ワインに目覚めて18年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
こちらまで最新の記録はこちら
評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
2015年
2015年12月のワイン
12月31日
Charmes Chambertin 2004/Camus(シャルム・シャンベルタン/カミュ)
クリスマスのあと、久々にひどい風邪をひき、熱こそ出なかったけれど鼻は効かず、鼻水ずるずるの一週間。ようやく飲めるようになって開けたのがこれ。今年は同じ作り手のマゾワイエールやシャンベルタンを飲んだので、これも今年中にということで。注いでみて、2004年産!?というほど枯れた赤茶色。香りはさすが特級で、樽香はかなり和らぎ、その奥からフルーティーな香りやザグロ、オレンジ、パイナップルなどの果物香りが続々と。ピークをほんの少し過ぎた感じの飲み頃で、梅(ぼし)を思わせる酸味や甘みがきれいにとけ込んでいる。味は豊かだけどドライで余韻がほとんどないのが唯一残念な点。積極的に買うことはないけれど、4000〜5000円の価値は十分にある。福袋に入っていたら嬉しい。81点。うきうきワインの玉手箱の福袋ブル赤3本セット10800円(2015/9/5)。単品価格6458円。
ということで、今年もみなさまお世話になりました。来年もどうぞよろしくおつきあい下さい。
12月25日
Veuve Eleonore "Cuvee Symphonie D’Automme"/Oger/Champagne(ヴーヴ・エレオノール・キュヴェ・サンフォニ・ドトッム/オジェ/シャンパーニュ)
グラン・クリュのシャンパーニュ。ブラン・ドゥ・ブランだからか明るめのシャンパンゴールド。泡の数は多くはないが、細かくキラキラと立ち昇る。香りは華やかでスミレやユリ、白い花の香りがたくさん。なのでさぞかし複雑で骨格のしっかりした液体を想像していたら、思いのほか軽いので少し肩すかしをくらった気分。でもシャンパーニュなので軽くて悪いということはなく、かえってスルスルと飲めるので利点かも。安く買えたのでますますおいしく感じる。81点。ウメムラのオークションで2700円(2015/12/2)。
Левкадия 2012/Молдаванское (レフカディヤ/モルダヴァンスコエ)
本年1番のレアもの。ロシアはクラスノダール地方のワイン。モスクワのワイン店で「ようやくロシア産の赤で国際レヴェルのワインができた」と紹介されたもの。上級のレゼルヴァも売っていたが、まずはこれを試しなさいということで購入。抜栓してびっくり。ウットリするようなお花畑の香り。味は香りほどインパクトが強くないけれど、いちごやチェリーなど熟した赤い実で、甘さは控えめなので、コッテリ系の肉には合わないかも。ただ値段を考えると十分に立派なもの。アルコールは14%。75点。コムサモーリ大通り34のエノテカで713ルーブル(2015/3/23)。当時1423円。
ヒュー・ジョンソンにも小さく掲載されています。
12月23日
Peter Lehmann 2012/Portrait Cabernet/Barossa(ピーター・リーマン/ポートレイト・カベルネ/バロッサ)
いまこの記録を書いてわかったけれど、カベルネです。毎年12月になるとなぜかオーストラリアのシラーズを飲みたくなり、そのつもりで買ったのだけど・・。味が地味で甘さもなく、オーストラリアなのに痩せてるなぁと思ったらそういうことでしたか。トルブレックのウッドカッターズが2000円台後半になってしまったので安くあげようと思って失敗してしまいました(といっても、コレも結構高いし)。ワインとしてはちゃんとした造りだけど、おとなしく、面白みがないタイプ。69点。ドラジェで2290円(2015/11/23)。
12月21日
Garcia Carrion/Airen(ガルシア・カリオン/アイレン)
学生との忘年会。飲み放題コースで出されたグラス白がフルーティーかつしっかりした濃さもあるワインだったのでびっくり。アイレンという品種だそうです。楽天で調べると3リットルで1800円くらいなので、ボトルだと450円。大勢の集まりではアリな選択肢。SAMASAMAで。71点。飲食込みの会費3500円。
赤も飲んだけれど、まあ普通。同じメーカーのものとのことなのでおそらくテンプラニーヨ。
12月19日
Beaumont des Crayeres Grande Reserve/Mardeuil/Champagne(ボーモン・デ・クレイエール・グランド・レゼルヴ/マルドゥイユ/シャンパーニュ)
久々に飲む銘柄。8年ぶり。リンゴ、アンズ、はちみつなどの香りが次々にでてくる。イースト香や焦げた香りはあまりなし。泡はシャンパーニュにしてはやや大きめだけど、きれいにキラキラとわき上がる。ボディーは軽め、というか骨格がみえないくらいだし、味も強い個性がないけれど、それが却って利点になり、どんな料理にも合わせやすく、飲んで素直においしく感じるし楽しめた。82点。
Chateau Calon Segur 2000/Saint-Estephe(シャトー・カロン・セギュール/サンテステフ)
2000年産のグランヴァン。初期の飲み頃にはいっており、なめし革、西洋杉、黒トリュフ、リコリス、ブランデー、黒ベリーなどの香りが次々と。開けたばかりの時には少し酸がまさっていた。そのあと収斂性が少し感じられるようになり、その後はタンニンのマイルドな苦みがおいしい味に変化。ミディアムに近いフルボディーで、骨格はしっかりなので飲みごたえ十分。ほんの少し集中力の欠けるところがあるが、このレヴェルになると、1級〜3級の区別はつかない。10年後にもう一度飲んでみたい。86点。エノテカで2003年にプリムール購入6000円。
Vin Cuit de la vieille tradition provencale/Bastides(ヴァン・キュイ・ドゥ・ラ・ヴィエイユ・トラディシオン・プロヴァンサル/バスティード)
デザートワインとしてお店からプレゼント。セメンダインの香り。素朴でほんのり甘く、赤い実を思わせる。ソーテルヌのようなネットリさや、くどいまでの複雑さはないので主役になることはなく、デザートをしっかりサポートするワイン。74点。
12月16日
職場の忘年会。幹事さんがワイン屋で「おすすめ」を買ってきてそれを会場にもちこむという形式。いろいろ飲みましたが、残念ながらどれもイマイチ。
Chateau Courage 2001/Fronsac(シャトー・クラージュ/オ・メドック)
ちょうど飲み頃〜少し落ちかけというところ。地味ながらほどよい熟成感が心地よい。71点。販売店サイトで2448円。
Ermita de San Lorenzo 96/Campo de Borja/Gran Reserva (エルミタ・デ・サン・ロレンツォ/カンポ・デ・ホルハ/グラン・レセルバ)
スペイン北部のDO。相対的に本日の一番。酸がぎりぎり残って枯れた味わい。カベルネとガルナッチャだけど、ぎらぎらするような贅肉がそげて、柾目になり、そして枯れ木になるちょっと前という感じです。73点。販売店サイトで2180円。
Solatio del Tani 2012/Chianti Classico/Machiavelli(シャトー・ル・マルタン/オ・メドック)
Chateau Le Matrin 95/Haut-Medoc(シャトー・ル・マルタン/オ・メドック)
奇跡的にうまく熟成していたら面白いけれど、このクラスの無名シャトーだと、さすが95年という優良ヴィンテージでも難しいのでは?と思って飲んだら、ドンピシャ後者でした。濁っていたうえに少しイカれていたし。43点。販売店のサイトをみると3900円でした。
他にもいろいろ飲み、どれもそれぞれ個性が感じられたけれど、ワイン屋さんに乗せられて買っちゃったみたいなセレクション。ヴィレーヌのブズロン(白)があったのは試飲という意味で嬉しかった。ただそれも安定感はあったけれど1000円台の味わい。
12月13日
Cune 2011/Rioja Crianza(クネ/リオハ・クリアンサ)
ペニンというワインガイドで90点をとったことがキャップシールに誇らしげに書いてある。菊やすみれなど蜂が好きそうな蜜がギュット詰まった香りがする。飲んでみると押しが強く、いわゆるしょうゆ味で青臭いリオハ。悪くはないけれど、値段相応。74点。ドラジェで1620円(2015/12/3)。
12月12日
Monmarthe "Secret de Famille"/Ludes/Champagne(モンマルト・セクレ・ドゥ・ファミーユ/リュード/シャンパーニュ)
随分長く冷蔵庫保存をしていたシャンパーニュ。むせかえる程のイースト香り。そしてはちみつ。味は典型的なりんごで、青でなく赤。黒ぶどうが多いのか、色も濃いめ。意外に繊細なシャンパーニュでびっくり。1級畑だけある。80点。京橋ワインでシャンパーニュ2本セット6048円(2015/1/17)。単品価格は不明。
12月10日
Muntada 2003/Cotes du Roussillon Villages/Gauby(ムンタダ/コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ/ゴビー)
ラトゥールに似たタイプだと思っていたので、口に含んでびっくり。モモ、パイナップル、バナナ、メロン、トロピカルフルーツのようなフルーティーな香りが続々と。そしてネクターのようにドロリ感がある。その後から黒トリュフ、スパイス、西洋杉、革などのボルドーらしい香りが続き、ほどよく溶けたタンニンの苦みがおいしい。ミディアム〜フルボディーで柔らかく、ラフィットを思わせるほどの飲みごたえ。南フランスの華やかさとボルドー的な古典的重みを兼ね備えている。90点。前回は飲み頃を間違えたが、今回はばっちり。ヴェリタスで8379円(2012/8/29)。
12月9日
Comte Subirats Brut Rose/Cava(コント・スビラト・ブリュット・ロゼ/カバ)
カバのブリュットにはツーンとくるような酸味、ビールのような苦みがあり、それが魅力であり欠点でもあるけれど、ロゼだとそれがなんとなく柔いでいるような気がする。この価格帯だと白とロゼの味の差はほんと気持ち程度ながら、今回はブリュットがしっかりあり、しかも強すぎないという意味でロゼのメリットがあったかも。72点。タカムラでスパークリング5本セット4094円(2015/10/25)。単品価格は不明。
12月6日
Mercurey "La Framboisiere" 2012/Faiveley(メルキュレイ・ラ・フランボワジエール/フェヴレ)
フェヴレの3000円以下で手にはいるモノポール。軽やか華やかで、甘酸っぱい典型的な若いブルゴーニュ。木いちごやすみれ、赤い実の香りたっぷり。ミディアム〜ライトボディーだけど、果実や花の香りの奥に土っぽさがある点に自然や重みを感じる。普段飲みには少し高いけれど、この値段でこの内容なら、たまの贅沢にいいかな。77点。タカムラで2894円(2015/10/25)。
12月4日
Meandro 2012/Douro(メアンドロ/ドウロ)
ポルトガルの赤。最近日本にもよく輸入されるようになったのか、たまに目にします。大柄で、ぶどうの味が割とそのまま感じられるワイン。甘みがほとんどなく、だからか乾いたような枯れた果物っぽさを感じます。地味だけど、普段飲みには十分なおいしさ。73点。ヴェリタスで3本セット4229円。単品は1890円(2015/11/8)。
12月2日
Carbomas Brut/Vino Espumoso Gasificado(カルボマス・ブリュット/ビノ・エスプモース・ガスィフィカード)
スペインのスパークリング。焦げた苦みがマスカットや白い花の香りの間からただよってくる。カバのような一直線の酸味ではないけれどそれなりに酸味がしっかり。グルジアワインにあるいい意味での田舎くささが感じられる。72点。タカムラでスパークリング5本セット4094円(2015/10/25)。単品価格は980円。
11月28日
Chateau Cap de Faugeres 2012/Castillon Cotes de Bordeaux(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/カスティヨン・コート・ドゥ・ボルドー)
これまたおなじみの銘柄。ちょうど飲み頃だったのかもしれない。洗練されていて、ささくれ立ったところが全くなく、なめし革や鉄、血、ミネラルといったボルドーらしい要素たっぷり。メルロの割合が多いのか、プルーンや黒いベリーを煮詰めたジャムっぽさもある。偉そうな言い方をすれば、よくぞここまで成長したなぁという素晴らしい出来。これに深さが加われば、正真正銘のグラン・ヴァン。81点。ヴェリタスで1995円(2015/11/8)。
11月26日
Feudi Reali Cuvee Brut/Trebbiano Rubicone/Cevico(フェウディ・レアリ・キュヴェ・ブリュット/トレッビアーノ・ルビコネ/チェヴィコ)
マスカットの香りと味がたっぷりのスパークリング。しっかり作られているけれど、深さはなく、一つ間違えれば安物の泡。でも危ういところで踏みとどまっているのは、たぶん一定の複雑さがあるから。カバとの違いはキーンとする酸味の有無で、こちらはそれがない分、なんとなくマスカットの自然な甘さが後味に残る。71点。タカムラでスパークリング5本セット4094円(2015/10/25)。単品価格は不明。
11月25日
Chateau Beaumont 2010/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)
おなじみの銘柄の2010年産。もう少し寝かせてから飲みたかったが、我慢できずにあける。抜栓直後は「あれ?峠を過ぎちゃったの?」と感じるほど柔らかいアタック。味はチョコレートやコーヒーの苦々しいニュアンスがあるいつもの味だったが、少しドロリとした感じ。粒子の密度が濃い部分と薄い部分が共存していて、アンバランス。この値段のワインとしては個性がはっきりしているので文句を言う筋ではないが、飲み頃をはずしたみたい。あるいは期待が高すぎたのかも。76点。お手軽ワイン館のセールで1382円(2014/10/13)。
11月23日
Vallado 2009/Douro(バラード/ドウロ)
ポルドガルの赤。使っているぶどうはドウロ地方でもっぱらつくられるバロカ、テンプラニーヨ(ポルトガル名ロリツ)、ポートワインによく用いられるトウリガ・フランカ、カベルネに似ているというトウリガ・ナチョナルなど。味は大柄で、ジャムのようなねっとり感があり、少し野暮ったい気がする。底の暗さはスペインワインに通じる。だけど少し洗練させたらいいワインになりそうではある。72点。ヴェリタスで3本セット4229円。単品は1338円(2015/11/8)。
11月20日
Solanera 2012/Yecla(ソラネライエクラ)
パーカーポイント94点というのにつられてもう一度飲んでみた。モナストレル、カベソ、ガルナッチャというセパージュで、ミックスされた香りはキャラメルやチョコレート。味はダークチェリー、プルーン、木の茎の苦みといったなるほどなもの。イガイガしていながら洗練されているし、いつにも増して複雑で高得点なのがわかる。今でもおいしいけれど、飲み頃の初期。とはいえ熟成しておいしいかどうかは微妙で、イガイガで力強い今がこのワインの黄金時代なのかもしれないという気もする。78点。ドラジェで1706円(2015/10/6)。
11月14日
Baron de Rothschild Rose/Reims/Champagne(バロン・ドゥ・ロートシルト・ロゼ/ランス/シャンパーニュ)
Chateau Montrose 2008/Saint-Estephe(シャトー・モンローズ/サン・テステフ)
11月13日
恒例のワイン会。毎回光弘さんに幹事をお願いしていて、オーグードゥジュール系列のお店を使わせていただいており、今回も直前までその予定だったのですが、事情があってオーグードゥジュール系のラ・ペになりました。いつものメンバーで、今回は7人。はじめた頃は大半が30代だったけれど、いまや半分以上が50代以上となりました。年をとっても健康にワインを飲めるというのはとてもありがたいことです。あと30年は続けられたらと思います。
Ensoleille Koshu Sparkling Wine(グエンソレイユ甲州スパークリングワイン)
Part des Anges "Exclusive Vintage" Blancs de Blancs Grand Cru 2009/Michel Gonet&Fils/Avize/Champagne(パール・デ・ザンジュ・エクスクリュシーヴ・ヴァンタージュ・ブラン・ドゥ・ブラン・グラン・クリュ/ミシェル・ゴネ&フィス/アヴィズ/シャンパーニュ)
Paul Hobbs Pinot Noir 2013/Russian River Valley(ポール・ホブズ・ピノ・ノワール/ラッシャン・リヴァ・ヴァリ)
Nuits Saint Georges 1er Cru "Le Clos des Corvees" 99/Prieure Roch(ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・ル・クロ・デ・コルヴェ/プリュレ・ロック)
Clos de Gat "Sycra" Cabernet Sauvignon Reserve 2009(クロ・デ・ガット・シクラ・カベルネ・ソヴィニョン・リザーヴ)
Chateau Chalon 2005/Jean-Luc Mouillard(シャトー・シャロン/ジャン・リュック・ムイヤール)
Chateau Lascombes 2004/Margaux (シャトー・ラスコンブ/マルゴー)
Chateau Leoville Las Cases 92/Saint Julien (シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ/サンジュリアン)
Chateau Doisy-Daene 2001/Sauternes (シャトー・ドワジ・デーヌ/ソーテルヌ)
年に一度の集まりだけど、昨日まで話をしていたみたいに始まる和音のようにハーモニアスなお仲間です。来年こそは光弘亭訪問をめざして日程を調整しましょう<みなさん。
11月12日
Gouleyant 2013/Cahors(グレヨン/カオール)
11月8日
Chambolle-Musigny 2012/Roux Pere&Fils(シャンボール・ミュジニ/ル・ペール&フィス)
11月6日
Comte de Subirats Brut Nature/Cava (コンテ・デ・スビラト・ブリュット・ナチュレ/カバ)
11月4日
Budo 2011/California (ブド/カリフォルニア)
10月31日
Il Perticato 2010/Villa S.Andrea/Chianti Classico(イル・ペルティカート/ヴィッラ・サン・アンドレア/キアンティ・クラシコ)
10月29日
卒論の中間発表会としてこんぴら山の麓へ1泊2日の研究室研修旅行。旅行会社を通したところ1泊2食付きで17800円。教員同士の温泉旅行でもそんな値段のホテルに泊まらないので豪華すぎるホテルなのでは?と調べてみると、個人客の場合、キャンセルポリシーなどよりよい条件で10000円!学生が交渉にあたっていたので旅行会社がぼったくろうとしているのかと思い、私が間にはいろうと思ったら、なぜか学生に拒否られてしまった。団体(40人)の方が個人客より高いとのこと。うーん。あまり詮索してもいい結果がでそうもないので、13500円まで値段を下げさせて妥協。その後、宴会用の飲み放題3500円をつけさせようとするのでさすがにそれは断った。ということで飲み代は別料金(以上、備忘録)。
やわらぎ/(株)サントネージュワイン
10月25日
The Natural 2010/California(ザ・ナチュラル/カリフォルニア)
10月23日
Rosso Sicilia 2009/Giordano(ロッソ・シチリア/ジオルダノ)
10月22日
Syrah 2010/Vin de Pays d’Ardeche/Saint Desirat(シラー/ヴァン・ドゥ・ペイ・ダルデシュ/サン・デズィラ)
10月20日
Dominio de Requena Brut Nature/Cava(ドミニオ・デ・レクエナ・ブリュット・ナチュレ/カバ)
10月16日
La Croisade 2014/Reserve Carignan V.V./Pay D’Herault(ラ・クロワサード/レゼルヴェ・カリニャン・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ペイ・デロ)
10月13日
仙台から友達が遊びに来てくれたので、レオーニで会食。
Henry-Detaly/Champagne(アンリ・ドゥタリ/シャンパーニュ)
Mas de Daumas Gassac 2008/VdP de l’Herault(マス・ドゥ・ドマ・ガサック/ヴァン・ドゥ・ペイ・レロ)
10月10日
Quinta do Cotto 2012/Douro(キンタ・ド・コット/ドウロ)
Los Condes 2014/Tempranillo Oak Age/Catalunya(ロス・コンデス/テンプラニーヨ・オーク・エイジ/カタルーニャ)
10月9日
Cremant de Bourgogne/Blanc de Blancs/Andre Delorme(クレマン・ドゥ・ブルゴーニュ/ブラン・ドゥ・ブラン/アンドレ・ドゥロルム)
10月8日
Little Yering 2013/Pinot Noir/Yarra Valley(リトル・イエリング/ピノ・ノワール/ヤッラ・ヴァリ)
10月5日
Chateau Mont-Perat 2012/Cotes de Bordeaux(シャトー・モン・ペラ/コート・ドゥ・ボルドー)
10月3日
La Croisade Reserve 2012/Pay D’Oc(ラ・クロワサード・レゼルヴ/ペイ・ドック)
キアンティ・クラシコなのでそれなりの味わいではあるけれど、痩せていて、若さが感じられない。キャラメルとかチョコとかを期待したのが悪かったかも。あるいは保存状態が悪かったか。約3000円。69点。
おなじみの銘柄のロゼ。泡は細かいがクリーミーなほどたくさんではない。シャンパーニュなのに華やかさより重さが印象的。だから乾杯用ではなく、しっかりした料理に合わせて飲むためのワイン。時間がたつと赤い実やフランボワーズなどの香りがでてきて、ロゼらしさもしっかり。だけどロゼというより、ブリュット正統派のシャンパーニュとしておいしい。81点。紀村さんから。
まだ飲み頃は先かなと思ったので、早めに抜栓してもらい空気にふれさせておく。1時間ほどして飲み始めると、固さはなく早めの飲み頃となっていた。なめし革、トリュフ、西洋杉、うん○などたくさんの香り。もちろんフルボディーで、このレヴェルになると、ラトゥールとかレオヴィル・ラス・カズとか別の村のワインと区別がつかない。このままでいくと金賞かもと思ったが、途中でなぜかささくれ立ったようになり表面的な渋みが目立ってきたので銀賞。88点。酒のキンコーで10800円(2014/10/7)。飲んだ場所はレオーニ。
いつも日本ワインの個性を教えてくれるがぶさんが、今回は京都のワインバーで飲んで気に入って買ったというスパークリングをもってきれくれました。シャンパーニュの後だと「ただのサイダー」になってしまうかもということで、まずはこれで乾杯。グラスに注がれたのを見ただけで、これはいいかもと思えるような薄めのシャンパンゴールドに勢いのよい大ぶりの泡。口に含むと日本酒とか麹とか古漬けを思わせる大人な味。印象深い後味もあるし、日本ワインの個性という意味では外国人受けするかもと思いました。75点。
細かく繊細できらきら輝きながら立ち昇る泡。口に含むと当然クリーミー。りんごとイースト香りがはっきりと感じられる正統派シャンパーニュ。表面は弾力性のある滑らかなグミでコーティングされているようで、でんぷん系の味がする好きなタイプです。乾杯用にガーっと一気に飲むより、味と香りを楽しみながら飲んだ方がいい、さすがグランクリュなシャンパーニュでした。81点。お店に出していただいたので価格不明ですが12000円くらい?
色は濃いめで、重さはミディアム。果実味が素直においしく、重さと味のインテンシヴネスのバランスが均整とれていて、よくまとまっているピノ。品のよい繊細な香水っぽい香りがよく、カリフォルニア産なのに「計算して作った」感がなく、とても自然な農作物。83点。とびさんから。
ピノ・ノワール対決ということで上のワインと自然に比較してしまうけれど、全くタイプが違うので面白い。飲みやすさでは圧倒的に上のワインに軍配があがるけれど、凝縮感、複雑さと個性ではこちら。まとまりがとれないほどの複雑さ。グラスに鼻を近づけると、まず妖しげでHな香りがして高級感を感じさせる。で、それがだんだん野菜炒めみたいな香りに変わってくるのが面白い。ニュイだけど15年以上もたつとここまで柔らかくなるのかと思うと同時に、酸がかなりしっかりしているのでまだまだ熟成するかもという考えも頭をかすめる。ま、もう飲むこともないから先のことを考える必要はないのだけど。剥離骨折にもかかわらず泣く子も黙るプリュレ・ロックをさらりともってきてくれるShuzさんは男前です。83点。
師範からはイスラエル出張の際にご購入されたもののなかでも一番高級なものを。やはり男前です。味はキャラメルや果物の種の中身のイクストラクトっぽく、はっきりカベルネの個性をあらわしている。複雑で、各要素はかなりしっかりと自己主張しており、構造はしっかり。だけどこれまた全体の形は少々いびつ。醸造グループが酸味、甘み、苦み担当に分かれて、競い合いながら研究を重ねて、それぞれの成果をそのまま合わせたかのよう。もっと熟成させても面白かったかも。83点。
有名だけど飲んだことのないワインはまだまだたくさんあって、これもその一つ。ジュラの黄色ワイン。「これまた上質な香水のようなうっとりするような香り。香りだけだったら本日の1番かも。だけど口に含んでみてがっかり。収斂性がかなり強く、古漬けのような感じ。かなりドライでアルコールは15%。「味は天国、香りは地獄」というドリアンの逆。変形ボトルで620ミリリットルしかないのには理由ありだったから、ということ?よくいわれるようにシェリーに近いので、食前酒にはいいかも。「シャトー・シャロン」というAOCで作り手は何人かいるようなので、他も試してみないとわからないけれど、もう一度試すにはハードルが高くなってしまったのも事実です。74点。ミュズレで6548円(2015/4/25)。
次はボルドー対決。これは正統的なボルドー。マルゴーの優美さというより、健全で筋がきりっと通っている力強いワイン。これぞ格付けグランヴァンという感じ。2004年産なのでそろそろ飲み頃になってきているけれど、この年のラスコンブは評価が高いからか、まだまだ熟成しそう。ワイン会に1本こういうのがあると、引き締まります。81点。光弘さんから。
これは面白い選択。92年は弱い年なので23年もたっていたらもう飲めないでしょと思う。だけど泣く子も黙るレオヴィル・ラスカーズ。もしかするときれいに熟成してるかも。で、実際は?飲んでみると峠をかなり前に過ぎてしまっており、もともと痩せている人が老人になってしまったような印象だけど、口の中でころがすと実はしっかりしていて、重みが感じられる。老人といっても、若い頃はかなりデキる人だったみたいな。だけどボルドー対決の軍配は前者でした。78点。磯子さんから。
最後は太っ腹な光弘さんからもう1本。これは今まさに飲み頃。ソーテルヌなので味は桃、パイナップル、アプリコットなどの王道だけど、トロトロっとしたネクターではなく、酸の強いすっきり系。〆にデザートワインがあると、ぐっと豪華さが増します。幹事の光弘さんは全体の構成を考えて持ってきて下さったのだと思います。いいかんじです。80点。
カオールの黒ワイン。何度か飲んだことのある銘柄だけど、このヴィンテージは初めて。今回は濃さがマイナスに出ており、なんか醤油っぽさが満開。テンプラニーヨの醤油っぽさとは違い、さらにウスターソースを加えたような・・。果物感があるにはあるけれど、酸味と甘みがこれまたマイナス方向に主張している。もしかしたらワインのせいではなく、私の体調が悪かったからかもしれない。ワイン会前なのに鈍い頭痛があり困りました。66点。ドラジェで赤ワイン3本セット4082円(2015/10/6)。単品は1382円。
翌日あたまはすっきり。このワインが効いたのかも。薬代わりにどうぞ。
うきうきさんの福袋の数合わせのように入っているドメーヌなので正直期待していなかったが、うっとりするような素晴らしい香り。樽はあまり効いていなくて、ゆりのような少し強めの香りの背後にチョコレートやキャラメルっぽさがあり、ボルドーと違って原色ではなく、何重にもグラデーションかかかっている感じ。口に含むとミディアムなのに存在感がたっぷりで、体中がいぶし銀の銀箔で満たされるみたい。ブルゴーニュ村名侮りがたし。85点。うきうきワインの玉手箱でブル赤3本セット10800円(2015/9/5)。単品価格6134円。
スタイリッシュなラベル。カバらしくキンキンした酸味があるけれど、ツーんとしておらず洗練された感じ。個性をギラギラ前に出すタイプではないが、黙って仕事をしっかりこなしていくタイプで、コクもあるので満足できる。75点。タカムラでスパークリング5本セット4094円(2015/10/25)。単品価格は不明。
カリフォルニアのピノ・ノワール。外向的で飲みやすく、酸味<甘みではあるけれど、味にみあった軽さ薄さで、2000円クラスのACブルによく似ている。コシの強さや複雑さではもちろん負けるけれど、口当たりのよさや値段で勝っているので、総合的に引き分け。74点。タカムラで1058円(2015/10/25)。
ラベルに見覚えがあるので、多分飲んだことがあるワイン。というあやふやな記憶のまま飲むと、しょうゆっぽく、味の幅は狭いがコクがあるもの。テンプラニーヨの悪い部分がでてるな、という感じ。ということでスペインワインだと思ってのみ、全く違和感がなかった。が、よくみれば(よく見なくても)しっかりChianti Classicoと書いてある。どこまでいい加減な舌をもっているのだろうとがっかりしながら、ため息。70点。ドラジェで赤ワイン3本セット4082円(2015/10/6)。単品は1706円。
ビールで乾杯のあと、アルコールメニューにあるワイン欄をみると、赤・白それぞれ870円(300ml)。どんなものかわからないまま白を注文すると輸入ぶどうをつかった国産ワイン。甘かったらいやだなと思っていたが、実際にはなんとなくよもぎの香りがする辛口。それだけで満足しました。65点。琴平グランドホテルで。
Grave 2012/Calve(グラーヴ/カルヴェ)
その後、詳しいワインリストがあることが判明。和食なので辛口白から選ぶことにし、ボルドーに留学した学生が2人いたのでやっぱりフランスワインでしょということでこれを選択。大手ネゴシアンだけあって、バランスよく、焦点がはっきり定まっている。水はけのよい小石が中心の土壌で作られたミネラル感あるすっきりさっぱりした白ワイン。重さもミディアムでちょうどいい。ボルドーでも白だとこの値段で村名のものを飲めるのですね。72点。琴平グランドホテルで2700円くらい。
De Bortoli 2013/Shiraz Cabernet(デ・ボルトリ/シラーズ・カベルネ)
赤は部屋に戻ってからの2次会で持込のボトルを。上のワインと同じような位置づけのオーストラリア産ワイン。品種にはいくつかの選択肢があったが、やはりシラーズでしょということで。中身は期待とおり、というか予想とおり。シラーズらしい苺っぽい小刺のある甘みと苦みを楽しめる値段相応のワイン。68点。悟空で802円(2015/10/28)。
シンプルな名前、シンプルなラベル。いかにも安カリフォルニアという雰囲気。だけど飲んでみると意外においしい。ラム酒の香りに煮詰めたプルーン系の味。立体感や複雑さはないとかケチをつけることはできるけれど、値段を考えたらないものねだり。74点。ドラジェで1380円(2015/10/6)。
干しぶどうや干しアンズのドライで凝縮した酸っぱ甘い香り。口にふくむと思わずにっこり。果実味がチョコレートでコーティングされているような素直においしいイタリアの赤。ブランデーっぽいアルコール感もあるので、単純な明るさだけでなく、コクも感じられる。ラベルは思わせぶりで重めのボトル。こういうイタリアは経験的に中身が単調でつまらないものが多いけれど、これはいい意味で予想を裏切るいいワイン。80点。ドラジェで1393円(2015/10/6)。
シラーらしい藁や薬品やインクっぽさはあるけれど、スパイスはあまり感じられない。この品種を使ったワインは濃いことが多いけれど、これはスリム。味の幅も狭いし、なんとなく物足りなく感じた。69点。ドラジェで3本セット4082円。単品は1026円(2015/8/14)。
ラ・シームの二つ星昇格おめでとう!ということでシャンパーニュをあけたいところだけど、日曜日からの飲みかけがあるので本日はカバ。グミやオブラートなどのデンプン系に、酸味がどぎつくない柑橘系の果物の味。カバとしては質が高いけれど、値段もそれなり。とはいえ税抜き1500円なら十分に買う価値はある。74点。ドラジェで6本セット5162円。単品は1458円(2015/8/14)。
一口飲んでみて、「おいしい」とつぶやいてしまうワイン。いかにも若々しい青紫色。香水やキャラメルの甘い香り。こういうのは個人的に好きじゃないはずなんだけど、ねずの実や胡椒やアンズの酸味など結構複雑で説得力がある。味は南仏のニューウエイヴで甘みのある辛口で、酸味よく効いている。値段が値段なので平面的だけど、その欠点に目をつぶればかなりおいしい。76点。ドラジェで1080円(2015/9/2)。
泡が勢いよくわきあがる。揺らしながらもってきたからかと思ったが、その後もずっと続いたのでもともと派手なタイプなのかも。梨やりんごの酸味がおいしく、結構コクがある。全体的にはバランスがよく、クリーミーな厚みも感じられる好シャンパーニュ。80点。ノムリエ・ザ・ネットで2138円(2015/9/23)。
好みの銘柄。黒ベリー系のジャム、赤い果実をかなり煮詰めて出てくる苦み、優美な酒躯。魚料理から飲み始めたが、ミディアムボディで押し出しがあまり強くないのでそれなりに合わせられた。メインの山鳩にはバッチリ。いま飲み頃。81点。ノムリエ・ザ・ネットで3229円(2015/9/23)。
学会で東京出張。貧乏学会なので、懇親会は通常だと大学内でおこなうところ、今回の会場は高田牧舎というワインバーっぽい洋食レストラン。料理も海老やかにの特大フライがありいつもと違って豪華。ワインも飲み放題で、特徴はないけれど飲みやすいもの。ただラベルが剥がされていて銘柄不明でした。
懇親会でかなり出来上がっていたけれど、二次会は小森さんに連れられ近くのワインバーへ。選択がよく、1本目はポルドガル。予想とおりたっぷりとしたコクのあるもの。4人で飲んだらすぐになくなったので、リオハとかありませんか?と聞いてだしてもらったのが2本目。さすがに味は覚えていなけれど、スペインらしかったです。点数は74点と?
点。豊川さん、宮野さんと(吉村さんもいたけれど、はじめから最後まで寝ていて一杯も飲まず)。
白ぶどうで作ったクレマンなので色は薄めだけど、シャンパンゴールドに近いかも。ほどよいブリュットで、やや苦いが優勢。泡はほどほど。料理に合わせて飲むにはちょうどいい。74点。渋谷のブノワで6912円。
オーストラリアのピノ。若い甘酸っぱいブルゴーニュにそっくり。でも、粒子が丸くはちきれんばかりに張力があるので、アメリカ?チリ?と考えさせる。チリほど頑ではないので・・となるとやっぱりオーストラリアらしい味。とはいえ、実際にブラインドで飲んだら見当はずれのコメントすること必至です。74点。ドラジェで1600円(2015/9/2)。
定評ある銘柄だけあって、隙がない。樽、タバコ、リコリス、赤い果実の苦みなどボルドーのグランヴァンにある魅力をしっかり味わわせてくれる。メルローベースワインのお約束である、お約束の煮詰めたプルーンの甘苦さも。もちろんさほど深みはないけれど、複雑さは十分で、それにみあったヴォリューム感なので、全体としてバランスがよく、満足できる。若いけれど青臭くなく、軽い熟成感すら味わえるし。失敗したくない時に安心して買える数少ないワイン。75点。うきうきワインの玉手箱で2138円(2015/2/14)。
締切(過ぎた)仕事に追われて、暫くワインをお休みしてました。これは水曜日(9/30)と土曜日(10/3)に分けて飲んだもの。たまたまだけど、こういうシチュエーションではよい選択。どちらかというと個性を抑え、万人向けに作られたような感じながら、煮詰めたプルーンに胡椒系のスパイスをふりかけたような、割と好きな味だし、若いけど飲み頃で、南仏らしい厚みしっかり感じられる。安心して飲めるタイプ。中3日あけて飲んでも全く劣化していませんでした。AntiOxストッパー(これ効きます)をしてただけ。76点。ドラジェで1080円(2015/9/2)。
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