星みどりフォーマルハウト・ダイアリー

発行人の日記です。私がうお座なので、連想から命名しました。
(フォーマルハウト:みなみのうお座アルファ星。秋の夜空で唯一の一等星。)
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おさかなライン

 

8月31日(日) 8月も今日で終わり。明日から新学期のところも多いことでしょう。うちの娘の小学校は2学期制なので、こないだの木曜からもう学校が始まってたんですけどね。

 ハヤカワ復刊希望アンケート書き込みは、今夜ひと晩で締め切らせていただきますね。星間宇宙船に書き込んでくださった皆様、ありがとうございました。後日、まとめて公開させていただきます。

 だいぶ気持ちの整理がついてきた。

 今日は夢見がよかったので、1日気分がよかったです。自分がほのかに恋心を抱いている学校の先生(たぶん自分の設定は生徒。大学生くらいか?)と一緒に、ふたりでラーメン屋でラーメンを食べるという夢でした。よくある安っぽい白いテーブルで、ちょっとがたつくパイプ椅子みたいなのに座って。特に何もしゃべらないのだけど、ほわほわと幸せな気持ちでいっぱい、という夢でした。ちなみにその先生は実在しません。ハチクロの読みすぎか?

 『サマータイム』(佐藤多佳子、新潮文庫)読了。うーん、可もなく不可もなく。海のゼリーのシーンは印象的だった。しょっぱいゼリー。


8月30日(土) 今月末は、常備切り替えラッシュ。事務所に、鬼のようにダンボール山積み。今日は文藝春秋の常備を入れ替えました。疲れた〜。今は店のシステムが変わったので、1冊1冊、全部ハンディスキャナで棚番号と本のバーコード読ませて棚に入れるので、なかなかめんどうなのです。検索してすぐ本の場所がわかるのって便利だけど、そのための地道なデータ入力ってめっちゃ手間がかかる。システム入れる前より、格段に仕事量は増えました。文春は返品できない本もあるので、さらに手間がかかる。

 文芸社の月イチの入れ替えもやったので、さらにぐったり。毎月、100冊くらい(もっと多いな)新刊登録して、棚に入ってる先月分のと入れ替えて、抜いた本は目録と照らし合わせて売れたものをチェックして、箱詰めして宅急便で送るのです。これもけっこう手間がかかるんざんすよ。まあこれでお金もらってるわけですけど。

 『Heaven!』も今日出た7巻で完結かあ。なんか妙な終わり方だったな。まあ、楽園にもいつか終わりは来るのだ。『よつばと!』1巻も読みました。お父さんがけっこういい感じだと思いました。ほかのキャラの性格は、あずまんが大王の誰かにみんなあてはまりそう。『サマータイム』(佐藤多佳子、新潮文庫)も買ってきました。『第六大陸』2巻が出てましたね。まだ1巻を読んでないのだ。

 あ、ハヤカワ復刊希望アンケート書き込み、締め切りは明日、8月31日ですよ〜!星間宇宙船へどうぞ。


8月29日(金) 今夜は蒸し暑い〜。暑さのために体重が減りぎみ。涼しくなれば一瞬で元通りなんだけどさ!

 うーん、これといってネタがない。最近だと『アマチャ・ヅルチャ』(深堀骨、ハヤカワJコレクション)とか『コンクリート・アイランド』(バラード、太田出版)が出たくらいか。コンクリートはソフトカバーでとても綺麗な装丁。しかし解説が超長い!(笑)力作!

 実はまだぐるぐると迷っている。自分で選んだ道だけど、果たしてこれでよかったのかと。心のシーソーが右にバタン、左にバタン。


8月27日(水) 遅くなりましたが、DASACON7版、裏30冊をアップしました。表記などに間違いがあればご一報を。25日の日記に書いた、ださ7レポも独立させましたので。

 覚悟はしてたが、ついにきたか!大きな曲がり角の1日。

 久しぶりに庭の手入れをしていたら、チャドクガが大量発生してるのを発見!サザンカの葉っぱを食ってるー!丸坊主と化した枝も。殺戮しまくる。ごめんね。長梅雨のせいで、植物にいろいろと影響が出ている。ナデシコも全滅。春はあんなに綺麗だったのになあ。

 小説現代9月号に、北野勇作の官能小説(!)、「あの穴」が掲載。いやあ、北野さんのエロ小説っていったいどんなのかと思ったら…やっぱりいつもの北野さんでした(笑)。今回の動物はナメクジ。北野ファンはもちろん、SFファンも必読ですよ!ってもうとっくに読んでるか。ちなみにe-NOVELSでも9月9日から読めるそうです。

 同じく小説現代9月号には、伊坂幸太郎の短編「レトリーバー」や、佐藤多佳子×森絵都の対談も。佐藤さんの『サマータイム』が文庫化されるそうな。

 今夜は涼しくて気持ちいいです。曇ってて、大接近の火星が見られないのが残念だけど。新刊速報、更新。岩崎書店のジュブナイル復刊に注目よ!『おさんぽ大王』7巻読んでます。最終巻とはさみしいのう。『透明人間の失踪』(吉野朔実、小学館)も読まねば。SFマガジン10月号には、こないだのSF大会の写真が出てますね。


8月25日(月) ああ、宴のあとはいつも鬱…。楽しかったあとのギャップがつらいのよ…。

 というわけで23日(土)、24日(日)とDASACON7に行ってまいりました。場所は湯河原温泉。23日は仕事があったので、遅れて参加。が、熱海で新幹線を降りた後、湯河原に行く電車を思いっきり間違えてしまい、逆方向のうら寂しい駅に着いてしまったときは心細かったよ(涙)。電車も1時間に3本くらいだからなかなか来ないし。ぐすん。まあでもなんとか夜9時くらいに宿に到着。すでに皆お風呂に入った後のようで、ほとんどの方が浴衣姿。おりしも『しあわせの理由』読書会企画に入ったところでした。全員参加というわけでもないので、あちこちで飲みながら雑談してる方々もいて、まったりと和やかな、いつものださこん風景。これがいいのよ〜。

 『しあわせの理由』読書会は、「闇の中へ」から始まって、ジョニィたかはしさんがタイトルを読み上げるとそこに皆があれこれ感想やツッコミを言いまくるという、実に白熱した読書会に。予想以上の盛り上がりでしたのよ、山岸さん!!賛否両論いろんな意見が出て、本当に面白かったです。

 「道徳的ウイルス学者」はもてない男のかわいそうな話やね、とか(笑)、「チェルノブイリの聖母」はミステリっぽいけどSFとして成功してるとは思えない、とか。傑作だったのは、「ボーダー・ガード」のときに、林さんが「まずこの量子サッカーの意味がわかった人がいるかってことと、この話に量子サッカーが何の関係があるのかが問題だ」というのには皆手をたたいて爆笑。よかった、皆もわからなかったのね、量子サッカー。「血を分けた姉妹」はMZTさんも面白かった、と手を上げててうれしかった。「適切な愛」では、なぜか私の感想が槍玉に(汗)。や、これはやはり男性側から書いた話でしょう。と言ったら、たなかさんに「これは出産経験のある女性と、出産未経験の女性と、男性とでは感想が違うのでは」と言われて目ウロコ。確かにね。だから、私は脳みそを自分のお腹に入れるってことに嫌悪感がないのか。たなかさんはやっぱりすごくイヤ、といってました。林さんか牧紀子さんがおっしゃってた、「お金がないからあの方法しかなかった、ってとこにも主人公は葛藤を感じてる」という指摘にも、なるほどと思ったり。読書会って、こういう違う見方がいろいろ出てくるから面白いですね。「しあわせの理由」は、総統が「しあわせコントローラー、オーン!!」(>高音裏声)とか言ってるのがめちゃめちゃおかしかった!盛り上がりまくって、終わったのは11時過ぎ。

 時計あまり見てなかったからよく覚えてないんだけど、その後で「DASACON7が選ぶ夏の100冊」企画。要するに、新潮の、とか角川の、って出版社でくくっちゃうのはつまんないー、本読みさんたちで自分のオススメ本を出し合って100冊集めてみたら面白いんでは?というのが発端。森山さんの99冊にも刺激されて(これは素晴らしい!力作!)、ああいうのを作れないかな、と思って。小さなメモ用紙に1枚1冊、それをひとり5枚くらい出してもらって、それをホワイトボードに貼っていくというやり方で、皆でそれを見て「これはもう生きてないよ(品切れで買えない)、目録チェックしてみ」とか「あ、乙一また出てる」とかツッコミをいれるというもの。結果はこちら。かなりSF色が濃いけど、突然違うものも入ってたりして、なかなか面白い結果だと思うんですけど。

 あとは向井くん発案の、「読まず嫌い王選手権」企画。3冊持ってきた本のうち、未読本を1冊当てるというもの。エントリーは向井くん、タカアキラさん、ダイジマン。向井くんはのらりくらりしてて、どれも前に読んだからよく覚えてないとか言うし、タカアキラさんは内容説明詳しくて全部読んでそうだし。ダイジマンは「火星しばりで」って持ってきた本の紹介がどれも「ほんとひみつ」調だし(笑)。「これは室町書房の」とか始まるから、会場から「番組が違う〜」とツッコミ炸裂(笑)。お宝本自慢じゃないってばよ。司会は林さん。会場の挙手で結果が出たんですが、なんと3人ともまったく同点!12人中、7人だまされて5人当たってた、という結果。ちなみに私は3人とも正解でした。えっへん!

 ちょっとお風呂に入ってきたあとで、お次は「DASACON7版裏100冊」。というのは、実はうちの「ハヤカワ文庫復刊希望アンケート」をださこんでも募ってみようではないか、というダイジマンの発案によって催されたもの。やり方は上記の夏の100冊と同じで、皆の書いてくれたメモをぺたぺた貼って行く方式。これも「ラッカーならこれよりこっちだろう」とか、「今これが復刊されて買うか?」とかツッコミ炸裂(笑)。結局、100冊よりは絞り込んだほうがいいだろうってことで、ふるいをかけて30冊にしました。結果は明日か明後日アップします〜。ごめんなさ〜い。結構票が集中した本もありました。MZTさんのスチームパンク読書会企画が功を奏して、『アヌビスの門』が1位だったことは明記しておきます。

 あとはもう、うだうだとあちこちでしゃべりの輪が。総統の作った同人誌を見せてもらったり(「犬とゆめ」というタイトルとか、とにかくめちゃ笑った!今と文章変わってねえ!しかも内容面白すぎ!!漫画のフキダシだけ入れ替えてあるのとか大ウケ)、山崎さんに王立科学博物館の箱買いを見せてもらったり。01のスプートニク・ショックが出ないそうな。ちなみにうちも出てません。タカアキラさんがスーパーハッカーだとか、いろいろしゃべってめちゃめちゃ笑ったよ。総統も炸裂してて、「ラズニイ」にはウケまくり。でも今思うと何がそんなにおかしかったのだろう。ハイになってたのかな、やっぱ。あとで、みんな、総統の「キッター!」(>高音裏声)とかが移っちゃって大変でしたよ。

 明るくなってから就寝(笑)。朝は旅館の正しい朝食をいただき、9時すぎにお開き。最後にMZTさんがちょっとご挨拶。今回も楽しかったです。スタッフの皆様お疲れ様でした。お会いした皆様、ありがとうございました!

 宿を出たらめっちゃいい天気!まさに夏!あっっつい!ダイジマンが海を見たいというので数人でぞろぞろついていく。結局海水浴場までえんえんと歩いてしまった。水は冷たくて、足つけただけでも気持ちよかった〜。泳ぎたかったね。でも睡眠不足で炎天下を長時間歩いたので、ちょっとダウン。帰りは眩暈がしましたよ。疲れた。でも楽しかった!


8月22日(金) きゃ〜、今夜こそは早く寝ようと思ったのに!旅行の支度して、今日発売の『蛇行する川のほとり』3巻(恩田陸、中央公論新社)をカバンに入れる前にちょっと、と開いたのが運のツキ。…気がついたら最後まで読んでしまいました。ううっ、あたしは誰がなんと言おうと、この路線の恩田陸が大好きだ〜〜〜っ!ホント、一昔前の少女漫画みたいでした。

 今日は店に北原文野さんがお越しくださって、先日コミケで売ったという「Pシリーズ公式ガイドブック」をいただいてしまいました。しかもサインつき!感激!ありがとうございました。

 というわけで明日はDASACON7に行ってまいります。仕事の後、速攻で船橋を出るので、ちょっと遅れて参加。旅館の夕食、食べたかったわ>人の作ってくれるものはなんでもおいしい&ありがたい


8月21日(木) 暑くて脳みそ溶けてます。思考力ゼロ。なんで夜中なのに蝉鳴いてんのよ!

 そういや食玩の王立科学博物館、集め中。なんかバージョンがすさまじくいっぱいあるらしいっすね。同じ番号のでも、少しずつ動きが違ってるんだって?並べてアニメにとか?

 新刊速報、ちょっとだけ更新。


8月20日(水) ひさびさの定休日。明日の荷物は地獄だろうなあ…。

 髪を切りました。美容院では眠くてずっと船こいでました(笑)。あ、でも『しあわせの理由』、最後の表題作までやっとこぎつけましたよ!「移相夢」はそこで終わりですか?「チェルノブイリの聖母」はミステリっぽくて展開にドキドキしたんだけど、もっと仰天ネタを期待したなあ。「ボーダー・ガード」は量子サッカーだか波動サッカーのところは全然わかんなかったんだけど、後半はすごく面白かった。「血をわけた姉妹」も面白かったな。SF的にどうこういう話ではあまりないんだけど、純粋にお話として面白かった。まだ途中だけど、表題作の「しあわせの理由」が一番よさそうな予感。

 夜はちょっとヒミツの会合。9月には明らかになる予定なので、お楽しみに〜。


8月19日(火) 今日は長袖で出社。旅行から帰ってきてから、毛布ひっぱり出して寝てます。涼しいというよりは、寒いくらい。

 ハチクロ5巻、買いました&読みました。連載読んでるから展開はわかってたんですが。皆少しずつ動いていく。誰しも、ずっと同じ場所にはいられない。あの時の楽しさは、本当にその瞬間だけの、奇跡的めぐり合わせによる楽しさ。もう二度と同じ時はない。そのへんの切なさがぐっときます。それにしても森田さん…大物なのかアホなのか…(笑)。


8月18日(月) 客注の入荷連絡をすべく、お客様に電話。何件目かで、小さい子供が電話口に出ました。「もしもし、田中さん(仮名)のお宅ですか?」と言ったら、「ママー、うちって田中〜?」という声(笑)。後ろでごそごそ話す声がしたあと、母親らしき人が電話口に。どうもお客様が書いた電話番号が間違っていた模様。失礼しました。でもウケた(笑)。

 『時代を創った編集者101』(新書館)が入荷。見開き2ページにわたる、福島正実の項を書いていたのは日下三蔵氏でした。愛のある、とてもいい文章でしたよ。私の知らないことばかりで、へえ〜そうだったのか〜と感心することしきり。ためになりました。まさに日本SFの基礎を築いた、偉大な人だったのだなあ。ほかには、「暮らしの手帖」の花森安治がいつもスカートを履いていたという話にびっくり。なかなか面白い本ですね、これ。

 『しあわせの理由』(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)を一生懸命読んでます。なかなか進まないけど。「闇の中へ」はなんだかよくわからなかった(汗)。私の読解力が低いせいか。ださこんで皆に解説してもらおうっと。「愛撫」はSFマガジンに載った時に読んでたので、再読。これはわかりやすい話。面白かったです。キメラうんぬんより、むしろクスリでパワーアップして超人にさせられてる警官の話のほうが面白かった。近い将来、現実になりそうな。「道徳的ウイルス学者」はなんとも皮肉な話。この潔癖なアホ学者に心の中でツッコミを入れつつ読みました。オチもなかなか。


8月17日(日) お盆の売り上げは、うーん、まずまずかなあ。決してよくはない。トリビアが相変わらずバカ売れしてます。3弾が9月上旬に出る予定。あとは幻冬舎の日本語本と、『祇園の教訓』。京極のオンモラキは絶好調。お盆中に切れるかと思ったけど、なんとかもちました。

 『バカの壁』(養老孟司 、新潮新書)読了。面白かったし、言ってることもわかるんだけど、私の思っていたのとは違ってたなあ。私は、なぜ自分がこうもバカなのかを知りたかったのだが。たとえば頭の回転がよくて飲み込みも早く、仕事の優先順位もちゃんと決められて効率がいいように創意工夫もできる、という人とそうでないひとがいる。その違いはどっからくるのか?とか。養老さんは本書で「バカ」についての話をするように見せかけて、実は今の世の中に警鐘を鳴らしている。答えはひとつじゃないんだよ、世の中にはいろんな道があるんだよ、と。それはそれで彼の説や世間への憂いには納得なのだが、ただ、どうも煙に巻かれたような気がして仕方ないのよ。

 kashibaさん@猟奇の鉄人の日記が久しぶりに復活しててうれしい。改装オープン初日にお越しくださったそうで、毎度どうもです〜。


8月16日(土) 旅行から帰ってまいりました。死ぬほど疲れた…。子供2人+生後半年の赤ちゃんに大のオトナ4人がふりまわされっぱなし。でも赤ちゃんはやっぱりかわいいなあ。こーんなに小さかったんだっけか?もう見事に忘れてるよ。旅行中、3日とも土砂降り。寒かったし、夏休み、って気が全然しなかったわ。鳥羽水族館も混んでたけど、サンシャインの比じゃないね。クラゲがすごかった、クラゲ!なんて優美で繊細な動き!娘はデジカメで魚とりまくり。伊勢うどんはおいしかったです。また食べたい。愚痴も思う存分聞いてもらったので、すっきり(笑)。こういうことは同じ境遇の奥様に聞いてもらう、というかお互いにぶちまけるのが一番だわね。

 『バカの壁』(養老孟司 、新潮新書)を旅のお供に持って行きましたがほとんど読めず。ごく当たり前のことを書いてて、共感・納得するところも多いが、時々「それはどうよ?」というところも。しかしびっくりするほど読みやすい。ベストセラーの秘訣はやはりこれか。

 旅行に行ってる間に、世の中はいろいろと大変なことになっていたようで。ニューヨークの大停電とか。ウイルスがまだこわくて、よそのサイト見るのもおっかなびっくりよ。予想以上に被害が拡大してるようで。さーて、明日から仕事ざんす。お盆のあいだ、売れてくれてたかなあ(泣)。


8月13日(水) いやあ、昨日は大変でした。ついにうちのパソコンもウイルスの洗礼を受けてしまいましたよ!朝、立ち上げたら1分後に突然再起動、立ち上がったらまた再起動の繰り返し。なんだ?と思ってu-ki総統に相談してみたら「ウイルスの可能性」と言われて愕然。せっかくのおニューなのに、パー!?と目の前が真っ暗になりましたが、それほど悪質なウイルスではなかったらしく、夜に無事削除できました。ああ心臓に悪い。ていうかウイルスバスター入れるのサボってた私が悪いよ!ウインドウズもまめにアップデートしよう。本当に怖かったよう〜(泣)。ちなみに、感染メールを送りつけたりはしないウイルスだそうなので、ご安心ください。総統、本当にありがとう!

 長時間パソコンに向かってると怒られるので手短に。ヒラマドさんのとこで見たんですが、『ラピスラズリ』(山尾悠子、国書刊行会)は9月25日発売だそう。買い切りってマジですか!?値段高いのかしら。今度問い合わせてみよう。『時代を創った編集者101』(新書館)は、最初出版社の方に話を聞いたときには「よく101人もいましたねえ」と思わず口走ってしまった。そうか、福島正実も入っていたのね。要チェックだよ>ダイジマン。

 お盆に入ったので荷物ストップ。盆と正月だけは新刊が出ないので、つかのまの平安なのだ。というわけで、明日から3日ほど旅行に行ってきます。鳥羽まで。昔、学生時代の友達と行ったとこ。赤福食べたのしか覚えてないんだけど>ひどい記憶力。写真見たら思い出すかな?

 新刊速報更新。娘とダンナが起きてる時にパソコンやるなって言われたらどうすりゃいいのだ?睡眠時間をさらに削れと?(泣)


8月11日(月) 日記を1日サボっていたら、その間に80万カウントいった模様。皆様ありがとうございます。

 この頃イライラしがち。ていうか日本中がそんな感じ?どんどんじわじわと、きゅうきゅう息苦しい方に向かっていってる気がする。先日読んだ「文学界」9月号のよしもとばななインタビューにあったんだけど、ニュースというのはあんまりないことだからニュースになっているのであって、(ショッキングな事件があっても)それを「よくあることだ」と思ったらダメなんだよ、とダライ・ラマが本に書いてたそうです。なるほどなあ、と思いました。

 『ハートをうちのめせ!』(ジョージ朝倉、講談社)、1巻読了。いやー、パワフル!最初の話からやられました。ホント、「ぶちのめせ!」ってカンジですわね、とりこさん。私は根岸の捨て身っぷりが潔くて好き。しかしこれで中学生か…と母はちょっと複雑な心境なのでした。私の感覚だと高校生でこのへんなんですが。

 『天然コケッコー』1〜3巻(くらもちふさこ、集英社文庫)読了。ん〜もお、みんなカワイイっ!!いい子ばっか!でもこの話のいいところは、大人がちゃんと描けてるところじゃなかろうか。じいちゃんや、おばちゃんたちがすごくいい味。表情も。聖千秋との、1巻のあとがきメールは笑ったよ。何、ガンダム好きなの、くらもちさん!

 『コンクリート・アイランド』(バラード、太田出版)は8月25日くらいになりそうです、総統!ってださこんの後になっちゃうのかな。


8月9日(土) 台風は直撃ではなかったみたいです。でも南国の空気がむわわっ。明日の予報は35度よ!

 了解です、スズキトモユさん『ハートをうちのめせ!』(朝倉ジョージ、講談社)も読みますわ!そうか、Fグループは「恋愛系」だったのか。

 今、『デッドエンドの思い出』(よしもとばなな、文藝春秋)を読み終わったところ。「つらく切ないラブストーリーばかり」と、ばななちゃんはあとがきで書いてるけど、読んでてつらくはなかったよ。むしろ、今、とてもいい気持ち。あたたかな夢が見られそうな。カラカラに乾いていた心の深い深いところに、静かに水が湧き出してきて、うるおってきた、そんな気持ち。

 5つの中篇が入ってるんですが、「おかあさーん!」は号泣もの。「あったかくなんかない」は一番やりきれなくて切ない話。そうだね、モデルハウスの明かりはあたたかさを感じないわ、確かに。人がいるからあたたかいんだね。「デッドエンドの思い出」で、「あの日の、あの時間を箱につめて、一生の宝物にできるくらいに。」というフレーズには驚いた。私もよく同じことを考えるので。私の心のにも、そういう宝物がいっぱい詰まっていますよ。ときどき、こっそり取り出して眺めたりしてる。

 全編を通して、エキセントリックな人が全然出てこなくて、ごくごく普通の人たちばかりだというのが、ばななちゃんの小説にしては実に珍しいことだと思った。ハードな境遇の人は出てくるけどね。『ハゴロモ』みたいなおとぎ話ではなくて、もっと地に足の着いた小説集。なんだか、何かを伝えたくて一生懸命書いたんだなあ、という感じがした。恋愛小説集というよりは、ばななちゃんの考える「幸せ」について書かれた本という気がする。そしてそれは、実は「のび太くんとドラえもん」なんですよ。表紙を開いたタイトルページの後ろには、「藤子・F・不二雄先生に捧ぐ」の文字も。

 結局、なんてことないことが「幸せ」なんだな、と私もわかるようになりましたよ。ただ心許せる人と一緒にいるだけとか。これってまさに「のび太とドラえもん」の関係なんだよね。

 マイベストはやっぱり「幽霊の家」でした。次が「おかあさーん!」。

 『クーの世界』1巻(小田ひで次、講談社アフタヌーンKC)読了。すごくよかった。最初に見たときはあまり惹かれなかったのになあ。本にも出会いのタイミングってあるよね。こちらの気持ちが感応するときとそうでないときと。不思議。

 昨日書いた『しあわせの理由』(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)の「適切な愛」ですが。そうか、イーガンって男性だから、「身ごもる」ってことをなんとなく不気味というか怖いというふうに感じてるのかも。自分じゃない人間が体内にいるという違和感とか。実際やってみるとそんなことは全然なくて、はははー、なんだこれおもしれえ、って感じだったよ。不安もなかった(お気楽過ぎか?)。

 大塚氏の話はまた今度、体力のあるときに。ってもう書かなかったりして。


8月8日(金) 台風が近づいてるとかで、むちゃくちゃ蒸し暑い。死む。こういう時は発想の転換だ。ここが日常だと思うからいけないんだわ。自己暗示をかけてみよう。ここはグアム、ここはハワイ…私は今、南の島に避暑に来てる…>ムリがある?

 でも、ラピュタに出てきた竜の巣のようなむくむくの入道雲や、みずみずしい青さのツユクサを見たり、キャミソールとジーンズでサンダル、といったラフな格好で歩けるのは夏だけの特権だから。今だけちょっと、我慢我慢。花火も浴衣もスイカもあるし、夏限定の楽しみって案外多い。(それにしても秋の焼き栗トッポは早すぎない?)

 スズキトモユさん「占い式!漫画ナビ」、私はのむのむさん(8月7日)と同じくFグループでした。おおっ、志村貴子がオススメですか!当たってるよ!ていうかこれ出てたの知らんかったわ!というわけで『放蕩息子』1巻(志村貴子、エンターブレイン)を速攻購入、さきほど読了。女の子になりたい男の子と、男の子になりたい女の子の話。かわいいなあ、小学生。『ハートをうちのめせ!』(朝倉ジョージ、講談社)は絵柄がどうかな。ちょっと考え中。絶賛の声はよく耳にするんですが。

 今日は前にマサトクさんが絶賛していた『天然コケッコー』1〜3巻(くらもちふさこ、集英社文庫コミック版)を買ってしまいました。ああ、漫画ばっか読んでちゃダメじゃん。ださこんも近いというのに、なかなか課題図書(というわけでもないがなんとなく)が進まない。『しあわせの理由』(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)は、まだ2話目。1話目の「適切な愛」ですけど、好きな人の脳をおなかに入れとくのって、そんなにイヤかなあ?あたしならむしろすごくうれしいかも。それが適切な愛かどうかはともかく、好きな人を自分の体で守れるんでしょ?まさに一心同体でしょ?それってすげえ幸せなことじゃないの?あたしどっか歪んでる?(笑)

 群像9月号の「文学自動製作機械ー舞城王太郎を一例としてー」という大塚英志の評論ですが。あーまた物語消費論ね。この文脈からしか考えられないのかなあ。私ははっきりいって、文学ってものがようわからんです。アートみたいなもんで、これが芸術、とか言われても「そうなのかー」としか反応できない。私は一介のエンターテイメント読みでしかない。従って、文壇から舞城がどう評価されようとかまわない。どうせその評価は私とは違うだろうから(もちろん三島賞を取ったのはうれしかったけどね!)。

 大塚氏は、舞城もいわゆる二次創作でしかなくて、これのどこが文学なんだ?と疑問視しているらしい。私には舞城のどこが文学なのか、を説得する力は残念ながらない。でも!二次創作ではないと思うぞ。確かにミステリのガジェット持ってきたりしてるけど、あれ確信犯でしょ。全然ミステリにもなんにもなってないし。あれはただの借り物で、そんなのは気にしなくていいんですよ。(彼をわかってるひとは)誰もそんなの本気にしてないんだから。無理やり皮かぶってんのがバレバレなんだから。

 うまく言えないけど、普通の二次創作(いわゆるパロ小説とかでいいんでしょうか)って、それがやりたくてやってる、たとえばテニ王が好きだからその愛ゆえにやってるという感じがするんですけど、舞城はなんかそのかぶり物を無理に、嫌々かぶってる気がするんだなあ。舞城が書きたいのは、そっちじゃない、と思うんですよ。だってどこをどう読んだって、舞城は舞城そのものを語ってる。熱く激しく、濃く強く、行間から血が吹き出るほどに。世界の果てが見えるほどに。皮をかぶっていないと、もはやその激情がどうしようもなく炸裂しちゃって、話がわけわかんなくなっちゃうから、一生懸命皮かぶって、その激情を抑えようとしてるんでは。なーんて本当のところはわかんないけど。まだまだこの人はわかんないです。自分でも自分を御しきれてないんじゃないかとすら思う。どういうふうに進むのか、まだまだ先が見えなくて楽しみです。まだ誰も行き着いたことのない地平を見せてくれるかもしれない。ほんのちょっとだけ不安もあるけど。

 私にとって大切なことは、その小説が自分の心を熱くかきたててくれるか、ハートを揺さぶってくれるか、ってこと。舞城の作品には、間違いなくそれがある。ごうごうと鳴る暴風のような、煮えたぎる鍋のような、野生の動物のような、荒々しい何かがあるのです。

 ただ、大塚氏の言葉でちょっとこれは説得力あるかも、と思った箇所があったのですが、これはまた明日にでも。舞城には関係のない部分です。

 あ、恩田陸の『蛇行する川のほとり』3巻は発売ちょっとだけ延びてます。今月25日くらいだそうです。


8月7日(木) 京極夏彦の新刊陰摩羅鬼の瑕』(講談社ノベルス)が入荷。さっそく物差しをあててみる(笑)。今回の本の厚さは4センチでした。もうこの程度の厚さにはすっかり慣れっこになっちゃったわね。イリヤの新刊も入荷してました。4巻、完結編。

 またしてもいろいろ買ってきてしまった。本の雑誌9月号、文学界9月号、群像9月号、『プレーンソング』(保坂和志、中公文庫)、『とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ』(銀色夏生、幻冬舎文庫)。それにしても、自分が文芸誌を買うようになろうとは。

 文学界9月号は、よしもとばななのロング・インタビューがよさそうだったので。内容は主に『デッドエンドの思い出』についてなので、これを読了してからじゃないと読めないので、お楽しみにとっておくことに。群像9月号は、「文学自動製作機械」という大塚英志の評論の副題が「舞城王太郎を一例として」となっていたから!今読んでるところ。

 書店員の皆様におかれましては、本の雑誌9月号の書店員緊急座談会「本屋さん大賞を作ろう!」にご注目。アメリカに「全米書店員が選ぶ賞」というのがあって、書店員がこの1年で一番読んで面白かった本や売ってよかった本に賞をあげる、というお祭りがあるんですが、日本でも書籍市場活性化のために、このお祭りをやってみてはどうだろう?という趣旨の座談会です。どういうコンセプトであげたらいいか、というのはまだ考え中みたいなんですが、実際書店員の方々の反応ってどうなんかな?やってみたいと思うかな?

 「これが今年の本屋さん大賞!」という帯で書店に本が積んであったら、皆様どう思われますか?少しでも「ほほう」と思ってくれますかね?手にとってみます?買ってみたいな、と思います?何かご意見があれば、星間宇宙船にでも書き込みくださればとてもありがたいです。メールでもかまいません。

 ひとつ訂正。秋の創元推理文庫復刊フェアですが、「新解説1点」という予定はなくなったそうです。

 DASACON7、締め切りは8月14日(木)だそうです。あと1週間!参加希望の方はお早めにどうぞ。


8月6日(水) なんか妙に『愛犬マックス』(関口哲平、徳間書店)が売れるんで、ネットで検索してみたら、著者ご本人があちこちの掲示板に書き込みしてらしたご様子。この効果?それとも上原多香子絶賛のせい?

 書こう書こうと思って忘れてましたが、先日『学校の事件』(倉阪鬼一郎、幻冬舎)なんて新刊も出てたのでした。京極夏彦の『姑獲鳥の夏』(講談社)のハードカバーは、本の側面にご注目(笑)。帯の応募券を送ると豆本がもらえるとか(全プレ方式なので、タダじゃありません)。帯だけ盗むなんて輩は空手チョップですよ!

 新刊速報、更新。秋の創元推理文庫の復刊フェアの、一覧を入れました。


8月5日(火) 振り替え休日。昼間は地獄の暑さだったが、猛烈な夕立(雷雨)のあとは涼しくなりました。まあいろいろと、よい休日でありましたよ。

 昨夜はある本のゲラを読んでました。ううう、すごくよかったので早く言いたい〜。もう少しお待ちを。

 今夜は『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子、講談社)を1巻から6巻までイッキ読み。ぶははは、ウワサどおり面白かったわ。ハチクロとはまた違う面白さだね。好みとしてはハチクロのほうが断然ぎゅぎゅーんと好きだけど、のだめもいい味出してます。天然。

 『デッドエンドの思い出』(よしもとばなな、文藝春秋)の最初の話「幽霊の家」だけ読みました。って書くと怖い話のようだが、実はほのぼのしみじみラブ話なのであった。ばななちゃん、幸せなんだなあ、と思いました。や、実生活知らないけど。すごくいい話だったよ。なんか精神的に落ち着いてきた感じがしますね、彼女。奇をてらってない(今までの話はちょっと変わった人が多かった)、ごくごく普通の人たち、ごくありふれた、ささやかな人生。こういうのが書けるようになったんだなあ。本当に淡々とした話なんだけど、心にいつまでもその温かさがほのかに残るような、そんな話でした。


8月4日(月) めっちゃ暑い!夏ーーーーっ!て太陽が叫んでるようだ。

 ああ、書きたいこといっぱいあるけど今日はパス。すいません。やらねばならないことがあるのよ〜。関係ないけど、VAIOでサイバーショットのデータ取り込むのが非常にラクなのには感動したわ。


8月3日(日) よく晴れたので洗濯と布団干し。昼過ぎから、あまりの暑さに竜宮城へ。せっかくの夏休みだから、娘をいろいろ遊ばせてあげないと。温泉のプールは、冷たくないから快適。何時間でも入ってられる。たっぷり日焼け止めを塗ったのだが、やっぱりほんの少しだけ、肌がほてり気味。しかし何より、往復の車窓から見える田んぼの風景がとてものどかでよかった。冴え冴えとした明るい緑。

 書店で、本をジャンルでくくって並べるということについて。前にも書いたかもしれないけど、私はこれはとても大切というかジャンル読みのお客様には必要不可欠なこと、と考えています。まあミステリはひとつの棚にまとまってることが多いけど、SFの棚がある書店が、今全国にどれだけあるかなあ。もちろん、棚として作るだけの分量がない、そもそも独立棚を作るだけの場所がない、とか理由も多々あると思うけど。著者のあいうえおだけで棚につっこんじゃう、ってのは、書店にはラクだけどお客様にはどうかなあ。もはや書店員歴が長すぎて、一読者だった頃にどうやって本探してたんだか記憶がない。

 たとえば先日上司に「経済小説の棚はいらないんじゃない?ミステリに一緒につっこんじゃえば?」って言われたんだけど、私はそういうのはやりたくないのね。なるべく経済小説ファンに「あ、こういうのも出てるんだー」つって見つけて買ってほしいわけですよ。この店にくれば、自分の好きな本はこのへんにあるわけね、という。

 しかしもっと根本的な理由で、書店で棚を作れる(ジャンルをセレクトできる)人材がいない、というのもあります。人材というより何より、「人間そのもの」がいない。売れないから人件費削って、ギリギリの人数で超ムリして店回してて、機械とバイトに任せて。そのうち、ロボットが棚詰めするよ。わはは。棚なんて作る必要ないっていってさ。

 書店で一番大事なのは、その本の隣にどんな本が置かれてるかってこと。本の並びを見て欲しいのです。村上春樹の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の横に文春新書の『サリンジャー戦記』があるとかそういうこと。このへんはホラーなのね、とか。ホラーもミステリとごっちゃになりがちだけど、探しづらいよね。私も一度解体しちゃったんだけど、また作ろうと画策中。逆にごっちゃにつめておくと、ミステリファンが普通にホラーも手にとってくれる、というのもあるんだろうけど。どっちがいいのかなあ。


8月2日(土) 梅雨が明けたとたん、猛烈な蒸し暑さ。潮の香りの、むっとする夏の空気。夕空には三日月。

 仕事の後で、市川の花火大会に行ってきました。数年ぶりに行ったら、昔工場だったところがマンション群になっててびっくり。いつできたんだ?花火はとても綺麗でした。土星やハートみたいなのや、ユニークな花火がいっぱいあって面白かった。飛び散る粒が、☆形に見えるのとかあったよ。いったいどうやって作るんだろう。花火師さんたちの、新技術へのあくなき探求は素晴らしいね!いっぱい拍手しちゃったよ!今年も楽しませてくれてどうもありがとう。お疲れ様。ちなみに私は四方に飛び散ってヒューヒュー音たててくるくる回る、ねずみ花火みたいな打ち上げ花火としだれ柳が好き。土星も好き。連続で豪快に打ち上がった、白い花火も見事だったなあ。

 帰りに見上げたら、真上には夏の大三角。大接近中の火星はどこだ?

 ちょっとグロッキーなので今日こそは早めに寝るかな。


8月1日(金) 店にきたポップの写真で気がついた。秋からNHK連続テレビ小説で放映される「てるてる坊主の照子さん」、岸谷五朗が出るのね!見なきゃ!>大ファン

 「ハヤカワ文庫復刊希望アンケート」のさっそくの書き込み、ありがとうございます>皆様。引き続き、よろしくお願いいたします。

 SFフィギュアファンは、明日発売のmonoマガジンをお忘れなきよう。今日は、新紀元社の空想科学兵器(名前あってる?)コレクションフィギュア6点セット(バラ売り可)が入荷。

 河出の「文藝 秋号」の、川上弘美特集をぱらぱらと。うう、これはじっくり腰を落ち着けて読みたいな。それと、綿矢りさの「蹴りたい背中」を読了。実は『インストール』も未読なので、綿矢りさは初挑戦。うん、けっこう面白かったよ。文章はお世辞にもうまいとは言えないのだけど(たとえば森絵都なんかと比べちゃうともう、その密度や質は格段に違う)、でも下手ではないし、この高校生女子の一言では言い表せないもやもやした気持ちがなかなかよく書けてると思いました。

 主人公の女の子はクラスでグループから漏れていつもひとりなんだけど、それと同じくひとりぼっちのクラスメイトの男の子がすごいのよ。とあるモデルの女の子のファンなんだけど、もはやファンというより超マニア。彼女のことしか眼中になくて、もうほんっとにそのことしか見えてない、考えてない。周りとか一切気にしてない。主人公の女の子は、目の前にいてもぜんぜん気持ちも言葉も通じない彼を見てると、その背中を「蹴りたい」と思ってしまうわけ。女の子の友人は、そんな主人公を見て、彼に惚れてると勘違いするんだけど、彼女はその誤解の大きさに愕然としたり。

 書いてる内容自体はなかなか面白いので、あとはもっと文章の腕を磨いてくれい!という感じでした。今後に期待。

 グループねえ。あたしは、もうそういうのはうんざり。今は、自分の好きな人たちと、本当に話したいことだけを話したい。うわっつらだけの、中身のないスカスカな会話とか、もうしたくないの。あの頃のほうが、やせ我慢ができたのかな。ある意味、今のほうがよっぽど自分に正直かも。

 DASACON7が稼動だそうで。たぶん行きます。ちょっと遅れて到着の予定ですが。神様、無事に行かれますように!

 

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