ワインに目覚めて17年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
2014年
2014年12月のワイン
12月31日
Philippe Fontaine 2009/Balnot-sur-Laignes/Champagne (フィリップ・フォンテーヌ/バルノ・スュル・レーニュ/シャンパーニュ)
ヴィンテージ入りでラベルも洗練されたもの。だけど中身は軽やかというか軽いというかライトタイプのシャンパーニュ。エキス的には普通より濃く、構造的にも粗くはないけれど、だからといって味に反映しておらず、まあ普通のシャンパーニュ。期待が高いと、飲んだ時の失望も高い典型例。73点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ4本セット10800円(2014/9/5)。単品価格は3974円。
Chateau Calon Segur 2000/St-Estephe (シャトー・カロン・セギュール/サンテステフ)
ポケットワインブックでようやく飲み頃印がついたので、試しにあけてみる。確かにこなれていて、一見して丸くなっており、穏やか。タンニンが舌を攻撃してくることはない。香りは積極的にあがってくることはないけれど、注意深く嗅いでみるとさすがに豊か。リコリス、クローブ、インク、そしてフローラルなものやバナナっぽさも。だけど時間がたつとこのシャトーの特徴である苦みがじわじわ広がってきて、ミネラルや酸味がその補助をしている感じがする。飲めるけれど、飲み頃はまた別という感じ。味のタイプはラネッサンに似ており、飲み頃ラネッサンとこれをくらべれば負けるかも。76点。エノテカで6000円(2002年プリムール購入)。
今年飲むワインもこれで終わり。来年は個人的には大台の年を迎えますが、どんな変化がありますやら。
というわけで、みなさま今後ともよろしくお願いします。
12月28日
Savigny "Les Laviere" 2007/Savigny les Beaune 1er Cru/Louis Chenu Pre&Fils(サヴィニ・レ・ラヴィエール/サヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ/ルイ・シェニュ)
ボーヌの1級でプチ熟成ワイン。赤い果実が落ち着いて熟していて、酒躯は張力がつよく風船みたいにピチピチ。ボーヌにしては味そのものが明るく外向的で、ある意味ニュイみたい。普段のむHCBとくらべるともちろん色も味も濃く、重みもあるけど、1級畑ということを考えると、もう少し個性があってもいいかなと思う。ドラジェでブルゴーニュ3本セット7970円(2014/8/10)。単品価格は4298円。
12月26日
Domaine Rosier 2012/Blanquette de Limoux(ドメーヌ・ロスィエ/ブランケット・ドゥ・リム)
本日はReed家にお招きいただいて1日遅れのクリスマス会。七面鳥の丸焼き、クランベリーソースがメインで、その他にはパンプキンパイやマッシュポテトなどアメリカのカントリー的なごちそうをいただきました。私は24日に飲んだシャンパーニュと同じ銘柄のものをおもちして、その後にいただいたのがこれ。カルカッソンヌの南西にあるAOCで、シャンパーニュより古くからスパークリングをつくっていたとか。白い花の香りのする軽いタイプで甘酸っぱいワイン。料理を知っていたら赤でも持っていったのになぁと反省。69点。
12月24日
Duc de Varsignac Brut/Champagne(デュック・ドゥ・ヴァルスィニャック・ブリュット/シャンパーニュ)
今年は23日(火曜)が祝日なので、シャンパーニュはこの日にあけて半分飲み、24日はシャンパーニュの残りを飲み干しつつ、もう一本赤をあけるという予定をたてる(備忘録)。で、今年のクリスマス・シャンパーニュは「値段をかけずにおいしいものを」という理想にぴったりの銘柄でした。聞いたことのない無名の作り手にもかかわらず、色も味も濃く、りんごとアプリコットとパイナップルの果実味がたっぷりのブリュット。味のバランスもよく、どの要素が突出しているということなく、酸味も甘みは共にしっかりと味を主張しつつ均衡していて、いい意味でニュートラル。期間限定で値段も安くなっており、気持ちよくおいしいクリスマスイヴを過ごせました。5000円台の価値があるとは言わないけれど、4000円以下では出色の出来のシャンパーニュ。ドラジェで2354円(2014/11/17)。
The Struie 2006/Torbreck(ザ・ストゥルイ/トルブレック)
バロッサ渓谷、エデン渓谷のシラーズをブレンドしたトルブレックの赤ワイン。となれば熟々の果実に押し出しの強さがあるワインが想像されるが、凝縮された濃さがあるのに過剰さは感じられず、オーストラリアのシラーズにしては穏やか。8年たっていることのメリットかも。味はいちごやざくろなどのつぶつぶ感がある赤い果実の甘み、苦みと酸味をうまくブレンドしている。基本の味はいつも飲むウッドカッターズと同じベースだが、値段が高い(2倍)分だけあってバランスよく、立体感や深さが自然に感じられるつくりとなっているでも。2倍立派かといえば1.5倍くらいかもしれないけれど、記念日に飲むなら出しても惜しくはない値段となっている。80点。ドラジェで4298円(2014/11/17)。
12月20日
Sarada Seleccion 2009/Almansa(サラダ・セレッション/アルマンサ)
3つのワインコンクール受賞マークに加えて、パーカーポイント90点というシールが表ラベルに誇らしげに貼ってある。こうした格付けランキングで高得点を取ることそのものが自己目的化するってどうかなと強く思います。格付け一般を否定するものではないし、ミシュランは結構利用しているし、大学もそうなので偉そうなことは言えないけれど。観光地も世界遺産に認定されたからすごい場所なのではなく、「世界遺産」という評価指標の信頼性を高めるために名前(富士山とか)を貸してあげてもいいよというのが本来だと思います。
それはともかく、このワインは飲んで楽しくない。格付け指標的にはなるほど濃いし、何種類かの果実味が感じられるし、高得点を得るタイプ。だけどバランスが悪く、とにかく濃い味がいくつか出るようにガルナッチャ、モナストレル、ティントレラ(お初かも)、シラーを混ぜ合わせた感じ。ポテンシャルは感じれられるけれど、少なくともいまは飲み頃ではなく、飲み疲れるタイプ。70点。ドラジェで5本セット6134円(2014/11/17)。単品価格1490円。
12月18日
La Emperatriz 2011/Finca/Rioja(ラ・エムペラトリツ/フィンカ/リオハ)
リオハの白。トロピカルフルーツやバナナの甘酸っぱい香りでいっぱい。味も酸やミネラルは相対的に少なく、オイリーなワイン。牡蠣に合わせてあけたので、その意味では失敗。だけどワインそのものはフルーツ爆弾的豊かさをもち、弾力性があるしっかりしたワイン。77点。ドラジェで5本セット6134円(2014/11/17)。単品価格1058円。
12月17日
Grillo di Sicillia 2013/Antonini Ceresa(グリッロ・ディ・シチーリア/アントニーニ・チェレサ)
Nero D’Avola 2013/Antonini Ceresa(ネロ・ダーヴォラ/アントニーニ・チェレサ)
職場の忘年会。会場は料理に定評のある有名ホテルで、鴨のポワレ(オレンジソース)、エスカルゴ、スモークサーモン、パルマ産生ハムなど、立食パーティーとしては質の高いものが続々と。それにくらべ、ワインは貧弱。赤白1種類ずつで、どちらも万人向けで、口当たりは悪くないけれど、平板で無個性。まさに立食パーティー向け。テイスティングコメントを求められたので「料理を引き立てるワインです」と答えました。62点。岡山国際ホテルで。
12月15日
Domaine de la petite Cassagne 2010/Costieres de Nimes(ドメーヌ・ドゥ・ラ・プティト・カサーニュ/コスティエール・ドゥ・ニム)
衆議院議員選挙の日。選挙とは、当選して欲しい人に投票するのではなく、当選して欲しくない人の対抗馬に一票をささげるものだと思います(当選して欲しい人は滅多にいないから)。でもそう考える人は少ないから、「選挙上手」な政党が議席を多くとるのでしょう。21世紀の歴史はそんなレヴェルだけど、22世紀にはどうなるのかなぁ?ま、「期待せず、絶望せず(渡辺一夫)」を座右の銘に、ワインな生活を続けて行きます。
で、このワイン。コスティエールの素朴、純朴なイメージはそのままに、果実味を最大限引き出した感じ。南ローヌなので青臭い草、スパイス、熟した果実といった特徴はあるのに、なぜか禁欲的で余韻が短い。だけどこのワインは前述した特徴がしつこくなく、淡白かつ簡潔に表れているので、潔さを感じる。パーカー90点というのは過大評価だとしても、1500円のワインとしてはよくできています。76点。ドラジェで5本セット6134円(2014/11/17)。単品価格1490円。
12月13日
Chateau Rausan-Segla 89/Margaux (シャトー・ローザン・セグラ/マルゴー)
うまく熟成しているけれど、頂点は少し過ぎた感じのグランヴァン。バナナやメロンの香りが全面にあるのが面白く、その背後に革やたばこ、西洋杉の香りが感じられる。フルボディーで、飲むと豊かな気分になれる。ただ、バランスが悪いとはいわないけれど均衡に少し問題があり、ゆっくり飲んでいると酸味がやや強めに出てきて、焦点がその分ずれている。80点。徳岡(現ボン・ルパ)で6300円(2002/6/24)。
12月12日
Cuvee St. Vincent 2012/Muscadet Sevre et Maine(キュヴェ・サンヴァンサン/ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)
牡蠣に合わせて飲もうと買ったものだけど、飲む機会を逃して1年たってしまった。常温保存ながら、あるいは常温保存だからこそ(!?)よく熟成していているのか酸が引き締まり、ミネラル感や苦み、渋みもそれぞれ濃くなっている。税抜き値段が3桁のワインなので色も味も香りも薄いものを想像していたけれど、いい意味で予想ははずれました。牡蠣にぴったり!ヴェリタスで1000円(2013/12/8)。
12月10日
Substance Brut/Jacques Selosse/Avize/Champagne(スュブスタンス・ブリュット/ジャック・セロス/アヴィズ/シャンパーニュ)
色は濃く暗めの黄金色。香りが濃厚。全体的にナッツの雰囲気で、 アーモンドの香ばしさ、ココナッツの甘さ、ピスタチオの苦さが感じられる。味は麦芽っぽい苦さが表面にあり、その奥には紅くよく熟したりんご。デゴルジュマンは2004年2月25日という10年もののシャンパーニュ。抜栓直後はカプチーノ?というくらいきめ細かくかつ密度の濃い泡がでてきたが、その後はポツリ、ポツリという感じで、ほとんどスティルワイン。そしてとても重い。味は複雑で濃くとてもユニーク。だけどおいしさが飛び抜けているということはない。82点。Les Caves de Tailleventで80E=11095円(2005/10/5)。 免税で返金があったので実質9198円。
12月5日
Lagar de Robla 2008/Vinos de Arganza/Castilla y Leon(ラガール・デ・ロブラ/ビノス・デ・アルガンサ/カスティーヤ・イ・レオン)
わたしの好きなタイプの味。たばこ、ヴァニラやダージリンの香りとプルーンジャムの味。それから少し漢方薬ぽさもある。味は濃縮した感じなのに重すぎないところも好感がもてる。パーカー91点というのは過大評価で、複雑さは値段なりのものだけど、コストパフォーマンスはかなりいい。師範がほめていたので買おうと思って在庫を調べたら、既に購入済みでラッキーでした。80点。
12月3日
Wildcard Shiraz 2012/Peter Lehmann(ワイルドカード・シラーズ/ピーター・レーマン)
寒くなってきたのでオーラストラリアの赤を飲む。いかにもシラーズという感じの熟した甘酸っぱい、それでいて茎とか芯のような苦み、イガイガ感があるワインでとても飲みやすい。ただ、どの要素もおとなしめで、穏やかといえば穏やかだけど、正直弱い。トルブレックが高くなってしまったのでこれを試してみたけれど、やはりウッドカッターズにすればよかった。これがほとんど2000円というのは高すぎ。内容的には1000円台前半。68点。ドラジェで1825円(2014/11/17)。
11月30日
Chateau Citran 2009/Haut-Medoc(シャトー・シトラン/オ・メドック)
久しぶりに飲むシャトー。若いけれど、安く買ったのであける。とても深い香り。ゆり、ブランデー、丁字、リコリス、正露丸。それらのベースにはなめし革。そしてキャラメルのような甘い香りが全体をくるんでいる。酒躯はしなやかで弾力性があるミディアム。グランヴァンの下のクラスではあるけれど、格付けレヴェルのジェントルマン系の正統派ボルドー。10年後、15年後が楽しみ(といっても持ってないけど)。80点。お手軽ワイン館で1598円(2014/10/13)。
11月28日
Jean Noel HATON Classic/Damery/Champagne(ジャン・ノエル・アトン・クラシック/ダメリ/シャンパーニュ)
普通においしいシャンパーニュ。泡は少なめだけど細かいし、そこそこの軽やかさがあり、はっきりとりんごの味がする。だけど飲んでみての評価額は3000円台というより2000円台前半。74点。うきうきワインの玉手箱でシャンパーニュ4本セット10800円(2014/9/5)。単品価格は3218円。
11月25日
Le Cirque 2012/Vin de Pays des Cotes Catalanes(ル・シルク/ヴァン・ドゥ・ペイ・デ・コート・カタラヌ)
このワインを飲むのは3回めか4回目。パーカーポイント91点というシールがボトルの真ん中に誇らしげに貼ってあります。ただ、単に濃いワインではなく、黒ベリー系を中心とした果実味がはっきり感じられる力強いワイン。香りはダージリンやミント、そしてアルコール臭。繊細なワインを飲みたい時にはその正反対なのでがっかりだろうけれど、グルナッシュ、ムールヴェルド、シラーの強いワインを飲みたい時には期待に応えてくれる。78点。うきうきワインの玉手箱で896円(2014/8/31)。
11月24日
Lar de Plata/Cava Reserva(ラール・デ・プラタ/カバ・レセルバ)
最近のカバはレヴェルが高いが、これが税込み1000円以下というのは驚き。2000円前後のシャンパーニュと比べて遜色がない。はじめマスカット、そしてだんだんデラウエアの味に変わったから白ぶどうと黒ぶどうがバランスよく塩梅されているのかと思って調べると、マカベオ種(白ぶどう)100%。そして最後は梨の香りで終わる。酸味が勝ることなく苦みや甘みもしっかり感じられ、とてもバランスがよい。これはリピートします。77点。ヴェリタスで777円(2014/10/27)。
11月22日
Cote de Nuits Villages 2008/Bertrand de la Ronseray(コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ/ベルトラン・ドゥ・ラ・ロンスレ)
ACブルとくらべると明らかに色も味も濃いし、味もはっきり。酸味を感じる果実香だけど、ボジョレのような明るく開けっぴろげに甘酸っぱいイチゴではなく、影があるような苦みのオブラートでくるまれている。味は果実の甘さがまずはじめにきて、そのあと酸味、苦みと基本味3要素(?!)が順番に現れつつ、全体のバランスはとれている。ただ、なんちゃって村名であることは否めず、味は固まっており、変化のへの字もない。むしろACブルを少し濃くした進化版という感じ。晩酌にブルゴーニュを飲みたいなぁという時にはいいけれど、いかにもネゴシアン的教科書的な味わい。変な言い方ながら、味と中身のバランスはとれている。75点。ヴェリタスで2158円(2014/10/27)。
11月19日
Bourgogne Pinot Noir 2012/Etienne Rodier(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/エティエンヌ・ロディエ)
普通のACブルゴーニュ。果実味があり、エキス分はやや多め。酸味はたっぷりだけど、苦みも負けず劣らずあるので、単に酸っぱいだけでなく多め/多めのバランスのよさなので、口のなかで重みを感じる。ただ言うまでもなく平面的。1000円台前半のACブルゴーニュとしては標準的。71点。ヴェリタスで1093円(2014/10/27)。
11月18日
Chateau Perreau 2009/Bordeaux(シャトー・ペロ/ボルドー)
これも料理用に大半を使ってしまい、飲んだのはグラス1杯半。それも抜栓から3日め。ただ、それがよかったのかとても柔らかく、滑らか。AOCボルドーおなじみの鉄や血の味は確かにあるけれどさほど強調されることもなく、食事のお供として飲むにはいいワインでした。70点。お手軽ワイン館で6本セット6242円(2014/6/22)。単品価格977円。
11月16日
Chateau La Fleur Guillebot 2012/Bordeaux(シャトー・ギルボ/ボルドー)
送料無料アイテムとして購入。しかも鹿のワイン煮にほとんどを使ってしまい、飲んだのはグラス1杯半。そのうえでの感想ながら、いいワインでした。若いボルドーなのにとても滑らかでコクがあり、久々に飲む静かなジェントルマン系のAOCボルドー。ラム酒のような香りも好感。もう1本買ってあらためて飲み直してみたいと思ったほど。75点。お手軽ワイン館で1202円(2014/10/13)。
11月14日
Bruno Paillard/Reims/Champagne(ブルーノ・パイヤール/ランス/シャンパーニュ)
酸味が強く、骨格のしっかりしたシャンパーニュ。梨やアプリコットのような香りはあるけれど、ややかたく、もっと香りがでてきてもいいのになぁと思った。泡は普通。だけどしっかりした重さがあるので、この世の頂点のような料理が次から次へと出てきても動じずにしっかり支えてくれる安心感があったので選んで正解でした。80点。ジョエル・ロブションで15120円。
Mas de Daumas Gassac 99/VdP de l’Herault(マ・ドゥ・ドマ・ガサック/ヴァン・ドゥ・ペイ・レロ)
レストランでは節約のためローヌや南西地方のワインを狙うことが多いが、今回はまさに正解。ほどよく熟成した有名ワインを相対的に安く飲むことができた。同じ地区にはフォジェールやクロ・デ・フェもあったのでソムリエールに尋ねてみると、ダメ。はじめに候補に挙げたこれにのみ、にっこり微笑んで「おすすめです」という。カベルネ中心で骨格はしっかり。線はやや細めで素朴だけど、造りはいかにもラングドックで果実味たっぷり。口に含むと飲みやすくさらりとしたように感じスロースターターだが、ゆっくり飲むとしっかりとした存在感がある。78点。ジョエル・ロブションで10080円。
11月13日
Cercius 2011/Cotes du Rhone/Vieilles Vignes(セルシウス/コート・ドュ・ローヌ/ヴィエイユ・ヴィーニュ)
よく開いているけれど、味蕾にたくさん攻撃をしかけてくるような強さ。そして重い。さすがニューウェーヴのスペインワインだなぁと思って飲むが、香水の香りに果実たっぷりかつ草の香りが強い。これってまるでローヌじゃないのと思って裏ラベルをよくみるとグルナッシュ85%、シラー15%。やっぱりローヌ・・・。そう思って飲むと納得の味だし、値段の割にとてもよくできているワイン。あと2〜3年後にまた飲んでみたい。77点。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格は1814円。
11月12日
Chablis 1er Cru "Vaillons" 2012/Jean Collet&Fils(シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイオン/ジャン・コレ・エ・フィス)
今シーズン初の生牡蠣と天ぷら。まだ値段は高いし粒は小さいけど、牡蠣は牡蠣。ワインは定石のシャブリ。1級だからか味はしっかりしているが、強い個性を発揮するというほどではない。味はミネラル分よりやはり酸味中心ながら、オイリーなオブラートにくるまれており、口に優しい。全体的にバランスよく、落ち着いて飲める味。多久田さんからのいただきもの。76点。
11月9日
Il Perticato 2009/Villa S.Andrea/Chianti Classico Riserva(イル・ペルティカート/ヴィッラ・サンアンドレア/キアンティ・クラシコ・リセルヴァ)
甘酸っぱい香りのなかからアルコール分たっぷりの甘い味が出てくる。ミディアムボディーでやわらかい舌触り。イタリアらしいといえばらしいけれど、やや根暗(死語?)。キアンティ・クラシコ・レゼルヴァといえばそれなりに期待するけれど、それにはちゃんと応えてくれている。2000円クラスのワインとして納得の味。ただ、ボトルをよくみたけれど、ヴィンテージもアルコール度数も記載がない。そんなわけはないだろうと思って輸入業者が貼った裏ラベルの上に貼られたシールをはがすとどちらもあった。インポーターさんはワインを飲む人じゃないんだないのだなぁと思った。75点。ドラジェで1814円(2014/9/21)。
11月7日
Soler-Jove Brut/Cava(ソレール・ホーブ/カバ)
個性がはっきりしているカバ。焦がしたような苦そうな香りが初めから最後まで続く。色は濃く、味も見た目と同じくらいしっかりで、香りと同じように苦みが中心。甘みはほとんどなく、表に出てくる酸味はわずかながら裏では支えている感じ。2000円クラスのシャンパーニュと同じくらいの満足感を得られる。セールで買ったので購入価格も安かった。75点。お手軽ワイン館で842円(2014/10/13)。
11月6日
Les Fiefs de Lagrange 2010/Saint Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サンジュリアン)
早すぎることを承知で開けたが、やはり早すぎ。抜栓直後には味が定まらず、香りも立たない。なので持久戦にすることに決めて、結局飲み終わったのは6日後。3日目はタンニンが強調される割に軽めというバランスの悪さ。よくなったのは4日目から。ブランデーやラム酒、なめし皮などの香りにうっとりしつつ、メルローっぽい滑らかで煮詰めたプルーンのような苦甘い味を堪能。2010年産なのでもっと力強い感じなのかなと思っていたけれど、強いというよりしっかりしているワイン。わかっちゃいたけど、もっと熟成してから飲めばよかったなぁ。79点。ヴェリタスで3024円(2014/6/22)。
11月1日
Riebo 2009/Morellino di Scansano(リエボ/モレッリイノ・ディ・スカンサノ)
実店舗を訪問しておすすめを聞いて買ったもの。甘い香りはするのに味は辛口。少し収斂性があるけれど、よく開いている。ボディは軽くサラサラなのでするすると飲めてもいいのに、私の苦手な少し黴のはえた赤煉瓦系でエキス分は結構ある。でもイタリアの明るさも甘さもなく、どちらかといえばむっつり。68点。川端酒店で1575円(2013/8/14)。
10月31日
Dubl/Spumante/Feudi di San Gregorio(ドゥブル/スプマンテ/フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ)
ジャック・セロスがイタリアで作っていることをウリにしているスプマンテ。ヴィンテージ入りの上級品は師範宅で稽古済み。その時にはオロナミンCのような色が印象的だったけれど、これは普通のスパークリングよりやや薄いくらい。細かい泡が次からつぎへとわき上がってくるのはシャンパーニュ顔負けながら、味も香りもほとんどせず、ボディーは軽め。2000円以上もしたので失敗したなと思いながらゆっくり飲んでいると上質なマスカットの香りがほのかに出て来て、よく味わえば弱いながらも凝縮された酸味とそれを包み込む果実味があり、印象的。結局、味も香りも閉じ気味というだけで、ポテンシャルはあるみたい。だけどこの値段でまた買うかといえば否。でも喜んでごちそうになりたいワインです。74点。ドラジェで2354円(2014/9/21)。
10月28日
Mouton Cadet 2012/Bordeaux(ムートン・カデ/ボルドー)
久々に飲む銘柄。AOCボルドーだけど、ムートンのロトシルド社によるものなので期待してしまう。はじめ高めの温度で飲んだら開いた魚のようにダラりとしており、安ワインの欠点ばかりが強調されていた。でも冷やして飲んだら引き締まった感じに変わり、血のような鉄分やブランデーのような品のよさが感じられる。AOCの壁を超えることはできないながらも、このグレードとしては安心して飲める。さすが大手。32点。酒のキンコーで1440円(2014/9/1)。
10月26日
Arte Latino/Cava(アルテ・ラティノ/カバ)
何度も飲んでいるカバ。いつも高品質。マスカットや白い花の甘い香りがほんのりと。でも甘さより酸味がよりはっきりと前に出てくるので、味がぼやけることはない。泡も十分だし、2000円クラスのシャンパーニュとは見分けがつかない。75点。おまけで銀賞。京橋ワインで1382円(2014/9/1)。
10月24日
Ciu ciu 2013/Piceno/Picchio(チウチウ/ピチェノ/ピッキオ)
若々しく濃いめの赤紫色。よく発酵しているからかトーストやアルコールの香りが甘さの中からわき上がってくる。イタリアのワインはストレートに素直に陽気においしく仕上げられているものが多いけれど、これは少し影のある力強さで、なんとなくスペイン的。それが魅力でもう一度飲んでみたいという気をおこさせる。78点。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格は1166円。
10月22日
Aglianico 2011/Le 2 Tenute/Beneventano(アリアニコ/レ・ドゥエ・テヌーテ/ベネヴェンタノ)
イタリアの軽いワイン。味も香りも弱い、というより緩い。それが短所で長所。ほのかにスミレのような香りがして、いちごっぽい少し酸味を含んだ赤い果実味が味蕾に溶けていく。はじめはすごく単調なつまらないワインだと思って飲んでいたけれど、意外に結構スルスルとイケるのは、緩くて焦点が定まっていないからなのかなと思った。70点。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格は1058円。
10月18日
本日は今年4月に東京で就職した教え子と会食。場所は北島亭。ワインは、5杯で6000円(税・サ込7128円)というお任せのセットを頼みました。以下の通り、お買い得。
Henriot Brut Souverain/Reims/Champagne(アンリオ・ブリュット・スヴェラン/ランス/シャンパーニュ)
繊細で緑色系のシャンパーニュというイメージをもっているけれど、北島亭で飲むと何となく豪快で力強い感じ。グラスにたっぷり入れてくれるし。もちろん泡もたくさん立ちのぼり、シュワシュワでクリーミー。80点。
Chablis 1er Cru "Vaillons" 2011/William Fevre(シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイオン/ウィリアム・フェーヴル)
定評のある作り手。だけどシャブリらしい藁っぽさはなく、シンプルでオイリー。もちろん飲みやすいけれど、控えめな感じ。というか、次の白ワインが良すぎた。76点。
Chassagne Montrache 2011/Bouchard Pere&Fils (シャサーニュ・モンラッシェ/ブシャール・ペール&フィス)
焦げバターやハニー香がいっぱいで、匂いだけだとまるでムルソー。風船で膨らませたようにピチピチで、粒子が丸く磨かれている。小粋で上品だなと思って飲んでいると、白い花の香りも漂ってきて、変化も楽しめた。81点。
Satenay 2008/Bouchard Pere&Fils (サントネ/ブシャール・ペール&フィス)
少し暗めのルビー色で、味はブルゴーニュの真ん中で、普通に飲む分には問題ないけれど、味も香りも強い方ではないのでメインの羊にどうかなぁと思いつつゆっくり飲んでいると次のワインになりました。ま、5杯のコースのうち赤2種類として、その1つにブルゴーニュを出してやろうという親心(!?)なのかも。75点。
Ravens Wood 2010/Sonoma County/Zinfandel (レイヴンズ・ウッド/ソノマ・カウンティ/ジンファンデル)
メインのワインは何だろう、まさかポイヤック?と思って待っていると「カベルネ・ソヴィニョンです」と運ばれたのがこれ。何とアメリカワイン。しかも南アメリカ産並みの凝縮された濃さ。ただボディはミディアムなのでtoo muchではない。味はキャラメルのように甘い。あんずの種を割ると中から出てくる少し苦みのある粒を、煎りに煎ってできたような甘さ。そして少しの草っぽさ。で、これが羊にはうまく合う。苦みでも甘みでも、味のハッキリしているものだと羊に合うのか、それともカベソとの相性がいいのか。とにかくレストランならではの選択でした。80点。 10月17日
恒例のワイン会。今年の参加者は、光弘さん、師範、がぶさん、とびさん、Shuzさんと私。初めて磯子さんがご欠席。場所は去年と同じメルヴェイユ(シェフは9月から新任の釜谷さん)。
Mousse Fils "Blanc de Noirs Cuvee Or Tradition"/Cuisles/Champagne(ムセ・フィス・ブラン・ドゥ・ノワール・キュヴェ・オル・トラディシオン/キュイスル/シャンパーニュ)
独特の雰囲気をもったシャンパーニュ。ハニーでりんごっぽくて華がある、と書くとシャンパーニュの王道みたいだけど、これは雅と同時に何か影があるみたいで、フラジル。ひと味違うシャンパーニュをいただけるのは、岡部さんがセレクト(?)のレストランならではでした。82点。
蝶。「すずめばちが教える葡萄畑から」/仲村ワイン工房/羽曳野
持ち寄りの1本めは、いつもと同じく日本の白ワインスペシャリストがぶさんから。まず香りがいい。シャンパーニュの後でも負けない蜂蜜香。味も濃いめで、アルコール感は低く、梅干し的酸っぱさ。リースリングといわれると確かにそうかもだけど、オイルっぽさは全然感じない。しっとりとした後味の良さを残すワインでした。82点。
Saint-Veran "Clos de Poncetys 2008/Guffens Heynen(サン・ヴェラン・クロ・ドゥ・ポンセティ/ギュファン・エナン)
これまた独特の香り。イースト香なしのパンみたい。とはいえ何かが抜けてるというのではなく、むしろ逆にしっかり目の骨格。ただ、我が道をゆく系で独特の存在感があるので、コチのフリットと共に飲んだけれど正直合わず、ワイン単独で楽しんだ方がよかったのかも。78点。とびさんから。
Corton Charlemagne 2002/Louis Latour(コルトン・シャルルマーニュ/ルイ・ラトゥール)
4本目は久々にご参加いただいたShuzさんから。10年以上前のコルトン・シャルルマーニュをいただけるとは感謝感激です。で、ワインはさすが。味もボディーも白というより赤に通じる豊かさ。そしてフルーツたっぷり+チョコレートの香り。大物中の大物なのに、料理にはしっかり寄り添ってお互いを高め合うところがまたさすがです。人もワインもこうありたいものです。85点。
Gevrey Chambertin "Coeur de Roy" Tres Vieilles Vignes 2007/Bernard Dugat-Py(ジュヴレ・シャンベルタン・クール・ドゥ・ロワ・トレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ベルナール・デュガ・ピ)
5本目は師範から。ブルゴーニュと思えないほどの濃く、きれいに澄んだルビー色。味はニューウェーヴで、比較的弱いとされる2007年産とは思えないほどパワフル。というか本当にブルゴーニュ?っていうほど濃厚。こういう味を狙って作っていることがわかるほど焦点があっており、しかもばっちり飲み頃でした。ずっと強く高い調子が続きスタミナも十分だけど、味の変化があればもっと楽しめたかもしれない。83点。
Corton les Bressandes 2007/Chandon de Briailles(コルトン・レ・ブレッサンド/シャンドン・ドゥ・ブリアイユ)
師範のワインと同じヴィンテージなのに、こちらはヴィンテージを反映してか、やや年をとってきているからか薄めで、茶色がかった色。きのこやダージリンっぽい香りはいいけれど、テイスティングすると酸がとにかく強い。果実由来の甘さもあり、両者が別々に味を主張していて、バランスが悪い。1日中持ち歩いていたのが悪かったのかな。80点。うきうきワインの玉手箱で赤ワイン3本セット70000円(2014/1/1)。単品価格は5859円。
Chateau Malescot St.Exupery 2004/Margaux(シャトー・マレスコ・サンテクジュペリ/マルゴー)
赤のトリは光弘さんから。はじめブラインドで飲んでみたところ、味がとてもよくこなれていて丸くなめらかで、しかも力強く、少し収斂性が残っている感じ。ポイヤックという感じではなかったので、みなさんサンジュリアンとかサンテステフとか言っていたけれど、正解はマルゴー。名前を知りつつ飲めばなるほどだけど、正直全然あたりません。というか、メドックの中での区別は同時に開けて飲み比べてみないと私にはわかりません。熟成感がありしかもパワフルなので、2004年というヴィンテージは意外でした。保存状態がとてもよかったのだと思います。羊にもばっちり合い、おいしかったです。86点。
Chateau Climens 2004/Barsac(シャトー・クリマン/バルザック)
ソーテルヌ/バルザックのなかでも上位に位置するワインで、個人的にお初です。これも太っ腹な光弘さんから。桃とかあんずの甘酸っぱさたっぷり。これで十分だけど、無い物ねだり的ながらトロりとした感じがあれば鬼に金棒でした。83点。
このあと食後酒としてMarc de Bourgogne/Faiveleyをいただいてお開き。毎年のことながら気のおけない仲間と楽しく飲めば、これだけ飲んでも翌日は気分爽快。朝一からちゃんと仕事に参りました。
10月16日
Fontodi 2009/Chianti Classico(フォントディ/キアンティ・クラシコ)
定番のキアンティ。いつもながら、私にはメルロ系のボルドーに思えてしまうような、柔らかいけれど骨格はしっかりしており、果実味と鉄がうまくまざった飲みやすいワイン。2009年というとフランス的にはGreat Vintageだけど、イタリア的には「普通の優良年」みたいですね。味も例年と変わらず。ヴィンテージにかかわらず味は一定しているはずさないワイン。77点。うきうきワインの玉手箱で2394円(2013/9/29)。
10月14日
La Emperatriz 2011/Rioja(ラ・エムペラトリツ/リオハ)
一口めはとても豊かでぐっと広がる感じ。重みがある。でもよく味わうと、テンプラニーヨの典型的なしょうゆ味で、それがどこまでも続く。たぶん、そういう味をめざした作りで、テンプラの味をじっくり味わいたい人にはいいのだろうけど、かなり寒くなったいま飲んでもこの単調さはかなりきつい。飲み頃がまだ先なのかもしれない。65点。ドラジェで1458円(2014/9/21)。
10月11日
今晩はリードさんご夫妻と猪の夕べ。スタンフォード出身のJohn Reedさんから、当時大学に滞在していたケレンスキー(帝政ロシア最後の首相)の話を聞くなど、なかなか得難い経験でした。
Chandon Brut/Austraria(シャンドン・ブリュット/オーストラリア)
泡の粒は大きめで粗いけれど、それなりにクリーミーでブリュット。そしてなによりフルーティーで味が濃い。モエとオーストラリアのよい面が協力しあって作られたスパークリングでした。75点。リードさんから。
Clos du Chene "Le Peche" 2009 /Cahors(クロ・デュ・シェーヌ・ル・ペーシェ/カオール)
猪には個性的で強めの赤がいいかなと思って飲んでみた。マルベック種100%で作られたいわゆる黒ワインなので色は濃いけれど、むしろ濃紫に近い。地元ではコ・ノワール(cot noir)と呼ぶそうです。2009年産の若く重く濃いワインであることは確かながら、表面は滑らかで、黒色系果実味が何種類か重層的に組合わされているみたいで立体的。単体だとtoo muchに感じていたかもしれないけれど、猪と合わせるとスルスル飲める。76点。藤井さんからのフランス土産。
Carmes de Rieussec 2010 /Sauternes(カルム・ドゥ・リューセック/ソーテルヌ)
リードさんはソーテルヌを飲むのが初めてらしく、「カリフォルニア産のトロッケンベーレンアウスレーゼ」に似ているとおっしゃってました。桃やパイナップルのコンポートっぽさはあるけれど、2010年産と若いので予想とおり浅漬けみたいでさらさら。ソーテルヌはやはり熟成させてなんぼというところがありますね。73点。ヴェリタスでハーフボトル1869円(2014/1/28)。
10月9日
M.Mayol Merlot 2012/Pays D’Oc(マヨル・メルロ/ペイ・ドック)
モナコにあるアラン・デュカスの三つ星レストランのハウスワインが税抜き3桁の値段というので買ってみた。太陽をよく浴びて熟しているぶどうから作られた、一言でいえば「なめらかな黒ペリージャム」。ラングドックという地域とメルローという品種の長所が組合わさている。立体感があまりないので飲み飽きるけれど、ワインの苦手な人がレストランで頼むにはいいかも。70点。ドラジェで1058円(2014/9/21)。
10月8日
Jacques Busin Brut Tradition/Verzenay/Champagne(ジャック・ビュザン・ブリュット・トラディシオン/ヴェルズネ/シャンパーニュ)
お手頃価格のグランクリュ・シャンパーニュ。フルボディーでかなり細かな泡がたちのぼる。特級畑はだてじゃない。味はりんごや梨を思わせるけれどおとなしく、バランスがいいのでRMというより大手のシャンパーニュハウスみたい。よくも悪くも、味わってじっくりゆっくり飲むより、乾杯で飲んだ方が喜ばれそう。77点。京橋ワインで3218円(2014/5/11)。
10月5日
Cote de Nuits Villages "Les Fourneaux" 2004/Daniel Chopin/Pascal Lachaux(コート・ドゥ・ニュイ・ヴィラージュ・レ・フルノ/ダニエル・ショパン/パスカル・ラショ)
村の名前のついていないブルゴーニュの広域村名ワイン。ワインセットで買ったけど、単品価格がえらく高いのでどんだけのワインかなと少々反発を覚えながら開けてみた。飲んでみると、すぐに考えを変え、値段だけの価値あり!と納得。2004年産なので随分前に峠をこえて弱っているだろうなという予想の正反対。フルボディーで構造がしっかりしており、ブイブイいわせている現役中の現役。味は赤い実の果実味中心で若く、白と黄色の花を思わせる香しさ。ブルゴーニュ赤の王道をいきます。あえて欠点をいえば、少々固かったこと。つまり飲み頃はまだもう少し先。レストランでリストにあれば(値段にもよるけれど)もう一度飲んでみたい。80点。ドラジェでブルゴーニュ3本セット7970円(2014/8/10)。単品価格は3974円。
10月4日
Vina San Jose Brut/Cava(ビーニャ・サン・ホセ・ブリュット/カバ)
苦みがおいしいカバ。酸味や果実由来の甘みもあり、それで苦みが和らげられているのだろうけれど、泡のプチプチ感のなかで出てくる味はしっかりとした苦さ。普段飲むカバの1.5倍くらいはおいしいと思ったら、値段は普段飲むカバ(800円)の2割増くらい。これはお買い得。77点。ドラジェで1080円(2014/8/10)。
10月2日
Chateau Clos Moulin Pontet 2011/Bordeaux(シャトー・クロ・ムーラン・ポンテ/ボルドー)
ボルドーコンクール2012年で金賞をとったAOCボルドーの赤。このクラスの普通のものとくらべると、いい感じにこなれているタンニンが濃く、より苦く、より重い。味はモカっぽい特徴をもつけれど、苦み一辺倒なので、私にとってはおいしいというより個性的なワイン。70点。京橋ワインで6本セット6458円(2014/9/1)。単品価格不明。
去年は同じ銘柄の11年若いワインをグラスで飲んでます。
毎回幹事をつとめてくださる光弘さん、おいしい料理と空間を提供してくださる岡部さん、そして何より放言と暴言とダジャレを笑って受けとめてくださる参加者の皆さま、ありがとうございました。またよろしくお願いします。
レストランみてあるき
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