HOME BACK

Kaname /Kageki /Diary /link


2000’9.4〜9.25

9月25日「インビジブル」
とぉっても不快感が残る映画でした(ーー;)。試写会っていうのはよかったよぉ〜〜 と宣伝してもらうために開くわけでして・・あんまりボロクソに言うのは、 当選させていただいた方々に悪いのだけど(笑)・・どーも好きにはなれませんし、 私の好みを抜きに客観的にみてもどこがいいのか・・・
国から依頼されていた(゛国゛なんだろうなぁやっぱり) 透明人間を作る研究チームが存在した。
透明になる、そしてそこから戻る・・・天才といわれる ケイン博士を主軸にして、その技術は完成されようとしている。動物を 使っての生態実験に成功した博士は、それを発表せずに、 自分の体を使って人間での実験を行なう。
しかし、人間のDNAは複雑で、透明になったものの戻れないという状態に・・・
透明人間となった博士は次第に、透明であることの特権を利用して 動きはじめる。

まず、この博士がむっちゃ嫌なやつでして。。。そりゃ天才かもしれないけど・・・^^;。 その行動を見ているのが嫌になってきちゃた。本物の天才は自分のことを゛神゛だなんて いわないだろう・・自分のチームの連中を見下したりはしないだろう・・・
自分の体で実験をするということも、自分で無理矢理言い出したこと・・ それを戻れなくなったからといって、やつあたり・・(-_-メ)。どーにかしてくれ。
また、この話しがその博士の行動しかおってないんだなぁ〜〜。
ちらしに書いてあった「姿は見えないが殺意は見える・・」確かに・・・ しかし、その殺意の原因が痴話喧嘩とプライドの問題じゃあまりにも・・気持ちのよせ場がない。 元恋人の同僚に振られて逆恨み、実験に失敗して勝手な行動にでたケイン博士を もてあまし、上部に報告されるのを阻止しようとしての殺人・・これじゃ ただのモンスター。
派手な立ち回りにハラハラして、あまりの残虐さに不愉快になる・・ 一体どういう感想を求めてこの映画を製作したのだろうか・・・

透明人間になる過程がリアルだ。皮膚が消えて、筋肉と骨だけになり、 その骨が崩れていなくなる・・すごいがちょっとグロテスク^^;。 透明人間っていうとなんか夢々しい印象だったがなぁ・・・(笑)
透明人間になりたいかなぁ・・・うーん。あまり魅力ないよな気がする。 まあいたずらはできるだろうけど、人って自分の存在を認めてもらわないと 生きていけないだろうし・・・。

9月22日「羽化〜蜉蝣の躊躇い」
TRYOUT2000「uka」とつけられた館形さんの公演。場所は京都の「京都ART COMPLE」 という120〜150人収容の小さなスペースでした。聞くところによると、 こだわって探したらしい・・
会場の真ん中が舞台。奥と手前に客席がつくってあり、イスとダミーとそれに掛けられた 布という簡素なセット・・シンプル中、どこからも観客に観られているという、 ごまかしの効かない空間になってました。
TUROUTの公演としては2度目らしい。今回は、知人に誘っていただいたが、こういう活動を されていることは知らなかった・・。んで、行く?と誘われて、時間と 場所とを確認し、時間的に可能なことだけをみて行くと返事わけで・・・ 公演の題名すら知らなかった私・・・^^;。会場でちらしとポスター受けとって・・ 「羽化」だったのね・・と(笑)。それでもちらしをあけることなく、さなぎが蝶になるそんな イメージを勝手に頭においてみてしまった・・・^^;。
んで・・後悔・・・

体中の血を頭と筋肉にためて・・・それが爆発したいのだけれど、押さえつけられているような前半。 みているこっちにも必要以上に力が入ってしまいます。息詰まるスペース。
イスにあてられている光を見つめて、布のかかったダミーをみつめて・・その目の先には何があるのだろう と思っていたら、だんだんと、手や足が外に向って動き出す。 それでも、視線はずっと光やダミー・・・
ライトの位置の都合でか一応正面は私がいた方になっていたような気もするが、 横顔をこんなにまじまじとみるのははじめてだなぁ〜ってぐらい、前半はずっと横顔だった なんかいつも正面向いて、なにかから逃れてる表情や、 なにかに挑んでいるような表情が印象あるから・・・まあ、 表情は険しくていつもと大差なかったよなきがするが・・・。横顔が新鮮ってこってす^^;。
ちょっとずつ動きが大きくなって・・黒い布にからまりつく・・??七夕に笹につける天の川を 思い出す黒い布・・・ダミーを舐めるようにみて・・・。
なんかここいらへんで私の集中力が切れまして((((((^_^;)。 寝たわけでなく、みていて連想しているところから 違う世界に意識がトリップ状態して飛んじゃうんですよねぇ〜。んでちょっとして(時間にしたら 数秒なんでしょうが)あぁ〜タテさんみてたんだわって(笑)。
なんか潜在意識の中のものを揺さぶられたのかなぁ・・・(・_・")?。
そうこうしてるうちに、着替えて今度は赤い布を首に巻きつけて登場・・・ 殻をやぶったかなぁ〜なんてみてたんですがね。ちょっとその赤い布の存在が不思議でした。
ただね、その布をひろげて体を伸ばして歩くと、その瞬間にぱぁ〜と空気が変わり、 きれーだと・・・スカート状のものを腰に巻きつけていることもあってものすごく いろッぽい。赤い布がショールのようで・・・うわぁ〜〜って思ったもんです。ただ、 それも一瞬。その赤が血のように感じられたり・・・しちゃってましたもの。
手が羽根のように動いて・・・それがスローモーションをみているような動作に変わり、 ラストはやっぱり?苦しんでた^^;。

蝶ではなく、短命でしられる蜉蝣をモチーフに、「蜉蝣が水からの自らの力で重く堅い殻を破り、自由を 求めて美しく透明な羽根を広げ空高く飛び立って行く・・」(ちらしより)を表現したかったらしい。
ありじごくの幼虫時代から成虫へ・・・羽根がはえたけれどどーしていいのか分からない戸惑い。 そーいわれればなっとくです(笑)。

いろいろな作品を発表する場所を作って行きたいと御本人のコメント。 作品って言葉が妙に似合うなぁ〜と思いました。ひとつのオブジェをみているような・・・。 他人をよせつけないようなところがいいのかわるいのか・・・あんなに狭い空間で手が届きそうなぐらい 近くで踊っているのに・・・何故か異次元でおどってらっしゃる感覚があって遠いの^^;。 汗が見えて息遣いが聞こえているのに現実感がない・・不思議です。 そーいえば、汗かまぶたにくっついて涙のように見えたシーンがありました。
決して綺麗な世界ではなく、地の世界なんだけれど生々しさが不快にならないのは 本人の持ち味なのでしょう。
何度目かのコールの時に、何かを言おうとして結局言葉にならない・・・ そんな姿がまぶたに残ってます。そう・・おまけのように踊ってくれた「タンゴ」それまでとは うってかわって・・力強く大きく・・・こちらは文句なしにかっこよかったです。

9月20日「オータム・イン・ニューヨーク」
ギヤ様とウィノナとの共演だなんて・・みないでいられません!!(笑)ラブストーリーってことで、 内容的にはそんなに期待せずにいったのですが・・・小細工なしのストーリーであっさりと しているのがかえってよかったかも・・・^^;。
舞台はNY。高級レストランのオーナーのウィルは48歳。 女性のは不自由なく気ままな独身生活を送っていた。シャーロットは帽子のデザインを学ぶ 女子大生。2人が出会ったのはシャーロットの22歳の誕生日の祝いを、ウィルの店で 行った時・・
「どうなるか先が見えてしまった。だからこれ以上は何も起こらなし。」と言って 別れ話を持ちだし女性を泣かしてきたウィル。 親子ほども年の違うふたり・・つりあわないと同じように 言うウィルにシャーロットは「そう、未来はないの」と自分の命が残り少ないことを告げる。
どんどんと惹かれ合うふたり・・NYの 街は秋から冬に・・シャーロットの命は長くなかった・・

48歳??って言いたくなるほど変らないギヤさま(実は私は初めて年を知った。 まあ役だから多少は違うでしょうが・・)。 こんなにスマートでお金持ちの49歳ならついてくわぁ〜〜って(笑)、そんなこと言いながら友人と二人 居酒屋で飲んでました^^;。老けた30代よりいいぞぉとか・・(勝手に言ってろってかんじでしょ)。
ウィノナも普通じゃなく綺麗だよなァ〜〜瞳キラキラしててかわいいのぉ〜でも22歳は ちょっとずるいよなって・・話の内容そっちのけ。 やはりみため麗しいふたりの悲恋は、その存在だけでお腹がいっぱいかも(笑)
ウィノナは先週に続いてなんですが、「17歳のカルテ」の時は顔がおっきく見えるぐらいに 細くて華奢だなァ〜ってびっくりしていたのですが、 ドレスなんか着てる姿はかなり・・豊満でらして^^;。役的にやせたのかなぁ〜と思いました。

相手の意思なんぞ関係なしで自分の気持ちオンリーで恋愛をしてきたウィルが、 はじめて感じる・・離したくないっていうの にオロオロしている姿がかわいかったよ。店のメンバーもなんかいいんだよねぇ〜 プレイボーイぶりにあきれながらも、ウィルのことが好きってかんじだし・・
どんどんと弱って行く彼女をみながらどうすることもできず、最悪な時に備えて 奇跡的な手術をしてくれる医者を探しまくるんだけど、その間にね、今まで自分が人に 与えてきてしまった苦しみとかを理解するの。
そこで、ほっておいた自分の子供に対して、とった行動がちょっと唐突だったりしてびっくりすんだけど…。 (この女優さんいいかんじだったわぁ〜みたことあるんだけど・・どこでだったっけ^^;)
シャーロットの方がね現実的で、淡々としてるから、シャーロットよりもこの娘が死んだら このおっちゃんはどーなってしまうんだろぉ〜と フィルがかわいそうになってくる・・
ずっと手術を拒否しつづけてきたシャーロット。たぶんね、生きることに対しての執着がある意味 薄かったのかもしれないね。 ウィノナ本人談では、シャーロットはウィルをとりこにしてやるぅ〜って最初っから思ってい たというから・・(笑) (そこまでの意気込みはちょっと感じられなかったんですが) 最後に大恋愛をしてやろぉって・・こっちも一種のゲームをはじめた感覚だったのかな。
生きることと人を愛することは直結してるのだろねぇ・・

ラストのウィルの表情がよかったっす・・ ボロボロになってたらどーしよかと思いましたが^^;。 やはり形は変われど、人に愛されて幸せにいきる人種だコイツは・・ と思わないでもないがなっ(笑)

9月16日「17歳のカルテ」
今度は17歳(笑)・・・私は何を考えてたかな。学校はおもしろくかったけど・・こんなもんだと思っていたし・・ 別に熱中することあったから・・・ この先どうしようとか、世間がどうとか親がどうとか・・友達がどうとか・・ 考える暇なかった・・・。 悩みは全然別の次元にあったから・・。もしかしたら一番幸せだったのかもしれない。まあ、 その頃悩んでいない後遺症はあるが・・(笑)(多少は悩んどくべきだわさぁ〜)
この映画の原作は精神病院で2年間を過ごしたスザンナ・ケイセンの回想録。それにウィノナ・ライダーが 惚れこんでの映画化です。60年代の閉鎖的な病院なので、そこのところにちょっと違和感を感じます。
ひと瓶のアスピリンとウォッカを飲み干し、自殺しようとしたスザンナは、父親の友人の紹介で、 病院に入院し、「境界性人格障害」と診断される。そこには、同じ年頃の少女達がいた。
顔にやけどを持つポリー。オズの魔法使いが好きで虚言癖のあるジョジョリーナ。ローストチキンしか 食べないディジー。そして、凶暴性のあるリサ。
リサはここのリーダー的な存在だった。彼女と仲良くなるにつれて、 何が以上で何が正常なのか、苦しみながらもここの生活になじんでいく。
一人の少女の死に直面したことをきっかけに 自分をちゃんと理解すること・・それが大事なんだと・・・理解し安定し始めていく。。

重い映画だったよ・・・見たあとなんかぐぉーってめりこみましたね(笑)。ラストは希望の持てる 展開ではあるのだけれど、なんかいろんなこと考えちまう・・。影響力大きすぎ^^;。
異常と正常のボーダーラインなんて、人それぞれの感覚でちがってくるし、普通に生活していてもなんだか まわりとズレているような気持ちになることはよくある・・。 まあ、それが人に危害を加えるかどうかになってくると、かなり問題になるんだろうな・・
ジョジョリーナやポリーはいつもはとてもおとなしい・・しかし、きっかけがあると 共謀性を発することがあるのだ。なんとなくだが、 どんどん行動する彼女とリサは、ここの患者の鏡だったのかもしないなぁ〜と思う。
前半、スザンナが現在と過去の記憶とが混沌となっているのが描かれているのだが、これが 気持ち悪いのだ。演出の成果なのだろうが、疑似体験をしているような気分になる。こんな状態では 精神がおかしくもなり、鬱状態にもなろうって感じだ。
ウィノナ・ライダーとアンジュリーナ・ジュリーの演技がすごい。 内に入り朦朧とするウィノナと発散がたの アンジュリーナ。アンジュリーナはこれで助演女優賞を獲得したらしく、どちらかといえばリサ が主役に見えたという方もいるらしいが、私はやはり、ちょっと物事をはすからみて、 どこか冷静なスザンナの大きな瞳に惹きつけられた。もう30歳になろうとするウィノナなのに、 17歳といわれても全然違和感がないのは、小柄なせいかしらん。きれーだしなぁ〜(^^ゞ
私が見たウィノナの出演している映画でいちばんよかったよーな気がする (クルーシブルは怒りしかなかったしぃ(笑))
途中オズ魔法使いの映画のロシーが「夢をみているだけではだめ、 自分でつかまないと」みたいなシーンがうつしだされる。そーだなぁ〜夢をみているだけでは 生きていけない・・・大人になりたくなくてもなってしまうしな(笑)
その現実感と希望とのギャップとに悩まされるのがやはり17歳そんな年頃なんだろうか・・・

9月12日「キッド」
もうすぐ40歳になるラス・デューリッツ。イメージコンサルタントという職業を持ち忙しく働いている。 それなりに、地位も作りお金も・・独り暮らしもきままなもの。 突然自宅に舞い込んできた独りの少年。どこかでみたことのあるその少年は、 もうすぐ8歳になろうとするラス本人だった。
8歳のラスは、目の前にいる40歳の自分を見てパイロットにもなってなく、 家庭も犬もないとひどくがっかりする。40歳のラスは、肥満児の少年をみていらいらする。
2人の奇妙な生活がはじまった・・少年を教育しようとしていたラスだったが、 本当は40歳のラスが変るための出来事だったのだ・・

すごくファンタジックなつくりです、でも前半はコメディ。 合理主義で性格悪いぞって人から言われるぐらい嫌味なラスが、 てんてこまいしながらこの状態を見とめようとする姿はむっちゃ笑える^^;。 ユーモアに富んでますねェ。またブルースウイルスの表情がころころかわるんだよなぁ・・んで、 8歳のラス君もむっちゃ嫌味で・・やっぱ同一人物だよなぁ〜と思えるところが最高(笑)。
辛い過去を思い出していく姿、それをちゃんと認めてから前を向けるようになるそれを自覚し てふたりでBirthdayを迎える姿は、ちょっとした感動。でも、シェイクにポテトつけて食べるのはどーかと(-_-メ)

さて、8歳の自分に対面したら・・どーするんだろなぁ〜。 何考えて生きてたっけ…小学校2,3年の時って・・手紙とかよく書いてたかなぁ・・ あっ日記書かされるのがいやだった(笑)。外でサッカーとか野球とかして遊んでた・・かな。 夏休みは家の前にある畑にくるおじさんと毎日遊んでいたよな・・畑で・・(笑)
あんまり何なりたいとかって夢をもてない子だったけど、この年まで独りでいるとは 思わなかったよ(笑)自然に結婚したくなって、自然に子供を産んでいると…^^;なんか、 ちっちゃな時のこと思い出しながら自分を振り返るのもたまにはいいかもしれないです。
今の自分みたらどーおもうんだろな。私の性格からしてそぉーかぁーと妙に納得したりして(笑)。 映画の中で、ある女性にラスが「8歳の自分にあったら何を言ってあげたい?」 と聞くシーンがある。その女性はものすごくよい顔して、「心配いらない・・といってあげる」という。なんか素敵だなァ〜って思った。
私だったら・・言ってあげることができるのなら・・あきらめることを覚えないように・・ いい意味で貪欲にと言いたいかな。

9月11日「長崎ぶらぶら節」
吉永小百合さん主演の映画です。芸者愛八の物語です
大正時代貧しい漁村に生まれて、売られていく道のりで、愛八が山を越えるところから始まる。 40年経ち、長崎では5本の指にはいる歌い手である芸者になっていたが、 年齢を重ね既に華やかな若い芸者に押され気味の日々を送っていた。 ある日、彼女が歌う歌をきっかけに、長崎の豪商「万屋」の古賀と出会う。
埋もれて行った謡を探すのを手伝ってほしいという古賀についていく愛八。 2年という月日を掛けて探し出した曲は100曲余り、その中で一番というのが「長崎ぶらぶら節」だった・・
結局この古賀との出会い、「長崎ぶらぶら節」との出会いは彼女の生涯の中で一番幸せな日々となるのだった・・

この時代の女性ってなんか悲しいよなぁ〜。お金がないと売られていく少女達。 そりゃ貧富の差が激しくて男もそれなりに大変だったのだろうが、 自分の道を自分で切り開くことができる。別にそんなことが言いたいお話じゃないと思うのだが そんなことを考えて見ていた。
この愛八にしても、芸者として年を重ね実績も人徳もある・・しかし、 だんなと別れてからはお金の苦労は絶えない。彼女が近くにいた貧しい少女を自分の子供のようにかわいがっていく。 ひとりは自分の手で舞妓に・・もうひとりは、彼女が売られていってしまうが、 前に「私のおっかさんじゃないか」と疑問を抱いていたと聞いて、涙を流して喜ぶのだ…。 「私が生きたあかし・・」そんな言葉が彼女の口からでたときせつなくなった。
古賀さんはとても穏やかな人物。渡哲也さんとは「時雨の時」に続いての共演だけど・・ こっちの方が断然よかったです(笑)こんなにしずかな恋愛が似合う方々もいないだろうなァ〜
古賀さんの人物像は銭にもお国のためにもならないことを一生懸命やる真摯な男性となっていて、 ふたりの魂が引かれ合うのは理解できるけど。。。 その謡を探すという夢を追う代償は全部その家族が覆っているんだよなァ〜
いしだあゆみさん扮する奥さんがとぉっても言い人だから…すごいなぁ〜と思ってしまう。 今だったら即離婚されてっで(笑)

映画は・・涙するような展開もあったのだが…なんせこの試写会の客層が悪くて・私はとてもじゃないれど、 集中できませんでした(--;)
悪いっていうかねぇ・・年代的にすごい上の方々が多かったんですよ。 それも一応ペア当選なんで、お友達と夫婦で…たまたまとなりになった方々か゛ 最悪で・・始まってからやおら弁当食べ始めるし、平気でしゃべるし…
映画とか舞台とかに反応してちょっとぐらいのおしゃべりは、 微笑ましい場合もあるのだが・・その範囲を充分に超えてた・・ 家でデレビみてるんとちゃうって。途中でお菓子をだして… 食べ始め…あげくのはてにゃクライマックスで帰り支度をはじめる。 あっこれは会場全体がそうなっててびっくりしたのだけれど…。
もうすぐ終わるってわかるよな展開だよ。しかし、 一番いいとこじゃないかぁ…笹の葉ずしなんぞわけわけしてんじゃないのっていうの(-_-メ)。 残念でしたほんまに・・

日本映画をみると、日本の街のよさが堪能できます(まあ時代が違うし、 半分はセットなんだろうが)。長崎に行ってみたくなりました。

9月5日「ホワイトアウト」
この間みた映画の原作を読んでみた。映画を見てから読むか見る前に読むか・・・悩むところだけれど、 今回は後で読んで正解かも。というのも、文章がかなり細かい描写にも関わらず、あの 壮大なダムの風景は、私の想像力ではおっつかなかったと思う・・。
雪が降らない場所に住んでいるわけでもないが、雪の脅威は知らないもの・・・
かなり読み応えある一冊でした。機械的なことなんかはやっぱり読んでも分からない(映画みてても 分からないものは分からなかったですから(笑))。やはり多少変っている。先に読んでいた方が 映画のほうがちょっと軽めとおっしゃっていたが、そうかもしれない。 なんていうか・・・見栄え良くなってる・かな(笑)
ラストを脚色したことで、 時間との戦いというテロリスト対の話の方も強くなっているし、 同僚の婚約者との関係も接点を多くすることにしてヒロインとしての存在性を大きくしている… やはり映画という興行ベースにのせる時はそういう脚色が必要なのだろうか・・
泣かされた(^_^;)一言もどうやら、映画のみ。
原作はどちらかというと極限状態におかれた人間の、自然との戦い・・ そして、自分との戦いがこと細かく書かれていて・・もっと壮絶なものを感じた。そうだよねぇ・・ こうなっちゃうよねホントはとリアル。 読んでるだけでつめたーいの^_^;
元婚約者の葛藤もこっちの方がうなずけるんだけど・・・
あとがきを書いている方が、最低2回は読んでください・・と書いてはった 確か・・以前に読んだ本のあとがきでもそのような記載されていたと記憶してる。やはり、奥が 深いのだろうなぁ〜この方の文章は。まあ、実際にリピート掛けたくなるよな気分にさせられる 部分があるしなぁ(笑)

9月4日「恋愛今昔物語」
佐々木丸美さんの昔話をもとに現代の生活(といってもいくぶん前の時代になりますが。。)に 置き換えて、描かれる短編集です。 知らない話も多く、題名を聞いたことがあっても、話を覚えていなかったりして・・・ ちょっと新鮮でしたね。
人の心の善悪とか、男女の間のかけひきとか・・・(笑)いつの時代も変らないことは変らないね。 表現方法がどんどんとかわっていくだけ・・・
むかし話はなんか罪がなくていいです。そして、こんなに道徳的だったんだなぁ〜とあらためて実感。 こういうのを聞きながら昔の子供達は、いろんなことを感じていったのだろうね。 昔話なんて、大人になると読むことなくなるものなぁ〜。たまにはちょっと考えてみるのもいいもんです。 実生活にある程度密着しているから、見に沁みたりするし・・^^;

中でも気になった話に、ある日突然あばれだして、手のつけようがなくなった少年を、食事療法で直すという のがある。白米に肉、魚を食し、野菜を殆ど食べないという少年に肉類と魚類の酸性を消すには 数倍の野菜をとってアルカリ性と均衡を保たなければ、バランスが崩れて病気になる・・と
野菜ばかりの食事に対し監禁までして反抗する少年を押さえつける医師・・結局少年は自分のやっていたことに 気付き人が変わったようになった・・という。
美食が体を壊すというのもあるだろうけど、めぐまれた少年が我慢をすることを覚えたこと・・ 思いのままにならない時の感情をどうするかをきちんと学ばなくてはならないことに気がついた ところが成功の根本なのだろう。
そして、「貧しい少年が働いてカセットを買うよりも、目の前にあふれている食べ物やかねを制限する ことの方が苦しい」ってな一文にナルホドとうなづいてしまう。
巷にあふれるキレた少年達を指導する方々に読ませてあげたいわぁ〜なんてね^^;んでもって、 がまんしないでもいられる生活に慣れてるのは私もだからなぁ・・反省(x_x;)

過去のDiary
97’10.23〜12.30/ ☆98’1.3〜3.30 /☆98' 4.5〜5.30
98' 6.7〜7.28 /☆98’7.29〜8.30 /☆98’9.1〜10.30
98’11.1〜11.29 /☆98’12.4〜12.31 /☆99’1.4〜1.30
99’2.3〜2.26 /☆99’3.3〜3.29 /☆99’4.7〜4.27
99’5.2〜5.31 /☆99’6.5〜6.25 /☆99’7.4〜7.30
99’8.1〜8.24 /☆99’9.4〜9.29 /☆99’10.2〜10.29
99’11.5〜11.27 /☆99’12.2〜12.31 /☆2000.1.1〜1.31
2000’2.1〜2.29 /☆2000.3.4〜3.31 /☆2000.4.1〜4.30
2000’5.1〜5.30 /☆2000.6.5〜6.30 /☆2000.7.4〜7.31
2000’8.2〜8.28