ワインに手を出した
        

ワインに目覚めて26年。

おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。

自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。

 

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今までの金賞ワインたち

評価の一応の目安は、
GOLD・・・探してでも買うべし SILVER・・・売ってたら買うべし BRONZE・・・お金があったら買うべし
NOTE・・・飲みたい日なら買うべし  SKELTON・・・買うべからず



2024年のワイン

2024年6月のワイン

2024年5月のワイン

2024年4月のワイン


6月30日

L’Heritage Des Terrasses 2014/Cotes du Roussillon Villages(レリタージュ・デ・テラス/コート・デュ・ルスィオン・ヴィラージュ)
お気に入りのワイン。プルーンの苦味とバナナのような酸味。ヴォリュームはたっぷり。「果実味に振れたボルドー」という印象。ということで、このボトルもおいしいです。酸味が酸化する寸前(?)でギリギリ型を保っているけれど、2014年産の飲み頃はもうすぐ終わるのかも。終わってもその後は古酒として別の魅力をみせてくれるかもしれない。80点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は3465円。

6月28日

Ciu Ciu Organic 2021/Piceno(チウ・チウ・オーガニック/ピチェノ)
モンテプルチアーノとサンジョヴェーゼ。果実味たっぷりでローヌみたいな味。甘みは背景に退いて、苦味と渋みが半々、酸味が全体をまとめている。飲み頃には少し早いけれど、しっかりした中身があるミディアムボディーで、飲みごたえがある。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は不明。

6月26日

Elli Pinotage 2020/Babylon’s Peak(エリ・ピノタージュ/バビロンズ・ピーク)
飲んだことのあるワイン。ピノタージュなので人当たりがよく、特に一口、舌の先に触れる瞬間までは香り、味、舌触りすべて含めてかなり好印象。しっかり味わうと赤い果実味が核にあり、その周りにコーヒーやプルーンの苦味や、ラズベリーの甘さがある。よくも悪くもピノタージュの教科書みたい。普段飲むにはとてもいいけれど、無難で記憶に残りにくいことも確か。73点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は1190円。

6月25日

Aula/Cava(アウラ/カバ)
ワンランク上のカバ。きめの細かさはいつもながらで大粒だけど、苦味だけじゃなく、レモン味と、カバにはめずらしいほんのりした甘みがあり、さらに軽やか。シャンパーニュと味の傾向は違うけれど、質の高いカバとして覚えておきたい銘柄。77点。ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1390円。

6月23日

Barolo 2018/Garabel(バローロ/ガラベル)
酸味が印象的なワイン。2018年産なので6年しか経ってないけど、エッヂが少しオレンジ色がかっている。イカれたとまでは言わないけど、熟成の頂点を超えたあとの雑味のある酸味。だけど収斂性もある。というわけで、若いのに年寄りっぽい、でもこなれてないところもあるワイン。「ちょっと古めのバローロです」と言われて飲めば「なるほど」と喜んで飲んだと思います。74点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は3300円。

6月21日

Duche D’Uzes 2021/Famille Montescaud(デュシュ・デュズ/ファミーユ・モンテスコ)
ローヌの南西、コスティエル・ドゥ・ニムの北西で、2013年にできたAOC。シラーとグルナッシュが半々なのでローヌ味。色は濃いけど、しっかりしながらも過剰感がなく、形が整っており目元ぱっちりなワイン。裏ラベルをみるとアカシアいり。なるほど。でもお化粧と考えると、いきすぎなければアリじゃないでしょうか。キレはいいけど、酸味もしっかりで、なかなかなワインです。76点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1958円。

6月19日

Sangiovese 2022/Milani/Puglia(サンジョヴェーゼ/ミラーニ/プリア)
ラベルをみるとサンジョヴェーゼだけど、プリアだし人懐っこくて甘みの強い酸味があるのでプリミティーヴォかと思った。というわけで糖分高めだけど、背景には苦味もある。重すぎることも軽すぎることもなく、タンニンの角はまるい。そして軽い。いわるゆ「飲みやすい」ワイン。ただサンジョヴェーゼといわれると違和感がある。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1078円。

6月18日

Selosse-Pajon Sacre Blanc/Avize/Champagne(セロス・パジョン・サクル・ブラン/アヴィズ/シャンパーニュ)
アヴィズのグランクリュ。軽やかでありながら、レモンやみかんを思わせる酸味がしっかり。モルトの香りもする。そして全体的にとても上品な甘み。明らかにワンランク上(死語)のシャンパーニュ。飲み終わる頃にセロスという名前がついていることに気づき、調べてみるとジャック・セロス当主の甥とのことで、畑も近くとのこと(ワインで「畑が近い」というのは必ずしも品質保証にならないけど)。そうした能書なしに、かなり質の高いシャンパーニュ。まだ未経験の方は値段が高くならないうちにお試しあれ。85点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は7590円。

6月17日

Lucien Albrecht Pinot Noir 2020/Alsace(リュシアン・アルブレヒト・ピノ・ノワール/アルザス)
細長いアルザスタイプ(?)のボトルで、透明。色はピノと思えない濃さ。いや、最近はこれが標準かも。飲みやすいワイン。ピノとしてはローヌ?と疑うほどエキスの抽出が多め。やさしい酸味と果実由来の甘みがあるので、ぎりぎりピノとわかるかも。とはいえ、ブラインドで飲めば「品種不詳のおいしいワイン」とメモしそう。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は3520円。

6月14日

The Master Selection Pinotage 2021/Paarl(ザ・マスターセレクション・ピノタージュ/パール)
ローヌのような果実の厚みがあるけれど、深みや複雑さはそれほどでもないので、軽い気分で飲める。少しコーヒーのニュアンスもある。肉料理全般に合いそう。苦味は丸く、酸味は柔らかく、そして少し甘みもあるという構成。面白みはないけれど、飲み会などのシチュエーションで出されたら歓迎されると思います。72点。ヴェリタスのフルボディー辛口6本セット5830円(24/6/5)。単品価格は898円。

6月13日

Rojinon/Cava(ロヒニョン/カバ)
暑くなってきたので、カバの季節がやってきました。アペリティフに毎日2杯ずつ。大粒ながらしっかりとした泡立ち。酸味と苦味、特にグレープフルーツの皮みたいな苦味が強く、くわえて焦げたニュアンス。甘さがないので後味すっきり。73点。 ヴェリタスの辛口スパークリング6本セット4943円(24/6/8)。単品価格は1978円。

6月11日

Dangin-Fays/Celles-sur-Ource/Champagne(ダンジャン・ファイ/セル・スュル・ウルス/シャンパーニュ)
黒ぶどう多めな色のシャンパーニュ。酸味が強めだけどシャンパーニュなので柔らかく、苦味も同じくらいあるので、全体としてはバランスが取れている。いや、それぞれの味が強く主張しているのでバランスは取れていないけど、ほんのりほんの少しある甘みが全体をまとめているといった方がいいかも。もちろん膨らみもあり、中堅どころのシャンパーニュとして文句なし。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は6270円。

6月10日

Plaines Sauvages 2022/Alicante Bouschet/Pays D’0c(プレヌ・ソヴァージュ/アリカント・ブシェ/ペイ・ドック)
フランス産。ラベルをみなければガルナチャで芳香剤の香りたっぷりめのスペインと答えたと思う。調べてみると(大意)、ブシェさんがグルナッシュを他の品種とかけ合わせて作ったのがアリカント・ブシェとのことです。これがペイ・ドックというのはかなり驚き。でも、人懐っこくて、どんどん飲める。ワインは作りと品種のかけあわせなので、無限大の可能性があることをあらためて気づかせてくれました。75点。
※翌日飲んでもスペインワインとしてか思えませんでした。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/6/1)。単品価格は3980円。

6月8日

Chateau Le Menivieu 2006/Haut-Medoc(シャトー・ル・メニヴュ/オ・メドック)
2006年産と思えないほどの現役感。オ・メドックは有名無名とわず15年くらい軽く熟成能力があるということを今更ながら知りました。タンニンはもちろん丸く落ち着いており、とても穏やか。厚みはしっかり感じられ、オ・メドックらしい革の香りが基本で、果実の味が溶け込んでいる。77点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は1420円。

6月5日

Don Florencio/Spain(ドン・フロレンシア/スペイン)
甘みも酸味もそれぞれ主張している甘酸っぱい果実味。ミディアムボディーで、エキス強め。味の変化はなくやや平板。でも、それを補ってあまりある味のバランスのよさ。酸味が強く梅っぽさが出ており、ほかの要素もそこそこあるのが成功の秘訣かも。飲み終わって最後に裏ラベルをみてスペイン産と気づく。イタリア産と思って飲んでました。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は不明。

6月3日

Coste Siciliane 2020/Nero D’Avola Sicilia(コステ・シチリアーネ/ネロ・ダーヴォラ・シチリア)
何回か飲んだことがあるワイン。ラベルはいかにも安ワインだけど、中身は好みの味。甘渋系で苦味少なめ。甘さははっきりあるけれど過剰ではない。角の丸い酸味が甘みに負けないほどあり、このバランスが絶妙。飲みごたえ十分だけど、アルコールはいまどき珍しい12.5%。自然派ワインだけど、珍しくおすすめです。77点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/5/26)。単品価格は1518円。

6月1日

Chateau Tour Fonrazade 2010/Saint-Emilion(シャトー・トウール・フォンラザード/サンテミリオン)
(たぶん)無名のボルドー村名ワイン(優良年)がほどほど年月経つとどうなるかを雄弁に物語っている。全体的にオレンジ色。通奏低音としてあるのが革のニュアンス。そのうえに果実、たばこの煙、力強いけれど角の丸いタンニンの苦味。ワインが若い時に買ったらすぐ飲んでしまい、このような熟成した味わいには出会えなかっただろう。ボルドーは熟成してナンボというけど、まさにその好例。78点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/4/2)。単品価格は3960円。

5月30日

Combe Grasse 2021/Pays D’Oc(コンブ・グラス/ペイ・ドック)
ペイドックのシラー。濃い果実味と青い葉の苦味のブレンド。シラーらしいシラー。キレがいいので飲後感は意外にすっきり。角の丸い果実由来の酸味がよく効いており、まるでヴィオニエがブレンドされているかのよう。深みはないし、やや単調だけど、ボトル半分くらいならすぐになくなる。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1628円。

5月28日

Cranswick 2018/South Australia(クランズウィック/サウス・オーストラリア)
赤い味の種を炒ったような苦味がカベソらしい。でも熟した果実の甘みが全体にあるので、全然苦くない。このワインの場合、品種より産地をより多く反映している気がする。ほどほどの重みで粒子は丸く、スルスル飲める。親しみやすく、中身がしっかりしたカベソを飲みたい時の選択肢。79点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は2420円。

5月25日

Los Calos Uno(ロス・カロス・ウノ)
横浜で高校のクラス会。飲み放題メニュの白と赤。どちらもスペインの紙パックワイン。だけどちゃんとコクがあり、浅さもそれほど感じず、シチュエーション的にはよいワインだと思いました。70点。rokucafeで3時間8品飲み放題付5000円のコース。

5月24日

Jean Rivier 2011/Mendoza(ジャン・リヴィエ/メンドーザ)
アルゼンチンのカベソ100%。お初の作り手。13年経つのでエッヂはオレンジ化しているけれど、ちょうど飲み頃。若い頃はパワフルで渋かっただろうと想像するけど、トゲトゲ要素がすべて丸くなっており、カベソの赤い味の甘さすらある。フルボディー。柔らかいので押し付けがましさが全くない。後味に苦味があるけど、とても心地よい。値段はわからないけど、見つけたらまた買いたい。紀村さんからのいただきもの。82点。

5月23日

Susumaniello 2021/Salento/ Boccanntino(ススマニエッロ/サレント/ボッカテイオ)
セットにはいっているので、飲むのは3回目か4回目。甘さが強い。ドゥミ・セックといわれても驚かない。黒系果実の苦味や酸味もあるけど、甘口カレーみたいに無力化されている。一本通して飲むと、口のなかが甘ったるくなる。デザートワインとしてもいけるかも。74点。Cave de Naotakaで赤鬼ワインセット第10弾(2023/11/2)。10本セット13990円。

5月21日

Fitous Vieilles Vignes 2017/Domaine Jones(フィトゥ・ヴィエイユ・ヴィーニュ/ドメーヌ・ジョーンズ)
30年近くいろいろなワインを飲んできたけど、ワインの良し悪しの基準がようやくわかった。質の高いワインは粒子が細かく丸い。以上。このワインの味はフィトゥだけあって田舎くさい。スパイシーで渋くて苦くて黒系や赤系の果実のもたっぷり。アルコールは14.5%で奈良漬の香りがする。グラスの底には澱がたっぷり。だけどスルスル飲めるのでなんでかなあと考えたら、口当たりがまろやか、柔らか。7年経て落ち着いてきたというのもあるだろうけど、いまもストロング。なのに飲みやすいのは粒子が細かく丸いから。もういっぱい、もう一杯と飲みたくなるワイン。80点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/5/15)。単品価格は3300円。

5月17日
豊川さん、青谷さんと神保町のAligotで飲み会。

Jean Archambaud/Vin Mousseux(ジャン・アルシャンボ/ヴァン・ムス)

Les Schistes Reserve 2021/Jean-Claude Mas/Pays D’0c(レ・シスト・レゼルヴ/ジャンクロード・マス/ペイ・ドック)

Chateau Pineraie 2020/Cahors(シャトー・ピヌレ/カオール)
穴場のビストロ。どれも食べたくなる魅力的なメニュー。しかも安い。話がはずんでワインのことはあまり覚えていませんが、まずは泡で乾杯。ブランドブランのヴァン・ムス(約3000円)だけど、そうした能書きはほとんど意味なく、値段なりの軽い味わいのスパークリング70点。豊川さんが濃いワインを飲みたいとのことで次に選んだのはペイドックのシラー/ヴィオニエ(約4500円)。最近のシラーは若くてもイガイガしたところがなく、すいすい飲めます。果実味もしっかり。74点。仕上げはカオール(約6000円)。黒ワインというほど濃い色ではなかったけれど、シラーのあとでもしっかりした存在感。

Colle Massari 2015/Montecucco(コレ・マッサリ/モンテクッコ)

Cantina di Solopaca 2022/Rosso Benevento(カンティーナ・ディ・ソロパカ/ロッソ・ベネヴェント)

2次会で近くのイタリア料理店(店名不明)。9年前のワインが4000円しなかったような記憶。熟成感はないけれど、ほどよく落ち着いてよかったです。次のワインは全く記憶なし。
翌日は盛岡出張(備忘録)。

5月15日

Auzias 2018/Cabardes Paretlongue(オズィアス/カバルデス・パレトロング)
似たような産地、味のワインが続きます。特に下のワインと味も香りもヴォリュームも、ほぼ同じ。だけどこちらのほうが洗練されており、肉付きがよく、ほどよい重さがある。同一ドメーヌの格上ワインといってもおかしくない。イガイガやトゲトゲがストレートにくることはなく、とても滑らか。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1958円。

5月14日

Jeanne Delapine 2022/Pays D’0c(ジャンヌ・デラピヌ/ペイ・ドック)
いうまでもなく、濃い紫。柔らかいイガイガ感が心地よいペイ・ドック。収穫からまだ一年半なのに、タンニンがまるいからか、トゲトゲしておらず、普通に飲めるのがすごい。濃いけどキレがいい。72点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1628円。

5月12日

Gran Maestro 2021/Primitivo di Manduria(グラン・マエストロ/プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア)
ブラックコーヒーの香り。口に含むと香りからは想像できないほどの甘さ。プリミテイーヴォ種はそういうものだけど、それにしても甘過ぎ。肯定的にいえば香りと味のギャップをたのしめる。とはいえ、渋みは隠れちゃってるけれど苦味がそこそこあるので飲み続けられる。それでも甘い。この品種は甘酸っぱさがとりえなのに、酸味が相対的に少ないのが欠点。ウメムラで2120円(2024/5/1)。

5月10日

Resso 2022/Catalunya(レッソ/カタルーニャ)
ガルナチャのスペインワイン。と書けば、あとはわかりますね。というワイン。苦味と渋みが半々くらいの濃厚な果実に醤油をかけたような味。人工的なところがなく、粒子もそこそこ粒揃いで悪くない。でも、一人で一本飲むと飽きます。73点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。

5月8日

Larapinta 2020/Lake Front(ララピンタ/レイク・フロント)
オーストラリアのシラーズだけあって、甘さがはっきり。ザクロのようなイガイガっぽさもあり、シラーズと知らずに飲んでもシラーと同じだということを思い出させてくれます。14.5%という立派なアルコール度数。なんだけど、あまりに滑らかすぎ、立体感もないので、軽いワインにも思えるのが不思議なところ。しこたま酔った際に、最後の一杯として飲めば存在感があり、記憶に残ると思います。って褒めてるんだか. . .71点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。

5月6日

Domaine Les Grands Bois Maximilien 2016/Cairanne(ドメーヌ・レ・グラン・ボワ・マキシミリアン/ケランヌ)
グルナッシュ、シラーとムールヴェドル。苦味、そして少し遅れて濃い果実味が感じられる古典的な南ローヌ味。舌を刺すような胡椒のスパイシーさや、煎じたような葉の濃いニュアンスもあり、口の中が痛くなるだけでなく、鼻にもくる。2016年産なのでたぶん十分開いているのだろうけど、何もかもが濃い(アルコール15%)ので、ちょっとついていけない感じ。澱もたっぷり。こういうワインこそ20年超えたらどうなるのか知りたい。75点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/5/1)。単品価格は2750円。

5月5日

Nicolas Feuillatte Blanc de Blancs 2017/Chouilly/Champagne(ニコラ・フイヤット・ブラン・ドゥ・ブラン/シュイィ/シャンパーニュ)
レモンの香るシャンパーニュ。でも甘味が強めなので酸味はほどほどに感じられる。もちろんしっかりブリュット。大手メーカーらしくバランスがばっちりで安心して飲める。その枠を前提としたうえで、甘味がやや強調されているという意味です。78点。うきうきワインの玉手箱のシャンパーニュ3本セット11000円(2023/1/1)。単品価格は7984円←これは高すぎ。評価額としては、せいぜい6000円まででしょう

5月3日

Just Malbec 2022/Mendoza(ジャスト・マルベック/メンドーザ)
梅の甘酸っぱさ。ザクロのような苦味のある甘さ、そして若さくる力強さをあじわえる。味の複雑さとヴォリュームの強さがまっちしているという意味でバランスもいい。なので普段飲み用として文句はないし、リピートありの良質ワインだけど、なぜか人工的な明るさ(中華料理での味の素っぽさ)がある。さてはとおもって裏ラベルを見るとアカシア入りでした。今年の3月1日にも飲みました。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1518円。

5月1日

La Closerie Saint-Vincent 2022/Bordeaux(ラ・クロスリ・サン・ヴァンサン/ボルドー)
おそらくメルロベースでとてもなめらか。裏ラベルをみると本拠地は北部のサントーバン・ドゥ・ブライエでした。ACボルドーは3年くらいで最初の飲み頃がくると経験的に思っていたけれど、これは収穫からわずか1年半で飲み頃。最近は若飲み用に作られているのでしょうね。プルーンやぶどうの果実のニュアンス。といっても甘さがあまり感じられないのはボルドーならでは。苦味と柔らかい渋みが中心でかすかに甘さがあるという作り。バランスがよく考えられています。74点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。2017年ヴィンテージは1500円くらいでした。

4月28日

Avni Pinot Noir 2018/Eola Amity Hills/Willamette Valley(アヴニ・ピノ・ノワール/エオラ・アミティ・ヒルズ/ウィラメット・ヴァリ)
ピノとは思えないような深く暗いルビー色。底には澱がたっぷり。口に含むと確かにピノ。でも酸味より渋みや苦味が強い。香りはあまり開いていない。裏ラベルに「アヴニとは石という意味で、この渓谷の特徴は土と岩からでるミネラルの香り」とあります。味はいいけど、香りがこれでは楽しみが半分失われた気分。5000円を超えるワインとしては正直のところ残念。75点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は5148円。

4月26日

Terre Pietraia/Vino Rosso(テッレ・ピエトライア/ヴィノ・ロッソ)
果実味もあるけど、隙間にいらない詰め物がはいっているかのようで、味が荒くて曖昧。格付け的にはただのVinoだけあってものすごく平板。でも酸味のアクセントがあるので、立食パーティーで出されたらお代わりをすると思います。下のワインのダウングレード。飲む順番を間違えました。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1188円。
と思ったらこちらのほうがわずかに値段が高い。NVだし、格下だし、なんで?

4月23日

Sangiovese 2022/Puglia/Milani (サンジョヴェーゼ/プリア/ミラニ)
ラズベリーの香りが漂い、青い果実の甘酸っぱい味でいっぱいの標準的なサンジョヴェーゼ。若々しく、よく開いており、うまくまとまっている。ボジョレだと軽いし、同価格帯の若いブルゴーニュだと酸っぱすぎるという難点があるけど、これは普段飲みとして文句なし。複雑さや深み、立体感、味の変化を求めるのはないものねだり。73点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は1078円。コスパいいです

4月20日

L’Heritage des Terrasses 2014/Cotes du Roussillon Villages(レリタージュ・デ・テラス/コート・デュ・ルシオン・ヴィラージュ)
ボルドーみたいなしっりした構造の上に青や黒系の果実味がひろがり、さらにバナナのような酸味が加わる。味に見合ったヴォリュームで、ボルドーとローヌの両方の良いところを楽しめる。個人的に好きな味のタイプです。ゴビーのムンタダによく似ている。10年たってちょうど飲み頃というのもプラスに働いています。82点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は3465円。

4月18日

Heritage Saint-Roch 2021/Pays D’0c(エリタージュ・サンロック/ペイ・ドック)
品種と地域特性の両方を兼ね備えたワイン。安いフランスのピノは薄くて押し出しの薄い印象がある。これはそうした先入観をいい意味で裏切る。色は濃く、タンニンこそ控えめだけどエキス分は強く、ローヌっぽい黒胡椒やスパイシーな味わいがある。その一方でラズベリーのような赤い果実味がはっきりと感じられる。これで複雑みや立体感があれば面白いワインだけど、残念ながら味もヴォリュームも平板でした。72点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月17日

Chateau Corin Merlot 2021/Suhindol(シャトー・コリン/スヒンドル)
ブルガリアの赤。チェリー、プラムとラズベリーの優しいアロマが香る。タンニンはほどほどで樽の香りも…というのは裏ラベルの説明。メルロだけどローヌっぽい雰囲気だと感じたのであながち嘘ではないけれど、ものはいいようだなとも思います。4年ぶりにひらかれた職場の親和会で。70点。

4月15日

Cuvee Prestigieux 2022/Cotes du Rhone(キュヴェ・プレスティジウ/コート・デュ・ローヌ)
2022年産のローヌ。びっくりするほどよくこなれていて飲み頃。青系黒系果実がよく溶けていて、黒胡椒とかのスパイスもアクセントになっていてよい。ジャムっぽさもある。いいローヌだなあと思いながら飲みつつ、妻の弟子であるエヴリンがくれたフランスのお土産「タイムのコンフィ」をゴルゴンゾーラにかけたものを食べるとワインが急に軽く薄くなっちゃった。マリアージュは重要だと思った次第です。76点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月13日

Mas Laval Les Pampres 2020/Pays D’Herault(マ・ラヴァル・レ・パンプレ/ペイ・デロ)
よくこなれていて、ほどよい力強さもあり、ちょうど飲み頃。味はローヌ的な青黒系果実と黒胡椒のミックス。そしてここちよいシトラス。ボディーはミディアムなので味が過剰な感じはしない。好みの味です。80点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は2530円。

4月9日

Chateau Pillebart 2021/Bordeaux(シャトー・ピルバール/ボルドー)
若いボルドーなのでどうかなと思いつつあけたら、しっかり早めの飲み頃。考えてみれば2021年といってももう3年前なのであたりまえですが。そういう意味では値段も含めて飲みやすいボルドー。カシス、浅めのプルーンの果実、鉄の味。セパージュの記載はないけどメルロ多めのような気がしました。75点。京橋ワインの「ちょっといい赤ワイン」12本セット12980円(2024/4/8)。単品価格は不明。

4月7日

Babich Syrah 2020/Hawke’s Bay(バビチ・シラー/ホークス・ベイ)
プルーンやチェリーなどの果実に葉の苦味や黒胡椒を加えたような、わかりやすいシラー。チリのシラーをさらに洗練させ、きめ細かい粒子で滑らかにしたような舌触り。そういう意味で少し高級感があるけれど、濃さで攻めたやや単調の味わい。飲み終わる間際にボトルをよくみると、なんとニュージーランド産。飲み慣れてるオーストラリアのシラーズとはずいぶん違うタイプ<いや、NJですから。78点。ウメムラの福袋で5本16500円(2024/4/2)。単品価格は2750円。

4月5日

Bourgogne 2002/Patrick Clerget(ブルゴーニュ/パトリック・クレルジェ)
22年もののACブルゴーニュ(赤)。ゲテモノの予感がするなかコルクを抜くと新しい。02-22と打刻されているので22年2月にリコルクされたものでしょう。グラスに注ぐと一面オレンジで古酒感たっぷり。口に含むと意外に強く(特に酸味)、しっかり生きていました。驚いたのはブルゴーニュならではの赤い実の香りがはっきりあること。時とともに落ち着いて、なめらかに。特別おいしい!というワインではないけれど、2002年が記念の年の方や時の経過を味わいたい方にはおすすめ。76点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/3/1)。単品価格は4180円。

4月3日

Domaine Bonal 2021/Cite de Carcassonne(ドメーヌ・ボナル/シテ・ドゥ・カルカソンヌ)
酸っぱく渋いけど、若々しく力強いワイン。ラズベリーとチェリー味。ブルゴーニュやボルドーのグランヴァンはいいけど、普段飲みとしてはこの味も負けてない。料理を選ばないし、ほどよい余韻があるのもいい。素朴だけど芯がしっかり。78点。加賀美さんからのいただきもの。

4月1日

Chateau Clauzet 2008/Saint-Estephe(シャトー・クロゼ/サンテステフ)
格付け外のワインなので、早めの古酒。でも意外なほど赤い実の果実香がある。腐葉土で包まれたミントや青い葉。そしてアンズのようなドライフルーツ。ウエットでオイリーな口あたり。ブレンドならではの複雑な味と香り。80点。ウメムラの福袋で4本11000円(2024/2/1)。単品価格は2990円。


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