ワインに目覚めて17年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
2014年
2014年9月のワイン
9月29日
Yellow Tail Chardonnay 2012(イエロー・テイル・シャルドネ)
湯の郷温泉でゼミの合宿。赤ワインも持っていったけれど、食事の時にビールを飲み過ぎ、開けるに至らず。ワインで飲んだのは現地調達したこれのみ。オーストラリアの白。それなりに密度は濃く、太陽をよく浴びた果実感を味わえる。だけどコンビニ価格1000円なので当然ながら、平板。1本飲み干すのは辛いタイプだけど、今回のようなシチュエーションではOK。64点。湯の郷の山崎ストアで1000円ちょい。
9月27日
π 2009/Vin Rouge d’Aragon(パイ/ヴァン・ルージュ・ダラゴン)
πという名のとおり、円周率が相当な桁数ボトルに書かれているスペインの赤。新しいスタイルの濃いワインで、ヴァニラの香りがプンプンする。チェリーを苦くなるまで濃縮したようなとてもしつこく単調な味。開く時がくるのだろうか?と感じてしまうほど固い。 ワインの質としては悪くはないのだろうが、飲むのにとても疲れる。いま飲むなら65点。京橋ワインで2030円(2014/9/1)。
9月25日
Le Drappier/Reims/Champagne(ル・ドラピエ/ランス/シャンパーニュ)
定冠詞のついたドラピエ。意気込みがあるのか、とてもどっしりしたフルボディー。味も濃い。梨のような酸味が奥深くにあるのはわかるけれど、とても固くて細かな味の要素がほぐれない。固くて重くて、変化もしないので平板に感じられる。飲むのが辛く感じられるシャンパーニュというのも珍しい。73点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ4本10000円の福袋(2014/9/5)。単品価格は3866円。
9月23日
Vitteaut-Alberti "Agnes"/Cremant de Bourgogne(ヴィト・アルベルティ・アニェス/クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ)
好みのクレマン。ボトルで6000円、グラス1200円。どうしようか迷ったが赤に掘り出し物(↓)があったので、グラス(2杯)にしておいた。クレマンといってもふくらみがあり、味も色も比較的濃く、泡は細かく立ち上がる。シャンパーニュほどの強さはないけれどミネラル感がしっかりしており、柑橘系の味がおいしい。75点。コントワール・ドゥ・ブノワでグラス1200円。
Chateau Clerc Milon 2007/Pauillac(シャトー・クレール・ミロン/ポイヤック)
メインは羊。羊にはポイヤックが定石だけど、レストランではワインが高く、この組み合わせにはなかなかできない。だけど、このワインは375ml(ハーフの分量)がたったの(!)4500円。ちなみにワインリスト上では1本13000円。グラスだと1500円。
9月20日
Chateau Lanessan 2010/Haut Medoc(シャトー・ラネッサン/オ・メドック)
ベタな銘柄だけど、優良年ときたら買わないではいられません。といっても熟成させるだけの余裕はなく、一夏押し入れ保存後に抜栓。表面に薄い膜をはったような収斂性があるけれど、さほど気にならない。ミディアムボディで品のよい紳士のような落ち着いたワイン。この銘柄は若いとピーマンのような生臭さが以前はあったけれど、ヴィンテージがよいからか、質が上がったからかそういうこともなく、なめし革やトリュフの香りもしたりしてプチ熟成ボルドーを早くも味わえる。何年か後にまた飲みたい。80点。ヴェリタスで2299円(2014/4/23)。
9月18日
Nostre Pais 2011/Michel Gassier/Costieres de Nimes(ノストル・パイス/ミシェル・ガスィエ/コスティエール・ドゥ・ニム)
グルナッシュ(35%)、カリニャン(25%)、ムールヴェドル(15%)という南仏らしいセパージュ。シラーがはいっていないからかどうかわからないが、草の青っぽさやハーブっぽさはなく、黒や青のベリーを煮詰めてジャムにしたような滑らかな苦甘さ。これでもう少し立体的だと銀賞になるところ。78点。京橋ワインで2030円(2014/9/2)。値段の価値ありです。
9月14日
本日はこの春卒業した教え子と飲み会。場所は去年と同じくフィッシュマン。樽ワインの飲み放題がウリの店で、白スパークリング、白、赤と飲みました。10品付きで4000円。
Mon Vin Volpago/Vino Frizzante Bianco(モン・ヴァン・ヴォルパゴ/ヴィノ/フリッツァンテ・ビアンコ)
イタリアはヴェネト州のスパークリング(白)はカバみたいに、ブリュットで切れがよく、味のバランスがいいので何杯でも飲める。71点。
Mon Vin Volpago/Vino Bianco(モン・ヴァン・ヴォルパゴ/ヴィノ・ビアンコ)
赤と白は1杯ずつ。コノ・スルのヴァラエタルレヴェル。だから普通に飲むにはいいけれど、平板なので何杯も飲むと飽きる。ともに64点。
9月13日
Monthuys Pere&Fils Brut Reserve/Charly sur Marne/Champagne(モンテュイ・ペール・エ・フィス・ブリュット・レゼルヴ/シャルリ・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)
2000円シャンパーニュよりふくらみや複雑さ、泡の細かさがワンランク上。りんごの味がはっきりとあり、アプリコットも。とてもバランスよく、酸味と苦みが一体。甘みもあるのだろうけど、あまり感じない。けど全然気にならない。80点。京橋ワインでシャンパーニュ2本セット5250円(2014/3/13)。
9月12日
Bourgogne Pinot Noir 2008/Mancey(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/マンセ)
5年ちょい過ぎているからか色は深く、濃く、落ち着いた感じ。というか少しオレンジがかっており、はやくも初老なのか。味は熟成感もあるけれど、頂点を過ぎてバランスをやや崩しているのか、若さとは違う酸っぱさが目立つ。普通のACブルゴーニュより重みも深みもあるのに、飲んで楽しくないのが残念。72点。ドラジェでブルゴーニュ3本セット7970円(2014/8/10)。単品価格は1814円。
9月10日
Absidis Brut/Cava(アブシディス/カバ)
とても切れがよく、後味あっさり。でも飲んでいる時には酸味と苦みがバランスよく、酸っぱ過ぎず、苦すぎず。ふくらみこそないけれど、しっかりとした味で、割とどんな食事にも合いそう。それなのに値段は3桁。私にとって高品質のカバの典型例。またリピートします。74点。ヴェリタスで924円(2014/7/22)。
9月6日
Chateau Tour St.Bonnet 2011/Medoc(シャトー・トゥール・サン・ボネ/メドック)
2011産のメドックは初めてかも。表面はなめらかながら、味は苦みと渋みたっぷり。往年のメドックという感じ。頑固に古いタイプの味を守りつつ、技術革新により若飲みできるように渋みより苦みを表に出しているのかな?こういう味のワインも貴重だと思います。71点。ヴェリタスで1439円(2014/7/22)。
9月5日
Chateau Cazeau 2011/Entre deux mers(シャトー・カゾ/アントル・ドゥ・メール)
ワインセットに入っていた白。岩牡蠣が手に入ったらあけようと思うもそんな機会があろうはずもなく、料理酒として開けたついでに味わってみた。なので、十分に冷えてなくて、とても薄くボケボケの味。アントル・ドゥ・メールだからなぁと思いつつも、翌日しっかり冷やして再挑戦。するとキリリと引き締まり、酸味とミネラルがバランスよく、味も前日より濃く感じた。というわけで、ワインを味わう際に温度が重要ということを再認識した第二弾でした。68点。お手軽ワイン館で6本セット6242円(2014/6/22)。単品価格不明。
9月3日
Cotes du Roussillon Villages Vieilles Vignes 2003/Gauby (コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ゴビー)
おなじみの銘柄。このヴィンテージだとそろそろ飲みきらないとということで。コルクにワインがべったり染みついていて、吹く寸前。家ではセラーでずっと保存していたから、流通経路で多少問題があったのかも。飲んでみると、心持ち弱っているみたいだけど、傷んでいるというほどではない。黒ベリーをにつめた苦さと甘さのつまった期待/予想していたいつもの味。澱はいっぱいながら、余韻はあまりない。このワインはもう少し元気な時に飲んだ方が楽しい。80点。値段を考えるとこの内容はちと厳しい。ヴェリタスで4298円(2014/4/23)。
8月31日
Fernand Hutasse et Fils Brut Tradition/Bouzy/Champagne(フェルナン・ユタス・エ・フィス・ブリュット・トラディシオン/ブズィ/シャンパーニュ)
西日本にとっては冷夏で雨の多い夏も終わり。朝夕が涼しいなんて10年ぶり。8月最後の日曜日に久々のシャンパーニュ。黒ぶどうの割合が多いのか色は濃いめで、味は典型的なリンゴタイプのシャンパーニュ。とはいえ酸より苦みと甘みが優勢。でももちろん甘くはなく、後味はすっきり。重みもほどほどにあり、2000円クラスのシャンパーニュと比べると、明らかにワンランク上。80点。京橋ワインでシャンパーニュ2本セット5250円(2014/3/13)。
8月28日
Casajus 2010/Vendimia seleccionada/Ribera del Duero(カサフス/ベンデミア・セレッショナーダ/リベラ・デル・ドゥエロ)
2月に1度飲んで、再検証しようということでリピートしたワイン。結論的には、もう一度飲んで再々検証してみなければよくわからない。果実とかタンニンとか様々な要素が複雑に溶けているけれど、それがハモっていない。熟成にそんなに時間は必要なさそうなワインとはいえ、いま飲んでみるとどうも楽しくない。なのに、飲み頃になったらさぞやいいワインになるだろうなぁという気はする。熟成が必要な(一昔前の)ボルドーグランヴァンを若飲みして苦いだけだった、というのに似ているような気もする。74点。京橋ワインで2079円(2014/3/23)。
8月24日
Bourgogne Pinot Noir Vieilles Vignes 2010/Roche de Bellene(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ロシュ・ドゥ・ベレーヌ)
2011年産の若いブルゴーニュ。だけどACブルとしてはやや暗めで濃いめの色。味も明るいというより少し影がある。と思ってラベルをよくみると作り手はボーヌを本拠地としており、少し納得。ACブルでボーヌっぽさを出しているというのはある意味素敵。平日に軽くブルゴーニュを飲みたいと思う時にはぴったり。72点。タカムラでブルゴーニュ3本セット6048円(2014/6/22)。
8月22日
Cuvee Constance 2010/Cotes du Roussillon Villages(キュヴェ・コンスタンス/コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ)
これも好きなワインでこのヴィンテージを飲むのは2回目。はじめは高めの温度で開けてしまったので、だらりと開いてしまった魚のようで、超ボケた感じの軽く薄い安ワイン。60点。それで気を引き締めてしっかりと冷やして再チャレンジ。するとまるで別物のワインみたいにきりりと引き締まり、ブランデーのような味わい深さがでてきた。75点。温度の違いでこうも味の印象が変わるとは驚き。それを教えてくれたワインということで記憶します。ヴェリタスで1382円(2014/6/22)。
8月19日
Aurego Albarino 2011/Rias Baixas(アウレゴ・アルバリーニョ/リアス・バイシャス)
これは好きなワインで、飲むのは3回め。味がかなりはっきりしている白ワイン。りんごや梨、レモンを思わせ、酸というよりリンゴジュース的な甘酸っぱさがありながらさっぱりしている。後味には苦みが残り、それがまた心地よい。ラクレットというハードながらウォッシュタイプみたいな古漬けのきつい匂いのチーズと合わせたけれど、相性がいい。見つけたらまた買います。80点。京橋ワインで1706円(2014/5/11)。
8月16日
Chakana Estate Selection 2012/Mendoza(チャカナ・エステート・セレクション/メンドーザ)
アルゼンチンの赤ワイン。黒地に白抜きジャガーの絵(トカゲかと思った)のラベルが印象的で、ボトルはものすごく重い(915グラム)。こういう気合いの入った真夏に飲むのはどうかと思うけど、最近のチリ/アルゼンチンは重さや濃さにこだわらない洗練されたものもでてきたしということで、開けてみた。残念ながらこれは昔タイプ。とにかく重く、濃く、苦い木の茎をなめてるみたいで杯が全く進まない。飲み頃を間違えなければしっかりしたワインということになるのだろうけど、今回はただの苦行。1週間くらいかけて飲んだけど、味は全く変わらず。その点はたいしたものだと思った。62点。葡萄畑ココスで1901円(2014/5/26)。
8月14日
Lar de Plata/Cava Reserva(ラール・デ・プラタ/カバ・レセルバ)
カタルーニャではなく、エクストレマドゥーラ地方産でマカベオという品種から作られたカバで、レセルバとのことです。ラベルは安いシャンパーニュみたいだけど、比較的繊細な泡が広がりクリーミで、味は焦点のあったブリュットなので中身もシャンパーニュみたい。レセルバでもあるし少しお値段高めのものかと思って飲み終わってしらべるとなんと700円台。カバさまにおかれましては今後もこの品質と価格を保ってくださることを切に願います。77点。ヴェリタスで777円(2014/7/22)。
8月12日
Bourgogne Pinot Noir 2012/Alain Geoffroy(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/アラン・ジョフロワ)
平常モードに戻ってACブルゴーニュ。とはいえ2012年産なのでスミレの香りに赤い実の果実の甘酸っぱさを期待するも、これはやや平板で酸っぱいタイプの若ブルゴーニュでした。普段飲みにはまぁいけるけど・・・。70点。お手軽ワイン館で6本セット6242円(2014/6/22)。単品価格不明。
8月8日
アルヒーポワ先生のバレエセミナーが終わり、松江から岡山へ。最後の晩餐。
Jacquesson 736/Champagne(ジャクソン/シャンパーニュ)
ジャクソンを飲むのは初めて。これは2008年のぶどうを66%、2007年を26%などなどで、全体としてシャルドネ53%、ピノノワール29%、ピノムニエ18%とのことです。でもこうした内訳を知っても「シャルドネは半分くらいしかなく、ピノノワールが結構入っているんだなぁ」というほどの感想しか浮かんできません。ただ、味自体はかなり繊細で、やはり高級シャンパーニュは違うなぁと思います。全体的に酸味が強く、というか表に出てくるのはほとんど酸味ばかりなんだけど、それが30種類くらいあっる。山は緑といっても緑色に数百種類あるのを思い出しました。その意味で直感的に味を楽しむというより、思わず頭で分析しながら飲んでしまうシャンパーニュ。後味にほんの少し上品な甘み。これがまたいい。機会があればまた飲みたいです。82点。かわばた酒店で6048円(2014/5/19)。
Vigne de L’Enfant Jesus 2006/Beaune Premier Cru/Bouchard Pere&Fils(ヴィーニュ・ドゥ・ランファン・ジェズュ/ボーヌ・プルミエ・クリュ/ブシャール・ペール・エ・フィス)
2006年産なのでそろそろ飲み頃かと思い開けた。結果はYes and No.開けたばかりの時にはざらざらしていて、酸が立っている。時間がたてば柔らかくなると想像しつつゆっくり飲むと予想とおり、滑らかに。でも酸味はむしろ以前より増した感じ。とはいえいやな感じの酸ではなく、また、若いブルゴーニュの酸っぱさとも違い、ぎゅっと凝縮している酸味が核となったボール。きめの細かさは普段飲む安ブルゴーニュとは段違いで、とても緻密。こういう味が個性のワインなのかもしれないけれど、もう少し寝かしてから飲めばよかったと少し後悔。82点。ヴェリタスで6470円(2014/7/22)。
8月7日
Arthur Metz/Cremant d’Alsace (アルトゥール・メッツ/クレマン・ダルザス)
アルザスのスパークリング。ピノノワール、ピノブラン、ピノグリ、リースリングという何でもありのぶどうをつかってうまくブレンドしており、泡立ち、ふくらみやクリーミーさを除いて純粋に味だけ考えるとシャンパーニュに負けていない。72点。松江イオンで1700円くらい。
8月5日
Miramonte 2013/Chili(白)(ミラモンテ/チリ)
Miramonte 2013/Chili(赤)(ミラモンテ/チリ)
宿泊先ホテルのレストランの食べ放題飲み放題のコースについていたワイン。しっかりした、でも重すぎない、こうしたシチュエーションでは好感をもてるワイン。味についてどうこう言うほどの印象は残っていないけれど。松江東急インのレストラン「シャングリラ」で。赤白とも65点。
8月4日
Pinot Chardonnay/Cinzano(ピノ・シャルドネ/チンザノ)
グラスでスパークリングを頼もうと思ったらこれしかなくて注文。200ミリの小瓶です。泡はそこそこたち、すっきりとブリュット。変な甘さとかなかったおかげで楽しめた。70点。松江カプリチョーザで600円。
VoloRosso 2012/Chianti(ヴォロロッソ/キアンティ)
去年も飲んでいるキアンティ。おそらく普通の冷蔵庫保存なのでとても冷たく、開く前に飲み終わってしまう。だから残った印象としては閉じた、地味な感じのみ。65点。松江カプリチョーザで1300円くらい。
8月3日
松江の蓬莱でアルヒーポワ先生と共に星野さんご夫妻にごちそうになる夕べ。
Domaine Pinchinat/Cotes de Provence(ドメーヌ・パンシナ/コート・ドゥ・プロヴァンス)
プロヴァンスのNVワイン。白ワインなのに木の茎のような苦みがあり、オイルっぽさとからまって個性的。素朴な感じがよかった。71点。
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2011/Chateau de Premeaux(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ニュイ/シャトー・ドゥ・プレモ)
若いブルゴーニュなのに明るさより落ち着きがあり、色もやや暗く濃いめ。果実味も素朴で濃縮された感じ。75点。
Vallformosa Clasic Brut Reserva 2010/Cava(バルフォルモサ・クラシック・ブリュット・レセルバ/カバ)
飲み足りなくて追加。去年も飲んでいるけれど優良カバ。透き通ったブリュットで白ゆりや桃の香り。75点。
8月1日
Piollot Pere&Fils/Brut Cuvee de Reserve/Polisot/Champagne(ピオロ・ペール・エ・フィス/ブリュット・キュヴェ・ドゥ・レゼルヴ/ポリゾ/シャンパーニュ)
レコルタン・マニピュランのシャンパーニュ。イースト香がたっぷりで、香りだけでも結構満足できる。りんごや梨を思わせる味で、ていねいに作られている。そこはかとなくおいしく感じるのは、バランス抜群にいいからかも。余韻にほんのりと甘さがあるのもいい印象。アルヒーポワさんと自宅で。80点。うきうきワインの玉手箱で2919円(2013/12/14)
7月31日
Casa de la Ermita 2000(カーサ・デ・ラ・エルミタ)
ヴィンテージに注目です。10年前に買ったエルミタ。その頃はボルドーの格付けクラスの重みと構造でびっくりしたものです。で、何回もリピートしてあと、熟成するかどうか残しておいた最後の1本。10年くらいで飲もうと思ってたら14年もたってしまい、ポテンシャル的にゲテモノワインになってしまったので思い切って抜栓。いやいや、なかなかのワイン。全く傷んではおらず、きわめて健全。エッヂはオレンジがかっていて、いかにも枯れつつあるけれど現役で、煮詰めたプルーンベースのこの銘柄の特徴はしっかり保持。さすがに熟成して深くなったという感じはしなかったけれど、年をとって過剰なものは削がれ、やや軽くなり、でもカーサ・デ・ラ・エルミタを堂々と名乗れるワイン。感動しました。79点+α。2004年2月、悟空総社店で1680円。
7月30日
Bourgogne "La Chapelle Notre-Dame" 2012/Dubreuil Fontaine Pere&Fils(ブルゴーニュ・ラ・シャペル・ノートル・ダム/デュヴルイユ・フォンテーヌ・ペール・エ・フィス)
ACブルゴーニュとしてはやや濃い目のルビー色。味や香りもはっきりしている。すみれや白い花系の明るい香り。ベリーを煮詰めた苦みをベースに表面は酸っぱくないほどの酸味。ヴィンテージに恵まれた優良ACブルゴーニュです。74点。タカムラでブルゴーニュ3本セット6048円(2014/6/22)。
7月29日
Le Petit vin d’Avril/Paul Avril(ル・プティ・ヴァン・ダヴリル/ポール・アヴリル)
AOCではなく、ヴィンテージもない赤ワイン。ローヌの果実味がきれいに熟成しているタイプだなぁと思いつつ飲むけれど、ラベルに産地の記載もなし。唯一の手がかりである郵便番号で調べると、シャトーヌフにあるネゴシアンものということで納得。これも重すぎず、しつこすぎず、夏に飲んでもOK。エアコンの効いた部屋で飲むとさらに極楽。底には澱がいっぱい。販売店のサイトをみると、クロ・デ・パプの作り手とのことでさらに納得だけど、結構いいお値段してます。なんで買ったかわからないけれど、値段だけの価値はあるのでよしとします。75点。ヴェリタスで1925円(2014/7/22)。
7月27日
Muskat Rozhevii Desertnii/Masandra(ムスカート・ロージェヴィイ・デセルトヌイ/マサンドラ)
帝政期にロシア皇帝の秘蔵の蔵があった今話題のクリミアはマサンドラのワイン。表記はウクライナ語。品種はマスカットだけどロゼのデザートワインです。見た目はほとんど赤ワイン。干しぶどうやプルーンなど黒いベリーのジャムを甘く煮詰めた香りと味。酸味や苦みが甘く感じられるよう作られていて、厚みがあり、歴史を感じさせる。78点。アルヒーポワさんからの頂き物。
8月にアルヒーポワさんから新しいボトルをいただいたらロシア語表記にかわってました。
7月26日
Cellier des Princes 2011/Cotes du Rhone(セリエ・デ・プランス/コート・デュ・ローヌ)
味は濃すぎず薄すぎず、とても穏やかなローヌ。若いのにほどよく熟した果実味がおいしい。セラー温度で冷えたこのワインをエアコン効かせた部屋で飲むとオアシス気分。73点。お手軽ワイン館で6本セット6242円(2014/6/22)。単品価格不明。
7月24日
Emendis Rose Brut/Cava (エメンディス・ロゼ・ブリュット/カバ)
去年飲んで好印象だった銘柄。今回はロゼ。ヘビいちごジュースのような毒々しい色だけど、味はしっかりブリュットで、特にロゼにありがちな赤い実のニュアンスは感じられなかった。味の幅はあまり広くなく、穏やか、というか単調。だけど朝から夏休みの音が聞こえ、日中も予想とおり33度くらいという初夏(!?)の日に、汗をかきかき帰ってグイっと一杯飲むには何の問題もないし、1杯じゃなくて1本でも飲める。ただ、カバはもっと酸味のはっきりした、でもきつすぎないのが私の好みなのかもしれないとも思った。実際そうしたものがこれより3割以上安い値段で手にはいるし。71点。ヴェリタスで1338円(2014/6/22)。
7月23日
Nuits St-Georges "Les Grandes Vignes" 2008/Daniel Rion&Fils(ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・グランド・ヴィーニュ/ダニエル・リオン・エ・フィス)
まずは飲み頃そうなブルゴーニュから。2008年産のブルゴーニュはケチをつけられることが多いみたいだけれど、村名はいま飲み頃真っ盛りでとてもおいしいと思います。抜栓直後にスミレとかキクとかの深みのある花の香りがひろがり、ボジョレを代表とするキイチゴ系ジュースではなく、若いながらも丸いタンニンベースのしっかりと熟したジューシーな味。80点。
Lucente 2011/Luce della Vite(ルチェンテ/ルーチェ・デラ・ヴィーテ)
これは開けるのが早すぎ。ボルドーっぽいしっかりとした骨格があるけれど、鉛筆の芯とかトナーみたいな粉っぽさが勝り、あまり楽しめない。1杯でやめたけれど、ゆっくり飲めば開いたかも。74点。
Chateau Beau Soleil 99/Pomerol(シャトー・ボー・ソレイユ/ポムロール)
本日の1番。99年ボルドーといえばそろそろ下り坂?なイメージだけど、他のワインに引けをとらない若々しさ。思わずボトルを見てヴィンテージを再確認したほど。お約束の皮の香りにシルクのようなタンニン。それでいてボルドーの大きさも感じられた。立派なワインでした。81点。
Chateau Lafon Roche 2007/St-Estephe(シャトー・ラフォン・ロシェ/サンテステフ)
これも意外にかなりおいしいワイン。同じボルドーでも上のワインとはタイプが全く異なり、煙っぽさや、石切り場の埃っぽさが前面にある反面、本体は堅実で、ブラックベリーやドライフルーツのような果実味。お育ちの良さを感じさせるワイン。80点。
ちなみに本日飲んだものの他にグロ・フレールのHCN 2008とかアルザスとかアイスヴァインとかありましたが、上記の(4000円級?の)4本に絞りました。自腹じゃ買わないけれど、飲んでみたいワインばかりで、こういう会としては願ったり叶ったりでした。
7月20日
Chateauneuf du pape 2001/Gaston Philippe (シャトーヌフ・デュ・パプ/ガストン・フィリップ)
12年と少し経ったワイン。タンニンはもちろんよくとけ込んで、表面はとても滑らかでおだやか。深みのある濃い色。香りがモワっと立ちのぼるタイプではなく、味にも特別のインパクトはなくあくまでも静か。それでいてしみじみと時間の経過を感じさせる重みを備えており、落ち着いた味。78点。いただきものだと思うけれど、どなたからだったかなぁ?ごちそうさまでした。心から感謝しています。またよろしくお願いします。 7月19日
Vire-Clesse 2011/Chanson(ヴィレ・クレッセ/シャンソン)
ミネラル感があり、苦み、渋みも控えめながらしっかり。暑い時や魚貝中心のシーフードにいかにも合いそうな白ワイン。白ワインはこれ以上細かく分析してあれこれ言う言葉を知らないけれど、普段飲みとして常備したい銘柄。73点。かわばた酒店で1706円(2014/5/19)。
7月17日
Le Cirque 2011/Vin de Pays des Cotes Catalanes(ル・シルク/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラヌ)
真夏にグルナッシュ、カリニャン、ムールヴェドル、シラーのワインを飲むのは少し勇気がいる。だけどこれは果実エキスたっぷりな割に、心地よいミディアムボディーなのでバランスよく、飲みやすい。煮詰めたプルーンやダージリンなどの苦さが表面にあり、底から果実の甘さがでてくる私の好きなタイプのワイン。しかも楽天最安値は953円。冬に飲んでもおいしいと思う。78点。お手軽ワイン館で6本セット6242円(2014/6/22)。
7月14日
Chateau Beaumont 2009/Haut Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)
月曜は休刊日だけど、革命記念日なので飲んじゃいます。これは好きなワインで、ほぼ2年前にこのヴィンテージも経験済み。かなりこなれてきて、いつもながらのチョコやコーヒーに加えてブランデーのような香り。グランヴァンの片鱗をみせてくれる。味や香りとくらべるとヴォリュームがやや軽いのが残念だけど、値段を考えると驚くほど質は高い。77点。うきうきワインの玉手箱で1732円(2013/4/21)
7月13日
Mas de Monistrol/Cava(マス・デ・モニストロル/カバ)
何度か飲んだことのある銘柄のロゼ。ロゼだからか、赤い実の風味がまずはじめにでてくる。その下は、普通の(ロゼじゃない)、やや質の高いブリュットのカバの味。つまり、ロゼの味の部分と、普通のカバの味の部分が分離しているワイン。二つの違った味を楽しめると考えれば「お得」だけど、ロゼならロゼの単独の、白と違った味わいをみせてもらいたかった。72点。葡萄畑ココスで1447円(2014/5/26)
7月12日
本日は、はじめて大阪で「部活」。メンバーは九州の北さんと大阪のめあさん。場所は本町のラ・シーム。
Cremant de Bourgogne/Blanc de Blancs/Bicheron(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ/ブラン・ドゥ・ブラン/ビシュロン)
予算が限られているので泡ものをあきらめて白にしようかと思ってリストを見ると、クレマンが2種類(アルザスとコレ)ある。迷わず安いこれを選ぶ。グラスが木村ガラスのとても素敵なもので、ステムは限りなく細く、ボール部はロココ的膨らみがあり、まるでロブマイヤー。その中で、勢いはそれほどではないけれど、線香花火のように細かく繊細に泡がたち昇る。18:30にはじめたので、薄ら明るい陽の光のなかで、ブラン・ドゥ・ブランらしい上品な色合いが雰囲気を出している。味そのものはコクはあるけれど平板。だけどそれ以外の要素がよかったのでおまけで銅賞。71点。ラ・シームで5670円。
Fixin/Herve Charlopin(フィサン/エルヴェ・シャルロパン)
6000〜7000円くらいで赤をみると、ジゴンダス、ムーラン・ドゥ・シトラン2001、フィサンやACブルゴーニュがある。ソムリエと相談するとこれが一番ということで。作り手はシャルロパン(パリゾじゃないけど)だし、ヴィンテージもいいし、値段も安いし納得の選択。抜栓後に百合とか香水とか蜂蜜とか割と濃いめの香りが広がる。色も比較的濃い。若さからくる力強さからか、味は酸、苦み、甘さがそれぞれバラバラに前に出て来て、まとまってない。でも時間がたてば落ち着くでしょうと思っていたらその通りで、一応味の変化も楽しめた。味の深さや繊細さは期待していなかったけれど、香りが楽しめ、味もはっきりしていたので、レストランで飲むブルゴーニュとしては値段を考えると十分に合格点。74点。ラ・シームで7371円。
7月9日
Veuve Eleonore/Cuvee Symphonie D’Automne/Oger/CHampagne(ヴーヴ・エレオノール/キュヴェ・サンフォニ・ドトンヌ/オジェ/シャンパーニュ)
ブラン・ドゥ・ブランでグランクリュのシャンパーニュが3000円以下というのに釣られて購入。ココでも飲んでます。色はブラン・ドゥ・ブランならではの明るめの黄金色。そして、こんがりと焼けたトーストの香りが香しい。肝心の味はかなり酸味が強く、バランスは偏っている。それでも軽めのボディーなのでゆっくり飲んでいたらだんだんと苦みがでてきて、酸っぱさが相対的に軽減される。暑くてゴクゴク飲みたいのでまだよかったけれど、特級畑としてはいかがなものかと思った。やはり値段は正直です。75点。かわばた酒店で2887円(2014/3/21)。
7月7日
Clos Vougeot "Musigni" 2007/Gros Frere&Soeur(クロ・ヴージョ・ミュズィニ/グロ・フレール・エ・スール)
七夕なので、久々にブルゴーニュのグランクリュをあける。スキーのジャンプで一流選手は、踏み切った瞬間に「高い」とわかる飛行曲線を描くが、まさにそれ。フルボディーで構造はがっちり、しかも緻密で繊細。2007年はあまりよい年とされていないけれど、まだ熟成途上。内向的というよりむしろ外交的で、味蕾にワインのエキスがたっぷりまとわりつく。ただ、果実が熟しているのはわかるが厚い酸味でくるまれている。少し時間がたつと酸味がさらに立ってきて(底にはクローブのような苦み)、そのあとにはプロパンガス(@師範)やウォッシュタイプのチーズのような、たくあんのような熟成(?)香。それでもおいしいのだからさすが特級ワインだけど、残念ながらいまは飲み頃ではありませんでした。82点。MASHIMOで8295円(2014/3/1)。
7月5日
Cotes du Roussillon Villages Vieilles Vignes 2006/Gauby(コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ゴビー)
これは特に好きな銘柄。いつもながら煮詰めたプルーンとかの黒いベリー系のほんのりと苦く、ほんのり甘い果実味。構造はしっかりしていて、ボルドー右岸みたい。飲みやすいし、素直においしい。でも予想よりかなり軽く、味も薄め。4000円くらいでも買う銘柄が3000円を切る値段だったので2本購入を即断。この値段で「いつもの味」なら無条件で銀賞。でも味も期待の3/4だったかも。ということはコスパ的にトントン。それでもお勧めのワインです。78点。フィッチで2970円(2014/6/4)。
7月4日
Bourgogne 2012/Michel Juillot(ブルゴーニュ/ミシェル・ジュイヨ)
ACブルゴーニュにしては色はやや濃いめ。果実味はばっちりで、はじめは甘さが前にでていたけれど、時間がたつとむきだしの酸味がまっすぐ出てきて、いかにも若いブルゴーニュ。悪くはないけれど、1本飲み干すのはやや辛い。単品価格は不明ながら評価額は1000円台前半。72点。タカムラワインハウスでブルゴーニュ3本セット6047円。単品価格1008円(2014/6/29)。
7月3日
Charles de Beaucour Brut(シャルル・ドゥ・ボクール)
フランスのスパークリングワイン。ボトルはやや緑がかった半透明で中身が黄金色っぽくみえるところがなんとなく高級っぽい。でもどこの産地かわかりません。ただ"vin mousseux"(スパークリング・ワイン)とあるのみ。アルコールは今時珍しく10.5%。味はかすかに甘さの感じられるマスカット。もう少しでも糖度が高ければ、ただの安っぽいスパークリングになっていたけれど、コストを切り詰めた(値段も安い)なかでぎりぎりシャンパーニュもどきにみえるよう細心の工夫がしてあることはわかる。暑い日にビール代わりにぐいっと一杯飲みたい時にはおすすめ。67点。お手軽ワイン館で6本セット6242円。単品価格1008円(2014/6/22)。
7月1日
Chateau Tour St.Bonnet 2010/Medoc(シャトー・トゥール・サンボネ/メドック)
これは半年前に飲んだことがあるブルジョワ級のワイン。あまりぱっとしない印象だった。でもパーカーポイント90点でしかも2000円以下。これはレパートリーにしなければということでもう一度購入。確かにしっかりとした厚みのある、ACメドックらしいワイン。皮革っぽい香りもあり、なんとなく高級そう。タンニンは丸く、ささくれ立ったところはない。でもかなり注意深く味わってみたけれど、コレといった魅力がみえてこない。飲み頃じゃないからなのかな?ということで、90点はハテナながら、メドックのブルジョワ級ワインとしてはよくあるタイプという結論。73点。ヴェリタスで1814円(2014/6/22)。
ヴィンテージ的には平年作なので、もうバッチリ飲み頃。さすがポイヤックの格付けワインだけあって、色はグラスの向こうの光を完全に遮るほど深く暗いガーネット。なめし革やトリュフ、スーボワ、リコリス、獣の香りがつぎつぎとでてきて、丸くよく熟したタンニンが柔らかく苦い。口当たりがよいのでするりと飲めるが、飲後感はどっしりとしておりフルボディー。羊との相性は正直よくわからなかった(普通においしい)けれど、満足感はとても高い。82点。コントワール・ドゥ・ブノワで。
同じものを2月に飲んでました。
この他にスパーグリング(赤)というのもあるけれど、去年飲んでみてまずいので試さなかった。案の定飲んだ人たちはまずいと言ってました。
Mon Vin Volpago/Vino Rosso(モン・ヴァン・ヴォルパゴ/ヴィノ・ロッソ)
期間限定値下げなので購入したのでした。平常時価格は2570円。さすがにそれは高すぎ。
本日は教授会後に恒例の組合主催ビール大会。場所は大学生協。もちろん狙いはワインですが、質の高いものをいろいろ飲ませてもらいました。
レストランみてあるき
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