コスモス畑 |
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2013年9月8日 |
うちの家の前に大きな田んぼが広がっています。何年か前までは本当に田んぼとして使われていたところです。そこで、稲を育てたり、黒豆を育てたり、長年使われて来ました。 でも、近年、あちらこちらに耕作放棄地が目立つ様になり、この田んぼも利用されなくなっていました。 田んぼを持っているというのは大変な事です。どうしてかと言うと例え何も作らなくても、草を生やさない様管理しなければならないからです。草を生やしていると、他の田んぼを作っている人に迷惑がかかります。雑草の種が飛んだり、病気が広がり易くなったりしてしまいます。 そのため、田んぼを持っている人は一年に何度もトラクターで耕すか、草刈り機で刈るか、とにかく時間もお金もかかります。 うちの前の田んぼについても、いろいろ相談されたのでしょう。ついに結論が出て、コスモス畑にしようということになった様です。 今まで放棄されたていた田んぼを丁寧に丁寧にトラクターで耕し、まっ茶色の綺麗な田んぼが蘇り、とある日曜日の朝、地域の有志でコスモスの種が蒔かれました。 何日かすると、小さな芽がポツリポツリと生えて来ました。雨が降り 日が照り、ぐんぐんと緑が濃くなっていきます。まるでトトロの世界です。 でも、私はその生えている草を見て、ビックリしました。びっしりと生えている草は雑草でした。なんということでしょう!コスモスの種も確かに蒔かれたのに、先に生えて来たのは雑草でした。 ある方に聞いたところ、コスモス畑にしようと思ったら、まず、雑草が生えない様にしてから種を蒔かないと、雑草畑になるそうです。 聖書の中にも出てくる、毒麦の話を思い出しました。生えて来たからと言って、急いで抜くと良い麦まで抜くことになるから、収穫の時に毒麦だけ抜いて、焼いてしまえば良いと** あなたがたの周りで綺麗なコスモス畑があったら、そこでも雑草との熾烈な戦いがあったであろうことを思い出して下さい。 |
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