ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて25年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



2023年

2023年9月のワイン

2023年8月のワイン

2023年7月のワイン


9月30日

Bacosol/Fernando Castro(バコソル/フェルナンド・カストロ)
梨や白い花のような甘い香り。でもワイン本体はブリュット。泡があるときには気づかなかったけど、数日かけて飲んで最後にスティルワインになってくると、かなーり平板。泡はなんとかを隠すというのは真実です。フレッシュなうちに飲みきらなかった私が悪いです。70点。うきうきワインの玉手箱の辛口スパークリング6本セット5478円(2023/9/24)。単品価格は1529円。

9月28日

Mythique Caractere Marin 2021/Fitou(ミティーク・カラクテール・マラン/フィトゥ)
販売店サイトによると、昔よく飲んだキュヴェ・ミティークの上級品とのこと。といっても値段はさほど高くない。飲み口は黒色赤色系果実の甘さを除いた感じで、ラングドックらしい。エキスたっぷりな割にヴォリュームはそれほどでもなく、上級品と言われると正直ハテナ。ジャムっぽさもあるけどあっさりしてる。とはいえ1500円くらいのワインとしては十分満足できる内容です。74点。うきうきワインの玉手箱の福袋赤8本8800円(2023/9/4)。単品価格は1545円。

9月27日

Laurent Perrier "La Cuvee" Brut/Tours sur Marne/Champagne(ロラン・ペリエ・ラ・キュヴェ・ブリュット/トゥール・スュル・マルヌ/シャンパーニュ)
落ち着きのある味。大手は減点法でいくと勝つように作られています。良い意味で。香ばしいイースト香にほんのりとした上品な甘さ。バランスいいし、ほどよい重さがあるし、シャンパーニュに求める要素はすべて備えている。逆にいうと、個性のある味っていうのは酸、渋、甘、苦のどれかが強すぎたり弱すぎたりということを教えられました。80点。うきうきワインの玉手箱のシャンパーニュ4本セット11000円(2023/6/1)。単品価格は6578円。
(備忘録)夏用に用意してた泡ものは飲み尽くしたけど、まだ暑さは少し続きそうということで、スパークリング6本セットを追加購入。これから涼しくなって12月頃までもってほしいけど、どうなることやら。

9月25日

Chateau de Taste 2020/Medoc(シャトー・ドゥ・タスト/メドック)
これぞメドック!という大人の雰囲気。じわっと苦いのにオブラートに包まれているかのようにタンニンがやわらかく、同時にザクロのような甘い香りがただよってくる。そして口の中には苦味がじわりと残る。2020年産なのでまだ閉じているかと予想してたけど、収穫から考えるとちょうど3年なので、早めの飲み頃になっている。「メドックワイン」を知りたい人にはおすすめ。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋赤8本8800円(2023/9/4)。単品価格は2068円。

9月23日

Heritage Saint-Roch 2021/Pays D’Oc(エリタージュ・サン・ロック/ペイ・ドック)
ラベルに大きくピノノワールと書かれている。それを知りながら飲んでも、第一印象は苦味の効いたハーブ香る南仏ワイン(ローヌorラングドック)。色もめちゃ濃い。ワインには産地と品種と作りの3つのパラメーターがあるけど、このワインでは産地要素が大きいと感じた。この作り手のほかのワインを飲んだことがないのでわからないので、もしかすると作りの要素が大きいのかもだけど。しっかりとした重さやハーブ香るピノということで面白い経験でした。73点。京橋ワインの「大満足!充実の飲みごたえ!」赤6本セット6578円(2023/7/30)。単品価格は不明。

9月21日
神楽坂のフロレゾンで、ワインペアリング(税サ込6600円)。

Thierry Fournier Reserve/Champagne(ティエリ・フルニエ・レゼルヴ/シャンパーニュ)
ムニエが8割で、あとはシャルドネとピノノワールとのこと。レモンやナッツの香り。味はバランスよく酸味と苦味がブレンドされ、定番アミューズであるパルメザンのテュイルと一緒に飲むと極楽気分。81点。

Domaine Cauhape 2019/Jurancon sec(ドメーヌ・コアペ/ジュランソン・セック)
猪のパテに合わせてだされたのはジュランソンの白。グレープフルーツやハチミツの香り。少し緑色がかっており、シャルトリューズのような複雑なハーブ香も。もしかして甘いのかと思って飲むとばっちり辛口。凝縮感もあり、コンドリューのような気高さも感じられた。81点。

Chateau Mont-Redon 2019/Lirac(シャトー・モンレドン/リラック)
前のワインと違い香りはあまりたたないけれど、重さが十分。もずく、カラスミ、タコといったとても個性的なリゾットに合わせて出されたもの。野草的な香りをもつリゾットには、この重いローヌが必要と思わせる。74点。

Montagny "Les Coeres" 2020/Francois Berthenet(モンタニー・レ・コエール/フランソワ・ベルトネ)
魚料理(真鯛のポワレ)にはブルゴーニュ。ローヌのあとなので良い意味で軽やかに感じられるけど、実際には重めのミディアムボディー。オイリーで、コルトンシャルルマーニュみたいなパイナップルのニュアンスがある。ブルゴーニュはやはり洗練されているし、魚料理には王道ですね。78点。

Bombadilom 2018/Thomas Rouanet(ボンバディロム/トマ・ルアネ)
カリニャンとグルナッシュ。Vin de France規格だけど、サンシニアンのようです。果実味はもちろん、腐葉土や革の香りもする。スタイリッシュでフルボディーなのに、重さを感じさせないワイン。合わせた料理は蝦夷鹿のシンタマ。78点。

オーナーソムリエのレストランなので、ワイン好きの人に優しく、ワインをおいしい、おいしいと飲んでるといつも継ぎ足してくれます。しかも料理との相性がよく考えられていて、マリアージュとはこのことかと教えてくれます。今回はジュランソンが特に印象的。おすすめのお店です。

9月20日

Just+Giusto=Justo 2019/Veneto/Cesari(ジャスト・プラス・ジウスト=ジュスト/ヴェネト/チェザリ)
少し粉っぽい。口の中がぎゅーっとなるような果実味由来の酸っぱさがおいしい。ほどよい凝集感。普段のみとしておいしいワイン。74点。うきうきワインの玉手箱の福袋赤8本8800円(2023/9/4)。単品価格は1595円。

9月18日

Proa Brut/Cava(プロア・ブリュット/カバ)
梨と金属臭のする典型的なカバ。後味に残る苦味がまたいい。ってカバを飲むといつも同じことを書いているけど、チーズを食べてから飲んだからかこのワインはキンキンととんがってなく、なめらか。75点。ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1390円。

9月17日

The Four Graces 2016/Willamette Valley(ザ・フォー・グレイシズ/ウィラメット・ヴァリ)
オレゴンのピノノワール。チェリーやラズベリーの香る果実味を楽しめる。ピノなのでブルゴーニュと比べてしまうけど、個性としては村名まではいかない。新大陸のピノはエッジがはっきりしているがこれはむしろやわらかく、ブルゴーニュ再現率は高い。でも値段もブルゴーニュ的なのは残念。ウメムラの福袋6本セット22000円(2023/9/1)。単品価格は4378円。

9月14日

自宅に橋場弦さん(『古代ギリシアの民主政』岩波新書、2022)と江田京子(江田五月夫人)さんをお招きして民主主義について語る会。

Herve Malraud Extra Brut/Mandois Pierry/Champagne(エルヴェ・マルロ・エクストラ・ブリュット/マンドワ・ピエリ/シャンパーニュ)
凝縮感のあるりんご味シャンパーニュ。カバとの違いは粒子のきめの細かさと複雑さ。苦味と果実の甘さが絶妙のバランスで混ざり合っている。重さもあり、貫禄がある。何回か飲んでいるけれど味のブレがなく、安定感もありハズさない。82点。
ウメムラの福袋4本セット11000円(2023/5/1)。単品価格は5280円。

Chateau Petit Bocq 2016/Saint-Estephe(シャトー・プティ・ボスク/サンテステフ)
ミディアムボディーのほとんどグランヴァン。タバコ、西洋すぎ、リコリス、ダージリンなど次々と香りが出てくる。少しの収斂性と軽い熟成感がある。ほとんど飲み頃。このワインを飲むのは2回目(1回目はこちら)。1年半で熟成の頂点はだいぶ近づいた。この値段、この複雑さなら納得。80点。ウメムラの福袋4本セット11000円(2022/3/1)。単品価格は4680円。

話の結論としては、政治家は「民主主義」という言葉を響きのよい言葉として使っているだけ。古代ギリシアの民主政を基準に考えると現在の政治体制は寡頭政で、ポピュリスト政治家がでてくると僭主政になる。デモクラシーは参加と責任のシステムなのに公共問題をだれも自分ごととして分かち合わないので、政治が碌でもないものになるのはある意味必然。

9月12日

Raices Syrah Reserva 2014/Valdepenas(ライセス・シラー・レセルバ/バルデペニャス)
期待しないであけたスペインワイン。意外によかった。スパイシーで果実味たっぷりぐっすり。ザ・シラー。どくだみまではいかないけど苦味の香るハーブ、ブラックチェリーにプルーン。重さは十分なので、これに立体感や複雑さが加わればものすごくいいワインになる。74点。京橋ワインの「大満足!充実の飲みごたえ!」赤6本セット6578円(2023/7/30)。単品価格は1188円。

9月10日

Phoenix 2021/Coonawarra/Penley Estate(フェニックス/クナワラ/ペンリー・エステイト)
この作り手3部作の最後の1本。若いカベソなので抜栓から飲み終わるまで多少の変化はあったけど閉じ気味。とはいえ外向的で、タンニン自体は角が丸いし果実味もある。カベルネっぽい鉄分や煮詰めた果実の種のニュアンスと、オーストラリアっぽいバナナやメロンの雰囲気が重なりあっており、ただのカベソではない。今回購入した半額だとCP高し。通常価格なら、ま、そんなところかなというところ。77点。Cave de Naotakaで半額セール1375円(2023/7/18)。

9月9日

Maitre Pierre Cuvee Prestige Brut/Vin Mousseux(メートル・ピエール・キュヴェ・プレスティージュ・ブリュット/ヴァン・ムス)
とてもクリーミーでシャンパーニュ顔負け。梨の香りなのでカバではなくヴァン・ムスとわかる。色は薄いけど味は濃く、梨を超えてパイナップルまでくる。オレンジみたいな香りもする。膨らみがあればといいたいところだけど、甘みがストレートでシャンパーニュの上品さに及ばない。74点。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は1408円。

9月8日

Saint-Palatins NV/Vin de France(サン・パラタン/ヴァン・ドゥ・フランス)
穏やか、というより個性の乏しいワイン。味の質をとわなければ、ワインらしいワイン。アタックは弱く、エキス感はそれなりにあり、小さくまとまっている。飲み心地の核は、枯れかけた果実と溶け込みつつあるタンニン。後味もそれなりにある。でもなぜかのっぺらぼう君。規格(vin de France)は侮れません。71点。京橋ワインの「大満足!充実の飲みごたえ!」赤6本セット6578円(2023/7/30)。単品価格は不明。

9月6日

St. Barthelmeh Brut Nature/Hahn(ザンクト・バルテルメ・ブリュット・ナチュレ/ハーン)
一口飲んだ印象ではクレマン・ドゥ・ボルドーとかアルザス。かっちりとした生真面目な感じなので。でもラベルにはSparkling Wineと書かれてるし、フォントがドイツっぽい。ということで正解はドイツのスパークリング。自分的には滅多に飲まないという意味で貴重。個性はあまりないけれど、ブリュットでしっかりしたワイン。70点。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は不明。

9月5日

Serie Riberas Gran Reserva 2018/Valle de Colchagua/Concha y Toro(セリエ・リベラス・グラン・レセルバ/バレ・デ・コルチャガ/コンチャイトロ)
チョコレート、ブランデー、タバコ、そして炒った麦の香り。いかにも苦そうだけど、口に含むととても滑らか。重めのミディアムボディーでの見応えあり。欠点は小さな粒子の粉っぽさがあること。2000円くらいなら、たまに飲みたい。75点。ウメムラで1606円(2023/8/1)。

9月3日

Angelique De Maussion "Les Jardins" Brut/Fossoy/Champagne(アンジェリク・ドゥ・モスィオン・レ・ジャルダン・ブリュット/フォソワ/シャンパーニュ)
シャンパーニュはどれもおいしいけど、これは特においしい。とてもクリーミーな泡。イースト香にりんご味。コク濃いめで苦味も強いのでバランスがいいとは言えないけれど、だからこそ後味のほんのりと香るメロンのような甘さが効いている。おすすめ。82点。小さくアラン・ロベールと書かれています。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/8/1)。単品価格は5720円。

9月1日

Fittipaldi 2020/Bolgheri(フィッティパルディ/ボルゲリ)
チョコレートと漢方薬みたいな香り。そして少しブランデー。軽めのミディアムボディーで、構造やエキス感はACボルドーっぽい。といってもグランヴァンではなく、スュペイウ?でも少し違うのでボルドータイプのイタリア産かなと思ってボトルをよくみると正解。カベソ50%、メルロ30%、カベルネフラン10%、プチヴェルド5%、サンジョヴェーゼ5%。印象としてはクロワムートンに近い。自分で買うことのないワインを楽しめるのは福袋の醍醐味だけど、単品価格をみてびっくり。72点。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/8/1)。単品価格は6050円。

8月31日

Alain Thomas/Vin Mousseux(アラン・トマス/ヴァン・ムス)
アロマはレモンと金属っぽさなのでカバかなと思って飲んでいると、梨の香りがブーケとしてはっきり出てくる。グラス1杯だと自信をもってカバと答えていたと思う。産地を問わず(除シャンパーニュ)フランス産スパークリングでは梨の香りが多いという印象。他には特徴もなく、ラベルに記載もないので産地はわからず。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は1408円。

8月29日

Sorbello Brut/Spumante(ソルベッロ・ブリュット/スプマンテ)
スプマンテと知らずに飲んで、白い花の香りや甘さがあるのでカバではないと確信。でもフランス、イタリアどちらかはわからない(大雑把な区分だけど)。注意深く味わってみたけれど、決定的な違いはわからずじまい。暑い夏の食前酒としては言うことなし。72点。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は不明。

8月27日

Chateau Giscours 2013/Margaux(シャトー・ジスクール/マルゴー)
苦味がおいしい、元気な盛りのボルドー。なめし革の香りやタンニンがモリモリ。刺すような刺激があるけれど角が丸いので苦味も楽しめる。いわゆるハズレ年だけど、10年くらいで飲めるし、安いし、メリットしか感じない。ボルドーグランヴァンは良年を選ぶのもいいけれど、ハズレ年のものを一定数ストックして10年くらいで飲むというのはアリです。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋赤6本10000円(2017/11)。単品価格は5702円。古き良き時代でした。

8月26日

Prestige des Sacres Cuvee Dynastie Blanc de Blancs/Janvry/Champagne(プレスティージュ・デ・サクレ・キュヴェ・ディナスティ・ブラン・ドゥ・ブラン/ジャンヴリ/シャンパーニュ)
いかにもブラン・ドゥ・ブランの明るい色、しっかりシャンパンゴールド。味は意外にもブドウぶどうしている。でもプレスティージュという割には泡も味も普通で、色以外には特別なものはなし。岡山から横浜まで車で運んですぐに飲んだせいもあるかも。72点。セラー専科の新春福袋11000円(2022/1/1)。単品価格は9900円。

Mindego Ridge 2016/St. Helena(ミンデゴ・リッジ/サント・ヘレーナ)
カリフォルニアのピノ。ほどよく甘い。とても豊かで良い意味で教科書的なピノの味と香り。甘い果実中心の味わいながら、適度に苦味があるので重みが感じられ味が決まっている。逆説ながら、ピノの味が決まりすぎているのでブルゴーニュ以外の産地、新世界かニュージーランド?という感じ。78点。

8月24日

Chateau de Varet 2020/Bordeaux(シャトー・ドゥ・ヴァレ/ボルドー)
苦味のおいしいボルドー。はじめはタンニンがこなれてなくて、トナーの粒子みたいに口に残ったけれど、時と共に滑らかに。といっても苦味はよく効いています。西洋杉の香りにブルーベリーみたいな青系果実味。じっくりと苦味渋みがあり、ボルドーだなあと思う。鉄分や血のニュアンスがないのでただのACボルドーではなく、無名の村名クラスっぽい。74点。 京橋ワインの「大満足!充実の飲みごたえ!」赤6本セット6578円(2023/7/30)。単品価格は不明。

8月22日

Savigny les Beaune 2019/Dominique Laurent(サヴィニ・レ・ボーヌ/ドミニク・ロラン)
一昔前のブルゴーニュでは考えられないほど濃い色。記憶にあるカミュのシャンベルタンより濃い。刺すような刺激の強い黒胡椒のニュアンスがあり、味はしっかり開いている。赤というより黒い果実の味。プルーンよりブルーベリー。香りはブルゴーニュ。味はローヌ寄り。というと言い過ぎかな。これもピノの個性の一つなのでしょう。80点。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/4/1)。単品価格は5940円。

8月20日

Vina Cecilia Blanc de Blancs Brut/Cheste Agraria(ビーニャ・セシリア・ブラン・ドゥ・ブラン・ブリュット/ケステ・アグラリア)
グレープフルーツの皮の苦味とレモンの酸味。飲み干す途中に喉にしっかりとした苦味。甘みは全く感じられない。喉越しはビールを飲んでいる気分。典型的なカバの個性だと思うけどカバではなく、ブラン・ドゥ・ブランでもある。74点。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は1408円。

8月19日

Old World Vino Rosso/Italia(オールド・ワールド・ヴィノ・ロッソ/イタリア)
のっぺりとした大味ながら、ピアノや赤レンガの香りにプルーンとか干しぶどうの味のする典型的黒系果実の味。酸味、苦味、渋みのバランスがいい。立体感や複雑みを求めると期待が裏切られるけど、2級酒(死語)と思えばおいしい。1500円くらいならおすすめ。いま飲み頃。NVなのでいつまで飲み頃なのかわからないけど。大腸内視鏡検査(8/18)で2日禁酒したあとの一杯。74点。 京橋ワインの「大満足!充実の飲みごたえ!」赤6本セット6578円(2023/7/30)。単品価格は不明。

8月16日

Garnotel Brut Grande Reserve/Rilly La Montagne/Champagne(ガルノテル・グリュット・グランド・レゼルヴ/リリ・ラ・モンターニュ/シャンパーニュ)
やや硬めで味や香りがあまり上がってこない。基本の味は赤りんごで、苦味や渋みもしっかり。色は濃いめでピノ中心かと思って調べると、ムニエ40%、ピノノワール30%、シャルドネ30%とのことです。3000円くらいまでの廉価版シャンパーニュの味なので、5000円となると評価は音符。74点。ウメムラで6本16500円の福袋(2023/7/1)。単品価格は4950円。

8月15日

El Vinculo 2019/La Mancha Crianza(エル・ビンクロ/ラ・マンチャ・クリアンサ)
クリアンサなのでそろそろ飲み頃だと思ってあけると、表面は軽くサラサラなのに、中からザラザラとした収斂性のあるタンニンがあり、口の中に残る。もしかするともっと早くに飲み頃がきていて、その時ならエキスが強く、全体的に重みがありタンニンも気にならなかったのかも。今飲むと、アタックは柔らかくボルドー右岸のような滑らからプルーン系果実が第一印象なのに、すぐに横からタンニンが姿をあらわして口出しする感じ。73点。ウメムラで2288円 (2023/8/1)。

8月13日

Cranswick Sarus 2019/Barossa Valley(クランスウィック・サリュス/バロッサ・ヴァリ)
オーストラリアシラーズのど真ん中。よく熟した果実で開きまくり。なかでも印象的な味はざくろ。苦味、渋み、甘みが4:4:2という感じ。フルボディーでキャラメルのニュアンスも少しある。76点。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/8/1)。単品価格は3080円。

8月11日

Prince Alexandre Brut/Cremant de Loire(プランス・アレクサンドル・ブリュット/クレマン・ドゥ・ロワール)
酸味はやや控えめで、苦味がしっかり。でも粒子が丸いので苦味もおいしい。なによりいいのは、梨のような甘さがあること。カバばかり飲んでいるのでほんのり甘みのある泡が嬉しい。シャンパーニュとの違いで言えばふっくらとした立体感と複雑みがやや足りないけれど、廉価シャンパーニュとの質的な違いはほとんどない。77点。京橋ワインのスパークリング6本セット5478円(2023/7/30)。単品価格は2838円!廉価シャンパーニュより高い!!!

8月8日

les Volets Pinot Noir 2021/Haute Vallee de L’Aude(レ・ヴォレ・ピノ・ノワール/オート・ヴァレ・ドゥ・ロード)
ブルゴーニュ再現率が高いピノ。色はACブルよりやや濃いけれど、味はほとんどそのままブルゴーニュ。余韻がなくあっさりしているのでその点が物足りない。福袋の1本なのでどこ産か知らずに飲み、ラベルの感じからオージーかな?それにしてはインパクトが薄い、なんて勝手に思っていました。オードと言われたら飲み口あっさりにも納得。74点。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/8/1)。単品価格は1980円。

8月5日

Gryphon 2019/Penley Estate/Koonawarra(グリフォン/ペンリー・エステイト/クーナワラ)
ペンリー・エステイトの1本。メルロ、カベソ、カベルネフランというボルドーセパージュ。だけど味はオーストラリアで熟々の果実味満載。バナナとかメロンの果実がバンバン。チョコレートやピアノの香りも。濃く、しかも複雑な味わいだけど味の要素が団子にならず、よく開いている。苦味や渋みもあるけど丸く柔らかく、果実味の甘さ一辺倒になることを上手に防いでいる。この値段なら銀賞。80点。Cave de Naotakaで半額セール1375円(2023/7/18)。

8月3日

Marquise Des Roches Brut/Vin Mousseux(マルキーズ・デ・ロッシュ・ブリュット/ヴァン・ムス)
量は少ないながらシャンパーニュみたいにキラキラ立ち上る泡があり、マスカットの香りが印象的。カバにしては個性的だなと思いラベルをみると、フランスのスパークリングでした。甘さもあるけどドギツイ感じで、そこがシャンパーニュとの決定的な違いです。71点。ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1980円。

8月1日

Zardoz 2020/Indomita(ザルドス/インドミタ)
持ってびっくり!1099グラム(中身カラで)。今までで最も重いボトルかも。カベルネらしい苦渋いワイン。でも外向的なので飲める。格付けまではいかないけれど、その次クラスのワインという趣。フルボディー。甘さはそれほどでもないけれど、印象としては砂糖いりのビターコーヒー。2000円台前半なら「買い」。76点。Cave de Naotakaで2626円(2023/7/16)。

7月29日

Sierra Salinas/Cava(シエラ・サリナス/カバ)
白い花の香り。金属っぽさが鋭くないのは好印象。カバなのでほかの点はいつもの味。喉にくる苦味とレモンの酸味、そしてグレープフルーツの皮の苦味。苦味やや多め。74点。ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1290円。

7月28日

Son of Titan 2021/Penley Estate/Coonawarra(サン・オヴ・タイタン/ペンリー・エステイト/クーナワラ)
ピアノのニスとかローヌの味わい。だけど立体感がなく、べたーっとした感じ。期待していたので、少しがっかり。長年親しんだオーストラリアのシラーズのイメージ(たとえばトルブレックは熟々のフルーツ爆弾)とずいぶん違う。あえてそれらと差別化するために北ローヌっぽい作りにしたのかな?Cave de Naotakaで半額セール1375円(2023/7/18)。72点。

7月26日

Olivier Martin Brut/Baroville/Champagne(オリヴィエ・マルタン・ブリュット/バロヴィル/シャンパーニュ)
綿菓子の香り。特別な個性はないけれど、バランスが良く好感がもてるシャンパーニュ。逆にいうとキレもコクもあり、酸味、苦味、甘みがそれぞれ主張しながら、お互いを高め合う関係になっている。しっかりしていながら軽やかさもあり、猛暑の日にはありがたい。82点。セラー専科で3本セット(このほかに赤2本)5940円(2023/4/15)。

7月24日

Weid Pinot Noir 2017/Lucien Albrecht/Alsace(ウエイド・ピノ・ノワール/リュシアン・アルブレヒト/アルザス)
アルザスのピノ。閉じているようで、味も香りもこもった印象。酸はボヤっとした苦味に蓋をされているみたい。その蓋の内側で結構あばれている。確かにピノの味で、だんだん強くなる酸は若いブルゴーニュを思わせる。果実味もある。でも、いろんな要素が全体的にゆるい。73点。ウメムラで5本16500円の福袋(2023/7/1)。単品価格は4840円。

7月22日

Al Vent Seleccion/Cava(アル・ベント・セレッション/カバ)
舌の奥や喉にグっとくる苦味はいつもながら。だけど最近飲んだカバの中では香りや果実味などの主張がやや弱め。これだけ飲めば、食前酒として十分満足できる。72点。ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1978円。カバにしては結構なお値段だし、内容を考えると明らかに高すぎなので-2点で70点。

7月21日

Prieure Saint Hippolyte 2019/Languedoc(プリュレ・サン・イポリト/ラングドック)
ラベルの感じからACボルドーかと思って飲むと、厚い果実の層。そう、典型的な青系黒系果実からつくられたジャム味で、クローヴ、胡椒、ショウガなどのスパイスが効いている。エキスたっぷりだけど、ヴォリュームはミディアムなので、夏の暑い盛りに飲んでも大丈夫。とはいえ冷房の効いていないところではさすがに飲めませんが。79点。京橋ワインで「フランスワインセット9本」9878円(2023/2/18)。単品価格は1738円。おまけで銀賞!

7月18日

Rojinon/Cava(ロヒニョン/カバ)
この前飲んだのと同じ味わいの高品質カバ。酸味と苦味がひとつにまとまり、甘さのないのがカバの特徴かも。それでビールを飲んでいる気分に近いのかもしれない。果実味がないわけではなく、グレープフルーツとレモンのニュアンスがたっぷり。苦味がじわーっとくる。77点。 ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1978円。カバにしては結構なお値段ですね

7月17日

Talley Pinot Noir 2017/Arroyo Grande Valley(タリー・ピノ・ノワール/アロヨ・グランド・ヴァリ)
バナナやメロンの香りのするピノ。酸っぱい干しあんずやココナツのニュアンスも。ピノらしい味だけど、口に含むヴォリュームが結構ある。ニュージーランドかオーストラリア?と、ここでいつものようにラベルを読むと、なんとカリフォルニア。いつものようにハズレでした。はちみつの香りもあるし、結構複雑。果実味たっぷりで、苦味も酸味もきついのに、淡い甘さにコーティングされているみたいで、全体的な印象は柔らかい。これはブルゴーニュに出せない味。82点。ウメムラで5本16500円の福袋(2023/7/1)。単品価格は5775円。

7月15日

Talusson 2020/Aude(タリュソン/オード)
落ち着いた味わい。南仏ワインばかり飲んでるのもあって、いつもの黒系果実の味。ドクダミっぽい香りがあるのが特徴だけど、嫌な感じではない。まったりとした口当たり。少し冷やして飲むと引き締まって味の集中力がでる。加賀美さんから。74点。

7月14日

Aula Brut/Cava(アウラ・ブリュット/カバ)
キーンとした金属館。カバの季節到来!という感じです。グレープフルーツの苦味とレモンの酸味など、果実味もたっぷり。重さもあり飲みごたえ十分。カバにシャンパーニュらしさを求めると盛り下がるけれど、ビールと思って飲めばものすごくおいしい。というか、この銘柄はカバのなかでも質が高いと思う。77点。ヴェリタスでスパークリング6本セット5494円(2023/6/25)。単品価格は1390円。

7月12日

Pierre de Bry Brut/Fontette/Champagne(ピエール・ドゥ・ブリ・ブリュット/フォンテット/シャンパーニュ)
余韻として残るほんのりとした上品な甘さが、シャンパーニュを他のスパークリングと分ける最大の違いだと思うけれど、その特徴が最大限にあらわれている。もちろん味の複雑さやふくらみ、泡の柔らかさなどシャンパーニュならではの他の特徴もばっちり。5日くらいかけてゆっくり飲んだので最後はスティルワインみたいになったけれど、ラム酒の効いたおいしいケーキみたいな香りがあり、白ワインとしてグランクリュレベルみたいだった。82点。ウメムラで4本11000円の福袋(2023/4/1)。単品価格は5445円。

7月9日

Fontaine 2018/Dominique Portet/Yarra Valley(フォンテイン/ドミニク・ポルテ/ヤラ・ヴァリ)
タンニンの角が丸く、飲みやすいカベルネ。チョコレートとオレンジを合わせた香りにヴォトカのようなアルコール臭。ボルドーとは明らかに違う作りながら、軽めのフルボディーなので新世界とも違う。ラベルをよくみるとオーストラリア。なるほど。カベソだけで他の品種は入っていないのでしょうか?ボルドーでカベソ単一品種作ったらどんな感じになるのかな、と思いました。78点。ウメムラで5本16500円の福袋。単品価格は3520円。

7月7日

Chateau Corbin 2013/St. Emilion Grand Cru Classe(シャトー・コルバン/サンテミリオン・グランクリュクラッセ)
なめし革や下草、湿った土、タバコ、リコリス、クローブ、西洋杉やスカンポなど、香り天国。香りの複雑さだけで満足させてくれるのは、さすがボルドーグランヴァン。しかも口に含むとちょうど飲み頃。重さはミディアムのど真ん中。オレンジみたいな味もするので、鴨肉料理に合いそう。2013年はいわゆるハズレ年なので、手に入れてから開けどきをずっと迷っていました。10年経ったので今年なら大丈夫と勝手に判断して抜栓。大正解。ワインを飲む際に一番重要なのはやなり飲み頃。少し集中力に欠けるところがあるけれど、おまけで金賞。91点。
うきうきワインの玉手箱で赤10本16500円の福袋。単品価格は4202円。これはお買い得!

7月6日

Gaston Cheq Brut/Meurville/Champagne(ガストン・シェク・ブリュット/ムルヴィル/シャンパーニュ)
淡いオレンジ色系のシャンパーニュ。味や香りはおとなしめ。だけど柔らかい立体感はしっかりあるのでシャンパーニュのゴージャスさを楽しめる。味は優しい酸味が中心で、甘さは香りにだけ感じられる。今回は2500円+税で買えたけれど、将来は?軍備なんて無駄なものに税金を使うことで「日本売り」をする風潮はいいかげんに終わってほしい。80点。うきうきワインの玉手箱の福袋シャンパーニュ4本11000円(2023/6/1)。単品価格は3938円。

7月4日

Trentacoste 2021/Passito Rosso Terre di Chieti(トレンタコステ/パッスィト・ロッソ・テーレ・ディ・キエーティ)
これも南仏ブレンドの味。ローヌかラングドックか迷うところ。ジャム系の果実の甘味があるのでグルナッシュ優勢か、と思ったところでラベルをよくみると明らかにイタリアの名前。調べてみるとモンテプルチアーノ90%、メルロ10%とのこと。いやー、ワインの産地を当てるのは難しい。でもこのワインはおすすめではあるけれど、ルカ・マローニ98点というのはあげすぎ(基準値は85点なのだろうか?)。76点。京橋ワインで「これぞ極旨赤ワインセット6本」6578円(2023/5/25)。単品価格は2178円。

7月1日

Auzias 2021/Montagne Noire/Cite de Carcassonne(オズィアス/モンターニュ・ノワール/シテ・ドゥ・カルカソンヌ)
梅のような酸味がおいしいワイン。ヴォリュームはミディアムながらエキス分が多く、口の中に苦味や酸味が広がる。甘さ控えめ、黒や青系果実多め。ということで余韻たっぷりなのにキレがいい。若いのに丸く飲み頃なのも好印象。75点。京橋ワインで「これぞ極旨赤ワインセット6本」6578円(2023/5/25)。単品価格は1628円。


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