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4月24日「ローラーボール」
中央アジアの炭鉱のムラの真ん中に作られた会場。そこで行なわれるのは「ローラーボール」。 全世界に中継して一躍喝采を浴びる。 プレーが過激になり、事故が起きればどんどんあがる視聴率。
ジョナサンは、プロテクトをつけずに見事なスピードでプレイする人気スター。チームメイトの事故をきっかけに、 試合中に行なわれる事故の裏にしくまれたものを察知する。 その相手は、チームオーナー。それは、危険な賭けでもあった。

はっげし!!かったぁ・・・。体にすごい力はいっちゃいましたねぇ。しょっぱなから、 坂道をボードのようなもので駆け下りる映像・・・。自分がそれにのってるような気分にさせる カメラワークでしんどかったぁ・・(笑)。
「ローラーボール」って本当にあるのでしょうか。アイスホッケーとフットボールを足したようなもので、 ローラースケートを履いた選手と、バイクで走る選手が入り乱れて、1つのボールをゴールに入れる。 かなり危険なスポーツでした。そして、それにお金をかけているんですよねぇ・・。 札束がびらびら動くさまはものすごい。
ジョナサンの俳優さんは、ポスト・キアヌだそうで・・・なかなか精悍なお顔の持ち主でかっこよかったです。 チームメイトでバイクに跨っていたオーロラの女優さんがかっこよかったなぁ・・・すごいお化粧で、きっと 素顔みてもわからないだろうけど。
ジャン・レノは・・・予告みてる時にゃこの映画でこの人は何をするんだ?と思っていたのですが、 存在感抜群で、悪役を演じきってましたね。むっちゃやなやつでした(笑)。
このおっちゃん、だまっていると渋いのに しゃべると(インタビューみてるとよくしゃべる人みたい)、スケベな感じがしていたのだけど(笑)。その雰囲気が 爆発です。
全世界に、中継させてこの競技を自分の手のなかで転がす。視聴率のためなら少々の怪我や死亡事故は、 なんてことないってやつ。ラストはカーンとやられて・・・気持ちよかった。

鳴りつづけるヘビメタ系の音楽にのせて行なわれる試合。すごく怖いのだけど、エキサイトする気持ちもすごく分かる。
映画だって、競技以上に激しすぎて疲れるし、 こういうびっくりさせるような音やスピード感、乱闘シーン のあるものって怖くてたまらなかったんだけど、最近嫌じゃなくなってきてるな(笑)。 このスピード感と迫力がクセになってるかしらん?

4月23日「突入せよ!「あさま山荘」事件」
1972年2月19日、長野県軽井沢の「あさま山荘」に、連合赤軍の兵士5名が篭城した。 人質は、管理人夫婦の妻。人質救出を第一目的として、警察は動く。

連合赤軍とはなんぞや・・・そんな説明もなく話は進んでいく。映画を見る人は知っているであろうと周知の事実として とらえているのかもしれないが、この話の中心が事件ではなく、 助けようとして、がんばった男たちの話だっていうことを現わしているのかもしれない。
途中で、佐々(役所さんが演じる主人公)が敵は、テロリストじゃないみたいなことを言うが、 みていても、警視庁vs長野県警という感じ。
よくもまあ、この一大事に意地の張り合いを・・・と、あきれてしまうことしばしば。 そういうのが半分ぐらいを占めるんだな、この映画。それでなくても、ここ最近、TVをつけりゃ政治家が、 足の引っ張り合いをしてなんだかなぁ・・・なんで、正直いい気分じゃない。 笑わせていただいたが。・・・
歴史に残る事件で、当時TVを見ていた人には忘れられない事件のようなんだけど、30年経って、 みてみると、今ならもっとすんなり解決してしまうだろうなと思ってしまうのがつらい。
機器や、装備の進歩が進んだ今、細粒ガスか水放射かで悩む必要もないだろうし、 無線のことで喧嘩することもないだろう。クレーン車が止まらなければ、あそこまでの大惨事にはならなかったかもしれないし・・・ なんてね。
妙に冷静にみてしまったので、出演者がづらづらと名の売れてる人がでてくるのも、気がちって仕方がない。 外国の映画なら、主要人物のみに集中できるのは、他の人をあまり知らないからだなぁ。
犯人グループひとりの母親にもたいまさこさん・・・コミカルなイメージありすぎて・・・^_^;。 涙ながらに切々と訴えるのだけど。。うーん。
役所さんは柔軟な頭の回転の速い力強い男を演じていた。真っ直ぐではなく、横からも責めていける ところが、ああう大舞台では必要になるのだろうなぁ、それと、普段からの信頼性・・・

人質となった人は、助かっても一生背負っていくのだろうなぁ・・なんて台詞もあったが、 この映画をみて何を思うのかな。それと、どこまで脚色してあるのかは分からないけど・・・ かなり、けちょんけちょんに描かれてる人もいて・・・まだ生きてるんだろなぁ。。。とちょっと心配してしまった(笑)。
引き戸の玄関や黒電話が懐かしかったなぁ。「カップヌードル」食べてたよ。

4月22日「アトランティスのこころ」
スティーブン・キング原作の同名小説の映画化。スティーブン・キングは、見えないところであるものを きっと信じているのだろうなぁ・・・と思う。
ボビーが11歳の頃の忘れられない思い出は、田舎の家の2階にテッドという老人がやってきたことから はじまった。とても謎めいるテッドと過ごすうちに、ボビーもまた 不思議な体験をする。

なんでもお見通しのようなテッドがやってきて、行ってしまうまでのひと夏の思い出。はやい話が超能力者のため 秘密組織に追われているんだなテッドは。しかし、サスペンス的な緊迫感よりも、 ガールフレンドのキャロルとのかわいらしい恋などがあったせいか、 優しくて、なつかしいにおいのする映画だった。
デットはアンソニー・ホプキンス。ハンニバルといいなんだかえたいの知れない役がはまっていて、 この人の若い時を想像することができない。なんか、このままの形で どこかからやってきた人物のよう(笑)。
ボビーの少年は、今とっても売れっ子らしいが、まん丸とした目かくりくり動いて、ほんとうにかわいい。 台詞が無い部分でも、微妙な心の動きが感じられてすごいなぁと思った。ちょっとでてるお腹も愛嬌があるしねぇ(^^)。

1960年代が舞台だそう。カーニバルのシーンなどは再現するのに当時の遊戯具などをさがすのが、 大変だったと、解説があり、ほんの少しのシーンなんだけどとおっしゃっていたが、 この映画の中ではこのシーンはとても重要だと思う。その、観覧車の上でかわしたファーストキスは、 テッドが言うとおり、その後ずっとくらべて、ずっと思い出すものなのだろうなぁ。
アメリカの田舎で思い浮かべる少年少女ってこういうのだろうなぁと思う感じに表現されていて、 日本で、自分が体験したことはないという人でも、田舎のたんぼの風景の中で、 子供が、麦わら帽子なんぞかぶって、どろだらけになって遊んでいる映像をみるのと同じように、 きっと、向こうの人は懐かしいなぁ〜ってみていたのじゃないかな。
そーいえば「エデンの東」にもああいう形の観覧車がでてきていたような気がする。日本の観覧車って屋根の無いものって 少ないと思うのだけど・・・昔はどうだったのだろう。

4月19日「舞踊劇「オルフェウスの告白」」
舘形比呂一、佐々木大両氏によるデュオプレイです。
海幸彦、山幸彦の伝説よりという副題がついているので、 最初はギリシャ神話を日本に置き換えたものなのかと思いましたが、 これは、海幸彦の物語をギリシャ神話に置き換えたものなのかな。 と見終わって思います。どちらにしろ結末は少々えぐかったりしますから^^;
いつものタテさんの公演よりは、筋書きがはっきりとしていて、先にあらすじを読んでから見て、終わってらか らもう一度読むと、一応の理解はできましたねぇ(笑)。まあ、踊りでの表現というのはファジーなんで、 深く考えないである程度感じられるぐらいでいいのでしょう。
詩や音楽を愛するオルフェウスにタテさん、自然と酒を愛するディオニソスに大さん、 これは持ち味そのままの設定。
前回の「ニ短調〜白鳥の歌〜」と構成、振り付けが同じということで、舞台のつくりなんかは似ていたかな。
最初は、いつものように?タテさんの動くのをじっと待つ観客・・という構図ではじまりました。 竹林の中でどうやら蘇生したご様子。脱皮という表現が相変わらずリアル。
白い衣装のオルフェウスに対して、ディオニソスは、肉体的な雰囲気。 大さんの筋肉美が・・・(^^ゞ。竪琴を手にもってかざしていると、山羊座だかおひつじ座だかを思い出すのだが、 そういう話にでてくるんかな?ディオニソスっていうのは。
前半は、交わるというよりも、対比するという感じの構成の中、 ジャンルの少し違うふたりの踊りはそれそれの個性が役柄と伴って浮き彫りにされていたような気がする。 大地を押しながらも跳躍する大さんと、空気の中で踊るタテさん。大さんのクラッシックのお仕事の舞台は、 ちょくちょく見ることもあるのですが、今回が一番かっこいいなぁと感じた。 オレンジ色のライトを後ろから浴びながら、上半身で踊るようなのあってそこが、前半では印象的なシーンです。
途中、祭りの踊りがありまして・・・
なぜかターバン姿^_^;。タテさんいまいち似合ってなくて・・・(失礼)。またすごい笑顔で踊るコミカルなものだから、 いやぁ・・・めずらしいものみたって気がしました(笑)。 お互いの顔見合わせて、おどってるんだもん。

そんな風に仲良く踊っていた2人なんですが、オルフェイスがなくした竪琴を実はディオニソスが持っていたことを知り、 2人は決別します。
後半は戦いの踊りのような激しいもので見ているほうも息を呑んでしまう。
最初は、ディオニソスがオルフェイスを攻めてるんですよ。竪琴を返してほしいと懇願してるらしく、 ディオニソスがいうにゃ、 「お前と俺の相違は、幻想ということだ。お前は神の幻想をみる芸術家だ。しかし俺は現実を作る芸術家だということだ。 お前は俺に従うべき!」(あらすじより)なんだそうですが、 さすがに、これを踊りで表現しているのを理解せよってほが無理です(笑)正直何がおこったんだぁ・・??と(笑)。 でも、迫力あって見入っちゃうんですよ。ことの結末も気になって・・ タテさんがのた打ち回ってるのは毎回のごとしですが、対象物かあると何かに・・とか・・・だろうなとかではない分、 分かりやすいっていえば分かりやすい。
そして、ディオニスがどうやら悔いているのかなぁと思うシーンがあったのですが、 ここで、タテさんがスカートをつけて女性の絵の描かれた セットの裏で踊っていて、ライトの加減でそれを映し出したり、消してしまったり。。。神秘的というか、 宗教画的な雰囲気がただよっていて、うわぁ・・と体がちょっとした興奮状態になってましたね。

一転して今度はオルフェイスの反撃?。これもまたすごい形相で・・・すごかった。 なぜにスカートはぎとって投げつける?なぜにそこで上半身裸になる?(笑)というツッコミをいれつつ よく体力がもつなぁという踊りで、このあたりになるとあっけにとられてた。
そして、ラストはディオニソスがオルフェイスの首を締めて・・・。この辺りに流れていたのが ラフマニノフのピアノ曲で、目の前で繰り広げられてる生々しさが、緩和されて物悲しいものに映りました。 その、シルエットが綺麗でねぇ・・・
この盛り上がりで終わりかと思ったのですが、 まだつづいていて(笑)。ラストの部分は気持ちを持たせるのに苦労したかな。

モダン畑(だよね?)のタテさんと、クラッシック畑の大さんがどんな風に融合するか・・これもたのしみのひとつでした。 大さんの踊りはやはりきっちりポジション入ってるぞって感じるし・・・ タテさんは内股だし(笑)←これは関係ないか。確かに形は違うけど・・違和感はなくはまっていた。 同じ怒ってても、タテさんの場合は”狂気”で、大さんは”恕”って雰囲気になるのも面白かった。 ディオニソスの言葉そのままデス。
あと、スカートを翻して踊ってるタテさん見ていて、これ女性じゃないからいいのだなぁと。 なまめかしい振りだったりするんが、非現実的で変にいやらしくない。不思議ですよねぇ。 こういう持ち味が彼の独自性なんだろなぁと改めて、思った。
性を超えた部分だからこそ感じる魅力っていうのでしょうか。これって宝塚の男役にも当てはまるんでしょね。
1時間半ぶっ通しの舞台で、かなりハードなんじゃないでしょうか、見る前は長く感じるかな?とも思いましたが、 後半の彼らのエネルギーに飲み込まれて、苦にならなかった。
音楽や装置、そしてライトの使い方なんかが素敵で、もう一度みてみたいかなと思わせる舞台でした。

4月14日「ロンサム・ウエスト-神の忘れたいたましい土地」
妙な話だったなぁ…と思う。シニカルな笑いっていうのでしょうか・・・
バウホールで、宝塚以外の芝居を(そーいやバレエならあるな^^;)見るのは初めてで、なーんとなく それも妙な気分だったな。

1幕、墓地の中にあるような家がセット。どんなにおどろしい物語かとおもいきや・・・><
アイルランドの片田舎が舞台。しかし、場所はどこでもいいような気がする(笑)。
兄弟で住んでいる一軒家。 その兄弟のの父親が死に葬式の夜から始まる。兄と神父が、帰って来るんだ。そして、牧師は嘆く、この宣教区で、殺人が2件と自殺が1件(だったかな)と・・牧師はどうやら、自分のふがいなさを嘆き、アル中のよう^^;。
そこに弟が帰ってきて…。
ボテトチップスは自分のものだとか、人の酒飲むなとか…etc。ケンカし始める はたからみるとかなりお馬鹿(--;)。。なケンカなのだが、ほっといたら殺し合いをしそうな雰囲気。 途中、お酒を売りにきた少女も入ってくるが、とりあえずはひたすら・・・いがみ合い。
そんなある日、友人のひとりが自殺する。それがきっかけで2人の父親の死の秘密が牧師にしれて・・・・

1幕終了時は、この兄弟が、ラストどーなるかっていう興味が一番だった(笑)。 というか、それしか興味をそそるものがなかったんだなぁ。
殺しあう血みどろで終わるか、人が変ったように仲良くなるか??
2幕の始めは一転して、牧師がふたりに宛てた手紙を残しして死んでしまうのだな。命かけて仲直りさせようっていうのか?と思うと、この牧師さんもかなり参っていたんだなぁ。お気の毒。
ふたりはさすがに、牧師を天国にいかせてあげようと、仲良くしようと試みる…。 試みて、過去のいたずらをわびていくのだが、いつしか暴露大会(笑)。いや、こんなすごいことやったのは俺だって いばりあい。
それがまた冗談抜きですさまじくって…笑うしかないぞ。

大の男ふたりが、ちまちましたことでののしりあう姿に笑い、そして、 一生懸命牧師のために、仲良くしようとする姿が妙にかわいくおかしかったりして・・・。
なんか、大人になりきれないおやじたちだったけど、「血」の濃さを感じましたねぇ・・・。 結局この兄弟は、ケンカすることでバランスを保っているのだろし、離れられない。 殺すぞと口では言っていても実際に殺しあうことは、めったなことではない・・はずなんだが・・・。 ラストまでみてると、この二人絶対に殺しあうぞぉ…と思ってしまうのであります。

この話、映画とかだったらもう少しおもしろかったかもなぁ〜なんてちょっと思った。 過去の暴露話とか、父親の死の辺りに緊迫感もたせたりするとメリハリつて笑えたかも(笑っていいのかは疑問だが)。
舞台だと、それが台詞で(それもケンカ越しで)延々とあるから…1幕はひたすらののしりあい、2幕はひたすら過去の過ちを暴露して悪さを競ってる姿では、少々たいくつになってくるから。
紅一点の小島聖ちゃんは、背が高くてむちゃくちゃほそくて・・・でも、昔の方が危ない色気があったなぁと。 はすっぱな口を聞いていても、神父のことを好きだったという少女らしさが、この話の救いでした。
出演:辻萬長、磯部勉、小島聖、横堀悦夫

4月5日「グラディスおばあさんの画廊」
グラディスおばあさんはNYの街角に小さな画廊を開いている。近くに住んでいてそこに毎日通ってくるのが 日課だ。そこに若い絵描きがやってきて、絵を置いてほしいという。 その絵が気に入ったのか、その青年が気に入ったのか・・・毎日とおくから車で通うという青年に、 画廊の隅の物置をつかって住んでもいいと言い出す。
少し耳が遠くて、人と話すのが大好きなおばあさんの晩年を、彼女の孫の視点でみた 舞台です。
出演:岩崎加奈子、大沢健、鷲尾真知子、花王おさむ、小林正寛

うーん^_^;。こんなに心が重くなる舞台も少ないですねぇ・・・。 最初は何度も何度もおなじことを繰り返す、おばあさんと、 それに一生懸命あいづちをうつ孫(青年です)の会話が、そこらへんに転がってそうな 雰囲気で、会場からも笑いがでていたのですが・・・そのうちに笑ってなんぞいられなくなって。
それが始まりで、そのあとだんだんと痴呆の症状がでてくるおばあさんと、その家族とのやりとりが 延々と続くんです。
それが、かなりリアルなんですよねぇ・・・舞台はNYなんですが、こればっかりはNYだろうが、 日本だろうが。。どこでもいっしょで^_^;とてもじゃないけど、物語だと思ってはみていられなかった。
娘とはもともとうまくいっていたのかいないのか微妙な関係で補聴器をつけても なかなかうまく聞こえないおばあさんに、イライラする気持ちがとてもよく伝わってきて、辛いんです。 どなっては、しかってはいけないことも分かっていながら、気持ちを爆発させて、そして それに対して罪悪感を持ってよけいに辛くなる・・・。
どんどんと壊れていく様子に戸惑いをかくせない孫の動揺も描かれていて・・・ 今は、元にもどって元気にしている祖母が、祖父と離れたショックから一時的に 壊れかけて、見えないものがみえていたことがあり、その時のことがよみがえってくるみたいでちょっといやでした。
途中「こんなに弱っていたことに気がつかなかった、いや気がつかないようにしていた」という 台詞がててくるのですが、わかるなぁ・・と思って^_^;。
とにかく、役者さんがうまいのか、脚本がうまいのか・・・リアルすぎちゃって、 少し、考えようっていう程度を超えていたのがいいのか悪いのか・・・とにかく ブルーな気分になってしまいました。
せめてどこかで、おばあさんの気持ちと娘の気持ちがひとつになるとか・・ 不自然であっても、作り話ぽくなってもいいから、 救いがほしかったなぁ・・・

4月3日「バタフライはフリー」
ドンは一人暮らしを始めた。母親は反対しているがとりあえず2ヶ月という条件付。 となりに引っ越してきたジルは19歳でバツイチ。名前も知らなかったふたりが、ひょんなきっかけで話すように なりそのまま恋に落ちちゃった。
2ヵ月後に来る約束の母親が突如やってきた・・・その時ふたりは下着姿^^;
ラストはとってもHappyで(^.^)。とってもかわいらしいラブストーリーだった。 いいなぁ・・若いって(笑)
出演は、 井上芳雄、高橋由美子、山賀教弘、范文雀

4人の出演者なんですが、板の上にのっているのは殆どが二人。たった1日の出来事をシンプルに描いてました。
主人公ドンは、生まれつき目が見えなくて、過保護になっている母親から脱皮しょうとしている年頃。 演じる井上くんは、背が高くてみるからに好青年。目が見えないことを除けば、ごくごく普通の 青年を演じていた。ドンが作ったという歌が劇中に何度も流れるが、ソフトな歌声でここちよい。
席が遠かったので、目が見える見えないって細かいことはよくわからなかったけど、 彼の夢見るハートや、ジルに恋する心は伝わってきてほほえましくってしゃーなかったぞ。
ジルは、明るくてキュート。映画化されたときには、ゴールディ・ホーンがやっていたと聞けばナルホドと思うような役。
高橋由美子ちゃんは、はすっぱな口をききつつも、本来の純な部分が見え隠れして、 ジルの心の中のまっすぐさが感じられ、無理なくかわいいなぁと思えた。
ポンポンといいにくいことを口にしちゃう素直さと、何を言っても憎めないキャラクターが、 自分のもとで暮らすのが一番だと思いこんでいる母親の気持ちを変えるのだけど、それだけの存在と言葉がありましたね。
かなーりしゃべるんですよねぇ、このジル(笑)。 それもはや口で・・すごい量の台詞なんじゃないかしらん。役者って大変だ(^^ゞ
母と息子と、その二人の思いの違い・・・。ぶつかりあうことで、みえなかった部分、見せなかった部分を理解していく様子が、 コメディの中にしっかりあって(かなり笑わせていただいたし)、なかなかいい舞台だったな。
そして、困ったことにまた一人暮らし願望がふつふつと・・・^^;

4月2日「サウンド・オブ・サイレンス」
精神科医のネイサンが友人の医師に受け渡された患者エリザベスは、少女の頃に父親の死を目撃してから、 他人に心を閉ざしたままだった。
エリザベスに会って間もなく、8歳の一人娘が誘拐された。 犯人の出した条件は「エリザベスから6桁の数字を聞き出すこと」「タイムリミットは午後5時」「誰にも知らせないこと」。
ネイサンは、エリザベスから数字を聞きだそうと必死になる。

おもしろかったです。どうふうにしてエリザベスから数字を聞き出すか? その数字の謎?犯人は何者か?そして、エリザベスの心の動き。
いろんな部分でひきつけて最後まで突っ走ってくれました。
最初に繰り広げらける10年前の強盗事件、犯人の顔をちゃんとみていれば、その強盗事件と、 少女の関係はわかるのだけど、数人いる犯人のうちの重要なとこ見逃していたらしく、最初はちょっと?状態でした。
感謝祭の騒ぎの裏で、必死に娘を助け出そうと、 誰とも口をきこうとしない、人に肌をさわらせない少女が、何かに怯えていることを察して、 あせりながらもぶつかっていく様子は危機迫るものがあり、すごかった。
ネイサンの妻は足を骨折していてベッドの上なんですが、その身動きできないっていう状況は、 ずっと誰かに監視されているという恐怖を増大させてくれるし、誘拐された娘はすごく賢くて、 自分で抜出そうとするので、こちらの様子も見逃せない。

マイケル・ダグラスは、ちょっと老けたけど(笑)、低音がたまらんぐらいかっこよくて、 かなり強引にいろんなこともやってくれますが、デキル医師の切れた様子(どんなん?)がよかった。
エリザベスは、ブリタニー・マーフィ、いっちゃってる目もすごかったけど、エリザベスの中で一段落したころに こわごわネイサンの娘に近づいていく様子が上手かった。
ちらっと一瞬デビット・モースが映ったような気がしたのですが・・・気になってます。
息のつけない展開に、のめりこむようにみてしまった映画で、サスペンス好きの人にはお勧め♪。

過去のDiary
97’10.23〜12.30/☆98’1.3〜3.30/ ☆98' 4.5〜5.30
98' 6.7〜7.28/ ☆98’7.29〜8.30/ ☆98’9.1〜10.30
98’11.1〜11.29/ ☆98’12.4〜12.31/ ☆99’1.4〜1.30
99’2.3〜2.26/ ☆99’3.3〜3.29/ ☆99’4.7〜4.27
99’5.2〜5.31/ ☆99’6.5〜6.25/ ☆99’7.4〜7.30
99’8.1〜8.24/ ☆99’9.4〜9.29/ ☆99’10.2〜10.29
99’11.5〜11.27/ ☆99’12.2〜12.31/ ☆2000.1.1〜1.31
2000’2.1〜2.29/ ☆2000.3.4〜3.31/ ☆2000.4.1〜4.30
2000’5.1〜5.30/ ☆2000.6.5〜6.30/ ☆2000.7.4〜7.31
2000’8.2〜8.28/ ☆2000’9.4〜9.25/ ☆2000’10.12〜10.31
2000’11.5〜11.27/ ☆2000’12.3〜12.312001’1.6〜1.31
2001’2.14〜2.232001’3.2〜3.282001’4.3〜4.26
2001’5.4〜5.252001’6.1〜6.302001’7.7〜7.31
2001’8.5〜8.272001’9.7〜11.282001’12.3〜12.25
2002’1.10〜2.192002’3.1〜3.25