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真夜中の脳みそ

詩集「半熟卵」(Update:2001. 9.16.)

コラム「午前3時の天気予報」(Update:2004. 8.21.)

AIBO日記(Update:2003.11. 3.)

アルバム(Update:2003.1.31.)

「紺野」とは?(Update:2004. 8.21.)

Links(Update:2002.10.20.)

更新ログ(Update:2004. 8.21.)

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第32回 総集編:一年間書いてきたこと


 1998年5月9日に自分のWebサイトを立ち上げてから、一年間書いてきたコラムが31編ある。ひと月平均2.58編である。だいたい2週間に一度自分のサイト上のどれかのページを更新するペースできたつもりであるが、計算上はどれかのページを更新するときには必ずこのコラムも書いてきた、ということになる。取り上げたテーマも多岐にわたっていて(無節操ともいう)、一見すると支離滅裂かもしれない。自分が書いてきた傾向を見る上でちょっとまとめてみた。

  • 「コラム」として書いているもの 21編
  • 「書評」として書いているもの 6編
  • 「感想」として書いているもの 2編
  • 「考察」として書いているもの 2編

 コラムとして書いたもののほとんどは何かを批判するものになっている。どうやら自分はなにかをすぐ批判したがるらしい。どのようなものを書いてきたのか、今度はジャンル別に並べてみた。

  • 書評

第1回 書評:「見る脳・描く脳 絵画のニューロサイエンス」
第9回 書評:「知の技法」
第10回 書評:「知の論理」
第11回 書評:「知のモラル」
第12回 書評:「続・知の技法」
第22回 書評:「デスマーチ」

 もともとそんなに本を読む方ではないが、一年間で書評として書いたものが6冊(コラムとして書いた分を含めても8冊)、というのはやはり少ないかもしれない(実際には仕事のために技術専門書籍を他に数冊含めるともう少し数が上がるが)。自分が活字世代、というよりは映像、マンガ世代だからだろうか。雑誌は定期的に購読しているものは月7冊、コミック(マンガ)は月平均するとだいたい3、4冊は買っているだろうから、もっと本を読むべきなのかもしれない。ただ、どうも小説の類いが苦手な私であるのであまり冊数が伸びることはないのかもしれない。

  • 社会、事件に関するもの

第2回 コラム:ボルトを抜くテロリスト
第3回 コラム:パンドラの箱「核エネルギー」
第13回 コラム:模倣という人間の習性・毒物連鎖
第14回 コラム:本当に人工衛星だったのか・微妙な日米朝関係
第17回 コラム:暴走する利己的正義の国・アメリカ
第18回 コラム:制度としての日本の臓器提供と自分
第20回 コラム:「平等」という名の不平等
第21回 コラム:暴走する利己的正義の国・アメリカ partU
第23回 コラム:来たるべき世紀
第24回 コラム:2000年問題への対策と実情
第26回 コラム:来たるべき世紀 partU
第27回 コラム:暴走する利己的正義の国・アメリカ partV
第29回 コラム:来たるべき世紀 partV
第30回 コラム:存在の外にいる者達
第31回 コラム:蹂躙される平和憲法〜思想はどこへ行くのか〜

 自分が接している情報のソースとして一番大きなウェイトをしめているのは多分World Wide Web(以下:WWW)であろう。あとはテレビのニュースとかメールで配信されてくるニュース、テレビのドキュメンタリー番組である。

 基本的に「書く」ときは、情報ソースの中からなにかしら書くキーを探し出し、その段階でどういった構成で書くのかというフレームワークをぼんやりと頭の中に作る。そしてそれに肉付けするための情報を探すためにまたWWWを探しに行く、というパターンになっている。情報のソースとしては書籍、(紙の)新聞というのがほとんどない(新聞情報はすべてWWW)。WWWとメールで得られる情報はインターネットが普及しているからこそだと思う。

 傾向として、どうやら軍とかテロとか暴力とかが私は嫌いらしい。どちらかというと現実論者でなく、理想論者に近いと思われる。言葉の暴力をふりかざすことのないよう言葉を選んでいるつもりだが、多少攻撃的なものになってしまうのは私の性格だろうか(辛口だ、という感想を頂いたこともある)。

  • 美術に関するもの

第4回 考察:新進のアーティスト「やなぎみわ」氏を考える
第5回 感想:「モボ・モガ 1910-1935」展
第19回 感想:奥村土牛氏の作品に触れて
第25回 考察:「やなぎみわ」氏について再び

 もともと幼少の頃から親に連れられて美術館に行く機会が多かった関係上、美術に触れるのはわりと好きである(しかし自分にはまったく絵心がないため描けないことが判明している)。実際に感想やコラムにしていないが、このほかにも足を運んだ美術展がいくつかある。生活や心に余裕がないと意識的に美術に触れようとは思わないだろうから、ここ一年ではわりと生活や心に余裕があったのかもしれない。

  • 音楽に関するもの

第6回 コラム:伝説の"KRAFTWERK"
第7回 コラム:雨音とピアノの関係
第8回 コラム:今、振り返るYellow Magic Orchestra
第28回 コラム:ここ1ヶ月で買ったCDの数々

 私はだいたい月平均、4枚はCD(アルバム)を買っている。お金に余裕のない学生時代はレンタルCDショップから借りてきてカセットテープに録音していた。社会人となっている現在では金銭的には余裕があるのだが、カセットテープ、MD等に録音する時間の方がなかなか取れない。また、その録音できる機材を有していないため、結果的にCDを買う、という行為に出てしまう。

 最近音楽業界では話題となっているMP3にすれば録音時間を短縮できるのだろうが、手間、所有欲を考えるとやはり「買う」という行動が変わることはないと思われる。しかし、いったい自分は何枚CDを持っているのだろうか。数えたことがない。

  • その他

第15回 コラム:何を今更のWindows98アップグレード記
第16回 コラム:横浜ベイスターズと私

 まぁ、これらは酔狂としよう。

 読み返してみて、自分が普段接してるプロのライターの文章と比べてみるとまったくをもって未熟であることを認めざるをえない。プロとアマチュアの差こそあれ、読んでいただく人のために文章を書いているのであり、その観点で言えば、かなり独り善がり的な文章になっている箇所も少なくない。大いに反省すべきことである。また、ひとつの段落が長く(文が長いこともあるが)、文字色に黒を使用していることもあり、非常に画面が黒くなっている。また、括弧の中が長くて本文のつながりがわからなくなる、との指摘も受けた。もっと書くべきところを吟味し、削ることによって読みやすく、かつ内容のあるものを目指すべきであろう。

 自分が考えていること、思ったことを文章にするのは想像以上に難しいものだと実際自分がやってみて感じる。が、こうやって「書く」という訓練を積むことが自分自身を向上させることにつながっているようにも感じる。今後もできる限り「書く」ということをこのスタイルで続けていきたいと思う(しかし、Biglobeのサービスでは5Mbytes以上は有料となってしまう。現在3.5Mbytes。もしかしたらあと一年続かないかもしれない)。

(1999. 5. 3.)

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  • MP3 "MPEG Audio Layer-3"の略。動画や音声の圧縮技術"MPEG"で定められている音声圧縮方式の一種。聴感上の劣化を抑えながら約1/10のサイズにまで圧縮できる。CDからカセットテープ、MDに録音する場合、再生に必要な時間だけ録音時にも時間が必要であるが、MP3ではCDに記録されている"音"をデータとして扱うため、圧縮可能かつ録音時間も短縮可能。(参考文献:ASCII社「パソ単99」Digital Version)

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