MY MELODIC BEST 221〜240

THE GUTS "SOMETIMES YOU JUST CAN'T WIN"

guts過去の作品の編集盤で33曲の盛り沢山であります。こういった場合、お腹一杯になってしまいそうですが、"Change"や"Mary Jane"などのあまりのキャッチーなポップ・パンクの連射に心が揺さぶられ続けてしまいます。甘くて伸びやかなボーカルも素敵です。WEBサイトを見回しても、どうも注目されていないようですが、無視するにはもったいない曲の良さ。THE QUEERSの"MUNKI BRAIN"とかが好きなら、胸がキューンと押しつぶされること請け合い。2006年リリース。

THE MURDERBURGERS "HOW TO RUIN YOUR LIFE"

THE MURDERBURGERSスコットランド産の2012年リリースの3rdアルバム。本作には、超名曲っていうような曲はないかもしれませんが、アルバム全体のクオリティーは高く、だれる感じはなく最後まで一気に終わります。スコットランド産ということでUKメロディックという趣を期待されるかもしれませんが、どちらかというとSCREECHING WEASELやTEENAGE BOTTLEROCKET、SICKOなどのアメリカンな感じに、皆さんがコメントされているとおりスペインポップパンクをスパイスとして振りかけた感じ。つまり、スピード感溢れるキャッチーなポップパンクで、ほんのちょっとだけ青春の酸っぱさをアクセント代わりに振りかけられております。ずっと聴きづけられる傑作。4thもいいですが、とりあえずこっちかな。

BANNER PILOT "COLLAPSER"

banner pilotミネアポリス産の2009年リリースの2ndアルバム。今回からFATリリース。激渋なボーカルと疾走感がAMERICAN STEELやDILLINGER FOURそしてOFF WITH THEIR HEADSなんかを思い浮かばせます。熱くて、畳みかける哀愁の激渋メロディーてんこ盛り具合にメロメロであります。以前は2006年リリースのミニアルバムな"PASS THE POISON"を紹介しておりましたが、軽く凌駕しております(但し3曲目"Sunbelt Scars."なんかは、格好いいとしか言いようのない超名曲だと思います。ちなみに、分かっていらっしゃるとは思いますが、最後の曲はBUZZOCKSの"Ever Fallen In Love?"のカバーです。オリジナルも勉強のため、聴いておきましょう!)。なお、1st"RESIGNATION DAY"もクオリティーは2nd同様、高いです。意地悪な見方をすると、どっちでもほぼ同じ感じではありますが、比較的、聴きやすさと曲のメリハリがあると感じた2ndをとりあえず選んでみました。

NÄSBLOD “SOLENS BARN”

NÄSBLOD2003年作のミニアルバム。Discogsでパンクが充実しているスウェーデンのお店で適当に英語でないバンド名とジャケットが気になったらググってみるという超絶暇ならではの遊びをしていたら、思いがけなく良い曲があったので購入。レビューするに際して海外のWebサイトを検索すると2つほどそれなりに記載されているレビューがあったのですが、「次のアルバムではボーカルを変えるべし」とか「新しいアイデアがない」など酷評の記載しかない。そんなに駄目な作品なんでしょうか。5曲目”Sov Lilla Ängel”や7曲目のタイトル曲”Solens Barn”なんか数秒聴いただけで名曲の予感がして、その余韻でわくわくしながら曲を楽しむことができるほど哀愁度が半端ない名曲だと思うのですが…。ちなみに全曲スウェーデン語ですがTrallpunk度は薄めでメロディック重視で聴きやすいと思います。自信はないのですが哀切極まりない作品だと思いますので一度聴いてみてください。

DRAPES "SILENT WAR..."

DRAPESオレゴン産1997年作の2ndアルバム。まさにWaterslideさんがおっしゃるとおり、全速力で疾走していくというより前のめりで突っ込んでいくドラムにボーカルとギターが仕方なく付き合っているような感じですが、スピード感の割にはメロコアな感じは少ない気がします。単なる高速なメロディックと片付けては勿体ない魅力的なサビ作りのテクニックを駆使した粋なメロディーが魅力的な隠れた佳作であります。5曲目"Blame"なんか大好物。パッヘルベルのカノンのインスト曲を入れたりアルバムの構成としても飽きさせない工夫がされていると思います。LAGWAGONなどから始まるものからの影響があるのは当然ですが、なんとなくNAVELにも似ていいるような気が…。あっ違いましたね。ちなみに"Taken By Surprise”は同郷のPOISON IDEA("FEEL THE DARKNESS"に収録)のカバーであります(ジャケの曲順のクレジット間違っているよね)。

THE STEINWAYS "GORILLA MARKETING"

steinways2008年リリースの2ndアルバム。1stアルバム"MISSED THE BOAT"は、世間の高い評判にかかわらず、私の琴線には全く触れませんでした。で、この2nd。1stを軽く超えたとの巷の評価。「あの1stを超えたと言ってもな〜」と思いましたが、イチかバチかで購入。本作品、3段飛びぐらいの差で、前作を超えてました。個人的には別物と思った方がいいと思います。1stでハテナと思った人も、POP PUNKとしてかなりのレベルにあると思いますので再挑戦してみる価値があります。切なさも加味しているところも良し。

LYNYRD'S INNARDS "UNTITLED NO.3"

LYNYRD'S INNARDS2002年産の3rdラストアルバム。シカゴの香りも漂うポップさとメロディックがごちゃごちゃにええ具合に混ざっている一品。音的なそっくりなバンドがあるように感じられるのですが、もう少しのところで思い出せず。とりあえずWALKERとTHE SCARIESを足して、絶妙なセンスを除いて3で割った感じ(笑)って記載しておきます。とはいえ、3曲目"You Need a Heart to Live"、8曲目"The Guts of a Man Who's Fired"なんかは切なさと前向きなパワーが感じられるキャッチーな名曲だと思うのでかじってみてはどうでしょう。

THE MSGS "GHOST”

THE MSGS2020年リリースの九州産の2ndアルバム。Teenage bolockheadなご機嫌ポップパンクもあれば、爽やかで切なさもあって優しい気持ちになれるメロディックパンクも出てきてます。もっと言えば親しみがあるメロディー重視なのでパワーポップファンまでも楽しめるはずであります。アルバムとして完成させるために一曲一曲を丁寧に曲作りあげて構成してきているな〜というのが第一印象。それぞれの曲に印象的な哀調を帯びたパワーフレーズを織り込んで明日への活力を生み出す力が秘められております。個人的にはメロディックおじさんなのでオープニング曲”September SKy”やラスト曲”Ray Gun”を愛して止みません。破壊的な衝動を求める人には向かないとは思いますが、多くの音楽ファンに受け入れられそうな間口の広い作品であります。ちなみに英語の発音がネイティブなので歌声に引っ掛かりがなく自然に流れていくので聴きやすさもあります。要は皆さん聴いてみてはどうですかってことなんです。

KARMELLA'S GAME "YOU'LL BE SORRY"

KARMELLA'S GAMEこれをここで紹介するべきか、別のジャンルとして紹介すべきなのか悩ませた傑作。パンクが持つ攻撃性はここにはどこにもありません。しかもピコピコなキーボードも入ってます。パワーポップ度、全快。本来、無視したら良いのでしょうが、ご存じのとおり、あちらこちらの私が巡るWebサイトで大絶賛。皆さん、戸惑いつつも、多分、この女性ボーカルの声質とドラマチックなメロディーにメロメロになってしまっているのでしょう。ま〜、私も同じ部類であります。7曲目"A Test"や12曲目"Sorry"で撃沈。涙腺緩みっぱなしですわ。2009年リリースの2ndアルバム。

VAGINASORE JR "VAGINASORE JR"

vaginasore jr2006年リリースの1stアルバム。なんちゅうバンド名かいな。歌詞は読んでいないけど、ポリティカルなのかな〜。この作品、哀愁漂う曲展開でかつ疾走感も備えており、気を許すとラフなボーカルとコーラスに泣いちゃうかも知れません。OFF WITH THEIR HEADSをもうちょっと軟弱にしたような感じで、10曲を21分で突っ走ります。熱くて切ない名曲"Rules"をはじめ、曲がよろしおす。ちなみに2nd"THIS HERE PENINSULA"もちょっと爽やかになっているものの根本は変わっておらず、いいですよ。

THE REAL DANGER “MAKING ENEMIES”

THE REAL DANGERオランダ産のポップパンク2010年作。2nd。オランダのバンドって私のWebサイトでは初めてかと思いましたが、否、TRAVOLTASがいましたね。キャッチーかつ疾走感が特徴なんでしょうか。確かに海外のWebサイトで紹介されているようにDESCENDENTS/ALL、ERGSを足して、FACE TO FACEのスパイスを振りかけて4で割ったような感じです。各バンドに雰囲気そっくりな曲もありますが、各曲はそれなりに練られていて、アルバム作品として結構なクオリティを持ち合わせております。そしてSUPERCHUNKが好きだからという感じの直球カバーでボーナスポイントが加点されております。

VIBEKE SAUGESTAD "THE WORLD FAMOUS HAT TRICK"

VIBEKE SAUGESTAD 荒んで心が晴れないときに、優しさに溢れた癒しパワーを求めるあなたにとっておきのアルバム。あのグレート・パワーポップメーカーYUM YUMSのオルガンプレーヤーでもある彼女の2007年リリースのソロ作品(3rdアルバム)。聴いたことがない人には、BLONDIEを更に可愛くそして甘くした感じとでも説明しておきましょうか。1曲目"He's Peculiar"から間違いない。なにせYUM YUMSのメンバー等がバックを勤めておりますので、メロディーの甘酸っぱさと切なさは尋常ではありません。破壊力ゼロのとってもキュートな逸品であります。PRETENDERSの名曲"Kid"が思い浮かぶ9曲目"Stupid"で胸がはち切れそうになりますよ。

THE STRIKE “SHOTS HEARD ROUND THE WORLD”

STRIKE小気味よいメロディーと気持ちが入ったしわがれた声がいい感じ。加えて、印象的なメロディーを被してくるホーンやアナーコパンクな感じの女性ボーカルを挟んでくるのもアルバムのアクセントになっているようでそれまた良し。音的にはTHE CLASHやOiパンクなんかの親しみやすい要素を踏まえた上での2000年前後のメロディックパンクとなっているような気がします。アルバムを象徴するような超名曲があるわけではないですが、アルバムとして飽きさせないものとなっています。SCARPER!や’TONEなどの少しだけホーンを取り入れた変わり種が好きな人はどうぞ。ちなみにアルバムクレジットによると、ベースがテナーサックスを吹いているので実際のライブではYouTubeの映像どおり、吹いていないかもしれません。ミネアポリス産の1999年作の2ndアルバム。

DOCTOR BISON "DEWHURSTS-THE MUSICAL"

doctor bisonバンジョー(?)らしきアコースティックな曲もあり、派手さはないけど、元ABS、LEATHERFACEのおっさんならではの加齢臭味で勝負の1999年リリースの1stアルバム。全8曲、元ABSのBazが書いているようで、彼の伸びやかで渋さも兼ね備えたボーカルがいい感じでございます。2曲目"Delusion Of Grace"なんか隠れた名曲。これを聴くと、鬱屈した気分が解放されて盛り上がります。元LEATHERFACEのDickieのギターもよく泣いて気持ち良いですが、数曲は彼に作って欲しかった気がします...。

BLOTTO "REMEMBER BUY THE VINYL FIRST.... "

blottoCRIMPSHRINEのポップセンスと疾走感(ちなみにCRIMPSHRINEの"Wake Up"のカバー収録。そういえば、"Step Back"はCRINGERのカバーですよね。)とNAVELの日本的情緒と切なさを併せて割ったかのような味わい深い彼らの編集盤であります。勿論、彼らならではの個性が溢れまくっています。SNUFFY SMILEで出したシングルやコンピ提供曲が収録されているらしいですが、勉強不足の私は全くもって詳細を知りません。超名曲はないですが、だみ声のボーカルと実直な直球チープなサウンドに、見事に胸を打たれました。2008年リリース。

THE SLOW DEATH "BORN UGLY GOT WORSE"

THE SLOW DEATHPRETTY BOY THORSON & THE FALLING ANGELのメンバーによる1stアルバム(2011年リリース)。1曲目"Ticks of the Clock"の出だしから女性ボーカル(SOVIETTESのAnnie)が始まりますが、ゲストである彼女の声はその曲のみ。その他の曲は、DEAD LANDLORDやOFF WITH THEIR HEADSなんかが思い浮かぶ男の世界。ただその周辺バンドによく見受けられるむさ苦しさと勢いだけで最後の曲まで強引に持っていこうというわけではなく、単調にならず、1曲1曲のクオリティーが高いものとなっております。ちょっぴりカントリーな味付けが懐かしさを増幅させるアメリカンなラフ・パンクロック作品であります。

THE LAWRENCE ARMS "APATHY AND EXHAUSTION"

lawrence arms元THE BROADWAYSのメンバーからなるバンドの3rdアルバム。2002年リリース。まずTHE BROADWAYSを聴く方が先ということは間違いないのですが、4曲目"Your Gravest Words"など良い曲も書いているので、もしたたき売られていたら是非。全曲を通して、かなりJAWBREAKERの影響があるような感じです。ちなみにだみ声ときれい声のツインボーカルですが、もっと絡み合った方がもっと良い作品になったのではないかと思います。そこが実に惜しいと思ってます。

LEFTY LOOSIE "100 MILES AN HOUR!"

lefty loosie声量はないものの味のある女性ボーカルと軽やかなギターをはじめとする疾走するメロディーとの調和というか追いついたり、離されたりするせめぎ合いが実に魅力的な作品であります。ミルウォーキー産で2007年リリースの1stアルバムで間違いないでしょうか。7曲目"Tired"など、ポップでかつ哀愁をちょっぴりスパイスとして効かせた曲がそれぞれ良くて、漫ろ涙が流れること請け合いです。あと、声を聴いて妄想にふけて、可愛いのではと想像するのは個人の自由ですが、外見ではなく、やはり、心が何よりも大切です。心が....。

DAG NASTY "CAN I SAY"

DAG NASTYそろそろメロディック・ハードコアの古典を紹介しないといけないということで。これが1986年リリースの1stアルバム。ハードコア出身ながらの激しさを持ちながらメロディックに歌い上げる奇跡的な音です。DYS(どこかいいのかさっぱり分からん)、ALL、DOWN BY LAW(頑張っているけど、煮え切らん。)と長く活動しているDave Smalley様ですが、このときが一番と断言。それとMINOR THREATのBraian Bakerが在籍していたってことも書いておかないと。というかリーダーか。ちなみにVoが違う2nd"WIG OUT AT DENKOS"も傑作だと思います。"Safe"なんかメチャ格好いいと思います。何にせよ、歴史的価値からみると、BEST10的なアルバムでありまして、好きとか嫌いかに関係なく所有しておくべき古典的名盤であります。

TILT "'TIL IT KILLS"

TILTCRIMPSHRINEのベースであったPeteが在籍したTILT。1stアルバム"PLAY CELL"では"Fool To Blame"でPeteが唯一メインボーカルをしているのですが、もろCRIMPSHRINEって感じで感激・感涙であります。とはいえ、実のところTILTのアルバムとしての最高傑作はPeteが抜けてしまっているこの2ndアルバム(1995年リリース)なのではと思います。多少聴き飽きたところは否めませんが、ブロック姉御の声がとにかく格好良い。女性ボーカルものの中ではかなり上位の作品かもしれません。メロディー、疾走感、完璧で元気もりもりであります。ちなみに、「ここでもかっ!」のKevin Armyプロデュース。


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