MY MELODIC BEST 141〜160

辛けりゃ、やめればいいんだけど...。作っちゃいました。誰も望んでいないかも知れませんが、200位までは期待してもいいようです。

PASTWALKER “REFLECTIONS”

PASTWALKER1stアルバム。1回目はさほど印象が残らなかったのですが、2回目、3回目と叙情的なメロディーが脳みそに記憶されてからは聴く度にとても気持ち良くなっていきます。スピーカーから流れる音に合わせて口笛が吹きたくなるような切ない日本的なメロディーラインにほっとさせられますし、心に引っかかるメロディーを大事にされていることに好感が持てます。まさにこれぞUKメロディックに影響を受けたJPメロディック(個人的に日本でメロディックバンドを称しながらも、どうやったら音に合わせて口笛が吹けるのか不明なメロディックとは言えないバンドが多いと思います。単にパンクバンドと名乗って欲しい)。Bandcampで1曲、1回だけ聴いて判断するのは勿体ない。ちなみにこの"Reflection"も良いですが、7曲目"Second Tune"なんかも大好き。極端に明るくもなく暗くもない自然で良い塩梅です。私、お薦めします!2021年リリース。

MENSAKA "LAS CANCIONES QUE NO QUERÍAS ESCUCHAR"

MENSAKAスペインのポップパンクは大好きですが、意地悪く記載するとどれも同じ感じなのでもうアップするのはいつもやめようと思っているのですが、これはスペインじゃなくアルゼンチン産ということじゃないですか。だったら良いことにしましょう。ま〜鈍感な私にはスペインとアルゼンチンの違いなんかは分かるはずもありません。さらっと聴いただけでは単純なようですが、各曲がそれぞれ掴みのサビを巧みに効かして最初から最後まで飽きさせない、アルバムトータルとしてあまりに優れた作品なので紹介しないのは勿体ない。やるせない感じが堪らないです。2016年作品。

DYNAMITE BOY “SOMEWHERE IN AMERICA”

DYNAMITE BOYテキサス産の2001年作の3rdアルバム。ノリの良い楽曲が盛り沢山で楽しくなれるキャッチーなポップパンクの佳作。スピードだけでいくと1stの方があるのですが、それが初期衝動的な勢いだけの感があるのに対し、この3rd、アルバムを単調にしないように各曲をよく練って、全体としてもかなり完成されております。音的に違えども疾走感とキャッチーさはFACE TO FACEやGREEN DAYを思い起こさせるものがあります。女性ゲストボーカルを入れた3曲目”No Way Out”はかなりの名曲であります。ちなみに4thはちょっと大人になっちゃってますが、曲のクオリティは高いのでこれまたFACE TO FACEの3rdが好きな人ならお薦めです。

STOKOE "THE EXPERIMENT HAS BEEN A COMPLETE AND UTTER FAILURE!"

stokoeFrankieとともに全盛期LEATHERFACEを支えた一人Dickie Hammondがフロントマンを務めたバンド。この2006年リリースのアルバムを私は猛烈に過大評価して大傑作って思っていますが、世間的には無視されているようで、Dickieの部屋には沢山の売れ残りがあるそう。LEATHERFACE以外で彼が関わるバンドはHDQやDr.BISON等、ありますが、個人的にはこれが断然一番かなと思います。くっきりとしたギターやメインの女性ボーカルとDickieのアルコールで強化された渋いボーカルの掛け合いもいい具合。ふと、FIFTH HOUR HEROを思い浮かべちゃいました。彼の能力にも改めて感心した次第。あの傑作"MUSH"は、Frankieだけでなく、やっぱりあの4人だからこそできたのね。Dickie、安らかに〜。ありがとう!

CORN FLAKES "CHILDISH"

cornflakes売り込み広告では、スペインの伝説的なメロディック・バンドの名盤2ndアルバム(1992年リリース)とのことですが、私はノーマークでありました。このバンドの音をどう表現したらいいのでしょう。メロディーはDOUGHBOYSを思わせ、FACE TO FACEの疾走感とひねくれたALLのエッセンスを混ぜて、水で薄めたような気が...。とはいえ、このスピードで、哀愁をこんなに盛り込むとはかなりのいいセンスしており、最後まで一気に聴けます。ちなみに英語のためかスペインのポップパンクのあの感じは見受けられません。90年代初期っぽくて今どき感はないですが、格好よくて痛快であります。

KIDSNACK “FIRST STEPS”

KIDSNACK青くてハイトーンな声に、WALKERに比肩するようなヘタレかつ甘く切ないメロディーを連発でぶち込んできます。まさにモテなそうなそして悶々とした日常生活を過ごしていそうな若者から出てくる音。そしてたまにSAMIAMなんかが思い浮かばせるような感傷的なフレーズも…。それでいて実際以上に疾走感が感じられるのがこのバンドの色なんでしょうか。”Just For A Day”、”Goodwill”などキャッチーで良い曲が散りばめられている良作。テネシー産の2001年作のファースト。

THE TATTLE TALES "HEARTS IN TUNE"

tattle tales2006年リリースの1stアルバム。非常に伸びやかで爽やかなボーカルが何よりも魅力的なポップなパンク。この心温まる甘酸っぱいメロディーを聴いていると、これはパンクというよりパワーポップと言った方が正確な表現であるのかもしれません。LOCAL BOYS好きなんかは確実にハートを掴まれるかと。古くはBEACH BOYSからWEEZER、ERGS、UNLOVABLESなんかを混ぜて割ったアメリカのお菓子のような極甘な作品となっております。勿論、良い意味ですよ。

PARKWAY WRETCH "HOMESICK"

PARKWAY WRETCH通販での危険なキーワード"CRIMPSHRINE、FIFTEEN直系"という言葉に、毎回、騙されてきた私。大抵、そういったブツは、FIFTEENではなく、Aaronの係わったSHOTWELLやBLANK FIGHTのような感じのものばかり...。CRIMPSHRINEはともかく"FIFTEEN直系"って言葉を使われると必ず買わないといけないので、販売される方には、安易に使って欲しくありません。で、2006年リリースの本作。"CRIMPSHRINE、FIFTEEN直系"認定マーク付きです。曲のできは、師匠に遠く及びません。しかし、あの雰囲気を醸し出しているバンドは、なかなかいません。ちなみにAGE OF DISTRESSさんで紹介されていました。これまたナイスです。

THE DOPAMINES "THE DOPAMINES"

the dopaminesジャケットでの全くモテなそうな感じのメンバー写真からいって、期待できそうな2008年リリースの1stアルバム。ルックスがこうだと悲しくて切ない感じを予想するかも知れませんが、ところがどっこい、こちらの予想どおりのERGS!とかCOPYRIGHTSとかを思い浮かばせるような青臭さを吐き出すポップパンクであります。この心をがっちり掴むキャッチーなメロディーを嫌うようなポップパンク好きはいないのではないでしょうか。インパクトは先ほど記載したバンドにはかないませんが、熱い部分もあるし、いいところ取りな良バンドで、良盤です。

ARMCHAIR MARTIAN "MONSTERS ALWAYS SCREAM"

TUESDAY若干かすれ気味な声や哀愁のメロディーがJAWBREAKERやHÜSKER DÜを感じさせるけど、ちょっと土臭いカントリーテイストも出してきたりして、なかなか個性的な作品に仕上がっております。とにかく曲がいいので、一度味見をしてみてはどうでしょう。特に2曲目"Crestfallen"なんか、おしっこちびり級の大名曲であります。以前は2001年リリースの再発CD(14曲入り)を聴いておりましたが、10インチのレコードを入手しました。ジャケットが異なる他、4曲のボーナス曲が無くなって密度が濃くなって更に好印象になっております。ちなみに元ALLのChad Priceがベースプレイヤーとして4曲クレジットされてます。1998年リリース。

PEEPLE WATCHIN' "SOMETHIN' TO TELL YA"

PEEPLE WATCHIN THE CREDENTIALSのメンバーによる1stアルバム(2013年リリース)。THE CREDENTIALSも勢いや雰囲気は好きだったのですが、如何せん曲自体のメリハリがさほどなく、グッとくる決めの曲がなかったので、このwebサイトで紹介せず仕舞いでしたが、このアルバムは自信を持って紹介できます。THE CREDENTIALS時代で感じられた、「どの曲も一緒」状態ではなく、個性ある各曲がそれぞれに泣きに至る盛り上げポイントを設定するとともに、臨場感溢れる録音がダイレクトに脳みそに衝撃を与えてくれます。実に見事な隠れたラフ・メロディックの傑作であります。

JETTY BOYS "JETTY BOYS"

jettyboysご機嫌な曲"The Way It Goes"から始まり、そのままイノシシかサイの如く、前のめりに突っ走っていくウィスコンシン産の1stアルバム(2008年リリース)。曲が実に巧く練られている、パワーポップパンク・ロックです。メンバーの足の入れ墨としてMINOR THREATが記載されているのが見えますが、音的にはまったく関係はなく、とことんキャッチーであります。DEVIL DOGSをもっとポップにして、哀愁スパイスをちょっと振りかけた感じで、いい塩梅です。ちなみに再発版のジャケットは、バンドのマークだけになっていますね。

GREY AREA "GREY AREA"

GREY AREAJUNCTION 18同様、一回聴くだけでは、メロコアって言われそうな感じなのですが、やはりこのバンドは、メロディック・ハードコアと紹介したい。メロコアと省略したくないですね。前歴がWARZONEなどのNY HARDCOREなので、浮ついた感じがしません。FACE TO FACEとかのフックの効いた疾走系を求める人には、かなりよろしいじゃないんでしょうか。ハイトーンの伸びやかな声が気持ちよい。多分、叩き売られ系なので、数百円あればゲットできそうな気がしますので是非。1998年リリースの1stアルバム。ちなみに2nd"FANBELT ALGEBRA"はボーカルが変わっておりますが、結構いけますよ。

THE CAPITALIST KIDS "TOO BIG TO FAIL"

CAPITALIST KIDSジャケットにはRAMONESやSCREECHING WEASELが出てきておりますが、なぜか私の第一印象は、初期の頃のGREEN DAYが浮かんでまいりました。ポップでちょっぴり切ない11曲を16分程度にぶち込んでくる潔さが格好良すぎであります。こんな風に書くと、金太郎飴的な曲ばかりかと思われるかもしれませんが、曲作りの才能がかなりのもので、飽きさせません。上手いこと作ってますわ。THE FAKE BOYSやTHE ERGS好きなんかにもお薦めのテキサス産の1stアルバム(2010年リリース)。

BRAVER "STAY BUSY!"

BRAVER盛り上がりまくる巧みな展開が魅力的な1〜2分台の曲で構成されているので、さくっと12曲を満喫することができます。短いのに切ない哀愁エッセンスを各曲に振りかけられており、非凡な曲作りの能力を感じさせます。そしてGreen Dayを思い浮かばす鼻に抜けたボーカルに味があり、ポップパンクとメロディックパンクのええとこどりの快作であります。ALKALINE TRIOやUNWELCOME GUESTS好きなんかはイケるのではないでしょうか。2012年作のミネアポリス産の1stアルバム。

LOVEMEN "CHILDREN EAT A NIGHTMARE"

LOVEMEN日本を代表するエモーショナル・メロディックバンドの名作とされている2ndアルバム(1998年リリース)。最初の1曲目"Drive Back"では傑作を予想させる挨拶代わりのジャブ的なパンチを繰り出し、次の2曲目"Line"以降、更に本気を出してきております。UKメロディックを彷彿させる哀愁があって、高音域で展開するボーカルに、スピーカーから放たれる、よく歌って泣くギターの洪水が被さって、心地良いミックス具合であります。5曲目"Scenety Of Town"なんかはJAWBREAKERなんかを連想させる号泣ソングであります。世界に誇れるSNUFFY SMILEからのリリースであります。

ANDREW JACKSON JIHAD "CAN'T MAINTAIN"

ANDREW JACKSON JIHAD 皆さん、何となくお気づきのことでしょうが、私は、それほどPLAN-IT-Xなフォークなパンクに興味がないのですが、私にとってこれは別格で好物であります。ちなみにAsian Man Recordsからのリリースです。牧歌的ではありますが、土埃とバーボンの臭いが漂う泥臭ささより、物悲しいキャッチーなメロディーが際立っており、日々の煩わしさに疲れまくりの我が心にじわ〜っと染みるのです。人の良さが滲み出た何とも言えないボーカルが実にナイス。アリゾナ産の3rdアルバム(2009年リリース)。

HÜSKER DÜ "NEW DAY RISING"

HUSKER DUDAG NASTYとともに、好き嫌いに関わらず、メロディック・ハードコア史において教科書的存在なので誰もが入手する必要ありです。私にとってHÜSKER DÜのベストソングはミニアルバム"METAL CIRCUS"に収録の恐ろしいぐらいの超名曲"Real World"ではありますが(あのLIFETIMEがカバーした"It's Not Funny Anymore"も収録されているので、後で入手してください。)、アルバムのできとしては、この3rd。大好きな"Books About UFOs"等、激しさと美しさが見事に同期したバラエティーに富んだ素晴らしい曲ばかり。これが1985年のリリースと想像できない。メロディック・ハードコアの元祖の一つである彼らの才能が溢れています。

PEGBOY "STRONG REACTION"

PEGBOYメンバーには言わずもがなメロディックなハードコアのオリジネーターの一つである元NAKED RAYGUN出身者もいて、おっさんの哀愁がぷんぷんと漂う偉大なバンドのいぶし銀的傑作1stアルバム(1992年リリース)。CDにはボーナストラック(EP"THREE-CHORD MONTE")もあり、"Strong Reaction" "Field Of Darkness" "My Youth"など、涙なしでは聴けない名作ぞろい。とにかく曲が良くて渋いので、90年代前半の哀愁メロディックが好きな人にはどんぴしゃだと思います。教科書的存在なので好きでも嫌いでも入手しておきたい珠玉の名作であります。

MR. ORANGE UNDERCOVER "GO PUNK YOURSELF"

MR. ORANGE UNDERCOVER2000年リリースのハワイ産。90年代のメロコアな雰囲気とB級ポップパンクなノリの絶妙なミックス具合が個人的には非常に安らぎを感じてしまいます。これを人は中途半端と捉えるかも知れませんが、アルバム内のどの曲も水準以上で、爽やかなハワイのそよ風が顔を撫でていきます(行ったことないけど...)。中古レコード屋で床に落ちていたら、拾って買ってあげてください。2曲目"Next Week Thursday"や7曲目"Wasting My Time"なんかは軽快で気持ち良いですよ〜。


疲れた〜。ブログで頻繁にディスクレビューしている人ってとっても偉いです。


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