ワインに目覚めて16年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
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評価の一応の目安は、 6月30日
Sala Vive(サラ・ビベ)
フレシネがメキシコで作っているスパークリング(だと思う)。全体的に焦げた感じがあり、それがなぜか好印象。味はかなり濃いけれど、酸や苦みが突出するということがなくバランスがいいので、アルコール分11.5%ながら中味の詰まったかなりしっかりしたワインを飲んだなぁという思いにさせてくれる。一度お試しあれ。78点。京橋ワインでスパークリング6本セット送料込 4410円(2013/6/16)。単品価格は924円。
Besllum 2008/Mont Sant(ベスリュム・モンサン)
メルロー主体のボルドーという雰囲気でとても上品。力があり、肌理が細かく、しかもフルボディー。10年くらい前にカーサ・デ・ラ・エルミタをはじめて飲んだ時を思い出した。注意深く味わうと荒削りなところもあるけれど、普通に飲んだら、若いけれど熟成感のある飲みやすいボルドー格付けワイン(4000円級?)かなと思ってしまう。フルーツたっぷりの中にウィスキーのアルコールを加えたような香りも好印象。スペインワイン、侮るべからずと改めて思いました。81点。京橋ワインで 1239円(2012/11/14)。
6月23日
Vina Maipo Brut(ビーニャ・マイポ・ブリュット)
チリのスパークリング。セパージュはシャルドネ、リースリング.シュナン・ブラン。かなり高い品質。シャルドネ中心で、酸味中心という1本線を通した上で、酸っぱすぎず、梨のような自然な果実味があり、ふくよか。フルボディーでしっかりしていながら、重さを感じさせない。味わって楽しめるうえ、食中酒として飲めば食事をうまくサポートしてくれる。78点。うきうきワインの玉手箱でスパークリング6本セットで5229円。単品価格は 1239円(2013/6/2)。
6月22日
Bourgogne Bussieres “Les Clos” 2010/Thevenet&Fils(ブルゴーニュ・ビュスィエール・レ・クロ/テヴネ・エ・フィス)
ACブルゴーニュとしては濃い色。まーるい果実と木の芽の苦みが、木いちごの酸味が組み合わさったピノ・ノワールの味。しっかりと張りつめたよい緊張感をもっているけれど、やや単調で、ヴィンテージの恵みからくる味の濃さゆえに新世界のピノに間違えられそうなところもある。69点。
ヴェリタスで1079円(2013/2/21)。
6月19日
Roger Goulart 2007/Cava(ロジャー・グラート・ロゼ/カバ)
ロゼでだけど、ピンクでもオレンジでもなく、ぶどうジュースのような暗赤色で、ワインとしては少々毒々しい。味の基本はきりっとしたカバながら、明らかにそれに加えてのプラスαがある。それがぶどうジュースのような甘い果実味。ということで、カバに甘いジュースを加えた飲料となっており、プラスではなくマイナスαになっているのが残念。65点。
うきうきワインの玉手箱でスパークリング6本セットで5229円。単品価格は 1669円(2013/6/2)。
6月18日
Chateau Finet 2009/Bordeaux superieur(シャトー・フィネ/ボルドー・スュペリウ)
格上のACボルドーが格安だったので購入したもの。期待はしていなかったけれど、もしやとも思っていたら、もしやが正解でした。カベルネの苦みがたっぷり効いた立派なボルドー。立体的で複雑で力強い。さすが2009年産。ただ飲んで楽しいかと答えに躊躇する。とはいえ通常価格分の値打ちは確かにあります。70点。うきうきワインの玉手箱で504円。通常価格は 1239円(2013/6/2)。
6月13日
Castillo Perelada Brut Reserva/Cava(カスティーヨ・ペレラダ・ブリュット・レセルバ/カバ)
カバのブリュットはおいしいという好例。クリーミーで泡はよくたち、柑橘系果実の苦みが少し強めなのを除けば、廉価版シャンパーニュみたい。軽やかで、しかも適度にコクがある。夏の暑い日に値段を気にせずに泡を飲みたいという時に、高いレヴェルで希望をかなえてくれる嬉しいワイン。77点。うきうきワインの玉手箱でスパークリング6本セット5229円。単品価格は 不明(2013/6/2)。
6月9日
Grandial/Landrias(グランディアル/ピランドリアス)
フランス産のスパークリング。ランドリアス産のブラン・ドゥ・ブランとのことですが、はじめて聞く地名。私にとってスパークリングに大事な3要素は1.きりりとした酸味、2.心地よい泡、そして3.ワインらしい果実味。その意味では十分に「合格」なワインです。こういうワインがレストランでグラス500円で用意されていれば、必ず頼むのになぁ、というレヴェル。小売り価格を考えれば十分に可能なのになぁ。ということで、ちょい暑い初夏の普段飲み用にありがたいワインでした。70点。うきうきワインの玉手箱でスパークリング6本セット5229円。単品価格は 1029円(2013/6/2)。
6月8日
Saint-Dominique 2009/Puisseguin Saint- Emilion(サン・ドミニク/ピュイセガン・サンテミリオン)
これもいいワイン。若いボルドーながら、既に飲み頃。タンニンが丸くて飲みやすいだけでなく、軽く熟成感もある。熟したプルーンのような、まったり、ねっとりとした苦さのなかに果実味があるタイプ。ベースがメルロだからかなと思ってラベル裏を見ると、メルロ80%、カベルネ・フラン20%とのことです。ラベルやコルクに5本の矢が書かれているもしやと思って販売店のサイトをみると、ラフィットゆかりのシャトーだそうです。飲んだ感じでは1500円以下の優良ボルドーかなと思ったんだけど、2000円もするのなら、この内容であたりまえかも。価格はブランド代込みのようです。74点。京橋ワインで 2079円(2013/1/16)。
6月3日
Crozes Hermitage 2009/Chave Pere&Fils(クローズ・エルミタージュ/シャーヴ・ペール・エ・フィス)
クローズ・エルミタージュはごつごつしたスパイシーなワインなのか、優美な果実味あふれるワインなのか?どちらのタイプも飲んだことがあるけど、どちらもそれほど量的に飲んだことがないのでなんとも言いがたいが、これはどちらかというと前者。いずれにせよアルコールは13.5%と度数がやや高く、ぎっしり詰まった大柄のワインではあるけれど、過剰ではなく、刺もなく、エアコンさえかければ夏に飲んでも楽しめるのはさすがおフランス産。と、何をいいたいのかわからないけれど、普段に少しいい重めのワインを飲みたいなぁという時の選択肢です。74点。ヴェリタスで1800円(2013/2/21)。
6月2日
Leinard Gontier/Coteaux de Bethon/Champagne(レナール・ゴンティエ/コト・ドゥ・ベトン/シャンパーニュ)
何度も飲んでるシャンパーニュ。いつもながらの安定した味わい。味や香りの適度な複雑さは確かにシャンパーニュ。香りはミントで味はりんご系。安いのであれこれ考えずに飲めるのがいい。でも、アメノミクスとやらでシャンパーニュを2000円未満で買えなくなる日が近々くるんでしょうなぁ。
75点。ヴェリタスで1980円(2013/2/10)。
5月29日
Solar de Castro 2009/Rioja(ソラ・デ・カストロ/リオハ)
リオハの正統派。苦みや渋みが中心で、重みもそれなりにあるが、それぞれの要素はどれも中葉で、重過ぎず、軽過ぎず。タンニンは飲みやすい。ボルドーでいえばシャトー・ボーモンといった感じ。よく味わえばしょうゆっぽさもあり、リオハの特徴をしっかり味わえる。若いけれど、いま飲み頃。74点。Wine&Wineで 1239円(2012/11/30)。
5月26日
Musa de Vallformosa/Cava(ムサ・デ・バルフォルモサ/カバ)
最高気温が30度近くになり泡ものが飲みたくなる季節になりました。で、久々にカバ。いやぁ、素直においしいです。柑橘系果物の苦みとドライな口当たりのなかから、ほんのりと白い花のような甘い香りがでてくる優れものでした。カバに甘さは禁物と思っていたけれど、かなり引き締まったブリュット感がしっかりあるので、味の変化球として好感を与える要素になったのかも。こういうのを飲むと泡ものはカバで十分と思います。でも経験的には、実際にこればかり飲むとシャンパーニュのふくよかさが恋しくなると思います。というわけで、カバを中心に、ときどきシャンパーニュというのが懐にも優しいパターンという平凡な結論です。75点。タカムラワインで 1134円(2013/4/6)。
5月23日
Jaspi negre 2010/Montsant(ジャスピ・ネグレ/モンサン)
久々のスペインワイン。ガルナッチャが45%、残りはカリニャン、カベルネ、シラーといういかにも強そうなワイン。販売店のサイトではダークチェリーの味(ピノ・ノワール系?)と書かれているけれど、苦みと丸いタンニン、そして苦系キャラメル味(ボルドーorローヌ系)が売りだと思う。優美な果実味は先日飲んだクローズ・エルミタージュを思い出させる。インパクトや押し出しが強く、エキス分も濃い若いワインなのに、尖ったところがないからとても飲みやすい。飲みやすいのにどっしりとした存在感がある。今の季節、少し冷やして飲むとおいしい。京橋ワインで 1659円(2013/1/16)。
5月19日
Chateau de Saint Cosme "Les Deux Albion" 2010/Cotes du Rhone(シャトー・ドゥ・サン・コム・レ・ドゥ・ザルビオン/コート・デュ・ローヌ)
おなじみのワイン。展覧会を終えたフランス人の友達が帰国前にまた泊まりに来たので、1本飲もうと誘うと(食事は外で済ませてます)、ブルゴーニュ、ローヌ、ロワールがいいなというのでいくつか候補を出すとコレを選んだ。骨格はしっかりしており、香りはいいけれど、はじめはタンニンぎしぎしで収斂性の強い舌ざわり。30分くらいしてから丸くなり、ワインについて語り始めたけれど、ヴォリューム、アロマ、ブーケがどうのこうのということをフランス語でやりとりするのは、酔いも手伝って結構難しかった。ま、おいしかったからいいけれど。76点。うきうきワインの玉手箱で 1837円(2013/2/26)。
5月16日
Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2010/Saint Nicolas(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ/サン・ニコラ)
これはおいしいブルゴーニュ。正確にいえば、若さがおいしいブルゴーニュ。果実味たっぷりで、よく開いているからか、ここまで甘く感じられるものを飲んだことがない。完熟感はオーストラリアワインの上をいく。といってもそこはブルゴーニュなので、エキス分の濃さはなく、構造はシンプル。何度も飲むと甘さがしつこく感じられるだろうけれど、また飲みたくなる味。ウメムラでブルゴーニュ3本セット5229円。単品は1974円(2013/4/6)。
5月12日
Royer Pere et Fils Brut Reserve/Landreville/Champagne(ロワイエ・ペール・エ・フィス・ブリュット・レゼルヴ/ランドルヴィル/シャンパーニュ)
フランス人のミシェルとミハイルのカップルが泊まりに来たので歓迎の意を込めてシャンパーニュ。といっても10日前にも飲んだ売り場模様替のための在庫処分品。前回とくらべて味がよりはっきりしており、トーストっぽい香りが香ばしく、厚みがありバランスもばっちり。さすが百貨店で販売しているシャンパーニュだけあって、処分品でもかなり高いレヴェルのものでした。79点。高島屋岡山店で1050円(2013/4/24)。
5月11日
Rawson’s Retreat 2012/Cabernet Sauvignon/Penfolds(ローソンズ・リトリート/カベルネ・ソヴィニョン/ペンフォールズ)
ラベルをよく見ずに飲んで、いかにもオーストラリアワインらしい味わいだなぁと納得。よく熟して甘みたっぷりのなかに苦みがあることで焦点があい、重みもでている。トルブレックのウッドカッターズのセカンドという感じで一回り控えめ。と思ってよくみると、これはカベルネ。品種の違いがわからないおばかな私ですが、そういわれてみれば甘みが少なく苦みが強いような。普段飲みにはいいワインです。うきうきワインの玉手箱で 1134円(2013/4/21)。
5月10日
Drappier Carte Blanche/Reims/Champagne(ドラピエ・カルト・ブランシュ/ランス/シャンパーニュ)
リストはスパークリングワインが5000円からあるという良心的なもの。でもせっかくなので、2500円追加でシャンパーニュを選択。色も味も濃いめで、グレープフルーツというよりリンゴタイプ。イースト香もしっかりとあり、あまり冷たくしすぎずに、味や香りを楽しみたくなる。出された時は「今はセラーの温度(白ワイン用?)ですが、もっと冷やしましょうか?」と聞かれたので、このままにしてくださいと答えた。このままの温度をキープして欲しいという意味のつもりだったけれど、このまま常温に放置という意味に受けとられたのか、次第に温度が上昇。最後の一杯は本当に常温になってしまいました。コミュニケーションのとりかたは難しい。76点。ラ・シームで。7875円。
Crozes Hermitage 2010/Alain Graillot(クローズ・エルミタージュ/アラン・グライヨ)
もう一本赤をということでリストを眺める。料理はシェフのおまかせコース1本。なのに当日メニューもサーヴィスさんからの料理についての説明もなし。サプライズ効果を狙っているのかと思いあえて尋ねなかった。が、さすがにワインを選ぶ時には食べ物の情報が必要。料理は抜群なのに、居心地の悪いサーヴィスでした。ポマール2000、グロフレールのオート・コート2009(5000円)、ジゴンダスとコレを候補に。料理的には強めの方がよいとのことなのでこれに決定。定評ある作り手のものなので悪いはずはないけれど、期待以上でした。はじめは若すぎて少々固かったのは予想とおりで、開いてくると果実味がたっぷり。瑞々しく優美でぴちぴちとした、若めの美人さんなワイン。やや一本調子だったけれど、もう少し年をとれば味の幅が広がるのではと思いました。79点。ラ・シームで。7350円。
5月6日
Mercurey Premier cru "Clos des Myglands" 2009/Faiveley(メルキュレ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグラン/フェヴレ)
果実味たっぷりで、全体的に丸くとても飲みやすい。酸味も苦みもよくとけているのか表面には出て来ないので、なめらか。でも構造はしっかりしている。あまりワインを知らない人に「ブルゴーニュはおいしいでしょ」と説明する場合の例としてはぴったり。だけど、フェブレのモノポールで、1級畑でという能書きを知ってしまうと期待値が高くなるので「まあ、こんなもんでしょ」という感想をもってしまうことも確か。75点。 5月3日
ゴールデンウィーク後半の初日、本日は学生さんを招いてレストランごっこ。メニューはポロネギとスモークサーモンのサラダ、かぼちゃのポタージュ、スパテッティ・ピーマンソース、カスタードプリン(いつもながらのワンパターンです)。それからお土産でいただいたロールケーキとチーズ。それからロシア産のサラミソーセージも。今回はポタージュがドロドロになりすぎず、まずまずの出来。飲んだワインは以下のとおり。
Royer Pere et Fils Brut Reserve/Landreville/Champagne(ロワイエ・ペール・エ・フィス・ブリュット・レゼルヴ/ランドルヴィル/シャンパーニュ)
今年はなかなか暖かくならないけれど、動けば汗がでるくらいの春の陽気になってきたので、まずはシャンパーニュ。色は濃いけれど、味に反映されるほどではなく、単に黒ぶどうの比率が多いのかなというところ。控えめであまり個性がないけれど、バランスが言いともいえ、食事のお供には十分満足できます。というか、在庫処分の激安価格で本物のシャンパーニュ(しかもRM)が飲めたので文句は全くなし。75点。高島屋岡山店で1050円(2013/4/24)。
Niersteiner Pettenthal 92/Riesling Auslese/Weingut Rappenhof/Rheinhessen(ニアシュタイナー・ペッテンタル/リースリング・アウスレーゼ/ヴァイングート・ラッペンホフ/ラインヘッセン)
92年生まれの人も早生まれだともう大学四年生です。ということで92年産のワイン。アウスレーゼなのでほんのり甘く、食中酒になるのは予想とおりだったけれど、かなり平面的で単調で弱い。よくみるとアルコール分7.5%。熟成感もなく、デザートワインとしては甘さが足りず物足りない。「これだからドイツワインは・・・」と偏見をもってしまう。ま、滅多に飲まないドイツワインなので、これだけで判断しちゃだめだけど。62点。うきうきワインの玉手箱で 2709円(2012/2/2)。
Chasse-Spleen 2008/Moulis en Medoc(シャス・スプリーン/ムーリ・ザン・メドック)
「鉄板」ワインだけど、飲み頃はまだ先みたい。バランスや落ち着きを期待していたけれど、少々酸が勝っていて、ACボルドーにあるような血や鉄分が目立つ味わい。空気に触れて時とともにだんだんバランスがとれてきたけれど、期待したよりは軽めで「いいワインなのにおかしいなぁ・・」というつぶやきのまま終わってしまった。74点。リカーワールドで2992円(2011/4/5)。
5月2日
Bourgogne 2009/Louis Jadot(ブルゴーニュ/ルイ・ジャド)
ACブルゴーニュにしては色が濃く、ぼんやりと濁ったような暗めの(ルビーではなく)ガーネット。若いブルゴーニュなので花の香りやピチピチした果実味を期待するけれど、これはセメンダインやハチミツの香りにむっつりとした酸味でくるまれた還元的な味。ポテンシャルは感じられるけれど、ヴィンテージがよすぎてまだ開いていないのかな?という印象でした。69点。ウメムラでブルゴーニュ3本セット5229円。単品は1984円(2013/4/6)。
4月30日
Tierra Aranda 2009/Ribera del Duero(ティエッラ・アランダ/リベラ・デル・ドゥエロ)
一口飲んだらふくよかで豊か、どっしりと重みのある飲みごたえあるだなぁと思った。だけど重すぎて杯がなかなか進まず、何日かに分けて飲んだら、典型的な悪いタイプのテンプラニーヨワインになってしまった。やぼったくて、しつこい濃い口しょうゆ。産地と品種のよい組合せが悪い組合せに転化してしまうという、印象の悪い終わり方でした。62点。京橋ワインで 1134円(2013/1/16)。
4月24日
Casilda Reserva Merlot 2010/Central Valley(カシルダ・レセルバ・ベルロ/セントラル・ヴァリ)
濃いというより、たっぷりとした感じのワイン。キャラメルと砂糖入りコーヒーのニュアンスでいっぱいだけど、あくまでも辛口で、メルロの柔らかさも感じる。チリ産と言われればなるほどと頷いてしまうけれど、濃さや力で押すことのない、新世代のチリワイン。74点。うきうきワインの玉手箱で 1047円(2012/12/31)。
4月17日
Mazoyeres Chambertin 2001/Camus(マゾワイエール・シャンベルタン/カミュ)
本日は天皇の常宿であるホテルで、職場の立食の親和会総会。1本2000円平均、全30本という条件で9種類選んで買ったワインの1本。経年がちょうどいいのか、カミュによくあるエグ味がなく、おだやかかつやわらかな味。「特級」というほどの突き抜けた鋭さはなかったが、ゆっくりゆっくり飲みたくなる愛すべきワイン。80点。うきうきワインの玉手箱で 4179円(2012/11/27)。
Chateau de Camensac 2006/Haut Medoc(シャトー・ドゥ・カマンサック/オ・メドック)
ボルドーvsブルゴーニュで選んだもの。色は濃く、こちらも飲み頃で、やわらかいのにさすがに構造がしっかりしている。格付けボルドーだけあって、ブランデー、なめし革、西洋杉など「高級ワイン」の基本(!?)はしっかり押さえている。79点。うきうきワインの玉手箱で 2604円(2012/11/27)。
Leinard Gontier/Coteaux de Bethon/Champagne(レナール・ゴンティエ/コト・ドゥ・ベトン/シャンパーニュ)
何回か飲んでいる2000円以下のシャンパーニュ。乾杯としてホテル提供のスパークリングを飲んだが、明らかにそれとは異なり、厚みがあり、クリーミーで重みのあるシャンパーニュ。立食の場ではシャンパーニュということで何にでも合うけれど、単品で飲んだら+αはない。74点。ヴェリタスで1980円。 (2012/12/2)。
Cono sur Reserva 2010/Riesling(コノ・スル・レセルバ/リースリング)
3桁ワインから4000円超まで9種類のワインを3本ずつ(シャンパーニュのみ6本)並べていたのだけど、面白いことに高いワインから空いていきました。で、残っていたのがコレ。皆さんチリワインだからと馬鹿にしていたのかもしれないけれど、他のワインと比較してもやはりかなりのレヴェル。相変わらず上品でトロりとした舌触り。リースリングの品種がしっかり感じられる、直球で酸味を効かせたオイリーさがしっかりある。77点。フェリシティーで976円。 (2012/11/28)。
Sauternes de Rayne Vigneau 2003(ソーテルヌ・ドゥ・レイヌ・ヴィニョ)
ドゥ・レイヌ・ヴィニョのおそらくセカンド。デザートワインが1種類欲しいなとネットサーフィン(死語?)していてみつけたもの。10年たち、べっこう飴色になっていて見るからにおいしいそう。中味は期待に応えてくれるもので、桃やパイナップルのコンポートの香りがしっかり、トロピカルフルーツやはちみつのような味で、デザートをしっかりサポートしてくれました。78点。ヴェリタスで2593円。 (2012/12/2)。
4月16日
Bourgogne Rouge Pinot Noir 2010/Vincent Jeanniard(ブルゴーニュ・ルージュ・ピノ・ノワール/ヴァンサン・ジャニアール)
赤い実でピッチピチの若いブルゴーニュ。酸味がしっかりありながら出過ぎず、果実の甘みがほんのりとおいしい。全体的に滑らかな苦みがあるのは2010年産ACブルの特徴なのかな?いま飲み頃で、期待に応えてくれる1本。74点。ウメムラでブルゴーニュ3本セット5229円。単品は2079円(2013/4/6)。
4月10日
Gerard Gratiot Brut/Charly-sur-Marne/Champagne(ジェラール・グラシオ・ブリュット/シャルリ・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)
まずは、トースト香とほんのりとした上品な甘みがファーストインプレッション。その後に、ピリピリするような炭酸と酸味が余韻として残る。しっかりしたブリュット。さらにクリーミーでふくよか。シャンパーニュはこうでなくちゃというポイントはすべて押さえている。廉価版シャンパーニュなので、ここまでで十分。でも敢えて言えばプラスαとなる特徴はなく、その意味では没個性的。75点。ヴェリタスでシャンパーニュ4本セット7880円。単品は1980円(2013/2/10)。
Chateau Moulin du Cadet 2006/St-Emilion Grand Cru Classe(シャトー・ムラン・デュ・カデ/サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ)
意外にしっかりとしたワイン。小さくまとまっているけれど骨格はしっかり。ボルドーの毛並みのよいシャトーのみにあるなめし革の香りやブランデーのニュアンスがほんのりと、でも間違いなくある。サンテミリオンはやたらと沢山「グラン・クリュ」があるが、これは「特級」と訳してもよい18のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの下のクラスで、64個ある「グラン・クリュ・クラッセ」のうちの一つ。軽過ぎもせず、立派過ぎもしない、ちょうどその格付けに見合ったワイン。74点。リカーワールドで1995円(2011/12/13)。
4月7日
Seguret 2009/Cotes du Rhone Villages/Selection Laurence Feraud(セギュレ/コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ/セレクシオン・ロランス・フェロ)
ローヌらしいスパイシーさと濃さがはっきりしている、でもそれが過剰でなく飲みやすい作り。変な青臭さ、草っぽさがなくお育ちのよさを感じさせる。ただ積極的な魅力があるかといえば、ハテナ。「ローヌってこういうワインだよなぁ」と普通に飲んで納得という感じ。71点。うきうきワインの玉手箱で1554円(2013/1/31)。
4月5日
Chateau D’Orval/Bordeaux(シャトー・ドルヴァル/ボルドー)
久々(?)にただのACボルドー。でも2009年産なのでそれなりに期待しながら抜栓。ライト〜ミディアムボディーながらコクがたっぷりとあるので満足感が高い。タンニンはしっかりあるのに角は丸いから飲みやすく、気持ちのいい苦み。チーズと合わせても埋没することなく好サポート。なんとなく果実っぽい甘さもあるし。味を楽しむためのワインというより、食卓や友達と語り合うのに不可欠のものとしてのアルコールという感じで、フランス人が日常的に飲んでるのはこういうタイプなんだろうなぁと思います。71点。ヴェリタスで698円(2012/10/23)。
4月2日
Pharos 2005/Rioja Reserva(ファロス/リオハ・レセルバ)
大阪の三つ星Fujiya1935のワインコース(3000円)でメインとして出されたワイン。楽天で買えたので今度は家で稽古。ボルドータイプで、よい意味で一昔前のリオハと似ている。ただ品質のよいAOCボルドーとかスュペリウのレヴェル。割りとさらさらで、血とミネラルの味が中心。それでいて少し収斂性があり、閉じ気味。2005年産なので、もっと飲み頃だと思っていた。なので半分残して、翌々日に再稽古。すると今度はFujiyaで飲んだ時の記憶が蘇ってきた。とても弾力性があり、プルーン系。でもしつこくなく、スタイリッシュ。単体で飲むとデイリーワインの域を越えないけれど、Fujiyaで飲めば料理にしっくりくる。ソムリエさんはさすがだと改めて思いました。74点。ワイナリー和泉屋で1890円(2013/3/24)。
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
2013年
レストランみてあるき
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