| “出産前の検査が羊水ではなく血液採取によって出来るようになる” ① |
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2013年8月6日 |
| “出産前の検査が羊水ではなく血液採取によって出来るようになる” このニュースは私にとって衝撃的なニュースでした。 子供を妊娠したとわかった時から、とにかく元気な子を・・昔から言う”五体満足な子”を産みたい。それは、親として当然の思いかと思います。私もそんな気持ちがあった事は確かです。でも、大学の時の授業で学んだ事、異常と正常ってどう違うのか・・その時はあんまり真剣に考えなかったけれど、今になって考えてみても答えが出ません。 この血液検査で判る事は染色体の異常であったり、先天性の病気であったり、そうしたものでしょうか？そういう事が判って何の良いことがあるのでしょうか？育てるのが大変だから、社会全体への負担が増えるから・・判ったほうが良い？ 以前にはそうした障害を持った子供が生まれるのは社会にとってマイナスであるからという事で国を挙げて抑制していた時期がありました。いわゆる先進国でも・・ 障害を持った子供が生まれる事で良い事は無いという考えがそこにはあるんじゃないでしょうか？障害児を育てる時に苦労が無いとは言いません。身体に不自由なところがある場合もあるし、知的レベルも一般的な子供の平均よりも低いかもしれません。 しかし、私の見る限りでも、家族の中にそうした子供がいる家庭の方が思いやりに溢れた家庭が多い様に思います。どうしてでしょうか？ 他の家庭にとってはあたりまえの見過ごしてしまいそうな子供の成長が、決してあたりまえの事ではないという事が毎日の生活の中で教えられるからです。一つの事を身に着けるためにどれほどの時間と周りの忍耐が必要であるかを改めて教わるからです。そんな努力の賜物としての前進が家族全体の喜びとなるからです。 |
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