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1月31日「蟲」
板東眞砂子さんの伝奇ホラーです。この題名みただでちょいと敬遠してたんですが(笑)。読ませていただきましたっ。
「天使の囀り」のようにうじゃうじゃっていうのかと思っていたんですよねぇ・・^^;。多少は、でてきて気持ち悪いですが、それよりもなんだかどんよりっとした気分になっちゃう本でした^^;。
赤ちゃんができて仕事を辞めためぐみは、はたからみれば幸せ真っ只中のようで、なにやらしっくりこないものを感じていた。ある日夫が現場から古い石の器を持って帰ってきた。「啓蟄の日」テレビに映ったアフリカかどこかの国おばあちゃんが祖母の顔と重なる−ムシガオキタ−

夫の体には虫がいて、急に優しくなったのはその虫のっとられたのだといいだす・・・
祖母との思い出の虫送りの行事、日本古代から伝わる「常世神」の信仰話。。。めぐみの頭の中には本当に虫がいて、妄想の虫でいっぱいにしていくよう・・・
表現される現象が、めぐみのただの妄想なのか、それとも本当にそういうことがありえるのか・・・冷静に考えるとそんなことはありえるはずもないのだけれど、どんどん、読んでいるこっちまでが不安になってしまうのは、やはり筆圧のせいなのだろう。
しっけの多い、日本家屋、ふすまやしょうじの合間からもれるひかり、冷たく暗い木の廊下。そんな時代に育ったわけじゃない私なのに、そういうものにたいするどうも恐怖みたいなものはしっかとある。日本人の心の奥にどうやら伝わる血なのだろうか、そこんところをくすぶられ、怖い・・・。
派手なホラー映画風ではなく、底冷えのようで・・・人の心がとても脆いことを実感するし、幸せって・・なんだろって考えさせられるよ。心の持ちようか・・それが一番なんだろなぁ・・・^^;

1月29日「アンブレイカブル」
脚本料が膨大な金額で話題なそうな・・・ヒット作「シックスセンス」と同じコンビで話題なそうな・・・何やら最後に仕掛けがあるそうな・・・とかなり力説してくれた前振りのお兄ちゃん(ものすごいテンションでしたっ)であったが・・^^;。そないに力説されるほどのことではなかったような気がする。おもしろかったが、期待が大きすぎたかなっという気分。

131人が死亡した列車事故で唯一の生き残りデヴットはかすり傷一つなかった。その事故のあと「いままでに病気や怪我をした日数は?」という手紙が届く。その手紙の主は、先天性の病気ゆえ骨がもろく怪我ばかりの人生を送ってきたイライジャだった。
イライジャはデヴィトを不滅の肉体をもつ『アンブレイカブル』であるというのだ。そして、なぜその能力を使わないのだと・・・。最初はけげんに感じていたデヴィトも、いままでの過去において、病気をした記憶がないことに気付く・・・

不思議な時間が流れていたような気がします。ブルースウィルス扮するデヴィトは最初からなにやら憂鬱な雰囲気を漂わせていて、それだけで、映画がなにやら意味ありげに感じる
イライジャのサミュエル・L・ジャクソンもまた、いつもの誠実そうな雰囲気ではなく最初はこれはストーカーの話かと思った(笑)。この2人の存在感はものすごかった。
デヴィトの晴れない心のような映像・・自分が本当に「アンブレイカブレ」じゃないかという話にどんどんはまっていく様子がみていてはらはらする。私は最近のブルースウィルスしか知らないのだけれど、繊細な雰囲気を持つイメージがついてきたなぁ〜〜(最近なんだか子供といつも一緒ね)。
オチは他言無用と(笑)言われているが、これがあるために一層謎につつまれるというか、キツネに包まれるような気がしてきにいらなかったりしてます(ーー;)。

1月28日「ボーイズ・タイム」
昨年の初演の時は藤井さんがでていて・・びっくりしたんですが(笑)。どんなのだろうという興味と、きっとついてけないというパワフルあふれる雰囲気でしり込みしてたんですが、誘われて行ってきました。
会場に入る前からなんだかいつもと違う雰囲気(笑)。女子高生が、年配の女性に「おばちゃん、それシャネルやんかわいいぃ・・」ってはしゃぎながらはいってくるし(笑)。かなり賑やか・・・
舞台もまた・・いきなりハイテンションな楽曲から入り・・・これは・・・((((((^_^;)と思いましたが、いつの間にか楽しんでましたね(笑)。話しの筋は、いろいろと悩みがある男たちが、妙な「自分を取り戻そう」ってなツアーに参加するってとこから始まる。自分を見つめなおそうってツアーなんですが、集まったのは・・コンビニに泥棒に入って逃げてる運送屋、ゲイの牧師くずれとその弟・・・、彼女に子供ができてどうしていいかわからない青年に、便器がうちだけ和式だと悩む中学生・・・に、ホストクラブのお兄ちゃん。
行き先も告げられず一行は船に・・・その船が挫傷して、一同は救命ボートに・・・
そこで、いろいろあってそれぞれが、もう一度やり直そうって気分になって帰っていくってもの・・・

客席がすごいノリで・・・ちょっとコンボイの構成にも似ていて・・・こういうのがやはり今流行のかしら。なんて思ったりもして・・・
出演者のほとんどは知らない人だと思うのですが、それぞれいろんなところで固定ファンがいるのかな?客席にちょつと下りてくるとキャーってすごい黄色い声が飛んでました。それと途中飛び入り参加のお兄ちゃんは・・・^^;なんだったんでしょうねぇ(笑)。一応構成上客席からつれてくるってものだったので、知らない人は気にならなかったのだと思うのですが、その場面になったらいきなりだぁ〜〜って走って自分から舞台の上に・・・
多分、つれてくるはずの客席の人っていうのは女性のはずだったようで、舞台の上はやりにくそう(笑)。舞台から降りたそのお兄ちゃんは、舞台の係員さんにつれて行かれましたもの・・・^^;。

個人的には、一番若い^^;中学生の役をしていた森山未来くんの踊りにほれましたねぇ・・・知らず知らずに目で追ってましたもの。(実際にも高校生らしい・・・)。
かなりどたばたなコメディ・・・^^;筋はどってことないですが、ほんのちょっと立ち止まって、意味のないことをしてみるのもいいかなぁ〜〜なんてみてて思いましたね。ちょっと物足りない部分も疲れちゃった部分もありましたが、合間のショータイムはかなりハードで、楽しませていただきました。

1月24日「Shenmue The Movie」
勝手にメリルストリープの映画だと思い込んでいた私(笑)。実際は、セガサターンのゲームソフト「シェンムー」が映画化されたものでした^^;。
開場は満員で・・・この間の「狗神」とは(笑)また違った雰囲気がただよってた・・^^;どうしようかと思っていたら、ここあきますって、開場整理のお兄さんが言ってくれたのは、関係者席ラッキーと、とぉってもみやすい場所でみれました。

巴月流柔術道場の息子、巴月涼が主人公。ある日家に帰ると、道場に見知らぬ男たちが来ていて、「鏡をだせ」と父に詰め寄る。滅法強い男は、「龍」の模様の鏡を持ち去った。父はそこで息絶える。
父の仇をとると、「藍帝」と呼ばれる男を探し出そうとする。
話しの筋は単純なもの、ゲームのファンでもない私には正直たいくつでした。涼が次々とあらわれるけったいな敵と戦っていくお話なんですわ早い話が。マドンナのような女の子も出てきて・・・
なによりも笑えたのが・・・この映画、日本のゲームをアメリカで発売され、それが映画になったってことでなんと英語なんです。んで、英語なのになぜか名前が「さん」づけ・・・(・_・")?。
もちろん英語なまりで英語の合間に「ハヅキサン」ってはいるものだから・・おかしくてねぇ。ヒロインの原崎望ちゃんを呼ぶときはどう聞いても「のぞみ」って読んでいるのに、字幕は「原崎」なんですの・・まぁ日本人の感覚じゃ、恋人でもない同級生の気になる女の子を呼び捨てにはしないってことなんでしょうか。
ロールプレイングゲームってやつはやったことがないが、この映画を見ていてこういうゲームなんだろうなぁと想像がついた。3次元の世界。線と線があわさって丸味がつけられている。超リアル・・ではあるが、まだまだ劇画のような微妙な表現は無理なようだ。
着ているものがずっといっしょだったり、物体と物体が触れるというのが無理なよう。肩に手をかけるとかって言うときはずっと浮いてていた^^;。しかし、本編のあとにゲームとしてはこの話しの続きが出来上がっているということで、その映像も見せてもらったが、やはりずいぶんと綺麗になっていて、日々進化をしつづけている分野なのだなと思った。

声優さんたちの舞台挨拶もありました。独特のノリだなぁ・・というのが印象(笑)。実写での再現とかもあって楽しかったです。

1月23日「ハート・オブ・ウーマン」
シカゴの広告代理店に勤めるニックは、゛男っぽい゛商品の広告でヒットを飛ばしていたが、世の中の流れとして女性に焦点を当てた商品がブレイクしている。そこで、会社はライバル会社からダーシーを引き抜いてきた。
当然自分にまわってくるだろうと思っていたポストをダーシーに奪われ面白くないニック。ダーシーから女性向け商品一式を渡され、広告のアイディアを考えてくるように言われるが、ニックには女性の心はわからない・・一応その商品を試しているうちにアクシデントがおき、それがきっかけでニックの頭の中に、女性の心の内の声が聞こえるようになってしまた。
最初は、女性の心の中と外の違いに戸惑うが、そのうちこれをつかつてダーシーを追い出そうと考えた。ニックはダーシーに近づくが・・

今年に入ってやっと笑いいっぱいの映画でした・・しかし、ながかったよぉ(ーー;)。
ひさびさに最初15分ほど寝てしまったのですが^^;それでもやっぱり長い。ニックが女性の心内を聞くようになるまでに1時間弱ぐらいあったんじゃいかなぁ・・。それまではニックがいかに女性の心に対して鈍感な持ち主かを表現しているのですが・・・
私は、なんとなくこういう人の人格的なところを誇張して笑いをもとめるのはあまり好きじゃなかったりするので(実生活で自分に身の粉が振りかかってきた場合除く(笑))、正直つらかったです。
女性の心が聞こえるようになってからのニックの行動は、人間的ですごく面白かったし、ニックがかなり単純な性格なので(いやだぁ・・・っとかって言ってたのに、カウンセラーの人にこれはチャンスですよとかって言われると180度転換してんですもの)・・かなり笑わせていいただきました。
離れて暮らしていた15歳の娘との関係には、身につまされる方もいらっしゃったんじゃないかしら・・娘っていうのはわがままなもんなんです(笑)。ニックがとまどいながらも、学習していって、だんだんと女性の心というよりも他人の心を思いやれる素敵な男性なっていくのがとても自然(^^)
同時につっぱった女性のように見えた、ダーシーがどんどと自分のもろさをニックに打ち明けていく様子は共感しましたね。
メルギブソンは男らしい男が似合う・・でも、だからこそこういう役も妙にはまってしまうんでしょねぇ・・私が今までにみたメルギブソンは斧持って戦っていたもので(笑)・・意外な一面をみたよな気がした。
この映画に出てくる女性像が全ての女性とは思わないけれど、微妙な心の葛藤とか、ある種の表裏はすごくわかる気がした。男の人に見てもらって勉強してもらいましょかぁ〜〜?(笑)

1月22日「クリムゾンリバー」
ジャン・レノとヴァンサン・カッセルのスリル満点の映画でした。
アルプス山脈のふもとにある大学町で起こった殺人事件。死体は、胎児のような形で裸にされ、手が切断。目は切り抜かれ、体には無数の切り傷。死なないように時間をかけて行なわれているという。パリのベテラン警視ニーマンスは、この事件に借り出される。
死体の身元は大学の図書館の司書。調べているうちに閉鎖的な大学にどこか違和感を覚えてるニールマンであった。
同時に、1982年に新だジュディという少女の墓が荒らされ、その少女が通っていた小学校の倉庫から少女の履歴が盗まれるという事件を若いマックスという刑事が調べていた。少女はトラックに引かれたということになってはいるが、少女の母親は、悪魔につれさられようとしたという…

二つの事件を負うふたりの刑事、なにやら奇妙な(みるからにおばけでそうな)大学と、その関係者たち。1時間46分と比較的短時間にテンポよく詰め込まれていて、はらはらしながらみていましたけど。映像がかなり暗くて(あんまり鮮明に映されても困るって映像もありましたけどねぇ^^;)ちょっと説明不足的なところもありちゃんと見ていないと混乱しそう^^;。
ニーマスンの胸の内がわかるようなわからないような・・かなり想像力を要する。マックス刑事の台詞じゃないけれど『もっと説明してくれよぉ〜』って(笑)。わからなかったとはいいませんが、最終的にはクリアにするところはちゃんと説明して終わったほうがいいような気もするんだけど…

ジャン・レノはとにかく渋かったですねぇ・・あの低音の声が魅力的。何いってんだかわからないんですけどねぇ(笑)。この方無口な役ってイメージが強いのですが、本当はけっこうおちゃめな方(インタビューなんかをみてるとそう思う)ってところの片鱗を多少のぞくような、くすっと笑える部分もありました。
ヴァンサン・カッセルは、アウトロー的なところは似ているが、対照的にずっとしゃべっているっていうような役。アクションシーンで本当に鼻の骨を折ったらしいのですが、そのシーンのあとしきりに鼻なぶっているをのがほほえましかったです(まさか本当に折れた鼻を触っていたのではあるまい(笑))。ちらしには「ドーベルマン」でブレイクしたと・・私はそれは見てないけど、違う映画でもみたような記憶があるって出てこなくて気持ち悪い・・けっこ好きな顔だったりするなぁ・・
時折フラッシュバック状態で画面が変わるのがらしいなと思いましたけど(なんの脈略もなしに違う場面に飛ぶってイメージが私の中にはあるんです)・・フランス映画のもつイメージとはちょっと違った映画でした。、

1月19日「狗神」
ゆりちゃん(天海祐希)主演ってことで試写会あたったらいいなぁって思っていたら、(どーも抱き合わせの「弟切草」はみたくないもんで・・・)めでたく当たりまして、偶然にも舞台挨拶までありまして・・・ラッキーヽ(^0^)ノでしたっ。
友人に、できれば今日は前にいくからって冗談で言ってたんですが、ぽそっと2列目あいとりまして・・・座っちゃいました(笑)。そしたら、まわりが天海ふぁんばかりで・・・^^;お知り合いにお会いしゃったりして(笑)
司会者の方と、監督さんと3人でのお話・・・15分足らずでしたが、なんかほのぼのといいかんじでよかったです。司会者の方がうまかったのか(どーにかしてくれってかっこしてましたが^^;)ゆりちゃん自分からいろいろしゃべろうとしてくれて・・・よかったです。
女優の仕事がなくなったら・・紙すき職人になろうと決めてきたらしい・・・(笑)

映画の方は、板東さん原作ってことで・・地方のいいつたえをもとにしたお話で、不気味でした。四国のある村では、坊之宮家という旧家があり、そこの女性は代々狗神様をまつることになっていた。しかし、この狗神さまっていうのがねぇ・・あんまりうれしくないもんみたいなんで・・この村では何かが起こると、狗神の仕業だと、ののしることになっていた。
坊之宮美希は41歳になるが、山の中でひっそりと和紙を漉いてくらしていた。そこに、中学校の教師として晃という青年がやってくる。惹かれ会うふたり・・・しかし、そのころから村人が変死するなど奇妙なことがおこってきた。それとは反対に、美希はどんどんと若返って綺麗になっていく・・

日本映画をみるとほんと日本の自然のよさって実感するのですが、今回もそれをすごく感じた1本でした。
ホラーですが、怖さの押し付けとかがなかったのは好感がもてました。
外国の映画の魔女伝説系の話をみるといつも沸いてくる・・・理不尽な感情がまた・・・(笑)。怖いというよりもだんだんなんでやねんと腹が立って仕方かなかった。
男尊女卑もはなはだしいし・・・なんでなにもかも美希のせいになってしまうのか・・・あげくのはてにゃぁ・・集団自殺だ皆殺しだと・・村全体が狂っているとしか思えまい。本当に怖いのは・・・人間の強い思い込みなんだと実感・・・((((((^_^;)。

紙を漉く姿が似合っていたゆりちゃん(笑)最初は41歳と言うことで老けメークもしたって雑誌で語ってましたが・・確かに^^;。ただねぇ・いくらメークで老けさしても、腕が・・・ぷりぷりで綺麗なんですもの・・(笑)。
押さえた押さえた演技から時折みせる強さがいいスパイスになっていた・・やはり動の部分の方が綺麗に見えるひとですね。原作読んでいないのですが、イメージ的にはどうなのかなぁ。晃と出会って、いきなり官能的になるんですが、確かに色っぽく綺麗にとってあったが、こう人を惑わすくどい色気とは無縁でしたね。美希自体乗り移ったようになるというのであれば、今一歩というところか・・どーも綺麗過ぎて・・そこんところにこの話の持つ不気味さはないような気がするんです。
私個人の好みとしては、これ以上魔女入っていたら・・みてるのつらいが(笑)。そーいえばR15指定になっていたようだが、別に必要あるように思えなかった(まっ多少は・・だが、洋画とかだとあるんじゃないかなぁこのぐらいならって程度)。これって2本立てでしょ、ってことはもう一本の方も、15歳未満は入れないってことで、興業的にはどうなんでしょ。
晃は渡部篤郎さん。不思議な感じのする俳優さんで私もけっこ好き。いっしょに着てくれたらよかったのになぁ(笑)。ジーパン姿が足長くて・・(何みてるんでしょうかねぇ^^;)
坊之宮家に嫁いできた嫁さんの役の深浦さんが女の悲しみを一手に表現していたような感じですごかった。藤村志保さん、淡路恵子さん・・すごく和物ホラーにはまっていたなぁ・・。格式ある家の大御所って感じで・・夜中に壺の中身(狗神がちゃんといるか数えてるっていうんだよ(^_^X))を数える姿は・・こわかったぁ〜〜

1月16日「ザ・セル」
若い女性が殺される連続殺人事件が起こっている中、8人目の女性ジュリアが誘拐された。現場にあった証拠品からカール・スターガーという男が浮かび上がる。男の部屋に挿入すると、誘拐した女性はみんな透明のケースに入れられ、40時間監禁したのちそのケースを水で充満させ、溺死させられていた様子が映っていた。
ジュリアが溺死するまでの時間にみつけださなくてはならないが、犯人は男は精神分裂症の発作で意識不明で倒れていた。
最終手段として、FBIは、脳の中に潜入して深層意識を呼び起こすという、治療を行っている研究所に望みを託す。心理学者キャサリンは、スターガーの脳の中に入りキャサリンの居場所を聞き出そうとするが・・・

なんといったらいいのか・・・((((((^_^;)。箱の中に入れられたジュリアが合間に映し出されて、そのパニックの様子がもうみちゃいられないの。まるで自分がそこに入れられる可能性があるような錯覚を起こしてこわかった。
スターガーの脳の中はぐちゃぐちゃで(かなりつらい体験もあるみたいだし)^^;・・・もう異常そのもの、その中で幼いころの男の姿をみつけそこに望みを託すキャサリンなんだけど・・・
人の意識の入るって・・そんなことができるのか・・これは映画のなかの話であって、実際にはないだろなぁ^^;。そりゃ、記憶のそこをちゃんとカウンセリングしてもらえたら・・・そりゃすっきりするかもしれないが・・なんか考えたらおそろしいよ。
意識の中の映像は、人の夢のようでフラッシュバック状態でいきなり場面転換とか、つじつまがあわない展開もでてくる・・現実か、夢か・・不思議な感覚。
キャサリンの女優さんが、とてもチャーミングで綺麗でよかった。この人もまるで多重人格の役を演じているぐらい、夢の中では、女神のようであったり、女王様のようであったり・・・大変だ。

しかし、年始からずっとなんとも言えない映画が続いている・・・これもサスペンスタッチとはわかっていたがここまでオカルトに走っているとは思わんかった^^;でも、おもしろくないわけじゃないんだよねぇ・・・ドキドキしながらみずにはいられないってかんじ。次は「狗神」・・これも・・だよなぁ・・・きっと(笑)

1月14日「13デイズ」
1962年、キューバにソ連軍の核ミサイルが配備されていのが発見された。アメリカはすぐさまその存在をソ連大使に確認するが、否定・・当時の大統領ケネディは海上封鎖に踏み切った。キューバに向かう船の荷物を点検し、兵器に関連するものを乗せている船は、退去するようにしむけるというもの・・それに応じない場合は攻撃すると・・・
この攻撃はイコール西側対東側・・核兵器をうしろにもつ大国の戦争は、世界滅亡への道を示すことにもなる。
ホワイトハウスの中では、さまざまな論議が飛び交う。戦争をしたがる軍人たちをおさえながら、ケネディは外交交渉でミサイルを撤去させようとする解決の道を見つけ出そうとしていく・・・

これは「キューバ危機」と言われている実話を、ケネディの回想録と、大統領特別補佐官のケネス・オドネルのインタビューがもとになって脚色されたものらしい。
これ・・ものすごい事件だ。でも、まったく知らなかったの・・聞いた記憶もない^^;。もちろん産まれる前の話だけれど、学校でならわなかったのだろうか???。
家で母に聞いてみたが、大筋のことはやはり知っていた。そのとき日本はどうしてたのかと聞くとそりゃアメリカ側だよって・・。そんなこと聞いているのじゃないんだけど・・^^;。やっぱり見ているしかなかったのだろうな。
イメージ的にアメリカは戦争をしたがっている国っていうののが私の中にあったのだけれど、それにはまたそれなりの理由とか状況とかがあるんだなと思った。
この話から35年以上もたっているけれど、まだ持っている国はたくさんあるし・・一時ほど頻繁ではないけれど、核実験も行われてるし・・戦争をしないために核兵器をもつっていうのも矛盾しているなぁ・・・
今は東側諸国にこの時期ほどの威力はないけど・・あんまり楽観視もできないんだろな。

ケネディ大統領神話はたくさんある。これまた私はまったくしらない^^;。映画にもなっているがみてないし、宝塚の作品もみてなかったりして、作品の最初の人物設定が当然の周知として描かれている部分があり、やはり少しは勉強しておくべきだったのかもしれないと反省することしきり・・(ちらしのあらすじすらみてなかったんだもん^^;)。
当然のことながら最初はちんぷんかんぷん。日本の政治すらわからんのに、海軍だ陸軍だといわれても、おまけに大統領のとなりにいる、ケビンコスナーはなにものだぁ〜〜となってしまう(笑)。途中で政治アドバイザーだって自分でいってたからそうかと納得。そして隣にいるロバートとの新密度も(・_・")?だし・・(これまた途中で兄弟ってわかった)。
そんなこんなで話にはいるのにとまどったが・・・政治的背景はそんなに詳しくわからなくても、この作品は楽しめるんじゃないかと言う気になってくる。世界の危機に接したとき、見えない相手(ソ連側が本当はどう考えているのかはまったくわかっていないのだから・・)に憶測で、そして確実な決断をくださなければならないという立場の人間模様がとても面白い。
「大統領の私が決断をくだす」そう言いきるだけの責任はものすごいものだろう。それを横で補佐するオドネル。彼は、他の官僚や軍責任者とはすこし離れたところから物事をみて、大統領に対して遠慮なく意見をぶつける。ケネディも信頼はしているのだが、弟であるロバートと結託してしまうところもみせる。
とにもかくにもハラハラドキドキと。。ものすごいリアルな気分でみていた。終幕は予想がつく(というかでなけりゃ戦争になってただろうし・・)のだがとにかく祈るような気持ちでみていた。

しかし、45歳かぁ・・・若い大統領だったのねぇ・・映画の中ではやはりかっこいいんだ。3人ともが・・・(^ー^)。かっこよさを追求した映画じゃないことは承知だけど。特にケビンコスナーは・・守る男がよく似合う。「JFK」レンタルしてこようかな

1月13日「BROTHER」
北野武監督・主演映画「BROHER」の試写会に行ってきました
ヤクザどおしの抗争に敗れ、行き所のなくなった山本は、留学して行方不明になっていた弟のいるアメリカに行く。再会した弟は、友人たちと麻薬の売人をしていた。ある取引のトラブルに山本がたちあい、取引相手を殺してしまったことがきっかけで、ひとつの組織として大きくなっていく。

ヤクザな世界でしたねぇ・・^^;。男くさいったら(笑)。山本に一人の愛人ができるのですが、女性の出演者はそのひとりのみなんじゃないかしら・・
北野作品は初めてでした。最初は台詞わすれたんじゃないかぁ〜〜と思わせるような独特の『間』は、あるときは緊張感を、あるときはとぼけた味わいをもたらしてくれますね。それと、たけしの無表情さかいまってがいい味をだしていた。
話としては、殺し合いをずっとみているようで・・なんともいえないんだけれど、(あんなに撃たなくても人は死ぬだろう・・・(ーー;)。)。兄弟仁義といいましょうか・・命をはってプライドと信頼を守る姿は、ばかばかしくもあり(そんなに死にたいかぁ〜)(笑)新鮮でもありました。
黒人の弟分たちが日本語で「アニキ」って呼ぶのがなんとも・・・でも、日本のヤクザどうしの雰囲気ともマフィアの雰囲気とも違うアットホームな雰囲気がみていてほっとさせてくれた。
ラストの一番仲のよかった弟分の泣き笑いの笑顔・・これはよかったな。

1月12日「天使の囀り」
貴志祐介さんのバイオホラー(こんなジャンルがあるんだねぇ。あとがきでそう書いてた)です。表紙は女性の耳元で天使がにこやかにささやいている絵・・・のどかな雰囲気なのに、その女性が耳をふさいでいるのは・・・なぜ?とこの本を読んでからその絵をみるとかいぐってしまう^^;。読むまではね、かわいなぁって思っていたのにぃ・・(T_T)。天使の囀りはイコール悪魔の囀りだったのだ(笑)。

精神科医の早苗の恋人高梨は、作家。仕事でアマゾンの調査にでかけていたが、帰ってきた高梨はこころなしか変わっていた。ものをよく食べ、死に対して病的な恐怖を抱いていた彼が明るくなった。いい傾向だ思っていたが、そのうちその食欲は異常になり、耳元で羽音を聞くという・・
そして、自殺・・・
同時に、おなじくアマゾンに行っていた人々が異様な死をとげる・・どれもこれも通常の神経ではありえない死に方・・。ある死体からは妙な線虫とよばれるものが発見される。
早苗は、死の理由を探るべく調査を進める・・

いやぁ・・何を好き好んでこんな不快な話を読んでしまったのだろかねぇ(笑)。ワカッテイテモヨンデシマウノ・・・((((((^_^;)これ読みながら、ホテルのロビーでディナーショーの漏れた歌声聞いていたとは・・・(最初だったからよかったけどねぇ・・)
あきません!!これは映像化したら^^;絶えられないと思います。バトルロワイアルなんて目じゃないぞぉ・・蛇とかミミズとか、蜘蛛とか・・・やめてくれぇ・・もうね、理屈じゃないこの嫌悪感は並たいていのものじゃないです。それだけに、この手のホラーとしては一級品なんでしょうが。
高梨のアマゾンからのメールから始まりますが、なんてことのない恋人同士のメールなのに不気味さがどんどんと増していきます。アマゾンという秘境がもたらす効果なのかもしれませんが・・・。それで、どんどんと話の中に入り込んでしまうんですねぇ・・・うまいんだなぁきっと・・^^;。
ラスト近くの描写は私の想像の域を超えてた!!。なんか本から異臭がしてきそうで、いつのまにか息止めて読んでました(笑)。
途中専門的な話が出てきます。これはもう、ちょっと頭の中にははいりませんが、線虫というものっていうのは、奥が深いんだなと・・・知らないでいいのだろうかとも思いましたね。だからって勉強したくないジャンルだわ(笑)

自己啓発セミナーというものも出てきます(新興宗教に近いものかありますね)。こういうのって実際にありえる話なんでしょうね・・以前にセミナーの体験記を読んだことがありましたが、やはり普通の精神状態の時に聞くと、うさんくささがどうしても気になる、それに陶酔してる人たちがちょっと怖いらしいです。何かのきっかけにするのはいいかもしれないけど、深入りはしちゃだめだな。でも、相手も言葉巧みなものだから、心の隙に入り込んでいってしまうものなのだろう。
物語の中では、ネット上で人を集めていました。最初はチャットでの人生相談から・・それがその後どんなことになるかも知らないで・・・
ネットは、どんなものでも手軽な入口に成り得る・・いい道にも悪い道にもゲーム感覚で入っていってしまうのかもしれない。そういう意味の警告もあるのかな。
とにかく・・究極にグロテスクなものがお好きな方はどうぞ・・・

1月10日「ベルサイユの薔薇/劇場映画」
前からフランス人の人が演じている(1/13追記/フランス人だと私が思っていただけかもしれない。。)゛ベルばら゛の映画があるのは知っていた。以前にレンタルビデオ屋でみつけてその写真をみてなんか生々しいなぁ〜って思った覚えがあった(笑)。今回ひょんなことから(そーでもないか?)、ビデオをみせていただきましたっ。
ものすごく悪いイメージほどは悪くなかったかなぁ(笑)。
やはり本場のフランス人・・・ブロンドがよく似合ってオスカル、マリーアントワネット共にかなり綺麗な方がやってらしてて、それだけでかなりホットした。オスカルさまのドレス姿はそりゃ美しかったよ。
ただ、やはり男役のオスカルとは違ってかなり豊満で・・・^^;。女性らしい・・・。おまけにばっと上半身脱いじゃったりして・・聞いてはいたけど・・あわわってびっくし^^;(フランス映画って胸を出すのがかなり普通にあるように見受けられるのですが・・・??)。
そんなことよりも・・・オスカルのお母様は死んでしまっていたのですねぇ・・オスカルを産んだあとに・・して、ジェローデルがあんなに嫌なやつだっただなんて・・・((((((^_^;)。さすがに街角のシーンや、酒場のシーンは説得力がありました。
オスカルのイメージはそのまんまですが、彼女をとりまく男性陣(アンドレ・フェルゼン・ジェローデル)のイメージがちょっとずつ違いましたねぇ。やはり荒っぽさがあるんです。責めるところは責めるし・・
原作を読んだのが宝塚の再演が決まった時のみで、それ以来なものだから、こーなっていたのかと、興味もってみていたのですが・・・あのラストは・・・なんだぁ・・(`へ´)。いやもう終わり?そんな簡単にバスティーユ陥落を描かんといてぇなぁ〜〜
かっこよい・・オスカル様はどうなったのぉ〜〜ってかなり不満炸裂。まだ後半があるんじゃないかと・・・。うわさで花組の地方公演で、バスティーユのシーンがなくて、「オスカルは死にました」ってその言葉ですまされたって聞いたことがあるけど・・・そんな感じ。いや、その後はないから・・アントワネットとフェルゼンも??だし・・この映画はなにが見せたかったんだろぉ・・・
あの時代背景か・・・?

1月6日「バトルロワイアル」
R-15指定で物議をよんでいた作品。賛否両論ながら一度みてみようと言う気になった。人は簡単に死んでしまう・・人は何時にも殺人者になれる・・死と隣り合わせになる極限の中の人間模様・・・その中でも信じ合える気持ちには感動する・・・
・・・が、私はどうも最初の設定段階でつまづいてしまった・というか。この映画のいいたいところ意外で嫌悪感を覚えてしまった。
中学生40名が修学旅行の最中に薬をかがされ、無人島に連れて行かれる。目がさめると、廃校にいて彼らが1年の時の担任キタノが立ってる。世の中はだめになってしまった・・だからPG法というものができたのだ。ここでは、殺し合いをしてもらう。3日間の間に殺し合いをして、生き残った1人だけが家に帰れる。決着がつかなかったらみんな死んでしまう・・だから戦え・・と。
この時点が一番吐き気がした。帰りたくなった。後ろに軍隊をつけて、いきなり戦えだとぉ〜〜この中学生たちはいわゆる普通の子だ・・そりゃ教師に対して、反抗的であったり、大人をなめていたりするかもしれないが・・・
頭ごなしに指図される覚えはない・・と。なんか昔の教師にという人種に対する、人に命令を下すという人種に対する怒りが沸いてきて・・・
確かにその後くりひろげられるドラマには意味があったかもしれないが、嫌悪感がぬぐえず、そのメッセージを私は受け取ることを拒否してしまったような気がする。

R−15指定にする必要があるか・・・うーん。どうなんでしょうねぇ、確かに人は簡単に死んでいく。残虐だというが・・・怖いことにそっちはほとんど感じなかった。そう。。あまりにあっけなく人が死ぬから、ゲームをみている感覚で実感がない。
殺そうとする人はひとにぎりで、あとは殺してしまった合戦・・・いろんなパターンの死がでてくるが、どれも状況的にうなずける。
このクラス以外に転校生として2人が投入されている。この2人はいずれも以前に生き残った人物。一人は面白がって殺人鬼のよう、もうひとりは、自分が最後まで守り抜こうととして殺してしまった彼女が、最後にのこした「ありがとう」の言葉と、笑みを求めている。
このゲームが終わって人が感じることは、この2人に象徴されているのかもしれない。だとすると・・やはり子供には見せないほうがいいかも・・・と言う気にもなる。

過去のDiary
97’10.23〜12.30/☆98’1.3〜3.30/☆98' 4.5〜5.30
98' 6.7〜7.28/☆98’7.29〜8.30/☆98’9.1〜10.30
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99’11.5〜11.27/☆99’12.2〜12.31/☆2000.1.1〜1.31
2000’2.1〜2.29/☆2000.3.4〜3.31/☆2000.4.1〜4.30
2000’5.1〜5.30/☆2000.6.5〜6.30/☆2000.7.4〜7.31
2000’8.2〜8.28/☆2000’9.4〜9.25/☆2000’10.12〜10.31
2000’11.5〜11.27/☆2000’12.3〜12.31