MY MELODIC BEST 241〜260

SCARPER! "EVERY TURN"

SCARPERこれを紹介するの数年にわたり躊躇したのは、事実なのですが、世間(といってもすごーく狭い世界ですが...)で賑わしているLATTERMAN系なバンドより好きなんだから仕方がないということで晴れて紹介します。ホーンを生かした哀愁UKメロディックバンドなんですが、スカっぽくないところが味噌でして、1曲目"Invitation Elsewhere"からそれを楽しめ、極めつきの11曲目の名曲"Eight Million Ways To Die"なんかを聴いていると、私は、少年時代の金曜ロードショーのテーマ曲が浮かんできて、懐かしさにどうしようもなくなってしまうのです。完璧とは言えないアルバムなのですが、なんとも愛おしい。ちょっと毛色の違うのを探している人には、挑戦しては如何でしょうか。2000年リリースの1stアルバム。

BLUELINE MEDIC "THE APOLOGY WARS"

BLUELINE MEDIC元JAWBOXという説明もいらない大御所J. Robbinsプロデュースによるオーストラリアのバンドの1stアルバム(2001年リリース)。1stとはいっても、メンバーそれなりの経歴(CAUSTIC SODAなど)があるらしく、おっさんぞろい。おっさんパワーを発揮して、渋くて感情がこもった演奏をしてくれます。曲が美しく、後期JAWBREAKER、ALKALINE TRIOが好きな人にはOK!と言ってもいいかなと。3曲目"Making The Nouveau Riche"や4曲目"At Least We Had The War"なんかパンクとかの視点を抜きにして、心に染みる名曲だと思います。

EFFERVESCENT "DAMNED IF YOU DO... DAMNED IF YOU DON'T!"

effervescentUKバンドということと、WATERSLIDEさんでこれを買うとちょうど総額1万円を超えて送料無料になるという理由で全くもって期待せずに買った作品。ジャケットからも駄作イメージをぷんぷんとさせています。聴くと、これまた全くUKメロディックサウンドではなく、US系B級ポップパンクといったところでしょうか。ところが、期待してなかったからかも知れませんが、地味ながら、意外といいことが判明。MYSPACEで音楽スタイルとしてALL、SNUFF、 WEEZER、DIESELBOY、JAWBREAKERと書いていますが、無視した方が安全。B級でちょっと切ないのが、好きなならOK!ま〜若干後半だれますが....。2005年リリースの3rdアルバム。で、YOUTUBEで彼らのアホ具合を楽しめます。

TRAVOLTAS "ENDLESS SUMMER"

travoltasこの音そしてこのジャケから想像できないオランダ産。この2002年リリースの3rdアルバムもBEACH BOYSやRAMONESの影響があるサーフ・ポップ・パンクと言われているのでしょう。確かにそれらを聴き、影響を受けたうえでやっているのでしょうが、とはいえ、巷のバンドとは頭一つ飛び抜けている曲の美しさとハーモニーが際立っているからこそ、広く世界で評価されているのでしょう。やっぱり世界は広い。SONIC SURF CITYやYUM YUMS等がお好きな方は間違いなく大丈夫なのでは。で、8曲目を聴いていると、なぜかTHE HOUSE OF LOVEと似ているかなと思いましたが、はい、皆さんにはどうでもいいことですね。ちなみにプレミアが付いていて、傑作とされている2ndアルバム"MODERN WORLD"については、個人的には、定価以上のお金を出してまで、買うほどでもないと思います。

MOVING TARGETS "FALL"

MOVING TARGETSかなり昔、今はなきパンク雑誌「DOLL」の別宮さんのレビューにて激賞していたので、購入した記憶があります。Kenny Chambersによる激しいながら美しいギターと感情がこもったボーカル。当時はかなりヘビーローテションで聴いておりました。4曲目"Answer"なんか感動的で私のBEST20位の中に入る大名曲だと思います。7曲目"Away From Me"もかなり良い感じで大好き。中期以降のHÜSKER DÜ好きにはたまらん内容であると思います。1991年リリースの古典的名盤な3rdアルバムであります。

TRAVIS CUT "ANOTHER DAY ANOTHER DRUMMER"

travis cutUKメロディック・ポップ・パンクバンドのシングル・コンピです。2ndアルバム"SEVENTH INNING STRETCH"を紹介しようかとも思いましたが、最初に入手した思い入れでこちらの方を紹介。SNUFFY SMILE産で1,000円でした。王道UKメロディックの音より、ポップ度が高い感じで、曲作りのセンスはかなりのものだと思っています。声質も好き。21曲入りでシングル・コンピなので、散漫な印象を受けますが、4曲目"Imperfect Tense"や7曲目"No Good With Words"なんか哀愁も感じさせながら疾走していく感じが好きです。1999年リリース。

DUGONG "THE EASTMOOR RULES"

dugong2001年リリース作品。1stシングル"...I'm Not Leaving"(Bomb Outのwebサイトでは、"日本でよく売れた"と記載されています)はChopperを彷彿させる王道UKメロディックで、かなりイケてますが、それにエモ・エッセンスを多少振りかけているのが、1stアルバムである本作ですが(2nd等は未聴ですが、もっとエモ度がひどくなるらしい)、こんなエモなら私は十分オッケーです。本当にいい曲書いてます。哀愁爆発のメロディックな曲の数々に彼らの才能が窺えます。なかでも1曲目"Decide To Fall"の小気味の良い展開が好物であります。

THE ARRIVALS "GOODBYE NEW WORLD"

arrivals2000年リリースのシカゴ産。1stアルバム。Webサイトでは、シカゴということでPEGBOY等の影響なんかを書かれていますが、あと、DILLINGER FOURなどの激渋メロディック・パンクバンドや昔のOiパンクの哀愁漂う香りを思い浮かべることができます。特に前半部分はグッドメロディー満載の素晴らしいできで、隠れた傑作になりうる作品だと思っております。4曲目"Last Lulaby"、5曲目"Chinese New Year"、かなり泣けます。最後の曲までこの調子でやってくれていたらBEST20位入りなぐらい完璧なんですが、6曲目以降から、個人的にはどうでもよくなります。

ANOTHER FINE MESS “MILLION SMILES...AND A FEW SMILES MORE”

ANOTHER FINE MESS個人的には有名VA”The Best Punk Rock In England, Man”での収録曲”Fab 66”でしか知らなかったバンド。そもそもその曲自体、印象が薄いし。切なすぎる超名曲である”Smile”なんかを収録してくれていたのなら、もうちょっと前から注目していたのでしょうが…。で、本作。1992年にリリースされたアルバム”Million Smiles”にその他モリモリと盛り沢山の2枚組。さすがのFIXING A HOLE RECORDSさんからのリリース。ダイナミックレンジが狭いせいか、今時感がない昔のUKメロディックの音であります。曲自体には抑揚があるものの、なぜか地味というかキラキラしていないのが、妙に心地良い。WACTなんかのショボいポップパンクがお好きなら手に取って頂ければと思います。

PSYCHOTIC YOUTH "BAMBOOZLE!"

psychotic youth1993年リリース"JUICE"と1994年リリース"POP"の中のいい曲を選曲して収録した編集盤で、私が持っているのは2枚組となっており、もう1枚はライブ盤となっております。バンドの存在自体は栄森さんのテイチク時代から知っていたのですが、実際に聴いたのはそれから大分と経ってからでした。いつも私のコメントで出てくるフレーズなんですが、なんでスウェーデン出身バンドってこんな美メロを持ち合わせているでしょうか。BUMやVACANT LOT級に匹敵するような青臭い青春ポップパンク。

W.O.R.M. "VERTICALLY UNCHALLENGED BABY"

W.O.R.MFIXING A HOLE RECORDSで4thを出したということで存在を知ったUKバンド。つまり、後追いですね。そういうことで、評価が高い2000年リリースの3rdアルバムを入手。確かにUKメロディックのメインストリートっていう感じではない地味な感じ。それほど明るいわけでも、暗いわけでも、渋いわけでも、甘いわけでもない、地味と胸がきゅ〜んとなる良いメロディーを武器に頑張っております。アルバムタイトル曲なんかとっても好きです。ちなみに疾走感を重視の方は、本作よりも軽快な2nd"MULLET IN THE HEAD"がお薦めであります。

BACK TO NORMAL "MONEY & HEALTH"

back to normal 意味が分からないセンスなしジャケが際立つ唯一のオリジナル・アルバム。1995年リリースのフィンランド産。1995年ってことは、RANDYやNO FAN AT ALL等のスウェーデン旋風が吹き荒れていた頃にひっそり隣国で産み出されていたわけね。彼らによると、影響を受けたのは、ALLやSNUFFや初期のBAD RELIGION等ということですが、やはり上記のスウェーデン・バンドなどで見られるような北欧テイストが加味されているのが、彼らの魅力なんでしょう。垢抜けない弾き切れていないポップ感は地味という言葉で片付けられるかもしれませんが、いいもんです。特に2曲目"Remember"は適度なスピード感とキャッチーなメロディー展開がサイコーであります。

SIXTY STORIES "ANTHEM RED"

SIXTY STORIESカナダのウィニペグの女性バンドによる2003年作。一緒にSPLIT作品をリリースしているPAINTED SHINとは同郷のようです。張り上げない落ち着いた低めの声で、鬱陶しい生活で傷ついた心を癒してくれます。3曲目の"Second Hand Table & Chairs"では、あのなんとなもの悲しいWEEZERのアルバム”PINKERTON”での雰囲気が思い浮かぶような曲も披露してくれるなど、派手さはないものの、最後までたどり着いてくれます。後に、このアルバムの名を冠したバンド“ANTHEM RED”を結成し、”DANCING ON THE DISHWASHER”をリリースしますが、これまた和み系でよろしいです。

SONIC AVENUES "SONIC AVENUES"

SONIC AVENUES今、手にしているCD。この中には0と1の情報のみしか入っていないそうな。この0と1の順番の違いで、心が揺さぶられるほど感動したり、金をどぶに捨てたと思ったり、一喜一憂する我々。で、このCDには、他のバンドとは違うしっかりとした個性、それは毛色は違うかも知れませんが、FOR SCIENCEが思い浮かぶようなセンスの良さに惹かれるものが詰め込まれています。POP PUNKからは離れたくないものの、同じようなものばかりは詰まらないという人は是非入手をば。ガレージ風味をアクセントとしたポップ感が楽しい、モントリオール産の1stアルバム(2009年リリース)。

BLOCKO "BLOCKO"

blocko神BROCCOLIを思い浮かばせるバンド名とサウンドを武器にして、我らをあっと驚かせた彼らの唯一のアルバム。2003年リリースと言って間違いないでしょうか。買った当初は、その似せ過ぎた雰囲気が好きになれなかったのですが、冷静に聴くと、神様やHOOTON 3 CAR等、90年代初中期UK王道メロディック・サウンドなんだから、中身自体は悪いはずがございません。個性のなさは否めませんが....。2曲目"Fibs"とかそのまんまな雰囲気ですが、格好いいです。超名曲はないかもしれませんが、このアルバムに充満する哀愁と疾走感は魅力的であります。

THE REVELING "TRIBUTARIES"

THE REVELINGこのブルックリン産の1stアルバム(2011年リリース)を聴いていると、SHADES APART、SAMIAM、ALKALINE TRIOなんかの90年代頃に活躍したメロディーの良さが持ち味のバンド連中が私の脳みそに思い浮かんできます。ということで、懐かしさに溢れるばかりで、彼らならではの個性というか新しい感じはあまりしませんが、エモーショナルでツボを押さえた曲の展開がこのアルバムを無視できないものとしております。3曲目"Chasing My Tail"や4曲目"Left At Forkright"等、じわじわ盛り上がって、熱くなっていく曲なんかは、かなりの名曲だと思います。

SHADES APART "SHADES APART"

SHADES APARTDAG NASTY好きなら、これも買って!派手さはないけど、渋いメロディックの古典的名作であります。1988年リリースの1stアルバム。WEBで検索してもほとんど無視されているバンドだけど、この1stアルバムの完成度はかなり高いです。結構、メロディック界の大御所だと勝手に思っていたんだけどなあ…。特に1曲目"On The Inside"や大名曲4曲目"Dark Days"なんかは何回も聴いていました。TIMEBOMBで1994年の再発物を大プッシュしていたのが、懐かしい。間違っても1993年リリースの"NEON"ってアルバムは最初は手を出したらあかんと思います。

STOLEN BIKES RIDE FASTER "NOTHING HAS CHANGED"

STOLEN BIKES RIDE FASTER最初にこれを聴いたときは個人的には感情の盛りあがりはありませんでしたが、ふと何回目かに音量を上げて聴いたときに、ちゃんと聴いてあげれてなかったことを反省。だみ声で、バタバタとやっているだけだと思っていたら、キラリと光るグッドメロディーを振りまきながら、エモーショナルにかつ、疾走しておりました。すぐに思い当たるバンドはないのですが、LEATHERFACEとMILES APARTを足して、2で割ったら、すごいバンドになってしまうので、3で割った感じとしておきましょうか?2006年リリース。

THE HEARTACHES "LUNACY & DEVASTATION"

heartaches評価されているのかいないのか、情報が少ないのでよく分かりませんが、どうやらベルギー・アントワープのバンドで2003年リリースのようです。アントワープというと「フランダースの犬」なので、あの最終回のように泣かずにはいられないサウンドなのかというと、そこまではいきませんが、これが結構良いんですよ。初期パンクのテイストにSOCIAL DISTORTIONを加えたような、渋さがありつつもポップな味付けもあるため非常に聴きやすいです。スピード感もよし。なんかもっと似ているバンドがあるような気がして仕方がないですが、思い出したら追記します。

CHINESE TELEPHONES "CHINESE TELEPHONES"

chinese telephones某Webサイト等で絶賛されているバンドの1stアルバム。ミルウォーキー産の2007年リリース作品。全曲、飛ばしに飛ばしながらもポップにそしてちらっと泣かせるフレーズが出てくるので、こういうのを世間では、傑作と言うのでしょう。QUEERS、TEENAGE BOTTLEROCKET等のポップパンクファンからD4、OFF THEIR WITH HEADS等のメロディックコアファンまでを包含できる許容度の広い強力なアルバムだと思います。ちなみに素敵なジャケットもお気に入り。


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