●過去のDiary
- 12月25日「フロム・ヘル」
- 切り裂きジャックの事件といえば、有名なんだそうな。数年前にロンドンに旅行した時にそういうツアーがあって、 参加しようと試みたが、集合場所に行っても誰もこなくて諦めた記憶がある。さぶかったんだよなぁ・・(笑)
無残に切り裂かれた死体・・謎の事件は結局すっきりとした解決はしなかったのだろう。 それで、いろんな説があるらしい。先日見た「ジェヴォーダンの獣」も同じようなパターンの映画。 人の想像はたくましく、犯人が特定されなかったからこそ伝説のように残っているのかも(笑)。
今回は、ジョニー・ディップ扮する予知夢をみる警部が、事件の真相をさぐっていく。 死体の内臓は取り出され、側にはブドウの小枝があり、唇にはアヘンの匂いが残る。彼はこれは儀式だと・・
アヘンを吸い、まどろむ夢の中で、血みどろの死体・・・。精神的に悪そう。
事件の被害者になった娼婦のグループの中のひとりとの純愛もあって、なかなか楽しめる。 ロンドンの石畳みの上を走る馬車の音や、 うすぐらいところ、イギリスのビクトリア女王をも巻き込んで、なんとも時代を感じさせる雰囲気が抜群。ヘタな小細工なしに まっすぐに描かれているのも好印象。当時の警察の捜査や、ゴシップ好きの民衆たちもおもしろい。 ものすごい死体を「何で隠す・・・」と叫ぶ野次馬にゃ信じられなかったりするよなぁ・・・感覚的に。
完全に階級主義のおえらいさん方の頭の中。ユダヤ人に対する差別や偏見はこの頃からあったようだ。 当時のハプの様子や、アパートなんかをみているのも楽しい。ジョニー・ディップはなんともいえない雰囲気がある俳優さんだなぁ。今回はひげを伸ばして、 ちょっとモックン思い出させる。娼婦の中でこの刑事と恋に落ちるメアリの女優さんは、 裕福な女性には見えないが、娼婦ににゃ見えなかった。
R指定になっているほど、えぐい映像もある。しかし、「ジェヴォーダンの獣」ほどは嫌悪感は感じない。 ただ、見せられているときよりも、見えない時の方がものすごいものを想像してしまい(といっても、 現物をみたことがあるわけではないので、想像の範囲を超えているんですけど)、気持ち悪くなっちゃうのが不思議だった。 一番目を覆いたくなったのは、馬車で人が引きずられるシーンだったりするもの・・- 12月14日「パニラ・スカイ」
- トム・クルーズの最新作。
「スパイ・ゲーム」「バンディッツ」と並んでお正月映画第2弾とかって宣伝している番組をみかけます。それぞれなんだか凝った映画だなぁというのが印象。
華々しく、女性と遊び父親の会社のをついで頂点に立っていると、130キロのスピードで車ごと橋から落ちてしまう。一緒にいた女性は死亡し、彼は怪我のため醜い姿に・・
それを語る彼は、刑務所の中・・・??これは、一種のホラーじゃないか?。いや、SFか?。んにゃロマンス?これは近未来?
トム・クルーズ演じる、出版業界のプリンス、デヴィットが見る夢と現実。その境がわからなくて見ているほうも、デヴィットと一緒に錯乱してしまう。
話が2転3転して・・・。本人が夢と自覚している映像もでてくるし・・・トム・クルーズも、やっていておもしろかったんじゃないかなぁ・・と思わせる迫真の演技にひきづられていく。
ラストはどう解釈すればよいのか・・・。わかったような分からないような。
そういう、物語の成り行きと、人の本質みたいなものをみせつけてくれてかなり面白い。 デヴィットの最後の選択は、どういう局面を迎えたのだろうか・・・
「Open You are eyes」この声の主は?。きっと○○のようなきがするなぁ・・・(笑)。
デヴィットに絡むふたりの女性。ソフィアのペネロペ・クルスは、共演した相手が恋に落ちるって噂だが・・分かるような気がする(笑)。かわいいのだぁ・・・^_^;。
いわゆる和み系なんだろうねぇ・・。それが素なのか演技なのかは知らないけど、 とにかくほっとさせる笑顔を持ってる女優さんだと思った。
反対にジュリーのキャメロンディアスは、コケティッシュな魅力満開。そして、途中からは 怖いの(笑)。透き通るblue eyeがド迫力!
不思議な”バニラスカイ”「幻想の世界」。予告で感じるものをいい意味で裏切ってくれる映画。
そして、ひとりで見ないほうがいい(笑)。見終わったあとなんだかとっても人としゃべって 頭の中を整理したくなる・・・そんな映画でした。- 12月12日「ジェヴォーダンの獣」
- ものすごい映画だった・・・いろんなものすごいがあるが・・・^^;
かなりの超大作なのであろう2時間18分、どんどんと話が展開していって、これは一体どこで終わるの? どこまでいくんだぁ〜〜と何度思ったことか。
というのも、連続ドラマを1度で見たような感じで、何度かこれで終っちゃうの?と思わせるんだ(笑)。
1764年のジェヴォーダン地方が舞台。
凶暴な獣が、地方の住民を襲う。助かったものは、狼ではなくもっと大きくもっと凶暴だと。 被害が出て数年たち、国王は学者であるフロンサックを調査に送る。
調査および事件解決のためにやってきたフロンサックと従者マニは、幻の獣を追いかける。 そして、その事件の裏に潜む事実はただの獣狩りには留まらなかったこれはフランス人が語り継いできた物語なんだそうで、映画もものすごいヒットになっているそうだ。 フランス人はこういう映画が好きなのか・・・(笑)。 話の筋はおいておいて、演出が・・・・。しょっぱなから、人が獣から逃げようとして岩にぶつけられて、 ゴンゴン落ちるようすが映しだされる。ものすごいといえば、効果音がものすごい・・・ドルビーSRDというのだろうか、 すごい隣場感があって怖いんです。それが結構しょっちゅうで・・・ 音だけで脅かされます。
そして、怖い・・というよりもえぐい映像がものすごい。死体の映し方とか、人の殺し方とか・・・。 思わず目をおおってしまう。
んで・・・裸・・(笑)裸体の死体とか・・・ もろですから・・。いつも思うのフランス映画見るとこれは。獣と戦う、男同士争う、アクションシーンも満載でこれは見ごたえあるかな。従者マニの方は格闘家だそうなのだが、 格闘シーンももちろんだが、存在がとってもおもしろかった。
主役フロンサック(動物学者なのだがえらく強いんだ)が獣を探すという筋の他に、現地の貴族の娘との恋愛模様もあるし、 謎の美女もでてくる(モニカ・ベルッチは、たいそう美しかったし、かっこよかった)。その娘の得体の知れない兄 (ヴァンサン・カッセルの狂気は怖かった)も気になるし・・けっこ見所満載で文句のわりにゃ気にいってるかもσ(^◇^;)。- 12月3日「スパイ・ゲーム」
- ロバート・ヘッドフォードと、ブラット・ピットの競演が話題の映画です。
中国の刑務所からある囚人を脱獄させようとした男がいた。それがプラピ扮するビショップ。 ミュアー(ヘッドフォード)が育てたCIA工作員。
しかし、あと少しというところで捕まり、彼は投獄される。
本国では、彼を何時間後かに処刑する方向でひとつのチームが作られていた。その日、退官する予定のミュァーだったが、 CIAの情報部に彼の情報を流しながら、ビショップを助ける為に動く。それはとても危険で大きな作戦だった。ロバート・ヘッドフォードといえば、 「明日に向かって撃て」「スティング」etcなどのが代表作なんですねぇ・・・
全くの無知でございました。名前は聞けども・・写真はみたことあるような気がすれど、意識してみるのは初めて・・
おいくつなのかしら・・・かなり・・と見た。でも、かっこいいのぉ・・笑ったお顔がとてもチャーミングで、こりゃもてるわなっと(笑)。
プラピとは、親子じゃないかぁ〜〜ってぐらい似ていると評判。でも、昔の二枚目さんは、 もちっと美形で私好みかも。。古い作品のビデオ借りてこようかなぁ・・
私の好みはおいといて・・
映画の方は・・。この映画を完全に理解するには脳みそが足りない・・・(T_T)。これほど 自分の理解能力をのろったことは久しぶりだぞ。
分からないんですよ・・・政治的なこと(笑)。CIA工作員というのは、アメリカの秘密の組織で、 ミュアーとビショップのそれまでの仕事内容から理解できるのですが、 政治的な側面で、このビショップの行動がどうやらCIA上層部で密かに別の理由を探して、 処刑しなければならない意味が・・・
あと、キーとなる作戦「外食作戦・・」の意味が・・・
でもね・・最初にドーンと衝撃的なものがきたもんで、つられてみてしまいましたよ(笑)。 いつものように、最初に寝ちゃっていたらこれは復活不可能だな。
すごい緊張感のある映画です。人と人との駆け引きや、ビショップが処刑されるまでの時間が24時間 ぐらいしかないこともあって、体に力入りっぱなしでした。
細かいことは分からなくても、ミュアーとビショップの出会いからその後の行動などをみて、 クールではあるけれけど、ミュアーは有望で、真っ正直な若者が気にいっているのが分かり、 今回の彼の行動が自分のせいであるというものを押し殺している、そういう人間的な部分も楽しめたし、 CIAの幹部たちの裏をかいていく様子がなかなかやるぅ。。って感じで素敵なんです。
ブラピは、前髪を下ろしてちょっと若作り、最近切れた若者の役をよくみますが、私はこっちの方がいいなぁ・・
とにかく・・・かっこいい男のお話でしたっ。
ああ、こんな言葉で締めくくっちゃ申し訳ないなぁ。。。そんな軽い映画ではないのに(T_T)