ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて23年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



2021年3月のワイン

2021年2月のワイン

2021年1月のワイン



3月31日

Cotes du Rhone 2016/Guigal(コート・デュ・ローヌ/ギガル)

超定番の、だけど定評ある銘柄。飲むのは久々。抜栓直後は予想とおりで、草の香りと舌にイガイガしたようなものが刺さりそうな荒々しさ。でもそれを通り過ぎて落ち着いてからゆっくり味わってみると、あらためてロングセラーでい続けられる理由がわかった。煮詰めた黒ベリーの苦甘い果実味、チューイーな弾力性、そしてハーブの青っぽい香りとローヌの特質が裾ものなのにしっかり詰まっている。ヴィンテージや飲み頃にもようのだろうけれど、このボトルはアタリでした。同じ価格帯の新大陸やアフリカでもここまでの質のものはかなり限られるのでは?78点。キタザワで1210円(2021/3/25)。

3月29日

Bourgogne Passetoutgrain 2013/Jayer-Gilles(ブルゴーニュ・パストゥグラン/ジャイエ・ジル)

抜栓すると湿った森の空気があり、下草、ミントの香り。味は焦点が定まらないながら比較的単純でともかくすっぱいし、えぐみがすごい。ただこのグレードで、はずれ年、しかも8年経っている割には元気元気。それがメリットかなボトルの底まで立派にすっぱいワインでした。68点。キタザワで1749円(2021/3/25)。

3月27日

Proprieta Sperino Uvaggio 2013/Coste della Sesia Rosso 2018/Bessa Valley (プロプリエタ・スペリーノ・ウヴァッジョ/コステ・デッラ・セスィア・ロッソ)

抜栓直後はケミカルで薬っぽい味。正直勘弁して欲しいレヴェルだった。だけどちゃんと化けました。チェリー入りのチョコ、梅の酸味、そして鰹節のニュアンス。全体的にオレンジがかっていてかなりイっちゃってるように見える。峠は過ぎているけれど、古酒にはまだなっていない。おかげで酸味が強いのに酸っぱくないのがメリット。全体的にブルゴーニュっぽいイタリアワイン。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/2)。単品価格は5280円。1本2500円なら十分納得だけど、単品価格は高過ぎ

3月25日

Cabernet Enira 2018/Bessa Valley (カベルネ・エニラ/ベッサ・ヴァリ)

いかにも若いボルドー色で、当然グラスのむこう側はみえないほど真っ黒。キャラメルや煮詰めた果実の種の香り。少し刺すような苦味があり、でも滑らか。苦味や渋みをなめらか、まろやかにした飲み口。この味だと樽香がありそうだけど、ないので変な感じ。それを除けばボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンの理念型。飲み頃のメドックに近い。ブルガリア・ワインにしては高めだけど、納得の値段。75点。ウメムラで1760円(2021/3/18)。

3月23日

Irancy 2018/David Renaud(イランシ/ダヴィド・ルノ)

ブルゴーニュにしてはかなり濃い色。ラズベリー、梅の果実系とクローブなんかの東洋系生薬の香り。口に含むと赤い味や黒ベリーの果実味、甘さとまろやかな苦味が同居している。しっかりしているけれど、そんなに重くない。後に残る干しあんずの甘酸っぱい香りがものすごく魅力的。77点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/3/3)。単品価格は3993円。

3月20日

Pol Cochet Brut Grande Reserve/Balnot sur Laignes/Champagne(ポル・コシェ・ブリュット・グランド・レゼルヴ/バルノ・スュル・レーニュ/シャンパーニュ)

ブリオッシュの香ばしい香り、レモンの果実の酸味、グレープフルーツの果実の酸味と皮の苦味、そして後味にほんのりとした甘さと軽やかなきらびやさか。積極的な攻めの個性はないけれど、シャンパーニュに上品さを求めるならかなりいい線まで来ている。乾杯によし、食事と合わせてもよし。地味なのにしっかりした存在感を残る好シャンパーニュ。81点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/2/1)。単品価格は4950円。

3月18日

1924 Double Black 2018/Lodi California(ナインティーン・トゥウェンティフォ・ダブル・ブラック/ロディ・カリフォルニア)

凝縮感あるワインのあとに飲んだので、ゆるい感じがしてしまう。が、客観的には梅、ブランデーの香りにチョコレートのニュサンスのある親しみやすい好ワイン。気分転換にカリフォルニアワインもいいものです。だけど甘さがきついので好きなワインではないけれど。71点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2021/1月)。単品価格は1925円。

3月16日

Felsina Berardenga "Rancia" 2007/Chianti Classico Riserva(フェルズィーナ・ベラルデンガ・ランチャ/キアンティ・クラシコ・リセルヴァ)

久々に飲む銘柄。少しオレンジ色がかってます。まず感じるのは鰹節香。少し遅れて醤油と樽、そして梅や赤い味の香り。購入したあと調べてみると飲み頃が始まるのは2017年とのことで当時ものすごく先のことと思った覚えがあるけれど、それからでも既に4年たってしまった。年をとると時間の流行がものすごく速くなります。飲んでみると抜栓からしばらくは収斂性があったけれど、タンニンはよく溶け込んでいる。酸がまだしっかりあるが、これも柔らか。構造はボルドーのようにしっかりめ。個性のしっかりした味なので、料理に合わせるよりワインそのものをじっくり味わいたい。80点。京橋ワインで4809円(2012/7/10)。

3月14日

Big Boys 2018/Puglia(ビッグ・ボーイズ/プリア)

イタリア産のジンファンデル。それぞれ複雑さ、凝縮した果実、力強さを意味する大中小のお相撲さんの絵が描かれたラベル。絵のイメージとは全然違うけれど、中身はまさにその通り。梅の酸味に隠し味の苦味、そしてザクロの甘さ。似ているのはオーストラリアのシラーズ。好みの味わいだけど、甘さがかなり強い。甘味が少ないと物足りないけれど、多すぎるのは飲み干すのが辛い(デザートワインは別)。甘い味のソースの料理と合わせると銀賞になるかも。コスパは高い。78点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2021/1月)。単品価格は1848円。

3月12日

Hannibal 2017/Bouchard Finlayson/Hermanus Western Cape(ハンニバル/ブシャール・フィンレイソン/ヘルマヌス・ウェスタン・ケイプ)

南アフリカの赤だけど、ブシャールがつくっていてボトルの形はブルゴーニュタイプ。やや味が濃いかなとは思うけど、味も香りもブルゴーニュのピノ。輪郭はくっきり。質としては村名の一歩手前?というところ。単品価格はともかく、十分満足できるワイン。と思って裏ラベルを読むとびっくり。セパージュはサンジョヴェーゼ39%、ピノノワール18%、シラーズ18%、ネッビオーロ15%、ムールヴェドル5%、バルベラ5%。ということで私の舌がバカなことが証明されたわけですが、でも、南アフリカのぶどうを使ってブルゴーニュの味を再現するにはどうしたらよいか試行錯誤を重ねて得られた結果がこのセパージュでは?と未練がましく想像してしまう。それほどブルゴーニュ再現率の高いワイン。 80点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/3/1)。単品価格は4895円。値段的にもブルゴーニュ再現率が高いですね。

3月11日

Les Pepites Pierre Bleue 2018/Beaujolais(レ・ペピット・ピエール・ブル/ボジョレ)

2年と少し前のボジョレ。どんなワインなのか恐る恐る開ける。色は濃く、「浅漬け」とはとても思えない。澱まであるし。名前がついているのでヌヴォで出荷するのとは別なのだろうか?味も普通のボジョレと違って、いちご味のキャピキャピしたところは全くなく、むしろ苦味が主体になっている。軽さがボジョレかな。ただおいしいかと言われると、ヌヴォの方が単純でわかりやすくておいしいかも。これは熟成用につくってみたけれど、クリュ・ボジョレほどのポテンシャルがないのでやっぱりダメでした、というようなワイン。66点。Cave de Naotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は1980円。

3月10日

Will Hengere Extra Brut/Champlat-Boujacourt/Champagne(ウィル・アンジェール・エクストラ・ブリュット/メシャンプラ・ブジャクール/シャンパーニュ)

エクストラブリュットだけど酸味に振りきれておらず、でもレモン(りんごではない!)など果実の酸味、グレープフルーツの皮のような苦さ、そしてほんのりとした甘さのある上品な味わいのシャンパーニュ。しっかりとした重さがあり、泡も細かくきらきらと立ち昇る。ちびちびと1週間以上かけて飲み干したけれど、最後までだれることなくシャンパーニュしてました。78点。セラー専科でシャンパーニュ6本セット14998円(2020/7/20)。単品価格は5060円。

3月7日

Chateau Vernous 2017/Medoc Cru Bourgeois(シャトー・ヴェルヌ/メドック・クリュ・ブルジョワ)

果実由来のキャラメルの香りとなめし革のニュアンス。味は苦味と渋み一辺倒だけどタンニンが丸いのでとても滑らか。たっぷりとしたフルボディーでグラスの底には澱がたっぷり。と、いろんな意味でメドックの教科書みたい。ラベルは黒に金文字で高級感あふれているいかにもブルジョワ級。販売店の単品価格表示はあまりにも盛り過ぎで、お店の信用を失わせる設定。フランスでは10ユーロだそうで、それなら納得の中身。74点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は5500円とのことだけど、実勢価格は1500円。

3月6日

Bourgogne Pinot Noir 2017/Joseph Drouhin(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/ジョセフ・ドルーアン)

2017年と若いので少し収斂性があるけれど、少し気になる程度。骨格は割りとしっかりしている。梅みたいな香りに味は果実の酸味、苦味とほんの少しの甘さある典型的なブルゴーニュ。ACブルなので深さはなく、変化もないしヴィンテージ的にもよくも悪くもない。値段にみあったワイン。73点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/3/1)。単品価格は2002円。

福袋の内訳は以下のとおり。
Bourgogne 2017/Joseph Drouhin 2002円
Hannibal 2017/Bouchard Finlayson 4895円
Rully Clos Marey 2013/De la Folie 5280円
Irancy 2018/Renaud 3993円
合計16170円(1.47倍)

3月2日

Rejadorada 2018/Toro (レハドラーダ/トロ)

イガイガ感や青い草の雰囲気はまるでローヌ。甘さのない果実味だけど、このワインの場合は許せる。おいしいからというわけではなく、全体のバランスとして甘さが似合わない。いまは若い青さもあるけれど、熟成していろんな要素が溶け込んだら、ますます熟成したローヌに近づきそうなイメージがわきます。ということで、ポテンシャルは高いけど、今飲んだら普段飲み+α。73点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は2068円。

2月28日

Duette Indomita Premium 2018/Casablanca Valley(ドゥエッテ・インドミタ・ウレミアム・ピノノワール/カサブランカ・ヴァリ)

ブルゴーニュタイプの太めのボトルだけど、かなり上げ底。味はピノノワールとすぐわかる。全体の味わいはチェリーっぽく、ほどよい甘さとマイルドな苦味。両者をつなぐのが酸味。色は濃く、重みがあり貫禄十分ながら、香りが乏しい。味ははっきりなのに割と単調で、新大陸のピノらしい。某評論家が91点をつけたとあるがあげすぎで、コノスルレセルバ+αというところ。75点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は1848円。

2月25日

Nero D’Avola Nerello Mascalese Sicilia 2018/Cantina Boccantino(ネロ・ダーヴォラ・ネレッロ・マスカレーゼ・シチリア/カンティナ・ボッカンティノ)

果実味はあるけど、甘さのないワイン。酸味7,苦味3。イタリアワインとしては珍しい。料理に合わせて飲めばまだしも、単品で飲んだら楽しくない。表情がないわけではないけれどむっつりで、苦手なタイプ。敢えていいところを言えば、トマトの酸味に合うかもしれない。65点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は2178円。

2月23日

Cotes du Rhone 2018/Delas(コート・デュ・ローヌ/ドゥラス)

ザ・ローヌ。渋みと苦味が前面にあり、果実の酸味が隠し味。若いローヌなので、もちろん荒々しさがある。でもワインの粒子は丸いので「若いローヌならこんなもの」と見過ごせる範囲。ただ合わせられる料理は限られる。今晩は猪のワイン煮だったからちょうどよかったのかもしれない。ポテンシャルもヴォリュームも味の濃さもあるけれど、滑らかさとか複雑さとか優雅さとは無縁。それが個性だし、普段飲みには、いい。74点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円(2021/2/1)。単品価格は1870円。

2月21日

Paul Dolan 2017/Cabernet Sauvignon/Mendocino county(ポール・ドラン/カベルネ・ソヴィニョン/メンドシノカウンティ)

キャラメルにはじまりキャラメルに終わる。ボルドーだと他の香りに隠れてわかりにくいけれど、品種的には煮詰めた果実から出てくるタイプのキャラメルってよくあるんでしょうか?甘さもあって味と香りがマッチしています。オーガニックぶどうから作られたとラベルに書いてあるけれど、モダンな感じ。ブラインドでは当てられないけれど、アメリカ産と言われたら変に納得するスタイル。後味に酸味もあるし、(ブルゴーニュとは違った意味で)果実味たっぷりなワインでした。74点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/2/1)。単品価格は3580円。

2月19日

Terzetto 2015/Barolo(テルツェット/バローロ)

何度か飲んだことのある馴染みあるラベル。なんちゃってバローロかと思って口に含むとブランデーの香りがいっぱいでSP90点はダテじゃない。重さはミディアムだけどボルドーグランヴァンに似たなめし革や、あくまでも辛口の赤い味のニュアンスがあり、本物のバローロでした。舌触りは少し荒いけどおまけで銀賞。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2021/1月)。単品価格は2178円。

2月17日

Les Ormes de Cambras 2018/Pays D’Oc(レ・ゾルム・ドゥ・カンブラ/ペイ・ドック)

軽いタイプのカベルネ。ボルドーみたいに鉄分がありつつ、ボルドーではあまり感じられない果実ゆらいの甘さがこのワインにはある。それからこれも果実由来だけど甘さのないキャラメルのニュアンス。ブラインドだと産地も品種もわたしには絶対に当てられないタイプ。71点。うきうきワインの玉手箱で877円(2021/1/15)。

2月15日

Bourgogne Hautes Cotes de Beaune 2018/Jules Barret(ブルゴーニュ・オート・コート・ドゥ・ボーヌ/ジュール・バレ)

博論、修論、卒論の審査が1週間のうちにかたまった毎年恒例の激忙期がほぼ終わった月曜日に10数年ぶりに会う友人が遊びにきたので、久々ということもあって月曜だけど飲みました。選んだのはオーソドックスなブルゴーニュ。ぶどうを摘んで実質2年と数ヶ月なので少々酸っぱいけれど、骨格のしっかりしたワインです。はちみつ、雛菊、ユリの香りも楽しめて、春らしい感じ。深さや複雑さはないけれど、色も味も香りも典型的なオート・コート。ブラインドで飲んではずしたらイタい、教科書にしてもいいワインでした。73点。Cave de Taotakaで赤鬼コスパワイン10本セット13200円。単品価格は3850円(2021/2/1)。

せいぜい2000円くらいだと思って単品価格をみるとびっくり。銅賞を音符に改めました。

2月10日
本日は卒論発表会で、コロナなのでオンライン追いコン。Zoom以外にもいいソフトができていて、本当の飲み会みたいな雰囲気で話すことができました。

Charles de Monrency Reserve Brut/Bethon/Champagne(シャルル・ドゥ・モンランシ・レゼルヴ・ブリュット/ベトン/シャンパーニュ)

おなじみのシャンパーニュ。はじめて飲んだ時は2000円くらいで売っていたり福袋に入っていたので廉価版シャンパーニュかと思っていたけど、実売税込3000円弱の時もあります。で、何回か飲んで、単品で買う価値ありと判断してます。ブリュットだけど後味に甘味もあり、軽やかで華やかというシャンパーニュの最低限の、だけど重要な条件を満たしているワイン。イースト香もするし、泡もよくたつし、普段飲みとしては第一候補にあげてもいい。80点。うきうきワインの玉手箱で2179円(2021/1/15)。

de Alberto 2017/Castilla y Leon(デ・アルベルト/カスティーリャ・イ・レオン)
100%テンプラニーヨで、ちょっと苦手系かもという先入観をもちながら飲む。味は草っぽくてシラーみたい。しょうゆっぽさはあまりなく、かといって果実味は全くない。澱が結構あるけどエコロジコですよというアピールみたいでもある。でも、時間と共に開いてきて、果実味少なめのローヌという感じになってきたのはよかった。73点。ウメムラの福袋4本で11000円(2021/2/1)。単品価格は1980円。

2月8日

Savigny-Les Beaune 1er cru "Les Rouvrettes" 2017/Ecard(サヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ルヴレット/エカール)

ボーヌはなんとなく暗いイメージがありこれもそうなんだけど、キラキラと輝くような明るさも感じられる。春のお花畑のような花の香りとミントや胡椒のようなスパイシーさがうまく同居。若いブルゴーニュなので酸味がたっぷりだけど後味に果実由来の甘さがあり、なによりちゃんと開いているのがいい。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2020/11/1)。単品価格は4378円。

2月5日

La Segreta 2018/Nero d’Avola/Sicilia(ラ・セグレータ/ネロ・ダーヴォラ/シチリア)

シトラスや春の花の香りが心地よい。味わいはイタリアらしからぬシリアスさ。酸味にやや寄っているけど果実由来の甘さがあり、味も香りもはかないながら、なぜか魅力があり、何度も味や香りを確認したくなる。スクリューキャップなので普段飲み用の安ワインと思っていたけど、単品価格を確認する少しびっくりでした。72点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2021/1/1)。単品価格は1958円。

2月3日

La Croisade Pinot Noir 2019/Pays D’Oc(ラ・クロワザード・ピノ・ノワール/ペイ・ドック)

最初の印象はブルゴーニュ。といっても味はパストゥやボジョレとか軽いタイプ。 色はそっくりだし。時間と共に開いてくると苦味が出てきて、もともとある果実味と50:50くらいになる。ブルゴーニュだと酸味+甘味や酸味+苦味はあるけど、酸味が感じられない苦味+甘味はあまりないのでは?もちろんこれはペイ・ドックなので比較するのがおかしな話なんだけど。フランス産のピノとしてはコスパのよいワインだと思います。71点。うきうきワインの玉手箱で968円(2021/1/15)。

1月31日

Chateau Le Vieux Serestin 2017/Medoc(シャトー・ル・ヴュ・セレスタン/メドック)

苦味が全体を覆っていて、いかにもメドックというイギリス人が好きそうな味。これもビターコーヒーなんだけど、タンニンがますます丸く、味と飲み口(ミディアムボディー)のバランスがよく、いま飲み頃。赤い果実のニュアンスが後味にあるのも品がいい。76点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2020/11/1)。単品価格は2068円。

1月30日

Catena Malbec 2017/Mendoza(カテナ・マルベック/メンドザ)

キャラメルの香り。味は砂糖漬けのビターコーヒー。一昔前のチリワインを思い出させるものすごく濃さ。二昔前のボルドー格付けワインを若い時にあけたような苦さだけど、タンニンは丸い。モクモクと湧いてくるような勢いがあるけれど、味は単調。ボルドーなら寝かせたらおいしくなる想像ができるけれど、これはどうなんでしょうか?73点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2020/11/1)。単品価格は1760円。

1月29日

La Cuvee Brut/Laurent-Perrier/Tours sur Marne/Chamagne (ラ・キュヴェ/ローラン・ペリエ/トゥール・シュル・マルヌ/シャンパーニュ)

普段飲むシャンパーニュとくらべると、いい意味で味が一段階濃い。色はうっすらとした緑色かかっている。レモンの香りがありながら酸味が強すぎることなく、たっぷりとした苦味が心地よい果実味。所在地の村名で気づいたけれど、第一次世界大戦のマルヌの戦いはこのあたりなんですね。81点。うきうきワインの玉手箱のシャンパーニュ福袋で3本11000円(2020/11/1)。単品価格は5478円。

1月27日

Chateau Salauze 2018/Minervois (シャトー・サロズ/ミネルヴォワ)

さっと一口飲むと鉄っぽさが感じられ、飲み口は軽いのでACボルドーかなと思った。よく味わってみると90%カカオのチョコレートのような苦味と、ほんの少しだけ赤い果実の酸味にドライプルーンの甘さ。ん?とラベルを見直すとミネルヴォワ。ブラインドでは絶対に当てられないけれど、ある意味納得。軽いのに心地よい苦味が口に残る感じは悪くない。74点。うきうきワインの玉手箱の福袋で赤10本16500円(2020/11/1)。単品価格は1760円。

1月24日

Baltasar Gracian 2017/Calatayud (バルタザール・グラシアン/ルイ・ジャド)

スペインのガルナッチャだけど、モワモワした草や熟々の赤や黒い果実の香りたっぷりで質の高いローヌや南仏ワインにそっくり。粒子が細かいとまではいかないけれど、口当たりもなめらかでほんのりとした甘さもある。pp.90もさもありなん。自分では買わないワインなので福袋さまさまでした。81点。うきうきワインの玉手箱の福袋で16500円(2021/1/1)。単品価格は1628円。

1月23日

Bourgogne 2018/Louis Jadot (ブルゴーニュ/ルイ・ジャド)

ACブルにしては色は濃く、ルビー。ユリのような花、フェンネルのようなハーブ、セメンダインに少し酸っぱそうな赤い果実など、複雑な香りを楽しめる。口に含むと酸味は凝縮していて攻撃度はさほどでなく、むしろシブい印象。味として渋いのではなく、苦味と渋みが合わさった大人の味。ボーヌだからかな。果実たっぷりでキャキャピキャピのブルゴーニュというのとは一線を画している。立体感に欠けるので銀賞まではいかないけれど、2018年産のブルゴーニュは期待できそう。80点。うきうきワインの玉手箱で2068円(2021/1/15)。

1月20日

Georgian Sun 2017/Saperavi (ジョージアン・サン/サペラヴィ)

グルジア(ジョージア)ワインは30年前から飲んでいるけど、ポテンシャルがあると言われながらおいしいワインを飲んだことがあるのは1本だけ。でも、ごく最近の質の向上には目をみはるものがある。これもそのひとつ。色はほとんど真っ黒。梅、チェリー、そして正露丸の香り。ほどよいタンニンが心地よい渋さを出す。立体感はあまりないけど、凝縮した果実味をそれを補ってあまりある。それ以上のものではないけど、値段を考えれば十分満足できる。73点。トスカニーで1144円(2020/12/25)。

1月17日

Chateau Grand-puy Ducasse 2005/Pauillac (シャトー・グランピュイ・デュカス/ポイヤック)

コーヒー、ロースト、なめし革、クローブ、チョコレート、コーヒーなど香りのあとでチェリーのような果実香が出てきてうっとりしてしまう。渋さが味の基調でついで酸味だけど、タンニンがまるく、しっかりしたインパクトがあり力強さも感じられるのに、口に優しい。ミディアムボディーでオレオレというような主張の強さはないけれど、なぜかしっかりした存在感はある。数少ない2005年産のグランヴァン在庫のひとつ。きれいに熟成しており、しかもちょうど飲み頃。そういう意味でおいしいワイン。82点。リカーワールドで4200円(2008/9/25)。

1月15日

Chateau Joanin Becot 2016/Castillon Cotes de Bordeaux (シャトー・ジョアナン・ベコ/カスティヨン・コート・ドゥ・ボルドー)

ここまでしっかり閉じているボルドーは久しぶり。しっかりとした苦味に血や鉄分、舌にまとわりつく収斂性、革の香り。その奥に色々ありそうだけど、閉じているのでわからず。重さはそれほどでもないけれど、メルロベースにしてはびっくりするほどハードボイルド。元々熟成させてから飲もうと思ってセラーにしまっていたけれど、普段飲みワインの在庫が尽きたのでつい開けてしまった。熟成した時に飲み直したい。75点。うきうきワインの玉手箱で3278円(2019/10/11)。

1月13日

Tenute Rossetti NV/Rosso Toscana (テヌータ・ロゼッティ/ロッソ・トスカーナ)

果実香の中から、セージやフェンネルのようなハーブの香りが出てくる。そして腐る寸前のチーズの腐敗臭や蜂蜜。これはクセになりそう。軽く、味の幅も狭いけれど、その中で味をしっかり出している。セパージュはサンジョヴェーゼとメルロ。ルカマロー二95点というのはいつもながら甘い評点だろうけど、普段飲みのアクセントしてはアリです。71点。トスカニーで1166円(2020/12/25)。

1月10日

Mercurey 1er Cru "Les Velley" 2017/ Jacqueson (メルキュレ・プルミエ・クリュ・レ・ヴェレ/ジャクソン)

果実と土と蜂蜜が渾然と混ざった魅惑的な香り。キラキラ輝くような味なのでニュイっぽいけど、落ち着いているのでブルゴーニュということはわかるけどどっち?という印象。ラベルを見るとボーヌなわけだけど、ボーヌは暗いという偏見を打ち破ってくれるような明るさがある。若いので酸味もたっぷりなんだろうけど、まろやかなタンニンに包まれてあまり目立たない。スパッとした切れ味の良さに現れているくらい。ギリギリでもいいので3000円台なら銀賞だったのに。80点。ウメムラの福袋4本で11000円(2017/12/20)。単品価格は4890円。

1月9日

Famille Gras “Les Plans” 2017/Vin de Pays de Vaucluse(ファミーユ・グラ・レ・プラン/ヴァン・ドゥ・ペイ・ドゥ・ヴォクリューズ)

GMSにメルロとカベルネ(ソヴィニョン?)を加えたセパージュ。ローストにほんのりとした甘さが加わり、期待が高まる。ジャム系の熟した果実という予想に反して、味はあくまでドライで、まろやかな苦みと年季の入った渋みのデュエット。長いコルクなのでもっと熟成させてから飲むべきワインなのかもしれない。73点。トスカニーで1232円(2020/12/25)。

1月8日

Trevenezie 2016/Rosso Michelangelo (トレヴェネツィエ/ロッソ・ミケランジェロ)

下のワインと場所は随分離れているのに、味はとてもよく似ている。メルロ中心とのことだけどボルドーよりも果実味(いちご、ぶどう、梅)が強調されていて、さっぱりした甘さが特徴。よっぱらってくると、「イタリアワインはどれを飲んでもうまいですな」という感想になってしまう。75点。トスカニーで1298円(2020/12/25)。

1月7日

Tre Grappoli 2019/Rosso Puglia/Conti Zecca (トレ・グラッポリ/ロッソ・プリア/コンティ・ツェッカ)

イタリア南東部のワイン。梅の甘酸っぱさ、煮詰めた赤色果実、そして最後にチョコレートを食べたあとに飲んだら、なんとカッパ巻きのような味がした。飲み口軽めで味はしっかり。よくある味だけど、質は高い。気軽に飲めるイタリアワイン。74点。トスカニーで1188円(2020/12/25)。

1月5日

Roceno Grillo 2019/Sicilia/Sibiliana (ロチェノ・グリロ/シチリア/シビリアナ)

シチリアの白。いかにも魚料理に合いそうな味。ミネラル、酸味たっぷり。白い花、そしてフェンネルの香り。辛口白ワインのステレオタイプで、特に個性はない。だけど普段飲みとしては文句もない。70点。トスカニーで968円(2020/12/25)。

1月3日

Tignanello 86/Marchesi e Antinori/Toscana (ティニャネッロ/マルケージ・エ・アンティノリ/トスカーナ)

35年前のワイン。コルクは普通に抜けたけど、あとで少し折れました。色はオレンジがかった古いボルドーと似ている。味は健全で安心しました。古酒らしく、梅干しのような酸味が全面にあり、少し鰹節っぽい香りもある。枯れてはいないし酸も残っているけど、元々のポテンシャルがさほどでなかったようにも思う。抜栓時が一番よく、どんどんバランスが崩れたのでどうなるかと思ったら、最後にまた整ってきて味の変化を楽しめました。35年間という時を味わい楽しむことのできるワインです。80点。ウメムラで8262円(2017/12/20)。

1月1日

Drappier Brut Nature/Reims/Champagne (ドラピエ・ブリュット・ナチュル/ランス/シャンパーニュ)

あけましておめでとうございます。コロナ自粛のお正月で、何の予定もなし。となると考えるのは何を飲むかということ。まずはシャンパーニュでドラピエはお馴染みのメーカーだけど、ピノノワールのゼロドサージュは初めてかも。ものすごく細かい泡で、いろはやや濃いめ。ゴールデンデリシャスのような果実味が全面にあるので、甘さの点で寂しいということはない。シャンパーニュはどんな料理にでも合うということを再確認。80点。うきうきワインの玉手箱のシャンパーニュ3本セット11000円(2020/11/8)。単品価格は6578円。

Carmes de Rieussec 2016/Sauternes (カルム・ドゥ・リューセック/ソーテルヌ)

去年まではフランス料理プロパーのシェフが作ったおせちを食べていましたが、今年は大阪ANAホテルのオーソドックスな和洋中おせちとブリゾーニ。となると赤ワインの出る幕はあまりなさそうなので、変化球でソーテルヌを。フルボトルのソーテルヌを家であけると飲み干すまでに時間がかかって厄介なんだけど、おせちにもばっちり。リューセックのセカンドだけど若いからどうかなと思いつつ抜栓。色はやや薄めながら、中身は立派なソーテルヌ。ナクタールの粘っこいジュースの中からあんず、パイナップル、もも、そしてりんごの香りが次々とでてくる。1級のセカンドは早く飲みごろがきて、しかも安い。鬼に金棒。某所で話題になっている数の子との相性は正直微妙。シャンパーニュの方が合うかも。飲んだあとに数の子を食べると生臭さが却って強調されるけど、食べたあとに飲むとソーテルヌらしい分厚さに包まれて、甘さと酸味のなかに吸収されていい感じでした。81点。うきうきワインの玉手箱で2179円(2020/7/5)。


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