ワインに目覚めて19年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず


2016年

2016年12月のワイン

2016年11月のワイン

2016年10月のワイン

 

12月31日

BRONZEHospices de Beaune "Cuvee Charlotte Dumay" 2008/Corton/Famille Picard(オスピス・ドゥ・ボーヌ・キュヴェ・シャルロット・デュメ/コルトン/ファミーユ・ピカール)

コルトンの特級(赤)。うき袋の1本でラベルには「ヒロセ・グループのために」と書いてあるのでうきうきワイン用の特別キュヴェのようです。色はやや薄めで少し赤茶がかっており、そろそろ飲み干さなきゃいけない感じ。飲んでみると酸味が強いけれど若いという感じはなく、深さもないので開けて正解だったかも。ただ、今後この酸味が溶けていけばまた違った味わいになるのかもしれない。香りは特級だけあってオレンジの皮、ダージリン、ミント、百合など次々に出てきてずっと嗅いでいたい気持ちのいいもの。もう少しバランスがよければなあ。75点。うきうきワインの玉手箱の福袋でピノ・ノワール3本セット16200円(2016/3)。単品価格は9698円。

ということで、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。<特にワイン友達の方々

 

 

12月28日

BRONZEDomaine Grand Nicolet Vieilles Vignes 2012/Rasteau(ドメーヌ・グラン・ニコレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ラスト)

ローヌ南部のAOC。安定剤(アカシア)が入っているからかグイグイ飲もうという気にはならないけれど、ワイン自体はよくできたローヌ。熟した黒ベリーのジャムをベースにミントやニッキが加わり独自性を出している。重いといえば重いけれどもキレがいいのでコンパクトに飲みやすくまとまっている。76点。京橋ワインで2030円(2016/12/11)。

 

 

12月24日

BRONZEVeuve Eleonore/Cuvee Symphonie D’Autonne/Oger/Champagne(ヴーヴ・エレオノール/キュヴェ・サンフォニ・ドトンヌ/オジェ/シャンパーニュ)

ワインマニアだと高価なワインやシャンパーニュをいくつも持っているものだけど、年とってわかったのは、そうしたワインを理由がないとあけられなくなるということ。若い頃は平日でも平気で(もないけど)5大シャトーを飲んだりしたけど、いまや高騰しすぎて新たに買えなくなり、あけたらその分だけなくなっちゃうわけで飲むには理由が必要。という意味でワイン友達はとても大切です。なんて長い前振りの割に飲んだものはショボいけど、シャンパーニュを開けるにも理由が必要なのでクリスマスはありがたい。というわけで飲んだのは、1年間冷蔵庫で保存していたもの。グランクリュの割に安いのでリピート買いしてますが、2000円程度のシャンパーニュの1.5倍はおいしい。リンゴの酸味とグミっぽいほのかな甘さが特徴。1本飲み干すと口のなかが酸っぱすぎるけど。77点。ウメムラで2700円(2015/12/2)。

 

12月21日

本日は職場の忘年会。幹事 なので独断でレストランとワインを選び、レオーニにワインもちこみスタイルでお願いしました。予算は例年と同じだけど、お店に協力していただいたおかげで例年とくらべてかなり豪華だったと自画自賛。用意した14種類のワインのうち、コメントはもちろん飲んだものだけ。食べたものはこちら

BRONZEMusa Brut/Vallformosa/Cava(ムサ・ブリュット/バルフォルモサ/カバ)

乾杯はシャンパーニュにしたかったけれど、予算の余裕がなかったので、私の好きなカバで。期待に応えてくれました。バランスよくブリュットで、泡も味も雰囲気も2000円強のシャンパーニュに負けないパフォーマンスだったと思います。77点。タカムラで1188円(2016/12/6)。

BRONZEChablis 2014/Hamelin(シャブリ/アムラン)

酸味とミネラルをしっかりと感じられる。ただのシャブリだと個性がなく弱いものにあたることが多いけれど、これはシャブリらしい個性はないがしっかりとして飲みごたえがある。74点。白3本赤3本セットのうき袋10800円(2016年10月)。単品価格は2138円。

BRONZESaint Romain 2014/Frederic Magnien(サン・ロマン/フレデリック・マニャン)

味のラインはシャブリと似ていて、酸味と苦味をよりくっきりさせた感じ。オイリーで張力のある口当たり。白い花の香り。単品価格で購入したら「やっちまった」感をもったかもしれないが、6本で1万円のワインと考えればよくできている。75点。同上のうき袋10800円(2016年10月)。単品価格は3110円。

BRONZEBertani 2013/Amarone della Valpolicella/Valpantena(ベルターニ/アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ/ヴァルパテナ)

抜栓すると甘い香り。飲んでも印象はそのまま。同じ甘さでもローヌなら果実を凝縮した感じなのが、さすがイタリアこれはキャラメルのイメージ。といっても実際には辛口なので、キャラメルの香りを嗅ぎながら違和感なく飲める酸味の弱いドライな味ということになる。今回のようなシチュエーションでは変化球としてよかった。79点。イタリア4本セットのうき袋10800円(2016年10月)。単品価格は4298円。

BRONZEChateau Lafon Rochet 2008/Saint-Estephe(シャトー・ラフォン・ロシェ/サンテステフ)

少し硬く、構造もしっかり。ラフィットの隣とのことで、革や獣脂の艶かしい系ではなく、端正で黒色ベリーの甘さを取り除いて苦味を洗練させたような紳士系。80点。白3本赤3本セットのうき袋10800円(2016年10月)。単品価格は5378円。

SILVERCorton-Charlemagne 2009/Vincent Girardin(コルトン・シャルルマーニュ/ヴァンサン・ジラルダン)

ここからは高額ワイン購入担当の先生が選んできたもの。いくらで買ったか知らないけれど、文句なしにおいしかった。厚みと弾力性があり、フルボディーでパイナップル味。この畑はいろいろな作り手がいるが、以前に飲んだコルトン・シャルルマーニュを思い出したので、畑固有の味があるのかな?88点。

SILVERNuits Saint Georges 1er Cru "Les Saint Georges" 2009/Thibault Liger-Belair(ニュイ・サンジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・サン・ジョルジュ/ティボ・リジェ・ベレール)

だいぶ酔っていたので記憶が定かじゃないけれど、優しくて果実味たっぷり。壮年期の働き盛りという感じで熟成感があった。83点(?)

BRONZESauternes 2009/Sichel(ソーテルヌ/シシェル)

若いソーテルヌだけどトロトロ感が既にあり、モモやパイナップルの香りなどソーテルヌの王道。80点。500ミリリットルボトル。

 

12月20日

BRONZECercius 2013/Cotes du Rhone(セルシウス/コート・デュ・ローヌ)

ローヌのど真ん中をいく好作品。グルナッシュ80%、シラー20%。後者の比率が低いからか、スパイシーさは控えめで、プルーンや黒系ベリーのジャムのような果実味がたっぷり。裏ラベルに書いてあるとおり若飲みできるタイプなので、いま、まさに飲み頃。重みはあるけれど、切れ味のよい後味あっさりなので、夏に飲んでもいけそう。セールで購入したこともあり、このワインの質を考えると信じられないほど安い。80点。京橋ワインで1058円(2016/10/16)。

 

12月17日

NOTEAdria 2010/Vega Montan/Bierzo(アドリア/ベガ・モンタン/ビエルゾ)

メンシアというぶどうで有名なビエルソ産の赤ワイン。スミレや甘い香水の匂いが充満しており、個人的には苦手なタイプ。テンプラニーヨに似て、しょうゆ味。フルボディーでエキスもたっぷり。アルコールは14%。ラベルにはパーカーポイント92点というシールが貼られている。ストレートで素直なワイン。だけど好みは分かれるほど個性がはっきりしている。71点。京橋ワインで1382円(2016/12/5)。

 

12月14日

BRONZELes Chaillots 2013/Ladoix Cote de Beaune 2010/Vincent Sauvestre(レ・シャイヨ/ラドワ・コート・ドゥ・ボーヌ/ヴァンサン・ソヴェストル)

珍しいボーヌのAOC。味も香りもボディーも結構しっかりとしたブルゴーニュ。下で飲んだ特級ワインより色は濃い。果実味中心で、ミントの香りもする。若さからくる無理やりな力強さはなく、むしろよくこなれて初期の飲み頃になっている。個性はあまりないけれど、裾物としては質が高い。74点。京橋ワインでブルゴーニュ赤5本セット10778円(2016/12/5)。単品は3002円。

 

12月10日

BRONZEGermar Breton Brut/Colombe La Fosse/Champagne(ジェルマール・ブルトン・ブリュット/コロンブ・ラ・フォス/シャンパーニュ)

イースト香たっぷりで、リンゴやべっこう飴味のシャンパーニュらしいシャンパーニュ。バランスのよさより個性をはっきりさせることに主眼をおいた造りという意味ではRMらしい。結構な重みがあり、全体的には酸味が強い。76点。京橋ワインでシャンパーニュ2本セット5832円(2016/8/21)。単品価格は3240円。

BRONZEMazoyeres Chambertin 2006/Camus Pere&Fils (マゾワイエール・シャンベルタン/カミュ・ペール&フィス)

色は薄く、軽い飲み口。春のお花畑の香り。そこそこの熟成感があり、気楽にブルゴーニュを楽しめるいつものカミュ。特級を飲むぞ!という意気込みで購入すると裏切られた気分になりがっかりするが、1本3000円超の飲み頃ブルゴーニュとして飲むと十分満足できる。最近これ目当てでうき袋を購入しています。79点。ブルゴーニュ3本セットのうき袋10800円(2016年10月)。単品価格は6458円。

 

12月9日

NOTEBourgogne Pinot Noir "Songes de Bacchus" 2012/Louis Jadot(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ソンジュ・ドゥ・バッカス/ルイ・ジャド)

ただのACブルゴーニュだけど、前回の記憶ではかなりの好印象(同じくロシア帰りすぐに飲んでます)。今回も2012年産なのでそこそこ期待してあける。色は濃く、果実の香りたっぷり。だけど紙のような固さがあり、全体的に乾いた印象。味の幅は狭く、比較的単調。1500円〜1800円クラスのブルゴーニュとしては標準的な内容かもしれないが、単品価格は2300円〜2500円。期待した分がっかり。71点。京橋ワインでブルゴーニュ赤5本セット10778円(2016/12/5)。

 

 

12月8日

BRONZEAlpaca 2015/Valle Central(アルパカ/バレ・チェントラル)

カベルネとメルロのセパージュは黄金律なのかと思う。苦味となめらかさがうまく溶け合い、両者の種の中の甘い実のような果実味と渋みがバランスよく主張し合っている。フルボディーだけどチリ的過剰さはなく、口当たりがよいのでくいくいと飲める。単調なので飲み飽きるかなと思ったが、1本くらいはするりといけてします。72点。

 

12月4日

Clos des Chenes 2007/Volnay 1er Cru/ Chateau de Meursault(クロ・デ・シェーヌ/ヴォルネイ・プルミエ・クリュ/シャトー・ドゥ・ムルソー)

9年前のワインだけど、エッジはオレンジ色になりかけていて、古そうにみえる。だけど口に含むととても生き生きとしており若々しい。全体的にはボーヌらしい暗い味で赤錆やワキガの臭いなんかもあるワインだけど、果実味たっぷりでブルゴーニュの魅力を味わえる。80点。10月のうき袋でブルゴーニュ3本10800円。単品価格は6458円(2016/10/29)。

 

12月1日

Bila-Haut "Occultum Lapidem" 2013/Cotes du Roussillon Vilages Latour de France/M.Chapoutier(ビラ・オ・オクルトゥム・ラピデム/コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ラトゥール・ドゥ・フランス/シャプティエ)

まだ本調子じゃないし味もよくわからないけど、飲まないと寂しいので、元気になれそうなワインをあける。シラー、グルナッシュ、カリニャンという王道のセパージュ。南フランスらしい密度の濃い充実したワイン。きっと果実味たっぷりのジャム系の味を楽しめるつくりなのだろうけど、そこまで風邪から回復していなかったのが残念。76点(?)。京橋ワインで2786円(2016/10/16)。

 

11月28日

Domaine Trouillet 2014/Pouilly-Fuisse(ドメーヌ・トルイエ/ピュイイ・フュイッセ)

帰国の飛行機で1杯だけ飲みました。風邪がひどくなり、鼻は効かず、味はほとんどわからない状態。だけどワインを全く頼まないのはもったいないので、意地でいただいた。けど、1杯を飲み干すのが辛い。ワインはきっと香り豊かだったのだろうけど・・・。

11月26日

Cabernet Premium 2015/Yubileinaya (カベルネ ・プレミウム/ユビレイナヤ)

ロシアはクラスノダールの赤。カベルネらしからぬキャラメルのような甘さがあり、それも完熟からくるというより、人工的な添加物由来のよう雰囲気。全体的にゆるく、おすすめできない。アルヒーポヴァからいただいて、ホテルでちびちび飲んでいたもの。62点。

 

11月25日

BRONZEChateau de Marjolet "Laudun" 2014/Cotes du Rhone Villages/Laurent Pontaud (シャトー・ドゥ・マルジョレ・ロダン/コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ/ロラン・ポント)

その後、不覚にも風邪をひいてしまう。寒かったからではなく、暖かすぎたから。冬のロシアでは室温が基本25度以上なので、外に出ても身体が芯から温まっているため寒さを感じることがほとんどない。逆に、それだけ暖房の出力が強いということでもあり、今回のように外気温がさほど低くないと、部屋の中が極端に乾燥する。それで喉をやられてしまった。ということで、久々のワイン。リストにロシア産を探したが見当たらず、グルジアを飲もうと思ったら友達にリスキーだと窘められ、結局ローヌ。正直なところ鼻がよく効かなかったのでよくわからないが、さほど重くなく、赤い実の果実を味わえる、さっぱりしたワイン。75点。Park Kulturyから徒歩7分ほどのワインバーdom 12でフリストフォロフにおごってもらう。

11月19日

NOTEDostoinyi Premium 2015/Yubileinaya(ダストイヌィ ・プレミウム/ユビレイナヤ)

2016年3月頃からレフカディヤをはじめとするロシア産の世界市場向けワインがお店にではじめていたが、今回はそれがさらに広がった。基本的には黒海沿岸クラスノダールのワイン。これは「価値ある(ダストイヌイ)」という名前の(多分)ロシア固有の品種。ユビレイナヤという作り手の手になる手摘みぶどうからつくられたもの。味ははっきりいえば焦点がぼやけている生ぬるいもの。だけど以前なら変に糖分を加えてごまかしていたところ、辛口で勝負しているので、将来にむけて期待したいと思います。アンドレイ&ナターシャの家でごちそう。69点。

BRONZEChardonnay Premium 2015/Yubileinaya(シャルドネ ・プレミウム/ユビレイナヤ)

冷前菜、温前菜をたくさんいただき、メインはヴォルガ川から生きたまま連れてきたザリガニを塩茹でしたもの。なので白ワインをいただく。シャルドネといってもエキゾチックで、蜂蜜の香りがするうえに、ほんのりと甘い。もちろん酸味もあるけれど、そのほかの要素とうまくからみあい、酸がたっていないという珍しいもの。アンドレイ&ナターシャの家でごちそう。73点。

 

11月18日

11月18日から28日までモスクワへ出張に行ってました。比較的暖かい毎日で、朝は夜は-7度くらいだけど、昼は-1度、時には+1度くらいまであがり、雪が一部とけて歩きにくかったです。ツイッターでつぶやいたとおり。昼はしっかり仕事をして、夜はコンサート4回、オペラ1回楽しみました。生活はだいぶ便利になっており、人々の生活は物質的にも精神的にもとても豊か。「ロシアは日本の経済支援を待っている」なんていう誤った情報かつ上から目線の態度で臨むと、日本外交は過去30年と同様、成果を出せないでしょう。

BRONZECharles Heidsieck Brut Reserve/Champagne(シャルル・エドシック・ブリュット・レゼルヴ/シャンパーニュ)

本日からモスクワ出張で、行きの飛行機で出されたシャンパーニュ。大手有名どころらしくなく、バランスよりも個性を追求するタイプ。リンゴとはちみつの香りがたっぷり出てきたので、大いに期待しながら口に含むと、ブリュットがいきすぎて口のなかが一面酸味でいっぱいに。ざらざら感やビールっぽい苦味と酸味がからみあい、飲んでて楽しくない。といいつつ、結局食事はこれ一本で通したので、魅力があることは確か。74点。

BRONZEFanagoria NR 2015/Cabernet(ファナゴリア/カベルネ)

ホテルでのウエルカムドリンク。200ml瓶の赤。見たことのないボトル。スペインのようなまったりさ、チリのような濃さを感じるけれど、さほど凝縮感はない。と思って裏ラベルをみると、なんとロシアはクラスノダール産。なるほど。カベルネというよりメルロのようななめらかさが優しくていい。72点。モスクワのブルースホテルで。

11月15日

BRONZELibertas Merlot 2014 /Western Cape(リベルタス・メルロ/ウエスタン・ケープ)

大柄で味は単調だけど、よく熟したぶどうを使っているのか薄っぺらくないので、それなりに楽しめる。梅のような香りがすこしあり、甘酸っぱい酸味がおいしい。シラーズでも入っているのかと思ったけれど、そのような記載はありませんでした。71点。うきうきワインの玉手箱で753円(2016/10/29)。

 

11月12日

SILVERLes Fiefs de Lagrange 2013/Saint Julien(レ・フィエフ・ドゥ・ラグランジュ/サンジュリアン)

早いかなと思いつつ開けてしまう。早めの飲み頃。表層はとても柔らかく、飲みやすい。構造はちみつ、骨格はしっかり、酒質は柔軟。リコリス、西洋杉、ラム酒、黒ベリーなど香りが次々にでてくる。中核に進むにつれ固さは残っていてよく熟しているとはいえないけれど、いまはいまで若さを楽しめる。80点。 ヴェリタスで1980円(2016/9/25)。まるで10年前の値段なので、もう一本買いました。

 

11月10日

NOTECoteaux Bourguignons 2012/Louis Jadot(コート・ブルギニョン/ルイ・ジャド)

コート・ブルギニョンは2011年にできたAOC.飲んだ感じではパストゥグランに似ている。パストゥはピノとガメイのブレンド比率が決まっているのに対し、こちらは自由で、ピノ100%とかガメイ100%もOKとのことです。ちなみに、ボジョレのようなイチゴのニュアンスはありません。色は廉価版ブルゴーニュにしてはそれなりに深いけれど、色からはブレンドの比率はわかりません。香りは、果実の甘さや蜂蜜、ラム酒を思わせる心地よいものだけど、味は苦味と酸味が五分五分くらい。酸っぱいワインにならないよう最大限努力しました!ということがよくわかります。ブルゴーニュ高騰の折「ルイ・ジャドのワインをこの値段で飲めるのはありがたい」と思えるか否かでこのワインを買う/買わないが決まる感じです。70点。うきうきワインの玉手箱で1274円(2016/10/29)。

 

11月8日

BRONZEChateau Cap de Faugeres 2013/Castillon Cotes de Bordeaux(シャトー・カプ・ドゥ・フォジェール/カスティヨン・コート・ドゥ・ボルドー)

いまさらながら確認してみると、サンテミリオンのさらに東のAOC.だからなのか、メルロが多めだからか、なめらかでプルーンや黒ベリーをにつめたジャムのニュアンスが優勢。以前はもっと泥臭かったような記憶があるが、これは骨格がしっかりしており洗練された雰囲気。だからサンテミリオン・グランクリュとくらべても、上位に来そうな感じ。2000円クラスの優良ボルドー。75点。ヴェリタスで1688円(2016/9/25)。

 

11月6日

BRONZEHappy Dragon 2013/Pinotage/Shiraz(ハッピー・ドラゴン/ピノタージュ/シラーズ)

ヴィンテージ違いは飲んだことのある南アフリカの赤。名前やラベルは安っぽいけれど、ワインは真面目に作られており好感がもてる。オーストラリアのシラーズを思わせるザクロや梅の果実味がたっぷりで、ヴォリュームもたっぷり。ピノタージュとのブレンドのおかげかまろやかで飲みやすい。味が一本調子で単調だけど、税込800円以下なのでそこまで要求するのは酷。74点。ヴェリタスで799円(2016/9/25)。

 

11月4日

NOTEPixide 2013/Ribera del Duero(ピシデ/リベラ・デル・ドゥエロ)

一口飲んで「テンプラニーヨ」とわかるタンニンと果実味。これならブラインドでもリオハだと言い当てられるなぁと思いボトルを見るとリベラ・デル・ドゥエロでした。そうとわかって飲むと厚みのある煮詰めたプルーンのニュアンスが感じられ・・ということで、味だけで品種を当てるのは私には無理だし、情報があればあるで、判断が流されてしまうことを再認識させてくれたワインでした。ワインそのものは厚いけれど荒く素朴。もっと果実の甘さがあればいいのになと思いました。71点。京橋ワインで1447円(2016/10/16)。

 

11月2日

NOTESearidge Pinot Noir 2013/Napa(シーリッジ・ピノ・ノワール/ナパ)

カリフォルニアのピノ・ノワール。アメリカワインの品質は値段に素直に正比例すると聞いたことがあるが、まさにそんな感じ。おいしい部分は上級ワインに使ってしまった後のしぼり滓みたい。味は薄く、ピノノワールっぽい要素は部分部分にはあるのかもしれないけれど、それをつなぎあわせてもピノにならない。カリフォルニアの太陽はどこへいったというほど痩せている。というわけでこのワインはガッカリで厳しく書いたけれど、最近チリやスペインの3桁ワインのレヴェルが上がっているので期待しすぎちゃった点もあります。65点。京橋ワインで950円(2016/5/8)。

 

10月29日

BRONZEAurego 2014/Albarino/Rias Baixas(アウレゴ/アルバリーニョ/リアス・バイシャス)

スペインの白。ヴィンテージ違いを何回か飲んだことがあり、トロピカルフルーツ系の雰囲気のなかでリンゴ味がでてくるところが特徴のワイン。今回も基本的に味の傾向は同じだけど、ヴィンテージが悪いのか全体的に弱い印象。こういう味の白は合わせて食べるものによっては出しゃばりすぎることがあるので、食事のお供として飲むにはこれくらいがいいのかもしれない。73点。京橋ワインで1620円(2016/5/8)。

 

10月26日

本日から1泊で松江に研究室旅行。だけど二次会のために用意したワインを持参し忘れてしまったので、以前フーリエを購入した松江市内の酒屋で急遽購入。こういう時には安心のコノスル。ちなみに昼は学生の要望で「ふなつ」へ。お店おすすめの舞茸天婦羅そば(950円)を食べる。その後「玉造温泉ゆーゆ」会議室で卒論中間発表会をおこない(13時-18時まで18人が報告)、夜は近くの紺屋に宿泊。

BRONZEBicicleta Chardonnay 2015/Cono Sur(ビシクレタ・シャルドネ/コノ・スル)

抜群のバランス。チリにしてはあまり濃くない。ほどほどの酸味があり、少しレモンやトロピカルフルーツのニュアンスも。こういうシチュエーションでは十分です。73点。酒ゴリラ松江学園通り店で838円(2016/10/26)。

BRONZEReserva Especial Pinot Noir 2013/Cono Sur(レセルバ・エスペシアル・ピノ・ノワール/コノ・スル)

赤はビシクレタと迷ったけれど、格上のレセルバにする。ダークチェリーやいちご、樽、ベーコンと次々の香りがでてくる。ゆっくり味わって飲むことで楽しめるような複雑な作り。ビシクレタより深く骨格もしっかりしているような気がする。(でも実際にはブラインドで同時に飲んでくらべてみないとわかりません)。76点。酒ゴリラ松江学園通り店で1219円(2016/10/26)。

 

10月23日

SILVERBeaune 2014/Domaine du Clos Saint-Philibert(ボーヌ/ドメーヌ・デュ・クロ・サン・フィリベール)

フランスからのお土産。若いボーヌはどんな感じかなと思ったら、とても外向的。それでもボーヌだからか色は薄い赤紫ではなく、暗めのガーネット。味は果実中心だけど甘酸っぱいイチゴ系ではなく、土の香りが混ざったブラックベリー系。ニュイとボーヌの良さがうまくミックスされていて、重みもあり飲み頃。ちなみに、マコン・グランヴァン・コンクールで銅賞。このコンクールの金賞はもっと凄いのかな?80点。ミシェル&ミカイルから。

 

10月22日

BRONZEComtesse de Rinken Brut Rose/Charles Sparr(コンテス・ドゥ・ランケン/シャルル・スパール)

リピートワインです(前に飲んだのはここここ)。今回も変わらずのおいしさ。泡がとてもクリーミーで、ロゼらしい赤い実の果実味がよく効いている。シャンパーニュに似たふくよかさもあります。残念ながら販売店も在庫切れ。79点。ヴェリタスで セール特価588円(2016/6/19)。もっと買っておけばよかったと激しく後悔です。

 

10月20日

BRONZEChateau Les Amoureuses 2014/La Barbare/Cotes du Rhone(シャトー・レ・ザムルーズ/ラ・バルバール/コート・デュ・ローヌ)

光弘さんのサイトで評判が高かったので購入したワイン。シラーとグルナッシュがあり、今回飲んだのは前者。なるほど…!という感じ。ローヌらしい濃く深い果実味の塊が柔らかく、後味にほんのりとした甘みが残る。若いローヌなのにキツい感じはせずエキスとヴォリュームのバランスがとてもいいからか、前半はするすると飲める。飲み始めた時の印象が一番よく、後半にはしっかりめの味に慣れてしまう。78点。京橋ワインで2280円(2016/7/18)。

 

10月18日

BRONZEChateau Mourgues du Gres "Les Galets Rouges" 2007/Costieres de Nimes(シャトー・ムルグ・デュ・グレ・レ・ガレ・ルージュ/コスティエール・ドゥ・ニム)

ローヌのワインを飲みたいと思ってあける。シラーとグルナッシュ。10年近くたっているのに色は濃い赤紫で若々しい。やや過剰なくらいの果実のエキス。赤い果実の羊羹みたいでもそれがなめらかで、スパイスは逆に控えめなのでとても飲みやすい。その日の気分、期待に応えてくれたワイン。76点。ヴェリタスで1180円(2016/9/25)。

 

10月16日

ミシェルとミカイルが仕事を終えて1週間ぶりに家に戻ってきたのでお疲れさまの宴。日本に来たフランス人にフランスワインを出すのは粋じゃないので、チリとロシアのワインを出しました。

NOTEUnduraga Rose(ウンドゥラガ・ロゼ)

まずは乾杯ということでチリのロゼ。随分前に購入して冷蔵庫で保存していたのだけど、開けると盛大に吹きこぼれる。あららと思いつつ、こぼれたワインをふいていると「フランスでは吹きこぼれはめでたいことだ」というので(本当か?)気をとりなおして稽古。人工的な赤色が強いロゼ。少し赤い実の香りがするが味はブリュットでそれ以上でもそれ以下でもない。乾杯用という役目はちゃんと果たしてくれました。69点。京橋ワインで1180円(2016/8/14)。

BRONZEУсадьба Маркотх 2013/Кюве No.1 Резерв (ウサジバ・マルコトフ/キュヴェ・ノーメル・アジン・レゼルヴ)

赤は超レアモノ。ロシアはクラスノダールの赤ワイン。カベルネ・ソヴィニョン、メルロ、カベルネ・フランというセパージュのボルドーブレンドでアルコールは14%。香りは微妙ながら果実味たっぷり。エキスたっぷりな割にボディーはやや軽めなのでアンバランスではあるけれど、真面目につくったワインであることがよくわかる。セパージュ通りボルドー的で、縦の線が揃っている。ミシェルは「ロシアにも太陽がいっぱいなんだね」と言って何杯もお代わりをしていた。コスパや楽しめるワインかどうかという点ではまだまだながら、将来的な可能性は十分にあるとおもいます。74点。モスクワのВинотеки Grand cruで1290ルーブル(2016/2/29)。当時のレートで換算すると1935円。

 

10月14日

NOTEChateau Bernadotte 2006/Haut-Medoc(シャトー・ベルナドット/オ・メドック)

このシャトーを飲むのは約10年ぶり。その2006年産。全体的にオレンジ色になりかけで年月がたったことがわかる。ワインとしてはピークを越えており、飲み頃の終わりかけ。果実味はすっかり落ちて全体的に痩せた印象。革や樽系の香りではなく、西洋杉やリコリスだけどそれも弱い。食事のお供ならなんとかいけるけど、単体で飲むと少々辛い。70点。ヴェリタスで3本セット5380円(2016/9/25)。単品は2000円。

 

10月9日

NOTECharles Lafitte Rose Grande Cuvee/Tours sur Marne/Champagne(シャルル・ラフィット・ロゼ・グランド・キュヴェ/トゥール・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)

フランス人とスロヴァキア人の友達がわが家に泊まりに来て、もってきてくれたお土産。パリからドバイ経由でこちらに着くまで24時間以上かかったとのこと。冷やしてから飲もうと思ったけれど3年ぶり再会の乾杯用にということなのでそのままあける。と、コルクは威勢のいい音をたて、泡がブクブクになりこぼれる。考えてみればボトルを揺らしまくりで、冷えてもいないのであたりまえの現象。結局1/4くらいこぼれてしまい、もったいなかった。というシチュエーションなので味は普通のカバみたいな感じ。でもいいんです。気持ちが嬉しいから。70点。ミシェルとミカエルのパリ土産。

 

10月7日

毎年恒例のワイン会。場所は恵比寿のマノワ。恒例の会なのでメンバーは高齢になってきた光弘さん、師範、磯子さん、とびさん、がぶさん、Shuzさんと私の7人。お店に用意していただいたのは、乾杯のシャンパーニュ、コース料理とチーズで、会費は込々で1人13000円。

SILVERJB Delalande/Celles sur Ource/Champagne(JB ドゥラランド/セル・スュル・ウルス/シャンパーニュ)

お店のオリジナルシャンパーニュ。ピノ75%、シャルドネ25%で、通常よりヴァン・ドゥ・レゼルヴが多めとのこと。イースト香がはっきり感じられ、続いてリンゴや白い花の香り。フレッシュなのにコクがあり、グミっぽい味。乾杯用というより、ゆっくりじっくり味わって飲みたい高品質かつ個性をもったシャンパーニュでした。83点。

SILVERChassagne-Montrachet 1er Cru "La Boudriotte" 2008/Blain-Gagnard(シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ラ・ブドリオット/ブラン・ガニャール)

白は師範から。はっきりくっきりした味。だけどなんと形容してよいのやら。師範はヨーグルトといっていたけれど、栗とクルミとべっこう飴にほんの少し重油をまぜたような感じ。酸味とか苦味とか渋みという言葉ではいい表せない不思議な感じで印象に残る。81点。

SILVERGevrey-Chambertin 1er Cru "Cherbaudes" Vieilles Vignes 2007/Fourrier(ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・シェルボード・ヴィエイユ・ヴィーニュ/フーリエ)

私が持っていったもの。松江へ行った時、用務先近くのワイン屋にはいると、いまどき珍しく掘り出し物価格でこれを見つけたので衝動買い。2007年はあまり良い年と言われないし、寝かし過ぎると若い者好きのメンバーの不興を買うのでそろそろ飲み頃かな?と思って持参したけれど・・・。色は普段ACブルしか飲んでいない身にとってはかなり濃い赤紫。だけど明らかに早すぎ、というかちょうど閉じている時期でした。硬くて収斂性があり、香りもあまりたたない。飲んでまずくはないけれど、もっとたくさんの香りで楽しませて欲しかったし、色も華やかめのルビーを期待していただけに少し残念でした。80点。酒のゴリラ松江学園店で10285円(2014/8/5)。京屋酒店の名前でネット販売もしているようです。

SILVERCharmes Chambertin 2007/Dujac(シャルム・シャンベルタン/デュジャック)

Shuzさんは私に合わせて2007年のブルゴーニュをもってきてくれました。しかもデュジャックの特級。毎年ありがたいことです。で、どうかな?と比較しながら飲むと、とてもよく似ている。こちらの方は香りが早くから立ち、樽の焦がした煙っぽさのなかからチェリーや黒いベリー、土っぽい松茸の香りが感じられる。ただ後が続かず、香りにウットリというところまではいかない。こちらも閉じ気味なのか、本来ならある華やかさがあまり感じられなかった。チーズに合わせて飲めばまた違った印象だったかも。84点。

SILVEROreno 2000/Tenuta Sette Ponti(オレノ/テヌータ・セッテ・ポンティ)

いわゆるスーパートスカーナの1本だそうです。カベルネとメルロ中心のボルドーブレンド。味もボルドー右岸にそっくりで、メルロのなめらかさとまったりさがおいしく、サンジョヴェーゼが20%ある分だけイタリア的な明るさも感じられる。熟成感もインパクトもあり、ボルドーとイタリアのいいとこ取りに成功したワイン。85点。磯子さんから。

SILVERBrunello di Montalcino 2009/La Lecciaia(ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ/ラ・レッチャイア)

イタリア対決2本めはとびさんから。同じトスカーナでもこちらはサンジョヴェーゼ100%とのこと。上のワインとくらべると少し軽めで飲みやすい。若いながらも飲み頃で、チェリーやいちごの香りがばんばん出てきます。はじめから終わりまで高いトーンが続く元気なワインでした。82点。

SILVERChateau Boyd Cantenac 2004/Margaux(シャトー・ボイド・カントナック/マルゴー)

光弘さんからは師範が飲んだことのないボルドー特級ということで、本年はこちら。カントナックは地名なのでこの名のついたワインは他にもあるけれど、ゴールドのラベルが共通しています。カベルネ中心で樽、なめし革、西洋杉などお約束の香り。オレノと比べてみるとよく似ているけれど、こちらの方が少し強面。飲み頃で状態もよく、抜群の安定感でした。85点。フランス人のミシェルに確認したけれど、"Boyd"はそのまま「ボイド」と発音するそうです

SILVERChateau d’Yquem 71/Sauternes(シャトー・ディケム/ソーテルヌ)

本日のメイン。フォアグラ料理とデザートと2回に分けて提供されました。きれいな飴色になるほど熟成されたイケムを飲む経験に恵まれることがあるとは夢にも思っていませんでした。持参されたがぶさんに足を向けて眠れません。普通のソーテルヌにあるような桃やパイナップルのようなネクタールっぽいねっとり感はなく、全くの別物。長い年月で粘性が削げ落ち、酸味も溶け込んで、もちろん甘さはあるけれどシェリーや辛口白ワインに移行しつつあるような味。シャトーディケムにお招ばれで行くと前菜からこのワインがサーヴされるというが、なんとなく納得。今回はフォアグラとデザートに合わせて飲んだけれど、生魚以外ならどんな料理にも合わせられる柔軟さと、どんな料理にも負けない個性と芯をもっている。貴重な経験をさせてもらいました。85点。

今回のレストランでは料理はテンポよく次々とでてきたのでいつもより早めにお開きになりましたが、質量ともに満足できるもので、お腹いっぱい。幹事の光弘さんはじめ、おいしいワインと楽しいお話を提供してくれたみなさんに今年も感謝です。また来年(もしかしたら半年後?)よろしくお願いします。

 

10月6日

BRONZEPharos Crianza 2009/Rioja(ファロス・クリアンサ/リオハ)

ファロス3兄弟の真ん中。切れ味がよく小粒なワイン。だけど、ぶどうの味がたっぷり感じられるのが特徴で、エキスがたっぷり。リオハなのに、しょうゆというより果実味。チョコレートっぽい苦味もある。ワイン単体で飲むより、そこそこ(ミシュラン1つ星レヴェル)のレストランで料理のアテとして飲むと引き立つタイプ。76点。ワイナリー和泉屋で2138円(2016/9/11)。地味だけど、値段分の価値はある。

 

10月5日

BRONZELe Haut-Medoc de Maucaillou 2013/Haut-Medoc(ル・オ・メドック・ドゥ・モーカイユ/オ・メドック)

モーカイユのセカンド。ラベルの柄はすっきりとスタイリッシュ。また、キャップシールもがんばっている。それはともかく、抜栓すると、ヴァニラ、花系の香水、セメンダインに赤い実が加わった感じのそこそこ心地よい香り。飲んでみると収斂性がたっぷり。3年だっているのでもう飲めるでしょと勝手に判断したのが間違い。早すぎ。仮にもオ・メドックだし。といってもタンニンギシギシではないし、熟成するポテンシャルがそれほどある感じでもない。デキャンタすれば今でもおいしく飲めたかも。73点。ヴェリタスで3本セット5380円(2016/9/25)。単品は1771円。

 

10月2日

NOTEMontes Alpha Merlot 2012/Aconcagua Coast(モンテス・アルファ・メルロ/アコンカガ・コースト)

チョコレート、ヴァニラ、ヨーグルトミルク(?)、野生の草、アルコールの香り。口に含んでもアルコールがバンバン前にでてきて、後味がほんのりと甘い。チリらしくヴォリューミーだけど過剰なほどではないし、なめらかでそこそこの複雑さがある。だけどメルロのワインというより、チリのワイン。飲んでいて楽しくなかった。71点。エノテカで1900円(2016/8/29)。

 

 

 

 


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