ワインに目覚めて14年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
6月29日
Chateau Sainte Colombe 2004/Cotes de Castillon(シャトー・サント・コロンブ/コート・ドゥ・カスティオン)
おなじみのボルドー。なぜかこのヴィンテージは時々安売りされており、今回のものも税抜きだと3桁の値段。中味はクラスのボルドーとしては出色の出来。色は深過ぎず、光にかざすときらきらと光り、紳士的でブランデーのような高級酒のアルコール臭、小石、血のようないい意味でのざら味がある。1500円までなら「買い」だし、2000円だとしても損したとは思うまい。74点。MASHIMOで1048円(2011/5/28)。
(備忘録)40肩は教科書通り安定期に入ったのか、無理をしなければ生活に支障がでないほどにおさまってきた。かなり不完全ながら腕を回すこともできるし、腕立て伏せもできる。しかし歳には勝てませんなぁ。
6月26日
Casillero del Diablo Viognier 2009/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ・ヴィオニエ/コンチャイトロ)
定評ある「悪魔の蔵」シリーズのヴィオニエ。いつもながらグレープツルーツ的な酸味がおいしい。チリかつヴィオニエということで一本調子なのに、これはなぜか飲み飽きない。スケールが大きすぎて細かな文句はどうでもいいという感じです。底にミネラル感があるのがいいのかも。75点。京橋ワインで1260円(2011/4/12)。
6月24日
Veuve Ambal Rose/Cremant de Bourgogne(ヴーヴ・アンバル・ロゼ/クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ)
食前酒として「シャンパーニュに負けないくらいの味と品質です」と勧められたもの。赤い実がほんのり香る(気がする)ロゼのクレマン。後味に苦みと渋みがあるのがおもしろい。前日以前に開けたものなので泡は弱い。ロゼワインとしては面白い選択かも。71点。札幌のバエレンタルでグラス1430円。
Chateau Duhart Milon 2007/Pauillac(シャトー・デュアル・ミロン/ポイヤック)
メイン料理を2/5ほど食べたところでクレマンが終わり、グラスの赤を勧められる。お手頃価格ですといわれ、つい頼んでしまった。味のエッセンスはしっかりしているものの、骨格は痩せ気味。味は苦み一辺倒で、香りはタバコ。後味に苦酸っぱさが残る。こういう味なのにとげとげしたところはないので飲みやすいのが不思議。渋いワインを飲みたい時ならぴったりかもしれない。74点。札幌のバエレンタルでグラス1760円。
6月22日
Neblina Chardonnay 2010/Valle central(ネブリナ・シャルドネ/バレ・セントラル)
酸味が表に出ていないのに口に含むとすっきり感がかなりある。2010年ヴィンテージでも全く違和感なくフレッシュで飲み頃。もちろん、チリらしく丸太のようにどっしりとして愛想がないのだけど、はじめの1本としてはよい選択。しかも実質無料だったし。札幌のコートドールで「9000円の料理+ボトルワイン1本」で1人7000円のフェア。72点。
Gevrey Chambertin “En Jouise” 2005/Harmand Geoffroy(ジュヴレ・シャンベルタン・アン・ジュイス/アルマン・ジョフロワ)
赤は何にしようかとリストを見る。メインは仔羊なのでポイヤックといきたいが、10000円前後だとクロワゼ・バージュかランシュ・ムサくらいしかない。ソムリエからはレ・ゾルム・ドゥ・ペズを勧められるが、いま一つ食指がすすまない。で、ブルゴーニュをみるとこれをみつけた。ヴィンテージ的に若いかもとも思ったが、強ければかえって料理に合うかもということで。相変わらず香りがいい。ぎゅっとしぼった濃縮した花のエキスで作られた香水やはちみつ、かつおだし、そして少々下系のものがあり、最後に漬け物。と書くとよい香りにはとても思えなさそうだけど、いつまでも嗅いでいたい感じ。味はやはりガードが固い。酸が強いがなぜか酸っぱくない。底の方で茎やリコリスなど苦みがあり、それが全体をうまく支えている。思ったほどは味の変化はなかったけれど、それなりに開き、おいしくいただけました。79点。札幌のコートドールで14300円。札幌の小金持(本人談)で太っ腹の山崎さんのおごり。ごちそうさまでした。
Carmes de Rieussec 2008/Sauternes(カルム・ドゥ・リューセック/ソーテルヌ)
山崎さんが甘口も飲みたいということで、喜んでおつきあい。若いソーテルヌ。桃やはちみつ、アンズの”らしさ”はあるが、さすがにねっとりトロトロという感じはなし。後味すっきりのソーテルヌ。75点。札幌のコートドールで1杯1980円を2杯ずつ。山崎さんごちそうさまでした。
6月19日
Del sur 2010/Carpintero/Maule Valley(デル・スル/カルピンテロ/マウレ・ヴァリ)
チリのカベソ。しかも2010年産。ということで歯がぎしぎしになるほどではないが、タンニンがしっかり暴れ、森の木や葉や茎、そして苦みをもったよく熟した黒い実の雰囲気がいっぱい。味としてはおいしいとはいえないが、しっかりと作られたワインであることがよくわかる。そして売りは価格。この値段とはとても思えない質であることは確か。71点。うきうきワインの玉手箱で500円(2011/1/8)。
6月16日
Santenay Premier cru “Clos Rousseau” 2006/Frederic Magnien(サントネ・プルミエ・クリュ・クロ・ルソー/フレデリック・マニャン)
味を押し付けることのないミディアムボディー。ゆったりおっとり、ほんのり果実味。1級畑だけあって味に余裕があり立体的。ただそれが味に直接でてこないのが残念。ヴィンテージ的にも閉じはじめなのかもしれない。78点。京橋ワインで2604円(2011/4/30)。
6月13日
Philippe Lamarliere Grande Reserve/Romery/Champagne(フィリップ・ラマルリエール/ロメリ/シャンパーニュ)
2000円以下で買えるシャンパーニュの価格優等生。値段を考えずとも、確かにシャンパーニュ。しっかりシャンパーニュ。イースト香ははっきりしているし、泡もクリーミー。ふくらみや立体感だってちゃんとある。プラスαこそないが、名実ともに立派なシャンパーニュを普段飲みにできるというだけで十分満足。2000円以上の白ワインを買う意味って?なんて思ってしまうくらい。普通の冷蔵庫に約半年保存したけれど、まったく変質していないのも好印象。当然銀賞です。80点。ノムリエで1990円(2010/12/23)。
6月12日
Chateau Potensac 2008/Medoc(シャトー・ポタンサック/メドック)
レオヴィル・ラスカーズのドゥロン家の手になるシャトー。だからというのではないが、とても深く落ち着いた味わい。若いワインなのに青臭いところはなく、しかも飲み頃。格付ワインと同等の質。これからどう熟成するのかわからないが、この購入価格でこの質なら文句はない。80点。Liquor Worldで2331円(2011/3/23)
6月10日
Bourgogne Hautes cotes de Nuits 2008/Gros Frere&Soeur(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/グロ・フレール・エ・スール)
ほぼ毎ヴィンテージ飲んでいる定番のブルゴーニュ。2008年の出来を占う意味もこめて。色は濃いめで、味も核がしっかりとあり構造もかっちりめ。瑞々しさはあるが、青さや酸っぱさはなし。リリース仕立てという感じがせず、開く前というより一回目の飲み頃が過ぎて閉じ始めたような印象。なので2008年産の出来具合一般についてはこのワインからわかりませんでした。このワイン単体としては、それなりに楽しめた、という感じです。下のワインの方が完成されていて点数をつければ上だけど、頑張って形を整えたものより、多少の傷はあっても生き生きしたものの方がより魅力的だという意味で、こっちの方が好き。73点。MASHIMOで1942円(2011/5/28)。
6月7日
Calera 2008/Central Coast(カレラ/セントラル・コースト)
気分転換にアメリカのピノ・ノワール。おいしく飲みやすく作られている。ただ、ラヴェルを見てしまったので先入観を持ちながら飲むわけで、そうするとチリのピノとよく似ていると思う。酒躯は柔らかくバランスもいいけれど、表情は作り笑いをしているようで、誰にとっても気持ちのよい香りをめざした香水みたい。いかにもアメリカ的(先入観たっぷりの感想です)。値段も結構するし。同じ値段のブルゴーニュの方がデコボコはあっても好き。75点。京橋ワインで2499円(2011/4/30)。
6月2日
Seleccion Barrica 102 2009/El Nordal/Vino de la Tierra de Castilla(セレッション・バリカ/エル・ノルダル/ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ)
スペイン安ワインが続きます。品種はガルナチャ。これはお香やシナモンの香りがほんのりあり、それがオブラートとなって突くような強さを柔らかく包んでいる。お金がないときの普段飲みワインの選択肢には入る。下のワインほどではないけれど、やはりボトルが重い。70点。ヴェリタスで3本セット1980円。単品価格は680円(2011/1/31)。
5月31日
CT 2009/Carchelo/Jumilla(CT/カルケロ/フミーヤ)
最近スペインワインが苦手です。フミーヤ地区のものは安くてフルボディーでお買い得と思っていたけれど、それでも今はダメ。しっかりしたワインでいつもながらたっぷり感はある。ボトルはとても重い。でも表情が乏しく、後味はしょうゆ。ワインが変わったというより飲み手のコンディションの問題だと思います。66点。うきうきワインの玉手箱で1239円(2011/1/8)。
5月27日
Chateau Lanessan 2008/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)
おなじみのシャトーの最新ヴィンテージ。若いのでインクっぽさや緑のピーマンみたいだったら嫌だなと思いつつあけたが、意外や意外。いま一回目の飲み頃を迎えている。煮詰めた黒ベリーや革のニュアンスが支配的な紳士的ワイン。とても柔らかく、穏やか。かつ適度な重みを備えている。半分残して2日後に飲んだらバランスが崩れ、酸と苦みが強調されていたが、それでもグランヴァン級。78点。ヴェリタスで1554円(2011/1/31)。かなり安く手にいれました。
5月26日
Castillo d’Alicante 2005/Bocopaカスティーヨ・ダリカンテ/ボコパ)
ラベルをみてイタリアワインかなと思いあける。それにしては意外にしっかりコクがあり、表は明るいが底は暗い。よくみてみるとスペイン産。なっとく。オーガニックぶどうを使ったアルコール度数13.5%を売りにしているワインのようだが、バランスがよく普段飲みに普通にするする飲める以外に特徴はない。1000円台前半までなら「買い」なので、少しお買い得でした。71点。うきうきワインの玉手箱で890円(2011/1/8)。
5月24日
Cono Sur Reserva merlot 2008/Colchagua Valley(コノ・スル・レセルバ・メルロ/コルチャガ・ヴァリ)
白がとてもおいしいコノスルのレセルバシリーズ。赤は如何にということで飲んでみると、白ほどではないが、これもいい。大柄でありながら骨格というか輪郭がはっきりしており、ヴォリュームたっぷりながら過剰ではない。一番安いヴァラエタルシリーズだと骨太でいい骨格ながら、それだけという感じだけど、これはちゃんとふくよかで肉付きがいい。さらに柔らかくかつ強い筋肉にするためにはまた上級ワインがあるのでしょう。76点。京橋ワインで1239円(2011/4/12)。CPかなり高いと思います。
5月21日
Nicodemi 2009/Montepulciano d’Abruzzo(ニコデミ/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)
少し高級なワインを飲みたいなと思いつつ、いつも安ワインを選んでしまいます。今回こそはと、ちょい高そうなエチケットのものをあけてみた。味は落ち着いていて、とても2009年産とは思えない。バランスがいいし、悪いところはないけれど、目立たないよう、失敗しないよう頑張っている感じで、面白みのないワイン。値段を見てみたら税抜き3桁。納得です。71点。うきうきワインの玉手箱で1047円(2011/4/2)
5月19日
Bourgogne 2009/Gavignet ere&Fils(ブルゴーニュ/ガヴィニェ・ペール・エ・フィス)
2009年産のACブルゴーニュ(赤)。木いちごなどフレッシュかつフルーティーでいかにも若いなという酸味の強いブルゴーニュ。とは正反対。弾力性があり「新鮮さ」をはっきり感じられるけれど、酸は影に隠れ、苦みというか落ち着いた味が中心。バランスのいいワイン。74点。うきうきワインの玉手箱で1732円(2011/4/2)
5月17日
Snowy Creek Reserve 2008 /Merlot Cabernet Shiraz/South Eastern Australia(スノーウィ・クリーク・リザーヴ/メルロ・カベルネ・シラーズ/南東オーストラリア)
オーストラリアは安ワインでも安定しておいしい。過加熱的な熟したぶどうの甘さがありながら、酸がほどよくあるから甘ったるくならない。カベルネ、メルロ、シラーズと何でも来い的なセパージュだが、バランスがとれている。重過ぎないのも好印象。もちろん伸びしろや立体感では限界があるけれど。73点。ヴェリタスで6本セット4780円。単品価格は777円。(2011/1/31)。
5月15日
Barons de Rothschild Private Reserve 2009 /Bordeaux(バロン・ドゥ・ロトシルト・プライヴェート・レゼルヴ/ボルドー)
どういう性質のワインかよくわからないけれど、ラフィットがつくるAOCボルドー。一見すると軽くはかなく、弱々しく。しかも大味でのっぺりとぼやけたワイン。でも時間をかけて焦点があってくると、底力がでたのかラフィットを少し思い起こさせる要素をもっている。値段が値段なので頭打ちはあるけれど、値段+αの価値がある。74点。京橋ワインで1554円(2011/4/30)。
5月13日
Cono Sur Reserva 2010/Riesling(コノスル・レセルバ/リースリング)
箱根の温泉で合宿。二次会用に持参したもの。普通のコップで飲むことが予想されたので、インパクトが強く、飲み頃で、おいしいものということでこれを選んだ。このシリーズは、若くてもコクがありかつ角が丸く、ぶどうの濃縮したエッセンスを楽しめる。シチュエーション的に品種の個性まではわからなかったが、とてもおいしい白ワイン。76点。京橋ワインで1239円(2011/4/12)。
Chateau de Saint Cosme “Les Deux Albion”2008/Cote du Rhone(シャトー・ドゥ・サン・コム・レ・ドゥー・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ)
赤は安心のサンコム。揺らして持っていったからか、抜栓直後は荒々しく、樽や革の香り、木の茎の苦みなどで飲み辛い。まるで若いボルドーグランヴァン。でもすぐに開いて、優美で滑らかなワインに変身。ローヌのスパイシーさやジャムっぽさなどはなく、あくまでも優美。いつもと違う雰囲気だったけれど、これもおいしくて正解。77点。うきうきワインの玉手箱で1837円(2011/4/2)
5月9日
Bourgogne 2008/Gille(ブルゴーニュ/ジル)
久々のブルゴーニュ白(シャルドネ)。最高気温が25度近くなると白を飲みたくなってくる。本当はシャンパーニュの方がいいけれど、残念ながら平日に飲める身分じゃないし。これはACブルとしては個性的。べっこう飴の香りに少し濁ったパイナップルジュース。グミっぽさやヴォトカのようなアルコール臭もあって、個人的には好きなタイプ。酸味と苦みがお互いに競り合うようにはっきりしていて、かつ、バランスもとれている。74点。ヴェリタスで1344円。(2011/1/31)。
5月5日
Gevrey Chambertin Vieilles Vignes 2008/Tortochot(ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ/トルトショ)
下のワインをあけたけれど、おいしくないのでこれもあけてみた。AOC通りで若いブルゴーニュ。村名だけあってコクと重さとしっかりした構造をもつ。でもやはり若く固い。それなりのレヴェルはあるが四角四面というか教科書通りというか、面白みに欠けている。飲み頃になればおいしいと思うが、いまは72点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2011/4/2)
5月4日
Nero d’Avola 2008/Sicilia/Morgante(ネロ・ダヴォラ/シチリア/モルガンテ)
GWなのに運転手だったため3日間強制休肝日。明けておいしいワインを飲みたいなと思いつつ、安ワインに手を出してしまう私。クミンとか西洋杉とかエキゾチックな香り高いシチリア産。全体的に苦みが覆っていて、黒いベリーやトロピカルフルーツがたくさん詰まっている。タイプとしてはローヌぽく、飲み頃になればおいしいだろうなとは思うが、いまは若すぎ。72点。金沢マル源で送料込1932円(2011/4/4)。
結局断続的に足掛け4日間に分けて飲み、最後の方はよく開きプルーンやいちじくの香り高いフルーティーでおいしいワインになりました。評価も変更。→ 72点→75点。
4月30日
Chateau Sainte Colombe 2004/Cotes de Castillon(シャトー・サント・コロンブ/コート・ドゥ・カスティヨン)
この銘柄、立派なワインになってきた。なんて言うとおこがましいけれど、AOCカスティヨンながら本格的ボルドー。なめし革やミントの香りで、味はさらさら流れる小川の小石を感じさせる。飲み頃、というか頂点をやや過ぎた感じで古酒の雰囲気も味わえる。70%メルロ、30%カベルネ・フランというセパージュです。普段飲み、でも1500円以内でおいしいワインを飲みたい時におすすめ。77点。うきうきワインの玉手箱で1047円(2011/4/2)←これは安い!落ちつつあるけれど、しばらくは1500円以下なら「買い」。
4月28日
Emperandor de Barros 2009/Ribera del Guadiana(エンペランドル・デ・バロス/リベラ・デル・グアディアーナ)
いかにもスペインのテンプラという感じで、しょうゆ味が全体をおおっている。中味はしっかり詰まっているけれど、大柄で面白くない。果実味のなかにバナナっぽさがあるのが特徴。安い値段を考えるとうまく作られているとは思う。普段飲みとしてはちゃんと酔えるし(アルコールは14.5%)、文句はない。68点。ヴェリタスで6本セット4780円。単品価格は777円(2011/1/31)。
4月27日
Chardonnay delle Venezie 2009/Zonin(シャルドネ・デッレ・ヴェネツィエ/ゾニン)
職場の懇親会。食事は和洋中。アルコールも和洋中。ワインはイタリアはゾニン社の白と赤。すっきりとした口あたり。酸とミネラルが強くもなく弱くもなく。目立たないけれど、ちゃんとあるよという感じ。何杯も飲めるし、こういう場には無難な選択。68点。ホテルグランヴィアで。
Cabernet delle Venezie 2009/Zonin(カベルネ・デッレ・ヴェネツィエ/ゾニン)
赤は同じ生産者のカベルネ・ソヴィニョンとカベルネ・フランが半々のブレンドワイン。若いカベルネだけあって勢いがいいが、とても丸く飲みやすい。アルコール分も心持ちたっぷり感がある。ただ、アルコールとワイン本体(果実味?)との間に隙間というか空洞があり、ヴィンテージの恩恵はあるのにワインがついていっていないような感じもした。69点。ホテルグランヴィアで。
4月23日
Gevrey Chambertin 2002/Rene Leclerc(ジュヴレ・シャンベルタン/ルネ・ルクレール)
王道のブルゴーニュ。まだまだ強く、ようやく飲み頃にはいったところ。色は濃いめで、ルビーというよりガーネット。果実味が溶け込んで、酸味はかつおぶしや梅のような和風テイスト。酸味を苦みがうまく中和していて全体としてはとてもバランスがいい。後味にはほんのりと甘さがある。骨格は立派で筋肉質かつ脂ものっている。でも正直言えば、あと3年から5年後に飲みたかった。ブルゴーニュ村名は飲み頃が難しい。80点。紀村さんからのいただきもの。
(続・備忘録)整形外科での診断は、やはり四十肩。まずは薬で2週間様子をみて、ダメなら注射ということです。最近は黒板で字を書くのも、服を着るのにも不自由になってきました。一番痛いのが駐車場入り口で駐車券を取る動作。もっと車高の高い車にしておけばよかった。って普通の車ですが。
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4月21日
Mapu Reserva Merlot 2009/Baron Phileppe de Rothschild/Maipo (マプ・レセルバ・メルロ/バロン・フィリップ・ドゥ・ロトシルト/マイポ)
ムートンがチリで作るワイン。キャラメルや焦がしバターのとても甘い香り。メルロという品種よりチリ産のぶどうという個性の方が強く、濃い。しかも2009年と若いのにタンニンはとても丸く、口当たりはいい。喉までくると少々灼けるように痛いけれど。チーズを食べたくなるワイン。73点。エノテカで3本セット3675円。単品価格は1218円(2011/3/1)。
4月19日
Chateau d’Arvigny 2008/Haut-Medoc (シャトー・ダルヴィニ/オ・メドック)
たばこや焦がした樽の香り、木の茎、ブラックコーヒーやなめし革のニュアンスのある良質ワイン。オ・メドックのワインは下部構造については一定の水準が保証されていると思うが、上部構造は玉石混淆。このワインについては久々に掘り出し物みーっけという感じで満足しつつ飲みつつ、ラベルの裏をみたらシャトー・ボーモンのセカンドらしき記述。なるほどそう言われると味や作りかた等とてもよく似てる。ボーモンごときにセカンドは必要かという声もあるかもしれないけれど、このワインを飲めばあってよかったと思う。何より若くしておいしく飲めるし、わずかながら安いし。凝縮力では負けるけど2008年なのに飲みやすいという意味では今ならファーストより「買い」。74点。うきうきワインの玉手箱で1659円(2011/4/2)。
4月13日
Goats do Roam 2010(ゴウツ・ドウ・ロウム)
「山羊はぶらつく」という名の南アフリカのワイン。ヴィオニエが6割で他にシュナンブランやクロウシェン・ブランなど。なるほど力強く夏みかんやセメンダインぽさがヴィオニエだけど、ミネラルや酸味もしっかりとあり、押し出しの強いワイン。単一品種だと変化のない平板なものになっていただろうけれど、山あり谷ありで意外にいろんな味がして面白い。紀村さんからのいただきもの。73点。
Seleccion Barrica 101 2009/El Nordal/Vino de la Tierra de Castilla(セレッション・バリカ/エル・ノルダル/ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ)
テンプラニーヨのスペイン赤。ベースはしょうゆだが、ヴァニラやお香の香り。飲んで楽しいとかおいしいとかは言えないけれど、とても滑らかで、飲みやすく作られている。「とにかくアルコール、とにかくワイン」なシチュエーションに飲めば贅沢な気分を味わえると思う。73点。ヴェリタスで3本セット1980円。単品価格は680円(2011/1/31)。
(備忘録)ここ数日、40肩に悩まされています。整体やアイロン体操でなんとかごまかしてきたけれど、そろそろ年貢の納め時かも。ワイン飲んで酔えば神経が鈍くなり一時的に痛みを感じなくなるけれど、その後はじめより痛くなるので、また飲む、という典型的なダメパターン。整形外科に行ってきます。
4月10日
Third Generation Shiraz 2010/Nugan Estate(サード・ジェネレイション・シラーズ/ヌガン・エステイト)
南東オーストラリアのシラーズ。よく熟したプルーンやクランベリーの苦さと甘さ。そして少し、心地よいブラックペッパーのようなイガイガ感。トルブレックに通じるところがある。少々粗くて単調だけど、コストパフォーマンスは抜群。70点。ヴェリタスで417円(2011/1/31)。
4月8日
Chateau Lanessan 2003/Haut-Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)
この銘柄は若いとピーマンやインクっぽさや血のような味があって苦手だけど、このヴィンテージはそうした欠点ないどころか、ほどよい重さと熟成感があり、酒躯はとても流麗。手頃な値段でメドックの上品な紳士の雰囲気を味わえる。おすすめ。81点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2011/3/1)。
4月6日
Gouleyant 2008/Cahors/Georges Vigouroux (グルヤン/カオール/ジョルジュ・ヴィグル)
時々飲むカオールの「黒ワイン」。マルベック。相変わらず濃いけれど、中庸に濃いので飲みやすい。木の茎や土、そしてチョコレートのニュアンス。水戸の梅のような梅の葉の香り。奥も底も深いけれど外向的。75点。うきうきワインの玉手箱で934円(2011/1/8)。3桁のフランスワインとしては出色。
家の前の桜は3/31に開花、いま満開。
4月3日
Organic Syrah 2008/Vino de la Tierra de Castilla/Losalotos(オーガニック・シラー/ビノ・デ・ラ・ティエッラ・デ・カスティーリャ/ロサルトス)
スペインの赤。イタリアワインのような陽気さと甘さ。とてもよくほぐれ、若いのに飲み頃の盛り。お花畑的に明るく、甘さがありつつ甘過ぎず、苦みがありつつ表に出過ぎず。構造は軽やかでありつつしっかり。普段飲みとしてはこれで十分。ヴェリタスで3本セット2079円(2011/1/31)。単品価格はなんと680円。77点。おまけで銀賞。
4月1日
Chateau de Saint Cosme “Les Deux Albion”2008/Cote du Rhone(シャトー・ドゥ・サン・コム・レ・ドゥー・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ)
安ワインとしてはもちろんのこと、AOCローヌのワインとしても理想的。味と内容と値段のどの点をとっても満足できる。ローヌのほどよい重み、刺激感がありつつ、変に青臭くなく、黒ベリーの煮詰めたジャムのような苦みがかった甘みがある。2008年産と若いワインなのに尖ったところやささくれ立ったところがなく、全体的になめらかで飲み頃。飲み終わったあと、もう一本注文しました。78点。うきうきワインの玉手箱で1837円(2011/1/8)。
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