愛すべきその他のMELODIC D〜F

DANCING FRENCH LIBERALS OF '48 "POWERLINE"

dancing french liberals of '481995年リリース。あのTHE GITSの残党バンドとして有名(ってほどでもないか)なバンド。女性ボーカルではなく、おっさんの味がしみ出ているいぶし銀な作品となっております。音楽の才能があるようで、"In A Past Life"など、純粋にセンスのあるロック・アルバムとして考えてもいいです。プロデューサーがSlayer Hippyってのが想像できないほど衝撃度、疾走感等なんかはないですが、日曜日の朝などでも安心して聴けるんではないでしょうか。

DAN PADILLA "DAN PADILLA"

DAN PADILLA哀愁漂いながら疾走していく結構いい作品。どのバンドに似ているかなーと思って英語によるサイトを覗いても、サンディエゴのパンクバンドでTILTWHEEL等のメンバーからなるということぐらいしか書いていないし、どうやら注目されてないようです。その点、さすが、某サイトさんは1曲目が少しBROCCOLIを意識しているというのを見破ったのは、なるほどさすがです。ただ彼らが実際聴いていたかは知りませんが...。2006年リリースの1stアルバム。

THE DEVIL IS ELECTRIC "I'VE NEVER TRUSTED A REVOLUTIONARY THAT WAS AFRAID TO DANCE"

devil is electricPLAN-IT X RECORDSなバンド。男女のボーカルがチープかつラフな感じで気持ちよく歌っています。2001年リリース。私の持っているのはタイトルそのままで20曲追加されたコンプリート再発盤なので、どうでもいい曲を挟みつつも、時折、7曲目"There Is A Try"や16曲目"The Devil And My Family"のようなはっとするような美しいメロディーをたまに奏でるので気を許せないこととなっております。

DIRT BIKE ANNIE "SHOW US YOUR DEMONS"

dirt bike annie伸びやかな男女のボーカルが魅力的なポップパンクバンドの2003年リリースの2ndアルバム。どうやら2005年には解散しているようです。1曲目"Battle Lines"の出だし10秒で、傑作を予感させます。とはいえ、全体的に悪くないものの、ハートに突き刺さって揺さぶられるような曲が続かないので、このようなランキング外の位置にあるのも事実です。でも4曲目"Not an Eagle Scout"も悪くないな〜。

DISCOUNT "HALF FICTION"

discountフロリダの女性ボーカルバンドの2ndアルバム。1997年リリース。キュートな女性ボーカルによるメロディックなパンク・バンドとして高く評価されているようで、例えばSERVO等のバンドを紹介する際に、よくDISCOUNT風といったような表現もされる、ある意味偉大なバンド。私はそれほど高評価はしてはおりませんが、3曲目"Torn Jeans"や4曲目"Am I Missing Something"等のキャッチーで疾走感溢れる曲なんかはいい感じであります。

THE DOLLYROTS "EAT MY HEART OUT"

dollyrots古くはNikki & The Corvettes等から繋がるキュートなポップ・パンクの2004年リリースの1stアルバム。懐かしさが香るキャッチーなポップ・パンク・サウンドに乗せて、超キュートなキャピキャピ・ボーカルが絡むというのが彼女たちの魅力です。この音を聴いて号泣する人は皆無でしょうが、暗い日常から解放され、脳天気に明るくなりたいときは、この作品、結構いけてます。

DOWN IN THE DUMPS "DUMPS LUCK"

down in the dumpsむさ苦しいだみ声に疾走していくメロディー。如何にも私が好きそうな要素が揃っている感じ。音的にはOFF WITH THEIR HEAD、AMERICAN STEELなんかが思い浮かべることができるのではないでしょうか?だったらランクインさせるべきなのかも知れませんが、個人的に痺れて泣いてしまうような曲には出会えなかったのも事実。とはいえ、クオリティーは高いと思うので、皆さんは大いに気に入るかも知れません。2008年リリース。

DRIVE "OUT FREAKAGE"

DRIVEコンプリートな編集盤が発売されたので、UKメロディックに目覚めて初めて聴く人はそれを購入したらいいんですけど、思い入れで1992年にリリースされた1stアルバムを紹介。コンプリートの方の曲順が結構、滅茶苦茶なので、私には若干違和感があるんです。でも1stを持っていない人には関係ないことでしょう。同時期のバンドに比べ、地味なことは否めませんが、2曲目"Parachute"など、まさにUKメロディック。Frankie師匠が携わっているだけあって安心して聴けます。

DROPNOSE "DROPNOSE"

dropnose6曲で13分程度なので、ミニアルバムという感じでしょうか。メロディック・ハードコアという表現がまさしく的を射た感じの、スピード感溢れる慌ただしい演奏に情熱的で切なく歌い上げるボーカルが乗っかり、曲の良さもあって、すぐに終わっちゃいます。激情系に片足だけ突っ込んでいる感じがポイントアップであります。WebサイトではLIFETIMEに似ていると書いてあり、確かに納得(でもUKバンドです)。フルアルバムを聴きたいバンドですが、解散しており、残念です。5曲目"More Or Less"で泣きましょう。2001年リリース。

DRUNKEN BOAT "DRUNKEN BOAT"

drunken-boatオレゴン・ポートランド産の2006年リリース作品。渋い女性ボーカルがこのバンドの魅力となっております。イーストベイなサウンドで、古くは神CRIMPSHRINE、最近では、THIS IS MY FISTやORGANICなんかが頭を過ぎるのでしょうか。"No Renaissance"など3ッ星級の曲は散らばっていてアルバムとしてのクオリティはいいと言えるものの、がっつりハートを掴むの5ッ星級の曲がないところが惜しいです。

THE DUKES OF HILLSBOROUGH "TELLING TIME BY OUR VICES"

DUKES OF HILLSBOROUGHLEATHERFACEにかなり影響を受けていると思われる劇熱メロディック・ハードコア作品。速くしたHOT WATER MUSICとも言えるかも...。ただ、燃え上がる大傑作と言える1曲目"The Axes of Evil"があるのだけど、以降が続かない。悪くはないのだけど、あと2、3曲が1曲目級だと一気にBEST30位ぐらいになるような気がするんだけど。残念。シングル扱いでどうぞ。2006年リリースのフロリダ・タンパ産。

EESCH "CANDY STORE"

eeschアメリカンバンドながらBOSS TUNEAGEからリリースされたので、Webサイトでは、UKメロディックファンにお勧めというような書きぶりがなされていることが多いですが、3曲目"I miss you"なんかを聴くと、Waterslideさんでの記述どおり、カナダのDoughboysが思い浮かんでくるというかまんまな感じであります。こんなこと書いていますが、勿論、UKメロディックファンにもオッケーな切なさも交えたポップパンクの佳作であります。2000年リリース。

EFFERVESCENT "DAMNED IF YOU DO... DAMNED IF YOU DON'T!"

effervescentUKバンドということと、WATERSLIDEさんでこれを買うとちょうど総額1万円を超えて送料無料になるという理由で全くもって期待せずに買った作品。ジャケットからも駄作イメージをぷんぷんとさせています。聴くと、これまた全くUKメロディックサウンドではなく、US系B級ポップパンクといったところでしょうか。ところが、期待してなかったからかも知れませんが、地味ながら、意外といいことが判明。MYSPACEで音楽スタイルとしてALL、SNUFF、 WEEZER、DIESELBOY、JAWBREAKERと書いていますが、無視した方が安全。B級でちょっと切ないのが、好きなならOK!ま〜若干後半だれますが....。2005年リリースの3rdアルバム。で、YOUTUBEで彼らのアホ具合を楽しめます(EFFERVESCENT "Conformity Through Paranoia"なんかで検索してみてください)。

FIELD DAY "FRICTION"

FIELD DAY如何にも90年代なメロディックが小気味良いカナダ産。1995年リリースの1stアルバム。1曲目"Enough For Two"、6曲目"Time"なんか結構いけますが哀愁が漂って渋いわけでも、さわやかでポップでもなく、何か突き抜けたものがないのでこのランキング外な位置になってますが、水準以上のできです。たたき売りされていたら是非買ってみては。無人島に持って行くブツではないかもしれませんが、内容は悪くないです。


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