MY MELODIC BEST 101〜120

またまた、苦しい旅が始まりました。いつまでできるんでしょう。

SLUDGEWORTH "LOSERS OF THE YEAR"

sludgeworth1992年リリースのアルバム等からセレクトされたディスコグラフィー。しかもLOOKOUTからのリリース。SCREECHING WEASELやTHE METHADONESのDan Schafer先生が率いたバンドです。SCREECHING WEASELより、メロディックでタイトでもっと切なく哀愁に満ちた感じが美味しゅうございます。巷のWebサイトではシカゴということでNAKED RAYGAN、PEGBOY、音的にJAWBREAKERやSAMIAM等が比較されておりますが、個人的にはそんなに似てるかな〜って感じがします。ともあれ2曲目の22世紀の人にも伝えたい大名曲"Someday"で泣いちゃってください。それにしてもPOLITICAL ASYLUMの"Someday"といい、"Someday"には名曲が多いな〜。

FULL "HOT DOG WATER COCKTAIL"

FULL伸びやかな声にキャッチーなフレーズを刻んでくる。この明るくとも暗くともない、駆け巡るメロディーが最高!1998年リリースの唯一のアルバム。□□□□distroさんから中古をゲット。ALLやBIG DRILL CAR等のCRUZ好きやPORCELAIN BOYS、G-WHIZ好き等の人なら多分好物なはず。皆さんはこのアルバムの曲も収録されている全49曲をぶち込んだ編集盤である"FULLOGRAPHY"を入手していただけたらいいのですが、さすがに2枚組でお腹いっぱいになるので、丁度良い量感である本アルバムをピックアップしました。CRUZIAN POP PUNKな超絶名曲"Another Song"なんか、G-WHIZの"Run"と双璧な名曲であります。

POLLEN “PEACH TREE”

pollenPOLLENは万年Webサイトに紹介しようと思っていたバンドなのですが、躊躇していた理由はどのアルバムを紹介したら良いのかということ。アルバムは4作品あり、初めの方がCRUZ色がより強くて後期になると少しだけエモーショナル度が高くなってくるのですが、どれも曲自体のクオリティーが高いので悩んでいたわけです。とりあえず今回は3rdアルバムを選びましたが(ピーチ色LPで再発されたのも決め手かも)、どのアルバムを選んでいただいてもハズレってことはないと思います。この3rdはSAMIAMやGAMEFACEが思い浮かぶ曲もありつつ、5曲目”Denoted”などCRUZなというよりALL(ちなみにBillとStephenが制作に関わっているようです)なフレーズも聞こえてきてニンマリしてくる作品です。親しみやすいキャッチーな曲が多いので、皆さん(狭い世界ですが…)に好きになってもらうきっかけとしては最適ではないでしょうか。1997年作品。(7月22日更新103位)

EXPLOSIVO! "IF THE DEVIL HAD A GUITAR..."

explosivo!以前は"The Uh-Oh E.P."を紹介しておりましたが、解散前にレコーディングをしながら未発表であった幻のアルバムが2011年リリースされたのでそれを紹介することにします。"The Uh-Oh E.P."は正直1曲目"Fuck You, Ninja"だけが最高だったのですが、本作は、アルバム全体が素晴らしい。なぜ当時リリースしなかったのだろうか。本当に不思議。CRIMPSHRINEではないFIFTEENなイーストベイサウンドであります。つまり、哀愁ですわ。特に10曲目"You're The Reason I Do Drugs "は、涕泣するほど最高な曲であります。なお"The Uh-Oh E.P."紹介時のコメントは以下の通りであります。「2000年リリース。最初、聴いて思ったこと。こいつらFIFTEENが絶対好きなはずってことでした。名曲1曲目"Fuck You, Ninja"でバレバレですよね。ボーカルがダミってくるとか、野郎同士のボーカルの掛け合いとか、泣きの展開とか。とはいえ、全体としては、FIFTEENにおけるミッドテンポでも感じられるゾクゾクするような疾走感やメロディーの美しさなどは、比較対象が偉大であるため、それほど感じることはできないです。1曲目の調子で最後までやってくれたらと個人的には思いますが、でも、好きです。」

SHORT STRAW FATE "FOR THE HEROES IN MY RECORD RACK"

SHORT STRAW FATE久しぶりの日本産の傑作でありました。歳をとってしまって感動できる能力が衰えてきた私でも、これは最初から胸にバンバン響きました。まるで自分がプロデュースしたかのよう(勿論そんな能力はありませんが…)。UKメロディックにどっぷり影響されていつつ、見事に消化して、自分達のものとされています。ギターが歌っているのがお気に入り。ちなみに個人的にはハードコアな2曲はライブだけにしておいて、記録物としてのアルバムにはメロディックな曲で統一してくれていたらBest40級な作品でありました。とはいえサッドな大傑作!2017年リリース。

DOCTOR DINOSAUR "YEAR OF THE DUBS"

DOCTOR DINOSAUR SHOWER WITH GOATSと張り合える、意味が分からない最悪ジャケットによって、聴く気そして買う気が全く起こらないとは思いますが、旦那、探して買ってみなされ、意外とええもんです。牧歌っぽいシンプルな演奏ながらも、やるせない泣けるメロディーを結構、連続で投げ込んできます。CDを購入したHYPER ENOUGHさんでは、DELAYに通じると述べておりましたが、4曲目"Jekyll and Hyde"などチープで情けない感じの胸キュンサウンドを聴いていると、確かに賛成であります。DELAYのあの名作"PLAIN LANGUAGE"には勝てないですが、かなりの良作品。ケンタッキー産の2011年リリースの2ndアルバム。ちなみに最後の曲"Burning Skies, Summer Nights"はDELAYではなくJAWBREAKERの出来損ないな感じでこれまたよろしいです。

IDENTITY “YEAH,ABOUT TIME TOO!!” 

IDENTITYこれまで2枚組70曲入りのコンピ”SMILES ALL ROUND”しか持っていず、作品として冗長すぎるのでこのBestで紹介するのを躊躇していたのですが、本アルバムをDiscogsでドイツから入手したのでやっと紹介させていただきます。ちなみに本アルバムの曲はコンピに収録されています。コンピでも大好きだった2曲”Crazy Mixed Up Kid”と”Living In A Dream World”が入っていて13曲なので、聴き疲れなく最後まで行き着けます。1991年作ということで、ポップながらもガチャガチャなハードコア・スピリットも感じられるのが、ミソ。SECTやWACT好きな人は是非。FUNBUGの前身バンドですので、間違いありません。

EVERSOR "BREAKFAST CLUB"

eversorご存じ、私のお気に入りイタリアン・バンドMILES APARTの前身バンド。とはいえ、MILES APARTの幻の1stアルバムと嘘をつかれても信じてしまうような一貫性のあるメロディックな音であります。切なくて涙なしでは聴けないMILES APARTの方が曲自体のクオリティーは高いのかも知れませんが、このEVERSORで見られるハードでエモーショナルな感じも実に魅力的で、ボーカルの歌いっぷりに至っては、若干荒っぽさのあるEVERSORの方が好みなのかも。エモーショナルな展開がSAMIAMとの類似性を感じさせます。1998年リリース。

POLITICAL ASYLUM "SOMEDAY"

POLITICAL ASYLUM リイシューによって初めて耳にしたスコットランド産のメロディックアナーコパンク。オリジナルは1987年リリースということで、実のところ、それほど"メロディック"ではないだろうと思いながら、聴いたところ、驚くほど美しい"メロディック"でありました。メンバーが15歳から18歳の頃の作品とのことですが、ガキっぽさはなく、メロコアという言葉がない時代の作品だけあって、曲全体から醸し出される緊迫感はたまりません。2曲目"Solitary"、4曲目"Down Amongst The Olive Groves"そしてとどめの7曲目の超名曲"Someday"へ。1987年にこの曲が世に出たことは、本当に奇跡だと思います。その後、ボーナストラックとしてライブ音源が入っており、これまた結構楽しめますが、あくまでおまけとして受け止め、私はアルバム作品として、7曲目"Someday"までを集中して聴いております。

WILD ANIMALS "BASEMENTS: MUSIC TO FIGHT HYPOCRISY"

WILD ANIMALSスペイン産の哀愁系の2016年作であります。国は違いますが、ポリティカルな曲と雰囲気がPETROGRADが思い起こさせたものの、2曲目”Heavy Metal Saved My Life”を聴いているとJAWBREAKERな感じが出てきます。ごった煮な感じが彼らの魅力かと思い、彼らのBandcampを見ると、「Like a crazy mix of Jawbreaker, Hüsker Dü, Samiam, Superchunk, Dinosaur Jr., Rvivr, first Get Up Kids era…」となっておりまして、やっぱりと思った次第。私、全部、大好物であります。お友達になれそう。

THE DAUNTLESS ELITE "GRAFT"

dauntless elite元JOE NINETY等からなる2007年リリースのUK産です。PLAN-IT-X RECORDS!からもリリースされていますが、同レーベルの他のバンドとはUKということもあり、毛色が違います。スピードに頼らず野郎二人で歌い上げて徐々に盛り上がっていくのが、なんとも哀愁が漂っていて、格好良いこと間違いなし。同じUKということなら例えばLEIF ERICSSONの1stアルバムより相対的にボーカルに比重を増した録音となってます。ちなみにリリース元のWebサイトでは、LEATHERFACE、AMERICAN STEEL、DILLINGER FOURが挙げられてます。JOE NINETYもいいですが、こちらの方が傑作だと思います。

YOUNG HASSELHOFFS "THE OBSOLETE MAN"

YOUNG HASSELHOFFSアリが大量発生することが間違いなしのシュガーコーティングされた非常にあま〜いポップパンク。2011年リリースの3ndアルバムでありまして、2nd"GET DUMPED"のリリースが2000年なので、かなり間隔の空いた久しぶりの作品となっております。3rdの本作の方がより華やかになっており、TIN ARMORあるいはYUM YUMSが思い浮かぶハート掴みまくりな癒しの青臭いメロディーとボーカルが、うんざりとしたこの世の様々な煩わしいことを束の間、忘れさせてくれます。猛烈にメロディーがいいので、アコギの曲も染みます。渋さあるいは男の哀愁というキーワードには無縁かのしれませんが、そればっかりの人もたまにこんなのを聴くと健康にいいですよ。

SLOPPY SECONDS "DESTROYED"

sloppy seconds最悪、最低な(もちろん褒め言葉)、ラモーンパンクの大御所による1989年リリースの一大アホ傑作1stアルバム。でも昔、TIMEBOMBでずっと売れ残っていたのが懐かしい。しかし、やっぱりランクインすることにしました。ジャケもKISSのパクリだし、バンド名、曲名ともに悪趣味。ほんと最低で下品。脳足りんのブタ野郎と蔑まれそうな輩が、超キャッチーでちょっぴり切ないメロディーを繰り出していくのは、実に痛快であります。嘘のようですが、ホントにこいつら才能あります。

SAMIAM "SOAR"

SAMIAM昔、彼らのアルバムはよく聴いておりました。その中でも、アルバム全体のできとしてはこの2nd(1991年リリース)が一番なのかなって思います。なぜか、Brettがプロデュースとなっていますが、BAD RELIGIONっぽくはありません。イーストベイに片足を突っ込んでいるのに、歌心があるボーカルと心打たれるメロディーが他の周辺バンドとは異なり、孤高の存在というか浮いてしまっているようです。曲の美しさではかなり上を行っていたと思います。当初この場で紹介していた、駄作とされている唯一のメジャー作品である4th"CLUMSY"も"No Size That Small"という傑作の名曲があるので、シングルの積もりで手に入れてください。多分、売れなかったメジャー作品なので、アホみたいな安価で手に入るのではないでしょうか。そして、大阪でライブ(2019年7月15日)を観に行きましたが、遠い存在だったはずのバンドが目の前で演奏しているのに、胸が熱くなりました。

HER SPECTACLES "REMAIN"

HER SPECTACLES1曲目"In Minor Chords"からいきなり名曲。掴みはオッケー。スピーカーから出てくるギターの音が部屋全体を覆いながら、時折、日本のバンドならではの日本人に心地よいメロディーが鼓膜を突き抜けてきます。全7曲ともグッドメロディーで高水準であります。MEGA CITY FOURなんかが比較されるバンドとして挙げられていますが、私には、やはりNAVELにおけるメロディックな曲に近いものも感じます。人それぞれ感じ方は違うのでしょうが、爽やか、かつ切ない音を求めている人にとって、あまりハズレと思う人はいないのではないでしょうか。2006年リリース。

JETPILOT "SEVEN SONGS EP"

jetpilotSCARIESやGAMEFACEのようなエモーショナルな雰囲気を醸しながらも、その他大勢で見受けられるようなだるくてゆる〜い感じではなく、疾走感が絶妙な加減であるところが、私にはとっても美味しく感じられるんです。優しい声に加え、全曲が美しくて青い旋律で暗涙にむせいでしまいます。聴いて成る程なスウェーデン産のバンドですが、なぜか静岡からの2008年リリース。そのためか、日本以外のWebサイトでほとんど引っかかってきませんが、世界の皆さん、こんなもの放置しておいたら勿体ないですよ。ハードさはないですが、素晴らしいです。ちなみ2003年リリースの1stアルバム"SESSION WITH HIM"も目茶苦茶青くていいですよ。

BAREFOOT "ONLY SOUVENIRS"

BAREFOOT スーパーWebサイト"THE BEST PUNK ROCK IN ENGLAND"さんによると、BEAUTY SCHOOL DROPOUTのドラムが参加しているそうです。とはいえ、4曲目"Stop"なんかを聴いていると、何となくスウェーデンのSTARMARKETの方が近いかなって思います。BEAUTY SCHOOL DROPOUTは疾走感が気持ちよいのですが、このBAREFOOTは曲の良さとほんのちょっとのエモ・エキスを盛り込んでいるのが、よろしいかと。あっ、勿論、疾走感がないわけではないですよ。そして、MEGA CITY FOURな青臭さが好きな人にも、お薦めできるかと。地味な面は否めませんが....。2003年リリースの1stアルバム。

TEENAGE GLUESNIFFERS "NERVOUS BREAKDOWN"

TEENAGE GLUESNIFFERSこれは、ポップな感じとメロディックな感じのちょうど良いとこどりの傑作であります。軽くもなく、重くもなく、かと言って中途半端でもない。私のような弱小Webサイトを覗いてくれている人で、このバンドを生理的に受け付けない人はいないような気がします。無人島にまで持って行くかは別にして、一家に一枚のイタリア産であります。2009年リリースの1stアルバム。とここまで書いて、myspaceで影響を受けた音楽欄をみてみるとRamones & 90's Lookout Soundだと。そうなのか。7曲目"Brainwash"の「ブレインウォッシュ!トゥルル〜」の響きが脳内に対流して心地よいです。

DONFISHER "SETTING NEW STANDARDS IN APATHY"

 DONFISHER沈滞した1996年にひとつ天から落ちてきた珠玉の1枚。残念ながら、DONFISHERにはこれ以外の作品はないとのことでです。惜しい、実に惜しい。何なら今からでもいいので録音して、奇跡の音源発掘とかにして、嘘つきリリースでもOKです。まず1曲目の静から動の奇跡的な展開。UKメロディック界の屈指のギタリストAndyから放たれる歌心あふれるギターサウンドに、痺れまくりで、エアーギターしまくっているキッズも多いのでは。あと蛇足ですが、フランキー師匠のプロデュースです。念のため。4曲入りのシングルですが、紹介せずにはいられません。

ST.FALL APART "SOMOS EXTREMOS"

ST.FALL APART全てが1〜2分台の13曲入りの2010年リリースのアルバム。速くしたWHISKEY SUNDAYな感じだとか親しみやすくしたDEAR LANDLORDな感じと言ったらよいのでしょうか。どっちにしろ、とってもナイスなできであります。小気味よく、重い感じがないところが好感をもてます。聴きながら、一緒にコーラスに加わってジャンプしたい衝動をかき立てられ、階下の住民に怒られること請け合い。捨て曲なしの27分間の幸せな時間を是非、過ごしてください。AGE OF DISTRESSさんにて購入。さすがです。


とうとうBEST120完成しました。BEST200完成までかなりかかると思いますけど、こつこつ行きます。一度しか聴いていない(ひどい場合は最後まで聴いていない)CDもかなりあるので、掘り起こすとびっくりするような感動作に出会えるかも知れません。でもともかく聴く時間がないなー。


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