"Old"ナルドの香油

この世の究極の事業?


この世の究極の事業?
2013年10月30日
 世の中にはいろんな事業がある。いろいろな原料を加工して製品を作る製造業やいろいろな作物を生産する農業。今や、原子などのミクロの世界から宇宙などのマクロの世界まで、それぞれの深さや広がりは果てしがない。

 しかし、どんなに時代が変わってもどんなに豊かになっても一番難しい事業は人材育成であり、子育てであると思う。子育てというのもその時代の流行りがあり、おじいさんおばあさん、お父さんお母さんの頃の子育ては今の世代の子育てとはかなり隔たりがあり、へんに口出ししようものなら゛そんなこと今は誰もしないよ。゛と切り捨てられてしまう。

 私は一度、子育てをした人全てに聞いてみたいと思う。あなたの子育ては完璧でしたか?と・・・それぞれがその時その場で一生懸命だったはずなのに、たいていは、もう少しこうしていればああしていればと後悔することが多い。いくら育児書を読んでも子育てサークルに参加しても経験者の意見を聞いても、なかなか上手くいかないのが子育てである。

 どうしてそんなに難しいのか?要するに、その子供はその子だけ、その子供を育てるあなたもあなただけ他の子育てに比べるのがおかしいというか不可能というか・・・一般的な基準らしき物はあるかもしれないが、料理をする時の様なレシピも用具もない。

 だから、あなたはあなたが出来る事を、その場その時一生懸命やれば良い。そうすれば、少なくとも、あなたの子供には、あなたのその子を思う思いは愛情として伝わると思う。

 子供が親に孝行するのは三歳までといわれる。純粋に親を信頼し、愛し、従ってくれる。目に入れても痛く無い時期なんてそんなに長続きはしない。最近、反抗的やな〜とか、全然物も言わへんとか。そうなってくれは、巣立ちは近い。あなたの手を離れて自分という物を確立しようとしている。

 ただ、親になって分かることは、子供が成長し、巣立って行っても親はいつまでも親であり続けるという宿命なのだなということである。