刈民代さん。こちらはしっとりと男と女を・・・白い世界・・・しずかに色っぽく・・
対象的だけど・・美しいぞ・・。でも、このメンバーの中にはいってしまうと体がなんか硬そうにみえて いまいちのびやかに見えなかった^^;
最後に出演順にコールをして勢ぞろい。華やかで、花火にも負けない夏の夜でした。

8月6日「チグリスとユーフラテス」
新井素子さんのひっさびさの新作。文庫になるのを待ちたかったのですが、古本屋でみかけてついつい買っちゃいました。
あぁ〜なつかしいこの口調・・(笑)文体ってんですね。本を読んでいるんだという緊張感があまり かんじられない雰囲気がめちゃくちゃ好きです。
地球から移民してきた惑星ナイン。いっときは栄えたものの、今は最後の子供である ルナちゃんひとりが暮していた。食べるものも着るものもなにも心配いらないけれど・・・
そのルナちゃんが、コールドスリープ(生きたまま凍らせて何年も眠らせておく装置)で寝ている 人を起こして行く・・・
最初はね、ルナちゃんが70歳の老女で、フリフリの子供服を着てるって点以外は、 なんかのどかなんだけどねぇ・・・。このルナちゃんがなぜコールドスリープで眠っている人を 起こしていくか・・そのわけが明かになるにつれ・・しずかーにさぶいお話になってくんです。
< 映像的に考えたら70歳の白髪のピンクハウスばりの服を着た老女が、わにのぬいぐるみを 持って、枕もとに立って、「こんにちはおねえさま」なーんてやってたらそれだけで、ちょいと びっくりしてしまうんだけど・・・(笑)
で、書いている話はSFであり・・・ふわっと夢がありそなふんきいを ただよわせながら、真剣に考えると背筋かぞぞぉ〜とくる現実感がある・・・ そんなエッセンスを加えた物語でありました。
こ間から、映画でも遠い未来の話をあつかったものを何本もみていますが・・やはり人間は将来、 地球からでていくことになるのでしょうかねぇ・・・そして、食料不足と子孫がなくなっていく・・・ うーん^^;
人が生きるための意味、そして自分の人生が幸せかどうか・・ルナちゃんの悩みと、 コールドスリープから目覚めた女性の人生を通して、読んでる私の生活をもちょいと考えちゃう部分ありました。
でもね、ラストはなーんか人間って結局強いなぁって〜思えるところが嬉しいです。

8月4日「サルサ」
フランスの若いピアニストレミは、将来を有望される青年だった。 しかし、彼が求めるのはクラッシックよりもキューバ音楽である゛サルサ゛だった。
音楽学校を飛び出したレミは、知人であるキューバ人をたよって行くが、パリのフランス人が求めているのは キューバ人がやるサルサだと、どこも雇ってもらえない。
しかし、彼は肌を黒くし、髪の毛を染めて、ひげをはやし訛りを覚え、キューバ人゛モンゴ゛と名乗り、 ダンスの講師をはじめる。
そしてモンゴはナタリーというフランスの女性と出逢い惹かれ合う・・・

どっからみてもフランス人であるレミが、浅黒い男に変身する様は見事です。そこまでして・・ と思うと同時にその行動力に拍手を送りたくなります。
フランス人が奏でるサルサではパリでは受けないっていうのは なんとなく肌の白いレミが、必死なって踊っている姿をみているとなんとなく理解できるや。 やはり、似合わないの・・・(笑)。現地の人に見えるかどうかは別として、 変身後のモンゴはかっこ良かった。
モンゴもですが・・ナタリーがねぇ・・セクシーなダンスがたまらん。最初はなんかやぼったーいって 娘さんなんですが、火がついたように踊りだしてからどんどんセクシーに・・・ぶちぎれてからは どんどんたくましくなっちまいます。
こういう音楽は゛血゛がさわぐって表現がぴったりの楽しい音楽。ただね、この映画をみていて、 どんな時にでも踊って楽しく過ごすキューバの人々には、そういうふうに心をもっていかなければ、 辛すぎた・・という現実もあり、そこから生まれた音楽なのだなぁと思いました。
ナタリーはキューバ人のモンゴに惹かれたわけで・・・でもそれは架空の人物なわけで・・ なんかハラハラさせる展開だったのですが・・・このふたりの恋物語よりもモンゴがお世話になった 家のおじーちゃんとナタリーの祖母との、結ばれない恋の物語の方がすごく心に残ります。
なんだかどっちの話だかわからないぐらい・・いいよぉ〜。チャーミングなおばーちゃんに 惚れてしまいました(∩.∩)。
ラストは本当に楽しく・・・みーんな笑顔です。いい気持ちになって 帰り道なんだか踊り出したくなる気分になってしまうような楽しい映画でした。

8月3日「シャンハイ・ヌーン」
何年ぶりでしょうねェ〜ジャッキー・チェーンの映画をみるのは、きっと10年以上みてないぞ(笑)。 でもぜーんぜん変ってないジャッキー。にくめん笑み浮かべながらむちゃ強いですっ。
今回は中国のプリンセスがさらわれそれを助けるべくアメリカにやってきた近衛兵の゛かばん゛持ち としてついてきた男って設定。
途中で、襲われ一行とはぐれてしまう。プリンセスを助けねばと、カーソン・シティーに 向かうジャッキー。途中、インディアンを助けて馬と妻ともらって、 ひとりのちょいと頼りない西部の男ロイと出会って、お尋ね者‘上海ボーイ‘って・・。

全米ではかなり人気の作品で、すでに続編も決定しているとか・・・
ジャッキーの映画っていうか、こういうカンフーものの間っていうのがかなり受けてて、 会場からは笑いがあっちこっち・・おかしいんだが、なーんか私には笑えないんだな。
テンポもよいし退屈ってんじゃないが・・これは好みだなきっと。
2時間弱がちょつと長く感じた。ラスト近くなるとそこそここっちも乗ってきたのか、 楽しくなってきたけれど、こノリについていくのに時間がかかっちまった。
最初の映画紹介してくれたDJのお兄ちゃんが、 ロイやった俳優さんがかっこいいから女性は惚れるよぉ〜っといってたが・・確かに甘いマスクで、 なかなか母性本能くすぐるタイプなんじゃないだろうかなぁ〜
ほんまどーしよもない口ばっかのやつだけれど・・(笑)
途中ジャッキーは、なにか理解できないままインディアンの妻を迎えるんだけれど・・ 結局プリンセスといい雰囲気になっちなまってて・・??だったなぁ〜。インディアンの妻はことごとく いところで助けに来てくれるのだが、ロイとキスしてるし・・
うーむ??あんまり突っ込んでかんがえるのはよそ(笑)
プリンセスを誘拐した悪党になんでか宇崎竜童さん(だよね?)がでてて・・びっくり。 あのカンフーは吹き替えなしなんだろか・・ちと疑問。似合いすぎてて・・すごかった。

8月2日「パトリオット」
アメリカの独立戦争を舞台にしたメル・ギブソン主演の2時間44分の超大作です。
ベンジャミン・マーチンは、先の戦争の英雄だが、今は7人の子供の親として、平和に暮らしていた。
イギリスからの独立を目指して立ちあがるアメリカ軍。 最初は戦わない姿勢を貫いていたベンジャミンだったが、戦火が暮らしの中に入ってきて、 愛国心に燃え、参戦した息子ガブリエルが、捕らえられ、助けようとした次男トマスが残虐な殺され方 をしたことをきっかけに、家族を守るのには戦うしかないと参戦を決める。
ベンジャミンは民間兵を集め、奇襲をかけてイギリス軍を攻めていく・・・ イギリス軍の間では、゛ゴースト゛と呼ばれるようにもなる。
戦いの中、ガブリエルとの親子の対立、トマスを殺した残忍な将軍との戦い、民間兵たちとの絆。 そして、その時代戦場で戦う男たちを見守り、支える女性たち・・・みどころ万歳でした

完成披露試写会ってことで、みんなにプレスシートが配られました。 プレスシートってはじめてもらったんでミーハー的にうれしかった(笑)
長いだろうと覚悟はしてましたが、あっという間でした。迫力ある映像と、ベンジャミン の子供達への愛がこころに染みてきて、涙さそう末っ子がまたむちゃくちゃかわいいもんだから…宣伝文句じゃないけど涙なしではみられんですわ
残虐なシーンもありますが・・ところどころほっとする場面もあって・・ そういう意味でも退屈しません。
斧をふらしたら世界一なんじゃないだろうかぁってメル・ギブソン(笑)。 戦いの怖さを知りながら、家族を守るために戦争に荷担する。 ヒーローってこう言う人をいうのだよね、カリスマってやつでしょうか。 負けてボロボロになっていてもこの人が帰ってきたらなんの根拠もなしに勝てるってみん なを奮い立たせてしまう存在感。
実績と人柄と・・その裏づけがあって人がついてくる。こんなリーダーがいたらと思わずにはいられない。 そんなヒーローがとってもよく似合ってる。
貴族ぶった将軍やとんでもなくうっとうしい将軍達の裏をかく戦術はみていて気持ちがいい。 してやったり・・って(笑) まあ、映像的には目覆いたくなるけど^^;。
この人をはじめてみたのが「ブレーブ・ハート」。あの時も勇敢に戦っていました。 あの時はまだ映画を見なれていなかったので、感動しまくりの友人を横目にただ戦闘シー ンの迫力に蹴落とされていたので、よさがあんまり分からなかった。今見たらまた違うかなぁ~

愛国心に目覚めて、戦おうとしない父親を責めるガブリエルをやった青年と、その恋人アンの女優さんは ともに若いいちずさが潔く、すがすがしい印象。
「家族をもてばわかる」という父親の心も、アンとの出逢いによって理解していくガブリエル。 戦争のこわさと、逃げるのではなく戦わない強さを持つ父親を理解していく様子はなかなかよいぞぉ〜
視覚的にもすごいです。このころの戦争って・・のどかっていえばのどかだし (弾ひゅうひゅう飛んでる横で、太鼓たたいて笛吹いてんだもん。)、 人対人が直接戦うわけだから生々しいっていえば生々しい。
現地にいつて撮影したらしいけど、広大な土地にずらーとならんだ、兵士たち・・どっちが敵か見方かわからないぐらい 入り乱れている戦場・・。すごい迫力でした。
農作風景や、お屋敷も絵をみているようだった・・なんかねぇ広いんだわ。
巨大な国アメリカの誕生の話、この話はアメリカ人はどういう気持ちでみるのだろうねぇ。

過去のDiary
97’10.23〜12.30/ ☆98’1.3〜3.30 /☆98' 4.5〜5.30
98' 6.7〜7.28 /☆98’7.29〜8.30 /☆98’9.1〜10.30
98’11.1〜11.29 /☆98’12.4〜12.31 /☆99’1.4〜1.30
99’2.3〜2.26 /☆99’3.3〜3.29 /☆99’4.7〜4.27
99’5.2〜5.31 /☆99’6.5〜6.25 /☆99’7.4〜7.30
99’8.1〜8.24 /☆99’9.4〜9.29 /☆99’10.2〜10.29
99’11.5〜11.27 /☆99’12.2〜12.31 /☆2000.1.1〜1.31
2000’2.1〜2.29 /☆2000.3.4〜3.31 /☆2000.4.1〜4.30
2000’5.1〜5.30 /☆2000.6.5〜6.30 /☆2000.7.4〜7.31