MY MELODIC BEST 181〜200

とうとうここまで来ました。

CAMUS “APRIL”

CAMUS日本語の歌詞でロックができるのかということは何十年も前から議論されきましたが、当然、ロックをどのように捉えるかは人それぞれなので、統一的な結論は出ていないし、今後も出てこないことでしょう。で、このバンド、日本語詞です。サビに”ステイ・ウイズ・ミー”など、「そこだけ英語かいっ!」と突っ込むこともない歌詞です。聴いている音楽に占める日本語詩以外の割合が99%な私には、その日本語によるいつもとは違うリズムが妙に心地良いのです。脳科学については全くの門外漢ですが、英語詩の場合、私にとってボーカルも楽器の一部に過ぎないのに対し、意味が分かる日本語詩の場合、言語を取り扱う脳の一部に刺激がいくので、それがいつもと異なる不思議な感覚を生じさせるのかもしれません。なので、ネットでEAST BAYな音と記載されていても、ご本人達や世間的にはそれが間違っていなくても、私にはCAMUSスタイルのロックとしか言いようがない気がするのです。ともかく、各曲が練られていて、アルバムとして満喫できる作品であります。

DEAR LANDLORD "DREAM HOMES"

dear landlord実のところ、私の趣味にばっちしはまっている傑作だと思います。なにせ、OFF WITH THEIR HEADSやTHE COPYRIGHTSのメンバーが参加しているので、悪かろうはずがありません。渋さ、疾走感、哀愁全てが包含されたグッドメロディーに、さすがと納得。本来BEST50以内級のできなんですが、このバンドならではの独特の音ってものが薄いので、とりあえずこの位置に置いておきます。メンバーから予想された音が聴けるのは安心といえば安心なのですが...。2009年リリースの1stアルバム。あ〜そういえばボーカルが犯罪者になってしまいましたね。残念。

THE METHADONES "THIS WON'T HURT..."

methadonesSCREECHING WEASELのDan Schaferがリーダーなシカゴバンド。2007年リリース。2ndアルバム"CAREER OBJECTIVE"は単なるラモーンパンクで個性もそれほどなく、ほとんど聴いていない状態なのですが(3曲目"Say Goodbay..."なんかはいい曲だけど)、胸きゅーんな哀愁あるこの5thはメロディック・パンクなテイストで私のWebサイトにある程度興味ある人には、こっちの方が好きなのではと思います。なぜか、ふとALKALINE TRIOとGREENDAYが思い浮かびました。

WITCHES WITH DICKS "MANUAL"

witches with dicks京都市の姉妹都市・ボストン出身のひどいバンド名の1stアルバム(2007年リリース)。仮に馬鹿売れしてもこんなバンド名でメジャーに行けるのでしょうか(そういえば、DICKSっていうハードコア・バンドもいましたねー)。この1stを聴いてまず思い浮かぶのはDILLINGER FOURでしょう。激しいギターリフに、しわがれた声。まさにイースト・ベイな感じ、好きなだな〜こういうの。熱くて哀愁があって、曲もいいし、10曲で20分以内なので、スカッ〜といっきに聴けます。

GOOD MEN DIE LIKE DOGS "GOOD MEN DIE LIKE DOGS"

GOOD MEN DIE LIKE DOGS8曲入り10インチ。素晴らしいブツを発掘してくれた、今は亡きAge Of Distressさんにて購入。で、本サイトでも紹介しているPARKWAY WRETCHが前身バンドだそうで、期待通りの出来具合であります。PARKWAY WRETCHのところでも記載しましたが、巷にFIFTEENライクなバンドは少ないので、とっても貴重な存在であります。3曲目"Dreams Change"の曲の展開なんかは、FIFTEENの影響がもろで、微笑ましくて、顔がにやついてしまいます。勿論、単なるコピーバンドではないのでありまして、8曲目"Westbound10"等、格好いい曲が散りばめられています。2010年リリース。

THE STROOKAS "DEAF BY DAWN!"

STROOKAS 既に紹介した最重要UKメロディックパンクコンピ"THE BEST PUNK ROCK IN ENGLAND,SON"でも収録されていたバンド。ということで重要バンド。当初、編集盤"WHAT YOU WANT TO HEAR"(11曲目"Emmerich"最高!")を紹介していましたが、とうとう1992年リリースの1stアルバムが入手できる世の中になりました。北朝鮮で生まれなくて良かった。マンセー。この時期のバンドならではの、HÜSKER DÜのフィルターを通しつつ、いかにもUKな哀愁泣き泣きサウンドが炸裂し、いやーええもんです。海外のサイトには、DINOSAUR JRの影響も書いてあったが、それもなんとなく分かります。

DIGGER "POWERBAIT"

DIGGERペンシルベニアのバンド。1996年リリースの1stアルバムですが、数百円で中古で売っているようだったら買っておきましょう!WESTONの元メンバーが在籍していただけあって、とにかく、全曲キャッチーで、心地よいスピードで最後のMadonnaの"True Blue"のカバー(これまた良し)まで駆け抜けていきます。ちょっと切なくて安っぽい90年代メロディックが好きな方はどうぞ。結構いけると思いますよ。ちなみに2nd"THE PROMISE OF AN UNCERTAIN FUTURE"も期待を裏切らないできです。

VANILLA POD "POETS ON PAYDAY"

VANILLA PODVANILLA PODの5thアルバム(2009年リリース)。これまで、あまりいい印象がなかったというか無視していたこのバンドが産み落としたこの作品は、間違いなく突然変異の傑作であります。今までとは全く違う、最高傑作との宣伝を信じ、購入したのですが、本当にそのとおりでございました。長く活動してきたバンドならではのいぶし銀満載の哀愁汁がしたたっておりながらも、落ち着いていないところが、ツボであります。4曲目"Promise"のギターイントロを聴いて泣き、5曲目"Walk Of Shame"のギターイントロを聴いて笑う、なんとも楽しいアルバム。MILLOYやGREAT ST.LOIUSなんかが好物な人はいけるのでは。

WEEZER "PINKERTON"

WEEZER私が紹介している中では、極めて有名なバンドの2ndアルバム(1996年リリース)。どうやらWEEZERとしては暗すぎたためか評判が悪くてアメリカでは売れなかったアルバムらしいけど、私にとってはこれが初めて買ったアルバムで、かつ気に入っていたので、他のアルバムを聴いたときに、逆にポップで明るすぎて違和感を感じてしまいました。陰鬱な雰囲気が漂う、感情を込めたいい作品だと思うけど、いかが?ジャケットもいいしね。

AGAINST ME! "AS THE ETERNAL COWBOY"

against me傑作と認識しつつも、なぜか載せてこなかったこの2003年リリースの2ndアルバム。久しぶりに聴きましたが、非常に極上な曲の数々に感服した次第。抒情性豊かなボーカルに切れ味鋭い演奏が絶妙に絡み合うことによって、熱さと切なさが同期するという名作。紹介するという表現としては、アコースティック・メロディック・パンクと記載するのが適切なのでしょうが、フォーク、パンク、FAT等の言葉を陳腐化させてしまう説得力。ただ者じゃありません。

LUDICROUS LOLLIPOPS "SCRUMDIDDLYUMPTIOUS"

LUDICROUS LOLLIOIOS1992年産の12インチ4曲入りUKメロディックであります。4曲入りUKメロディックEP作品に駄作は少ないというのが私の印象でありますが、これも然り。駄曲を挟んだ10曲詰め込んだアルバムを聴かされるぐらいなら、4曲作品ってフォーマットは忙しい現代社会にはちょうどいいのでは思ってしまう。で、本作品。誰もがぐっとくるピロリンギターを挟んだキラキラ名曲である1曲目"Lies About My Life"だけなく、印象的なイントロの3曲目"Time Spent Hiding"も私のお気に入り。4曲入りがいいと記載しましたが、実のところ、コンプリートCDを誰かリリースしてくれないかな〜と思っている今日この頃であります。

CHESTER COPPERPOT "POEMS & SHORT STORIES"

CHESTER COPPERPOT1996年のスウェーデン産。しかもSTARMARKETやRANDYと同じレーベルのDoloresからリリース。彼らよりパンク度は高くなくパワーポップよりなものの、個人的にスウェーデンの実力に魅了されていた時代の産物だけあって、地味ですがじわじわと心が盛り上がってくるところが流石と言えます。なぜも彼らはいとも簡単に遠く離れた日本人の琴線に触れる曲が生み出されるのでしょうか。学校教育がいいのか、音楽環境がいいのか。8曲目"Lyrical Gangsta"なんかで撃沈でしょう。

THE MUFFS "THE MUFFS"

muffsKim嬢を擁する偉大なポップ・パンクバンド。久しぶりに引っ張り出して聴いてみたら、やっぱり良かった。女性ボーカルとしては、私にとっては理想的な声質です。ドスを効かしてシャウトしつつ、なぜか切なく悲しく思わせるってかなりの力量だと思います。9曲目"Big Mouth"なんか涙ちょちょぎれの彼女らの魅力が詰まった名曲。3rdアルバムの"HAPPY BIRTHDAY TO ME"の方が評価が高いようですが、私はこちらの1993年リリースの1stの方に思い入れがあります。ワオー。

MIDWAY STILL "NOTE TO SELF"

MIDWAY STILLご存じのとおりMIDWAY STILLはUKメロディックの代表的バンドの一つであり、あのテイチクのSHAKIN' STREETからも1stアルバムが発売されていたことでも分かります。しかし、私はあの当時、UKメロディックの主要なバンドのほぼ全てにははまったのですが、どうもこのバンドの1stにはそれほどフィットしませんでした。未だに私にとっての彼らの最大名曲はVAに収録されたディランカバーですし...。で、このアルバム。再結成後の2010年リリースであります。全盛期のアルバムに本来勝てるはずはないのですが、初期作品に思い入れのない私には、メリハリの効いたメロディーが満載したこのアルバムが最高なのです。本作後にもアルバムが出ていますが、これが一番。賛同していただける人は少ないかもしれませんが、私にはこれです。

DOWN AND OUTS "FRIDAY NIGHTS MONDAY MORNINGS"

DOWN AND OUTS GRAMPUS EIGHTのMarkoがギター&ボーカルであると紹介されているバンドの2ndアルバム(2007年リリース)。でも「あのGRAMPUS EIGHTね。なるほど、ふむふむ。」と納得される方は日本にどのくらい存在するのでしょう?ちなみにバンド名はあの名古屋のチームからだそうです。で、本作品。イギリスならではの物悲しいながらも、盛り上がる曲をぶちこんだ逸品であります。どこのサイトでもポップパンクとOiなどのストリート・パンクの融合という感じで紹介されており、確かなその通りなのですが、でも5曲目"Anchors Away"なんか、まさに泣きのUKメロディックそのものな名曲だと思います。CLASH好きなんかもイケるかも。

ZERO FAST "BAY CITY LOUD VOICES"

ZERO FASTだみ声混じりの見事なツインボーカルとFIFTEENやJAWBREAKERを彷彿させるイーストベイな曲の展開が魅力的な2002年作の1stアルバム。曲によってはJAWBREAKERのパクリかと思えるようなどこかで聴いたフレーズが流れて来るので、強烈な個性を感じることはできないのですが、先に挙げたバンドが好きだという可愛い部分が私には感じられて、微笑ましくなってしまいます。それに加え、LEATHERFACEも好きな感じもするので(トリビュートにも参加してますよね)、勝手な推測ですが、結構、私と好きなバンドが被るじゃないんでしょうか。アルバムを通して、スピード感溢れながらもメリハリのある良い曲の連続で、一気に最後まで聴きと通せるので、なんだかんだで熱くて渋い名作なんだと思います。いや〜、格好いいわ。

SHOCK TREATMENT "PUNK PARTY!!"

SHOCK TREATMENT 1st&2nd&3rdアルバムなどを収録したCD3枚及び分厚くて立派な体裁のバンドの歴史本付いたBOXSETがリリースされるほど(それなりの値段で、1stと2ndのカップリング・アルバムの中古CDを買ったところだったのに....)、スペインが誇る偉大なポップパンクバンド。今回は、完成度の高さで2ndアルバム(1995年リリース)を紹介します。同じスペインのAIRBAGやLOS BRAKETSなどに比べラモーン度、ファン度は高めでありますが、8曲目"Cristine"など、スペイン伝統の青い切なさはしっかり残されております。スペイン好きで、スペイン・ポップ・パンク界で影響力大なこのバンド作品を無視するのは、罪でしょう。

JIM ABBOTT "JIM ABBOTT"

JIM ABBOTT 佐賀県鳥栖のバンドの1stミニアルバム(2011年リリース)。疾走していく感じが格好いいのですが、メロコアな軽いそれではなく、LEATHERFACEなどの初期UKメロディックな荒々しくも渋くて泣けるスピード感なんです。盛り上がりまくりのメロディーが最高に気持ちいい6曲目"Hit On Nothing"などのオリジナルの名曲もありますが、おじさんには、HOOTON 3 CARの"Ginky"を取りあげてくれたことも嬉しい。これでHOOTON 3 CARを聴こうとする人が10人は増えるはず。たった7曲で駄作もないので、一気に聴けます。繊細かつ豪快なギターの激流の中でも、しわがれた歌声が負けずに絶妙なバランスでスピーカーから音塊として飛んできます。天下のFIXING A HOLE RECORDSからのリリース。

POHGOH "ALL ALONG"

POHGOH 女性の声で癒されたいと思いつつも、現実の世界では、女性に怒られてばかりとかグチを聞かされるばかりだという人は多いと思います。ということで、きらびやかなんだけでもどことなく寂しげな癒しの女性ボーカルの声で、現実を一瞬ばかり忘れて癒されていただきたい。ちなみにパンク的破壊度ゼロで、美しさと情感の豊かさで勝負なエモ&インディーロック作品。ちなみに本作品は1994年から1998年にかけて録音された2004年リリースのコンプリート盤であります。2曲目"Tell Me Truly"で確実に泣けます。PENFOLD好きなんかはいかがでしょうか。

THE FIENDZ "REDEMPTION"

THE FIENDZ 2002年リリースの5thアルバム。SPさん的には、この5thが最高傑作だそうですが、世間的(web上)には、2ndの"WACT"の方がどちらかというと、評価が高いようです。確かに"WACT"は名作であることは疑いないですが、よりサッドな愛執好きな私には、より嗟嘆に暮れる声を張り上げる5ndの方が好みなので、SPさん案に一票入れてししまいます。CRUZIAN好き、特にPORCELAIN BOYSなんかのどこか影のある感じが好きな方なんかは美味しく味わっていただけるのではないのでしょうか。


疲れた。あとは、最強BEST200にすべく、たまに更新していきます。


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