"Old"ナルドの香油

コスモス畑-その後


コスモス畑-その後
2013年10月12日
  以前、我が家の前の田んぼに、みんなでコスモスの種が蒔かれた話は書いたと思うが、コスモスよりも雑草の方が強く、先に芽を出しぐんぐんと伸びて、あ~、せっかく蒔いたコスモスは可哀想に!と毎日、眺めていたのだが、最近、ちょっと様子が変わって来た。


 みるに見かねて、コスモス救出作戦(つまり、雑草を抜き、コスモスを掘り出す作業)が、畑の端の方でなされ、そこではコスモスが元気に咲いている。しかし、それより驚くのは、このところの朝晩の冷え込みにより、少し勢いの衰えた雑草の間にチラホラとではあるが、雑草より頭を高く出してコスモスが咲いている!

 彼等は全滅してはいなかったのである。暑い夏の間、雑草の中で身を潜め、今、という時に頭をもたげてどうだ!と言わんばかりに咲いている。蒔かれた種は何万個だったか判らないが、その存在感は素晴らしい。私たち一人一人も、ある意味"選ばれし者"、もっと、胸を張って生きても良いのではないだろうか?

 それにしても、自然は素晴らしい!お盆や稲刈りを前にして人々が畦道の雑草を刈る。その後、待っていました!と言わんばかりにスルスルと伸びて咲き誇る彼岸花、本当にその名の通り秋の彼岸の頃に咲く。

 また、10月の声を聞く頃には、どこからとも無く香るキンモクセイの花。

 あなたの周りにもありますか?

 "小さい秋" 探してみて下さい。